Android One S6はワイモバイルで買うことができる京セラのスマートフォンで新規・MNPのりかえで21,600円で買うことができる格安スマホです。
少し個性的なデザインのスマホなので好みが分かれそうですが、ちょっと気になったので中古で買ってみました。で、実際に手で持ってみると印象がガラッと変わり21,600円で購入できるなら面白い端末なのかなーって感じです。
ここではAndroid One S6のデザイン・サイズ・スペック・使いやすさのレビューをしています。ワイモバイルに乗り換えで端末選びで迷っている方は参考にしていただけたらと思います!
この記事の目次
Android One S6の特徴・評価
Android One S6は京セラが開発したスマホで5.84インチのディスプレイを搭載していてワイモバイルで新規・MNPのりかえで契約すると21,600円という格安価格で手に入れることができます。
Android OneはGoogleも開発に協力をしている端末に名付けられていて、素のAndroid OSを使えるだけでなく最低1回以上のメジャーアップデート、3年のセキュリティアップデートが保証された端末となっています。
- 5.84インチの液晶ディスプレイを搭載
- 広角 + 超広角のデュアルカメラ仕様となっている
- 背景をぼかすポートレートモードで撮影ができる
- 指紋センサーで画面ロック解除ができる
- 防水防塵・耐衝撃にも強いので安心して使える
- 画面が濡れても操作できるウェットタッチに対応
- おサイフケータイ(Felica)に対応している
ワイモバイルにはLibero S10というさらに低価格なスマホがありますが、おサイフケータイに対応していないなど完璧ではありません。
しかし、Android One S6はFelicaに対応していて電子マネーに対応したクレジットカードを登録してコンビニで支払いをしたり、Suicaを登録して改札を通ることができる完璧なスマホとなっています。
画面 | 5.84インチ液晶ディスプレイ |
---|---|
解像度 | 2,280 × 1,080ピクセル |
CPU | P35/MT6765(オクタコア)2.3GHz + 1.8GHz |
GPU | PowerVR Rogue GE8320 |
メインメモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB(microSDXC/最大512GB) |
リアカメラ | 1600万画素 + 800万(超広角) |
フロントカメラ | 800万画素 |
生体認証 | 指紋センサー |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n/ac |
LTE | 下り最大112.5Mbps / 上り最大37.5Mbps |
Bluetooth | 5.0 |
おサイフケータイ | Felicaに対応 |
防水防塵 | IPX8/IP6X(水深1.5mに30分耐えられる) |
ワンセグ | 非対応 |
バッテリー容量 | 3,050mAh |
OS | Android 10 → 11 |
本体サイズ | 153 x 73 x 8.9mm |
本体重量 | 151g |
リアカメラは1600万画素の広角カメラと800万画素の超広角カメラのデュアルカメラ仕様となっていて、背景をぼかすことができる機能も搭載しているので画質はそんな期待してはいけないけど、そこそこ遊べるカメラとなっています。
また、Android One S6は画面が濡れても操作できるウェットタッチに対応しています。スマホって防水対応が増えましたが水が画面に触れると誤動作したりしますよね。
あれを防ぐことができるし端末価格も高くないので、お風呂の中でためらうことなく使えるのもAndroid One S6の魅力といってもいいかもしれないですね。
ワイモバイルのおすすめスマホのまとめはこちらです。
https://sin-space.com/entry/ymobile-osusumesumaho
端末価格の安い万能スマホ
Android One S6の端末価格は36,000円ですが、新規契約・MNPでのりかえすると21,600円で買うことができます。
- 機種変更:28,800円
- 新規・MNP(他社から):21,600円
- 新規・MNP(ソフトバンクから):36,000円
ワイモバイルを使っていてAndroid One S6に機種変更すると少しだけ高い28,800円となります。ワイモバイルのiPhone 6sと同じ価格帯なのでどっちを選ぶか迷うところでもあります。
ただ、iPhone 6sは2015年9月に発売した5年目を迎える端末でもあります。耐水に対応していないだけでなく、Felicaによる決済もできないので利便性を考慮するならAndroid One S6の方がいいのかも。
筐体デザイン・サイズ
本体カラーは三色から選べる
Android One S6はラベンダーブルー、ホワイト、ブラックの3色から本体カラーを選ぶことができます。
Android One S6は本体カラー関係なしで正面のベゼル部分の色はブラックに統一されているようですね。
ちなみに、今回購入したモデルはラベンダーブルーとなっています。どことなくiPhone 11のパープルに色合いが似ているような気がしないでもない。ブルーだけどね。
筐体のサイズ感と使いやすさ
Android One S6は5.84インチの液晶ディスプレイ(2,280 × 1,080ピクセル)を搭載しています。
かなり特徴的なデザインとなっていて顔認証機能に対応しているわけではないのに画面上部にノッチがあります。
さらに、画面下に太い黒色の顎があります。黒い部分は何のためにあるのか不明ですが、このおかげで3,100mAhという大容量バッテリーを内蔵できたのかもしれません。
本体サイズは153 x 73 x 8.9mmと少し大きめですが、筐体にプラスチック素材を採用していることもあり重量は151gと軽めとなっています。
本体横幅73mmあるので片手での操作は少し難しい感じですが、Androidの片手キーボードに設定することで文字の入力は片手で問題なくすることができる大きさです。
サイドフレームはアルミ、背面パネルはプラスチック素材が採用されています。細かいスレッドが入っているので光の当て方によって光り方が変わるのでチープな感じはしません。
本体右側にサイドボタン(電源)と音量ボタンを搭載しています。
Android One S6は本体上部に3.5mmオーディオジャック、マイク、赤外線センサーを搭載しています。
赤外線センサーを搭載してるスマホって珍しいですが、ケータイ(フィーチャーフォン)から連絡先や写真のデータを赤外線を使って移行するためのモノとなっています。
ケータイからの乗り換えをする人にとっては重宝するモノなのかな。
本体下にUSB-Cポートを搭載していて、左にある小さい穴はマイク、右側の横スリットは内蔵スピーカーです。
USB-C PD充電に対応しているのでUSB-C PD対応の充電アダプタ、ケーブルを使うことで急速充電することが可能となっています。急速充電ってエントリー向けのスマホも当たり前の機能になってきてますね。
ちなみに、どれくらいの電力で充電できているか計測してみたところ8Wくらいで充電できているのが確認できました。
本体左側にSIMカードスロットがあります。
手でカンタンに開けることができる構造となっているので、SIMカードの入れ替えもしやすいですね。
Android One S6のストレージ容量は32GBと少なめですが、microSDカードは512GBの容量まで対応しています。
- FDD-LTE:B1/2/3/4/8/28
- TD-LTE:B41
- W-CDMA:B1/8
価格の安いスマホなので対応バンドは少ないですが、ソフトバンク/ワイモバイル回線は問題なく使うことができます。
ドコモもB1とB3に対応してますがプラチナバンドのB19に対応していないなど郊外に行くと電波が弱くなる可能性があり、Android One S6はVoLTE非対応端末なのでauは使えません。
なので、Android One S6は基本的にワイモバイルで使うための端末と思っていた方がいいでしょう。
背面に指紋センサーを搭載
Android One S6は背面パネルに指紋センサーを搭載していていスマホを手で持つことでカンタンに画面ロック解除することができます。
顔認証には対応していないので指のみで画面ロック解除をすることになりますが、最近はマスク需要が高まっているので顔認証よりも指紋認証に対応していた方が使いやすいのかも。
指紋センサーに登録した指を当てるだけで画面ロック解除されてホーム画面が表示されるので、快適にスマホを使うことができます。ただし、テーブルの上に置いて使う場合は指紋を使えないのでパスコードを入力する必要があります。
ウェットタッチで濡れた画面でも操作できる
Android One S6は画面や手が濡れた状態でも操作できる「ウェットタッチ」に対応しています。ということで、実際に水に濡らして操作してみました。
…
正直、他の耐水のスマホと何が違うのか分からないです(笑)。
水がかかった瞬間は水に反応して誤動作を起こすのは他のスマホも同じです。確かに、画面が濡れた状態でも操作はできますが、反応がイマイチだったりするので操作はできるけど快適かどうかは疑問ですね。
他社のスマホと大差ない…。そんな感じ。
Android One S6のスペック・性能
メインカメラ(広角)の画質
Android One S6は広角(1,600万画素)・超広角(800万画素)のデュアルカメラを搭載しています。カメラのデザインはなかなか個性的な感じですね。
僕は好きですよ。
ちなみに、大きい方のカメラが超広角のサブカメラで隣にある小さいカメラがメインカメラとなっています。ずっと逆だと思ってたけど写真撮影の時の指でカメラを隠してみたら大きいカメラが超広角の方でした。
- リア1:1,600万画素・F/2.0(広角)
- リア2:800万画素(超広角)・F/2.4
- インカメラ:800万画素
Android One S6の広角カメラで公園を撮影してみました。
広角カメラのレンズはF/2.0と標準カメラの割にあまり明るくはないですが、日中であれば普通に写真撮影することができます。
Android One S6のカメラはAIがシチュエーションを判別して最適な写真になるように撮ってくれます。
花はより鮮やかに、少し暗い夕暮れだと露出を上げて明るい写真に仕上げてくれるのでシャッターを切るだけで比較的キレイな写真を撮影することができるのかなと感じます。
夜の撮影も明るいところであれば問題なく可能です。ただ、最近のハイエンドスマホに搭載されている白トビを抑えるような高度な処理はされません。
なので、電飾看板は見事に白トビしてしまって内容が読み取ることができない写真になってしまっていますね。
そこそこの光源が確保されていれば夜間撮影でもノイズの少ないキレイな写真を撮影できます。
Android One S6は背景をぼかすことができる機能を搭載しています。
モノに対しても背景ぼかしができるので、いつもと少し違う写真に仕上げたいときに使うのがいいでしょう。
ただ、標準カメラの画像データをソフトウェアのみでおそらく処理しているのでボケの精度はそこまで良くはない感じです。
背景のボケを有効にするにはカメラアプリの「モード」の別画面から切り替える必要があるので、そこまで推していない雰囲気もありますしね。
とりあえず背景をぼかすことはできるレベルと認識しておくのがいいかな。
サブカメラ(超広角)の画質
格安スマホにも超広角カメラが搭載されてしまうとは…。例えば、こちらは標準カメラ(広角)で撮影した写真ですが…
超広角カメラで撮影するとこんなにも広い視野の写真を撮影することができます。
Android One S6の超広角カメラは少しクセがあり16:9か1:1の画角でしか撮影ができず普通の4:3の画角で撮影ができないんですよね。なんでなのかな。
超広角カメラはレンズの歪みがそのまま出てしまうのですが、カメラの設定から「歪み補正」をONにすることができます。
おー、これは素晴らしい。レンズの歪みがキレイに補正されました。レンズの歪みを楽しむこともできるのでユーザー側で切り替えができるのは良いですね。
ただ、画角が16:9か1:1しか選べないって…。1:1だと超広角カメラの意味がないんじゃないのかと思ってしまいますが。
CPU・GPUの性能
Android One S6のCPUプロセッサはMediatekのP35/MT6765を採用しています。CPUの性能をGeekbench 5で計測しLibero S10、iPhone 7で比較してみました。
Android One S6 | Libero S10 | iPhone 7 | |
CPU | P35/MT6765 | Snapdragon 450 | A9 |
RAM | 3GB | 3GB | 2GB |
シングルコアCPU | 168 | 150 | 714 |
マルチコアCPU | 991 | 929 | 1173 |
GPU | アプリ落ちる | 255(Open CL) | 2815(Metal) |
MediatekのP35/MT6765の性能はSnapdragon 450とほぼ同じとみて良さそうです。iPhoneで比較するならiPhone 6sとiPhone 7の中間くらいの性能となっています。
GPU(OpenCL)の計測はアプリが落ちて測定不能でした。なので、Antutuで性能比較をしてみました。
Android One S6 | Libero S10 | iPhone 7 | |
CPU | P35/MT6765 | Snapdragon 450 | A9 |
RAM | 3GB | 3GB | 2GB |
総合 | 105989 | 81804 | 143802 |
CPU | 46090 | 37615 | 43579 |
GPU | 13097 | 5686 | 46212 |
MEM | 26244 | 24354 | 29547 |
UX | 20558 | 14149 | 24464 |
Aututuだと、Libero S10よりもAndroid One S6の方がCPU、GPU、MEM、UXの全ての項目において上回っていてトータルで25%ほど性能が高くなっています。
こうやってスコアを比較して感じるのはiPhone 7のA10 Fusionの性能の高さです。2016年9月に発売されて4年目に突入したプロセッサですが、まだまだ現役で使うことができるというね。
実際に2019年に発売したiPad(第7世代)はA10 Fusionを搭載していますし、まだまだ戦えるってことなのでしょう。
ゲームアプリは問題なく動作する
Android One S6に搭載しているP35/MT6765はSnapdragon 450よりも処理速度が高速なので、Libro S10よりも少しだけ快適にゲームを遊ぶことができます。
荒野行動、DBレジェンド、ドラクエウォークは問題なく動作しました。
実際に荒野行動をプレイしてみましたがフレームレート60Hzに設定しても普通に遊ぶことができます。まあ、たまに処理落ちするので40Hzで遊んだ方がいいかな。
最新のスマホと比較するとベンチマークアプリのスコアは低いですが、Google Playで公開されているゲームアプリであれば普通に遊ぶことができそうですね。ちなみに、フォートナイトはEpic Gamesのアプリからダウンロード・インストールするスタイルですが、Android One S6は対応していないので注意です。
Android One S6の月額料金
Android One S6の端末価格は以下のとおりです。
- 機種変更:23,760円 → 16,560円
- 新規・MNP(他社から):23,760円 → 5,760円
- 新規・MNP(ソフトバンクから):23,760円
少し前の端末となっているので新規契約、MNPのりかえなら5,760円でAndroid One S6を手に入れることができます。シンプルS(3GBデータ通信)と組み合わせても月々の支払いは2,338円でスマホを使うことができます。
Android One S6 レビュー・評価:まとめ
Android One S6は5.84インチのディスプレイを搭載した京セラの格安スマホで、広角 + 超広角のデュアルカメラを搭載した端末となっています。
- 端末が5,760円とかなり安い
- リアカメラで超広角撮影ができる
- 背景をぼかす機能を搭載している
- 指紋認証で画面ロック解除ができる
- Wi-Fi 5(ac)に対応している
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- IP68 + MIL-STD-810G準拠
ワイモバイルに新規・MNPのりかえなら5,760円でAndroid One S6を手に入れることができます。まあ、安いですよね。おサイフケータイにも対応してるし、Wi-Fi 5(ac)に対応してるし、IP68等級の耐水性能、MIL-STD-810G準拠の耐久性もあるので頑丈です。
- デザインが個性的なのでどうかな
- 顔認証も対応してればなお良かった
せっかくノッチのあるデザインなので顔認証にも対応してたら最高だったんですけどね。あと、デザインが少し個性的なので安くてもどうかな…って感じる方はいるかもです。
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