子どもが小学生になるからキッズ携帯を持たせたい…
…と考える親御さんも多いと思います。キッズ携帯は親のスマホが同じキャリアでないと位置検索サービスの検索機能が使えないので格安スマホを使っている方はキッズ携帯を使うことはできません。
そこで、スマートフォンをキッズ携帯の代わりに使うことになります。この記事では格安SIMサービスを使ってスマートフォンをみまもりスマホにする方法と月々の料金について詳しく紹介していきたいと思います。
この記事の目次
親が格安SIMなら「みまもりスマホ」という選択肢
大手キャリア キッズ携帯のデメリット
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアには子ども向けのキッズ携帯があり、12歳以下のお子さんであれば契約できます。
親が大手キャリアの携帯電話を使っておらず格安SIMのスマホを使っていたとしても大手キャリアのキッズ携帯を単独契約することはできますが、位置情報サービスの検索機能を使うことができないなどのデメリットがあります。
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
名称 | キッズケータイ | マモリーノ | キッズフォン 見守りケータイ |
単独契約 | ○ | ○ | キッズフォンは○ |
位置情報サービス | × | × | × |
単独契約のデメリット | ・GPSの位置情報検索機能が使えない ・通話料が有料になってしまう ・LINEなどの無料通話アプリを使えない |
つまり、親が同じキャリアのスマホを契約しないとただの電話機にしかならないということなんですね。キッズ携帯を契約して位置情報サービスを利用したい場合は親も一緒に同じキャリアのスマホを利用する必要があるのです。
また、キャリアのキッズ携帯の場合はアプリを入れることができないのでLINEなど無料通話アプリを使うこともできないので通話料も別途必要となってしまうのでキッズ携帯を単独契約するという使い方はメリットは何一つないのです。
スマホをみまもりスマホにするには
小学生になったばかりのお子さんに持たせるスマホで求める機能はこの3つではないでしょうか。
- 電話機能
- 居場所を検索できる機能
- 使いすぎ防止
これらの機能は格安SIM業者で購入することができるスマートフォンや古くなったiPhoneを利用して格安SIMのサービスを利用することで代用することができます。
電話はデータSIMでLINEを使う
今の時代は家に固定電話を引くことが少なくなったので、共働きをしている親御さんが子どもの連絡手段としてスマホを持たせたいですよね。
学校が終わった後に学童に行っているなら必要性ないかもですが、家で一人で留守番をしている子とかは連絡が付かないと困ることもあるでしょう。
電話機能はキッズ携帯でなくても格安SIMのスマホで普通に使えるのでなんら問題はないですし、むしろ音声通話SIMではなくデータSIMを入れたスマホを準備するのがおすすめです。
音声通話SIMだと誰にでも電話をかけることができてしまい、逆に変な勧誘の電話もかかってきてしまう可能性がありますが、データSIMならそのような電話は一切かかってしません。
連絡はLINEなどの音声通話アプリでお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんとしか通話できないようにできるので、安心安全な電話機を作り上げられるのです。
居場所を検索する機能(位置情報)
小学生になった子は一人でどこかに遊びに行くことも多いので、何かあった時のために子どもの居場所を検索できる位置情報サービスも使いたいですよね。
キッズ携帯でないと位置情報検索サービスを使えないわけではなく、UQ mobileやY!mobile、mineoなら有料で同じようなサービスを使うことができます。
- UQ mobile(家族みまもりパック):月々380円
- Y!mobile(位置ナビ):月々200円
- mineo(ジュニアパック):月々200円
これらの位置情報サービスはキッズ携帯と同じように子どもの居場所を検できます。
無料で位置情報サービスの「Life 360」というアプリもあります。
無料なのに親が位置を検索するだけではなく子ども側から位置情報を発信することもできるので、有料のサービスをわざわざ使う必要もないでしょう。
Life360-子供の見守り
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また、iPhoneであれば標準機能に「iPhoneを探す」という位置情報検索機能があったり、「ファミリー共有」の「位置情報の共有」からお子さんの居場所をいつでも検索すできるのでキッズ携帯を使う必要はありません。
有害サイト・アプリのフィルタリング機能
キッズ携帯はアプリをインストールしたりインターネットを使ったりできないので、変なサイトを見ていないかとか気にする必要はありません。
しかし、スマホを子ども用キッズスマホとして使う場合は、有害サイトにアクセスできないようにするなどフィルタイリングをする必要があります。
UQ mobileは「家族みまもりパック」の中に「Filii」というフィルタリングアプリがあり、mineoも「ジュニアパック」にフィルタリングアプリがあるので位置情報サービスと合わせて使えます。
Y!mobileはソフトバンクのフィルタリング機能を無料で使えます。
- UQ mobile(家族みまもりパック):月々380円
- Y!mobile(位置ナビ):無料
- mineo(ジュニアパック):月々200円
また、その他の格安SIMでもi-フィルターというアプリをスマホにインストールすることでフィルタリング機能を使うことができるようにできます。
i-フィルター
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利用制限をかけて使いすぎ防止
キッズ携帯は電話、メール、位置情報などの基本的な機能しか使うことができませんが、スマホはYouTubeやゲームなどのアプリをインストールできるので子どもが時間を忘れて遊んでしまう可能性があり、スマホ依存症になってしまう恐れすらありますよね。
上記で紹介したアプリにはスマホの使用時間を管理したり、時間の制限をかけることもできるので、ずっとスマホに夢中になってしまうということを防ぐことが可能となっているので安心です。
キッズスマホにおすすめの格安SIM
子ども向けのスマホにおすすめの格安SIMをいくつか紹介したいと思います。基本的に通話機能は必要ないのでデータSIMで契約できる格安SIMを選ぶことになります。
UQ mobile
UQ mobileは通話とデータ通信のスマホプランだけではなくデータ通信専用のプランもあります。
- データ高速プラン(3GB):980円
- 家族みまもりパック:380円
- 合計:1,360円
「家族みまもりパック」を付けることで位置情報サービスとフィルタイリング機能を使うことができるので、スマートフォンをキッズケータイにして子どもに持たすことができます。
mineo(マイネオ)
格安SIMのmineo(マイネオ)のau回線のAプランなら500MBのデータ通信SIMを700円で使うことができます。
- Aプラン シングルタイプ 500MB:700円
- ジュニアパック:200円
- 合計:900円
月々200円のジュニアパックを使うことで位置情報サービスとフィルタイリング機能を使うことができます。
みまもりスマホに適してる格安スマホ
格安SIMのSIMカードを入れてデータ通信をすることができるSIMフリー版のスマートフォンであれば基本的にどんなモデルでもOKですが防水防塵仕様になっているスマホが望ましいです。
子どもがスマホを壊してしまう可能性もあるのであまり高くないスマホを選ぶのがおすすめ。スマホは格安SIMを契約時にセット購入、分割で購入も可能です。
Amazon、楽天、中古のイオシスなどでも価格の安いスマホが販売されてるので、ここから選ぶがいいです。
いくつかおすすめの格安スマホを紹介しますが、基準となるのが子どもが使うので耐久性があって濡れても壊れないスマホを持たせるのがいいでしょう。
- IP68防水防塵
- 耐久性の高い筐体
- 電池持ちが良い
- 価格の安いスマホ
例えば、arrows WeはIP68防水防塵、MIL23規格に対応した耐久性の高いスマホなので子どもスマホとしても適しています。
バッテリーの持ちもいいので2〜3日に1回充電すれば十分使える電池持ちを持っていてストラップの穴もあって、中古なら1万円で買えるので見守りスマホとしてはピッタリなんですよね。
他にもAQUOS wish2、Xperia Ace IIIあたりも安くておすすめのスマホですよ。
できるならキャリアのキッズ携帯がおすすめ
小学生低学年はキャリアを選んだ方がいい
ここまで格安SIMでみまもりスマホを作り上げる方法について書いてきましたが、可能であれば小学生になるお子さんに対しては大手キャリアのキッズ携帯を持たせてあげた方がいいです
というのも、小学生になりたての子どもってスマホをかなり乱暴に扱います。
普通のスマホを持たせると壊れてしまう可能性が非常に高いですが、キッズ携帯は防水防塵、さらに耐衝撃性も高く、画面だらけのスマホよりも壊れて使えなくなる可能性はかなり低いです。
- 端末が小さいので首からぶら下げられる
- 防水防塵で耐久性も高いのでそう簡単に壊れない
- 知らない電話番号からの着信をしない
- バッテリー駆動時間が長い
端末が小さいので首からぶら下げられる
キッズ携帯は2インチから2.8インチのディスプレイを搭載していて本体サイズがとても小さくコンパクトです。なので、首掛けストラップを取り付けて子どもの首にぶら下げて使うことができます。
ポケットに入れておいてもいいのですが、どこに置いてくるか分からないので、気軽に首にぶら下げられることができる小型サイズのキッズ携帯は小学生に持たすにはちょうど良いサイズとなっています。
防水防塵耐衝撃仕様となっている
キッズ携帯は防水防塵に対応しているので水たまりに落としたり、川の中に落ちたとしても壊れることはないです。また、耐衝撃性能も高いので落として壊れてしまうこともほぼ無いので、安心して持たすことができます。
防水に対応しているスマートフォンはありますが、落としてしまうと画面が割れてしまう可能性はかなり高いので、小学低学年の子どもに持たすのはちょっとリスクが高いのではないでしょうか。
知らない番号から着信しない
キッズ携帯は初期設定の段階で電話帳に登録されていない番号から着信を受けない設定になっているので、変な電話からお子さんを守ることができます。
また、登録されていない電話番号に発信されることもないので安心してキッズ携帯を持たすことができます。
バッテリー駆動時間が長い
キッズ携帯はコンパクトなサイズですがバッテリーの持ちが良いです。
公式では300時間〜570時間ほどのバッテリー駆動時間となっており、実際に1〜2週間ほど充電しなくても普通に使うことが可能となっています。
普通のスマートフォンだとなので、気付いたときに充電すればいいのでいざという時に使えないということがほとんどないですし、電源が切れたとしてもその時点の位置情報を親のスマホに通知してくれる機能もあるので安心感が他と違います。
キッズ携帯についてはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてください。
ドコモのキッズ携帯は意外と安い
キャリアのキッズ携帯を使うには親も契約する必要があります。
キャリアの通信料金は高いイメージがありますが家族3人でドコモを使えば思うほど高くないんですよね。
例えば、お父さんを親回線、お母さんを子回線、お子さんのキッズ携帯を子回線にした場合の料金はこうなります。(機種代金は別途。)
- 5Gギガホプレミア:7,315円
- 5Gギガライト(〜1GB):2,178円
- キッズケータイプラン:550円
- イマどこサーチ:220円
- 合計:10,263円
仮に5Gギガホとギガライトの組み合わせはら10,263円です。さらに、ドコモ光で固定回線を引いていれば1,100円の割引で9,162円で使うことができます。
また、ahamoもイマどこサーチが使えるようになったので2回線ともahamoにすると…
- ahamo:2,970円
- ahamo:2,970円
- キッズケータイプラン:550円
- イマどこサーチ:220円
- 合計:6,215円
3回線で6,215円なのでかなり費用を抑えることができます。この価格でドコモのスマホとキッズケータイが使えるならコレでいいのではないでしょうか。
まとめ:格安SIMでもみまもりスマホを使える
親が格安SIMのスマホを使っているとキャリアのキッズ携帯をフル機能で使うことができないので、位置情報アプリやフィルタリングアプリを子どもに持たせるスマホにインストールすることで代用することになります。
基本的に格安SIMのデータSIMがあればみまもりスマホを作り出すことができるので、スマートフォン本体さえ調達することができれば安い金額でみまもりスマホを作り出すことができるでしょう。
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