Googleのスマートフォン・PixelはハイエンドのProモデル、スタンダードの無印、エントリー向けのaシリーズの3つのシリーズありますが、どのモデルがいいのか迷うかもしれません。
Pixelで何をしたいのか、電話ができてメッセージのやり取りができればいいのか、それとも写真、動画もキレイに撮影したいのか、ゲームも遊びたいのか、予算はいくらかで選び方が異なってきます。
ということで、Google Pixelシリーズのサイズ・性能・カメラ・価格の違いを比較してどのモデルがいいかおすすめを紹介していくので、購入を検討してる方は参考にしてみてください。
この記事の目次
Google Pixel(ピクセル)の特徴
GoogleのスマホとなるPixel(ピクセル)シリーズを比較してみました。現在、販売されているPixelは以下の6機種で1世代前のPixel 8シリーズも現役で購入可能となっています。
- Pixel 9 Pro XL / Pixel 9 Pro
- Pixel 9
- Pixel 9 Pro Fold
- Pixel 8a
- Pixel 8 Pro
- Pixel 8
PixelシリーズはハイエンドのPixel Pro、折りたたみのFold、スタンダードのPixel、エントリーのPixel aの4つのラインナップから構成されています。
最新モデルはPixel 9 Pro XL / Pixel 9 Pro、Pixel 9、Pixel 8a、折りたたみのPixel 9 Pro Foldがあります。型落ちモデルですがPixel 8 Pro、Pixel 8もまだ現役モデルとなっています。
また、2022年のPixel 7以降なら性能がまあまあ高いので中古でPixel 7 ProやPixel 7を選択肢に入れるのもいいでしょう。
モデル | Proシリーズ |
無印シリーズ |
Aシリーズ |
---|---|---|---|
特徴 | 大画面 望遠カメラあり |
バランス重視 | 小型 価格控えめ |
サイズ | 6.8インチ 6.3インチ |
6.3インチ | 6.1インチ |
画面 | 120Hz | 120Hz | 90Hz |
SoC 動作速度 |
Google Tensor G4 高速 |
Google Tensor G4 高速 |
Google Tensor G3 高速 |
カメラ | 広角 50MP(1/1.31型) 超広角 12P(1/2.55型) 光学5倍望遠 48PM(1/2.55型) |
広角 50MP(1/1.31型) 超広角 12MP(1/2.9型) – |
広角 64MP(1/1.73型) 超広角 13MP – |
NFC | Type A / B / Felica | ||
生体認証 | 顔 + 画面内指紋認証 | ||
防水防塵 | IP68 | IP67 | |
ワイヤレス充電 | Qi対応(12W) | Qi対応(7.5W) | |
価格 | 15万円〜 | 12万円〜 | 7万円 |
シンプルで分かりやすいですね。画面サイズの小さいスマホがいいなら廉価版の6.1インチPixel 8aですがPixel 8と同じGoogle Tensor G3を搭載ししっかり使える性能を持っています。
ただ、6.3インチのPixle 9のベゼル幅が狭くて意外とコンパクトだったりするので小ささを重視するならPixel 9、Pixle 8aがおすすめとなります。
少しでも費用を抑えたいなら1世代前のPixel 7aにしても問題ないでしょう。Tensor G2はG3よりも性能は劣りますが普通に使うなら問題ない処理性能があります。
コンパクトで処理性能の高いモデルがいいならPixel 9、光学5倍の望遠が必要ならPixel 9 Pro、さらに大きい画面で動画見たり、ゲームするなら6.8インチのPixel 9 Pro XLといった感じで、使用用途に合わせて選ぶことができます。
SoCは独自チップのGoogle Tensorを搭載
2021年のPixel 6シリーズよりGoogleが独自で開発したSoC(システムオンチップ)となるGoogle Tensorを搭載し独自性が以前のモデルよりも高くなっています。
- Pixel 9シリーズ:Google Tensor G4
- Pixel 8シリーズ:Google Tensor G3
- Pixel Fold :Google Tensor G2
- Pixel 7シリーズ:Google Tensor G2
- Pixel 6シリーズ:Google Tensor
Pixel 5以前のモデルはQualcommのSnapdragonを採用してたのが、現在は全てのPixelでGoogle Tensorを搭載しPixelシリーズとして最適化されています。
ちなみに、Tensorはサムスンが製造しExynosと同じ5Gモデムを内蔵するなどExynosとの共通点は多いようですね。
素のAndroidで新OSの対応が速い
PixelはGoogleが開発してるスマートフォンです。
AndroidはGoogleが開発したOSなの他メーカーがカスタマイズしたOSではなく素のAndroidを使えるので素のシンプルなAndroidを使いたい方にとっては最高のスマホとなっています。
最新バージョン(メジャーアップデートとか)もPixelシリーズが最も速く配信されるので少しでも速くAndroidの新機能を触れたい場合もPixelシリーズを選ぶメリットになるでしょう。
7年のAndroid OSアップデート保証
PixelシリーズはPixel 8以降はAndroid OSのメジャーアップデートを7年、セキュリティアップデートも7年保証しています。
機種 | Android OS アップデート保証 |
セキュリティ アップデート保証 |
Pixel 9、Pixel 9 Pro | 2031 年 8月 | 2031 年 10 月 |
Pixel 8a | 2031 年 5 月 | 2031 年 5 月 |
Pixel 8、Pixel 8 Pro | 2030 年 10 月 | 2030 年 10 月 |
Pixel Fold | 2028 年 6 月 | 2028 年 6 月 |
Pixel 7a | 2028 年 5 月 | 2028 年 5 月 |
Pixel 7、Pixel 7 Pro | 2027 年 10 月 | 2027 年 10 月 |
Pixel 6、Pixel 6 Pro | 2027 年 10 月 | 2026 年 10 月 |
Pixel 6a | 2027 年 7 月 | 2027 年 7 月 |
Pixel 5a (5G) | 2024 年 8 月 | 2024 年 8 月 |
Pixel 5 | 2023 年 10 月 | 2023 年 10 月 |
Pixel 4a (5G) | 2023 年 11 月 | 2023 年 11 月 |
Pixel 4a | 2023 年 8 月 | 2023 年 8 月 |
Pixel 4、Pixel 4 XL | 2022 年 10 月 | 2022 年 10 月 |
source:Google Pixel ヘルプ
Pixel 7、Pixel 6は3年保証でしたが2024年12月に5年まで保証することを公式に発表しています。
2022年10月に発売したPixel 7 Pro、Pixel 7はAndroid 12だったので2027年のAndroid 17まで、2027年10月までセキュリティアップデートできるので長く使う場合もPixelなら安心です。
Pixel 9シリーズは2031年までアップデート保証があるのでとにかく長いですね。ここまでハードウェアが持つかが心配になるレベルかもしれません。
顔 + 指紋認証に対応している
Pixelシリーズは世代によって対応してる生体認証が異なります。
- 顔 + 画面内指紋認証:Pixel 9 Pro、Pixel 9、Pixel 8a、Pixel 8 Pro、Pixel 8、Pixel Fold、Pixel 7 Pro、Pixel 7、Pixel 7a
- 画面内指紋認証:Pixel 6 Pro、Pixel 6、Pixel 6a
- 背面式指紋認証:Pixel 5、Pixel 5a (5G)
最新のPixel 9 Pro、Pixel 9、Pixel 9 Pro Fold、Pixel 8aは顔と画面内指紋認証にも対応しています。顔認証は簡易型で暗所やマスクしてると認証できないものの画面内指紋認証で快適です。
3世代前のPixel 6aは画面内指紋認証のみに対応なので、指の調子が悪くて乾燥して認証できずにパスコード入力が求められて使いにくいことがあったのでPixel 7以降のモデルならそこそこ快適です。
少し古いですが2020年のPixel 5、Pixel 5a (5G)は背面式指紋認証に対応して他ので画面内指紋認証よりも精度が高くて使いやすいです。
Felica(おサイフケータイ)に対応
PixelシリーズはNFC(無接触決済)に対応していてVisaタッチが使える世界標準のType A/Bだけでなく日本、台湾で普及してるType F(Felica)にも対応しています。
Suica、PASMOなど交通系カードもしっかり使えますし、iD、QUICPay、WAONなどの電子決済系カードもPixelシリーズで使うことができます。
Pixel Proシリーズ
PixelのProシリーズは2021年のPixel 6シリーズから登場したモデルで、大画面と光学望遠カメラを搭載してるのが特徴となっていて最新モデルはPixel 9 Proです。
モデル | Pixel 9 Pro XL Pixel 9 Pro |
Pixel 8 Pro |
Pixel 7 Pro |
Pixel 6 Pro |
---|---|---|---|---|
サイズ | 6.8インチ 6.3インチ |
6.7インチ | ||
解像度 | 2,992 × 1,344 2,856 × 1,280 |
2,992 × 1,344 | 3,120 × 1,440 | |
パネル | LTPO AMOLED | |||
リフレッシュレート | 最大120Hz | |||
SoC | Google Tensor G4 | Google Tensor G3 | Google Tensor G2 | Google Tensor |
メモリ | 16GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5 | |
ストレージ | 128 / 256GB / 512GB (UFS 3.1) |
128 / 256GB (UFS 3.1) |
||
生体認証 | 顔 + 画面内指紋認証 | 画面内指紋認証 | ||
広角 | 50MP(1/1.31型)・ƒ/1.68 | 50MP(1/1.31型)・ƒ/1.9 | ||
超広角 | 48MP(1/2.55型)・ƒ/1.95 | 12MP(1/2.55型)・ƒ/2.2 | 12MP(1/2.9型)・ƒ/2.2 | |
望遠 | 光学5倍 48MP(1/2.5型)・ƒ/2.8 最大30倍ズーム |
光学5倍 48MP(1/2.5型)・ƒ/3.5 最大30倍ズーム |
光学4倍 48MP(1/2型)・ƒ/3.5 最大20倍ズーム |
|
動画撮影 | 4K/60fps HDR | |||
イン | 42MP・ƒ/2.2 | 10.5MP・ƒ/2.2 | 10.8MP・ƒ/2.2 | 11MP・ƒ/2.2 |
オーディオ | スピーカー:ステレオ ワイヤレス:SBC、AAC、aptX HD、LDAC |
|||
Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 | |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 | ||
通信 | 5G(Sub-6・ミリ波) | |||
NFC | NFC A/B、Felica(おサイフケータイ)対応 | |||
バッテリー | 5,060mAh 4,700mAh |
5,005mAh | 5,000mAh | 5,003mAh |
ポート | USB-C(37W) USB-C(27W) |
USB-C(27W) | USB-C(23W) | |
無線充電 | 対応(Qi) | |||
防水 | IP6X、IPX8 | |||
サイズ | 162.8 x 76.6 x 8.5 mm 152.8 × 72 × 8.5 mm |
162.6 × 76.5 × 8.8 mm | 162.9 × 76.6 × 8.9 mm | 163.9 × 75.9 × 8.9 mm |
重量 | 221g 199g |
213g | 212g | 210g |
カラー | Porcelainl Rose Quartz Hazel Obsidian |
Porcelainl Bay Obsidian |
Hazel Snow Obsidian |
Cloudy White Stormy Black Sorta Sunny |
価格 | 16〜18万円 | 15〜17万円 | 12〜13万円 | 8〜12万円 |
OS | Android 14 → 15 | Android 12 → 15 | Android 11 → 15 | |
発売日 | 2024年8月22日 | 2023年10月12日 | 2022年10月13日 | 2021年10月28日 |
Pixel 9 Pro / 9 Pro XL
2024年8月に発売したPixel 9 Proは2つの画面サイズから選べます。6.3インチがPixel 9 Pro、6.8インチがPixel 9 Pro XLとなっています。
Pixel 9 ProはSoCにGoogle Tensor G4に16GB大容量メモリを搭載し性能が向上、さらに光学5倍望遠カメラを搭載しるので高倍率ズームに強く迫力の写真撮影が可能です。
今回のモデルから筐体が全体的にフラット化して角張ったデザインに変更となってカメラ部分も角張った独特なデザインとなっています。
今までの丸みのある手に馴染むスタイルではないのは少し気になるところかも。ただ、純正ケースと組み合わせるとカメラの出っ張りが緩和します。
従来モデルは光学5倍望遠カメラが欲しい場合は6.8インチの「Pro」を選ぶ必要がありましたが、今回のPIxel 9 Proは6.3インチが選べるので画面サイズで諦めることがなくなりました。
リアカメラは広角50MP(1/1.31型)、超広角48MP(1/2.5型)、光学5倍望遠48MP(1/2.5型)とスペックはPixel 8 Proと同じですが、望遠画角の画質がわずかに向上しています。
ハードウェアとしてはPixel 8 Proから大きな進化はないですが、6.8インチだけでなく6.3インチのコンパクトな筐体にこのスペックが詰め込まれてるのは魅力の一つとなっています。
→ Pixel 9 Pro XLを詳しくみる
Pixel 8 Pro
2023年10月に発売したPixel 8 Proは6.7インチの大画面ディスプレイにGoogle Tensor G3、12GBのメモリを搭載したスマホです。
従来型のPixel 7 ProはラウンドパネルでしたがPixel 8 Proはフラットパネルになって、背面パネルも光沢ガラスではなく非光沢ガラスを採用し柔らかい手触りの端末となっています。
リアカメラは50MP(1/1.31型)の広角、超広角48MP(1/2.5型)、光学5倍望遠48MP(1/2.5型)とPixel 9 Proと同じスペックとなっています。
と、考えると画面が6.8インチでいいいなら1世代前のPixel 8 Proだと安いしいいかもですね。アップデート保証も長いですしGoogleのAI機能として音声消しゴムマジック、ベストテイク、編集マジック、音声からの文字起こし機能など使えます。
→ Pixel 8 Proを詳しくみる
Pixel 7 Pro
Pixel 7 Proは2022年10月に発売したPixelシリーズのハイエンドモデルで6.7インチの大画面ディスプレイにGoogle Tensor G2、12GBのメモリを搭載したスマホです。
生体認証は顔認証と画面内指紋認証に対応しているのでマスクしてる時も自宅でゆっくりしてる時に顔を向けるだけでサクッと幅広いシーンで使うことができますね。
リアカメラのカメラバーがラグジュアリーなデザインでオシャレ感があるのもPixel 7 Proの魅力でしょうか。
リアカメラは50MP(1/1.31型)の広角、12MPの超広角(1/2.55型)、48MP(1/2.5型)の光学5倍望遠カメラを搭載し望遠画角がPixel 6 Proの4倍から5倍になってよりズームして撮影ができます。
カメラの画質はさすがGoogleのAIカメラといったところ。全域で高精細で高倍率ズームの望遠カメラで迫力の写真にを撮影可能となっています。
Pixel 7 ProはGoogle公式ストアで124,300円から購入が可能でau、ソフトバンクからも手に入れることができます。
→ Pixel 7 Proを詳しく見る
Pixel 6 Pro
Pixel 6 Proは2021年10月に発売したハイエンドモデルでGoogle Tensorを搭載したモデルで、6.7インチの大画面ディスプレイを搭載し基本スペックは現行モデルと遜色ないスマホです。
画面サイズが大きいので動画や電子書籍などコンテンツを楽しむには最高のスマホです。
ただし、生体認証は顔認証には非対応で画面内指紋認証のみに対応してるので指の調子が悪い時に画面ロック解除しにくいデメリットがあるので注意です。
リアカメラは50MP(1/1.31型)の広角、12MPの超広角、48MP(1/2型)の光学4倍望遠カメラを搭載しセンサーサイズがPixel 7 Proよりも大きいのがメリットです。
バッテリー持ちはPixel 7 Proと比べると良くないですが、十分現役で使えるハイエンドスマホなので大画面モデルで望遠カメラを使って撮影したい、でも費用を抑えるならおすすめです。
Pixel 6 Proは中古のイオシスなどで4〜6万円で買えるのでコストパフォーマンスはいいです。OSアップデートモ2027年まで対応するので顔認証が必要ないなら選択肢としてアリです。
→ Pixel 6 Proを詳しく見る
Pixel Fold:折りたたみ端末
2023年7月に発売したGoogleの折りたたみスマホ・Pixel Foldは閉じた状態でスマホとして使いながら、端末を開くとタブレットとしても使えるフォルダブル端末です。
(2024年8月にPixel 9 Pro Foldが発売となっています。)
5.8インチのカバーディスプレイを搭載し端末を開くことでタブレットとしても使えるフォルダブルスマホで通常時は閉じた状態で持ち出せるフレキシブルな端末です。
メインディスプレイを折りたたむので端末の厚みは12.1mmと分厚めで本体横幅も79.5mmと幅広で大きめスマートフォンといった感じで閉じたままでも普通にゲームもプレイ可能な画面比率なのが操作しやすいです。
端末を開くと7.6インチのディスプレイによりタブレット感覚で使うことができて、動画を大画面で視聴したり電子書籍を本物の本と同じ折り目で楽しむことが可能です。
Pixel Foldは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載していて折りたたみ端末だけどカメラのスペックもそれなりの性能のものを搭載しています。Pixel 8 Proよりもセンサーサイズが小さいので画質はそれなりですが普通に使えるレベルのカメラとなっています。
モデル | Google Pixel Fold |
---|---|
メインディスプレイ | サイズ:7.6インチ(6:5) 解像度:2,208 × 1,840ピクセル リフレッシュレート:最大120Hz |
カバーディスプレイ | サイズ:5.8インチ(17.4:9) 解像度:2,092 × 1,080ピクセル リフレッシュレート:最大120Hz |
SoC | Google Tensor G2 |
メモリ | 12GB LPDDR5 |
ストレージ | 256GB / 512GB(UFS 3.1)、microSDカード:× |
生体認証 | 顔 + サイドボタン式指紋認証 |
リアカメラ | 広角:48MP(1/2型)・F/1.7 超広角:10.8MP(1/3型)・F/2.2 望遠×5:10.8MP(1/3.1型)・F/3.1 |
インカメラ | 8MP(1/4型)・F/2.0 |
オーディオ | ステレオスピーカー、空間オーディオ対応、3.5mmオーディオジャックなし |
通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、5G(Sub-6) |
NFC | NFC A / B / Felica(おサイフケータイ) |
ポート | USB-C(PD3 PPS / USB 3.2 Gen 2) |
ワイヤレス充電 | Qi対応 |
バッテリー | 4,821 mAh |
サイズ | オープン時:158.7 × 139.7 × 5.8 mm クローズ時:139.7 × 79.5 × 12.1 mm |
重量 | 283 g |
OS | Android 13(5年アップデート保証) |
端末価格 | 253,000円 |
発売日 | 2023年7月27日(木) |
Pixel Foldはフォルダブルスマホなので価格は高めですが、閉じながらも使いやすい端末に仕上がってるので普段使いができる端末としては魅力的なモデルとなっています。
現在は中古で9〜10万円ほどで購入可能です。
→ Pixel Foldを詳しくみる
Pixel 無印シリーズ
Pixelシリーズの標準モデルでProモデルが登場する前からずっと存続するいわゆるピクセルスタンダードで、現在の最新モデルはPixel 8ですが2世代前のPixel 5もまだ現役で使えるスペックを持っています。
モデル | Pixel 9 |
Pixel 8 |
Pixel 7 |
Pixel 6 |
Pixel 5 |
---|---|---|---|---|---|
サイズ | 6.3インチ | 6.2インチ | 6.3インチ | 6.4インチ | 6.0インチ |
解像度 | 2,400 × 1,080 | 2,340 × 1,080 | |||
パネル | AMOLED | ||||
リフレッシュレート | 60〜120Hz | 60〜90Hz | |||
SoC | Tensor G4 | Tensor G3 | Tensor G2 | Tensor | Snapdragon 765G 5G |
メモリ | 12GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5 | 8GB LPDDR4X | |
ストレージ | 128 / 256GB(UFS 3.1) | 128GB(UFS 2.1) | |||
生体認証 | 顔 + 画面内指紋認証 | 画面内指紋認証 | 背面式指紋認証 | ||
広角 | 50MP(1/1.31型)・ƒ/1.69 | 50MP(1/1.31型)・ƒ/1.9 | 12.2MP(1/2.55型)・ƒ/1.7 | ||
超広角 | 48MP(1/2.5型)・ƒ/1.7 | 12MP(1/2.5型)・ƒ/2.2 | 12MP(1/2.9型)・ƒ/2.2 | 16MP・ƒ/2.2 | |
動画撮影 | 4K/60fps HDR | 4K/60fps | |||
イン | 10.5MP・ƒ/2.2 | 10.8MP・ƒ/2.2 | 8MP・ƒ/2.0 | ||
オーディオ | スピーカー:ステレオ ワイヤレス:SBC、AAC、aptX HD、LDAC |
||||
Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 | |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 | 5.0 | ||
通信 | 5G(Sub-6) | ||||
NFC | NFC A/B、Felica(おサイフケータイ)対応 | ||||
バッテリー | 4,700mAh | 4,575mAh | 4,355mAh | 4,614mAh | 4,080mAh |
ポート | USB-C(27W) | USB-C(23W) | USB-C(18W) | ||
無線充電 | |||||
防水 | IP6X、IPX8 | ||||
サイズ | 152.8 × 72 × 8.5 mm | 150.5 × 70.8 × 8.9 mm | 155.6 × 73.2 × 8.7 mm | 158.6 × 74.8 × 8.9 mm | 144.7 × 70.4 × 8 mm |
重量 | 198g | 187g | 197g | 207g | 151g |
カラー | Peony Wintergreen Porcelain Obsidian |
Hazal Rose Obsidian |
Lemongrass Snow Obsidian |
Sorta Seafoam Kinda Coral Stormy Black |
Just Black Sorta Sage |
価格 | 11〜13万円 | 11〜13万円 | 8〜10万円 | – | – |
OS | Android 14 → 15 | Android 12 → 15 | Android 11 → 15 | Android 10 → 15 | |
発売日 | 2024年8月22日 | 2023年10月12日 | 2022年10月13日 | 2021年10月28日 | 2020年10月15日 |
Pixel 9
Pixel 9は約6.3インチの最大120Hz対応の有機ELディスプレイを搭載し直射日光下でも視認性が高く見やすいパネルとなっています。
ベゼル幅を狭くすることで6.2インチから6.3インチにサイズアップしつつも本体サイズを抑えることができてるので、片手でも扱いやすいPixel 9シリーズの標準モデルとなっています。
SoCは「Tensor G4」を搭載しています。G4は上位のPixel 9 Proと同じチップなので標準モデルでも上位と同等の性能で使えます。また、メモリは12GBと従来よりも増えて高度なAI機能も素早く安定的に動かすことが可能です。
Pixel 9は従来モデルからデザインを一新し、フラットなメタルフレームと楕円形のカメラバーを採用したPixelらしい独特なスタイルです。
Pixel 8が丸みのあるスタイルでデザインがかなり変わった印象がありますね。
広角カメラは50MP(1/1.31型)、超広角は48MP(1/2.55型)の高画素センサーを搭載しています。基本スペックは上位のPixel 9 Proと同じで望遠カメラが非搭載なので高倍率ズームで撮影をしないならPixel 9を選んで問題ないです。
バッテリー容量は4700mAhに増加してるので電池持ちも良好なので、スマホとしての使い勝手はサイズ感も含めてまとまってる感じで、9〜11万円で購入できるので費用を抑えながら最新のPixelが欲しいならおすすめのモデルです。
Pixel 8
2023年10月に発売したPixel 8はスタンダードモデルで6.2インチのディスプレイにGoogle Tensor G3、8GBのメモリを搭載し本体サイズがPixel 8 Proよりも小さく操作性の良いモデルです。
上位のPixel 8 Proと同じTensor G3を搭載し動作速度はほぼ同じですが、メモリがPixel 8 Proは12GBですがPixel 8は8GBなので負荷のかかるゲームなどで差が出る可能性があります。
リアカメラは50MP(1/1.31型)の広角、12MPの超広角のデュアルカメラを採用しています。広角カメラはPixel 7よりも明るいレンズを搭載してるので暗所撮影に強くなってます。
望遠カメラは搭載していないのですが普段使いにおいてはちょうど使いやすいカメラ構成と言っていいでしょう。GoogleのAI機能も使えるのでゲームをそこまでしないならPixel 8はちょうどいいスマホとなっています。
Pixel 7
2022年10月に発売したPixel 7はスタンダードモデルで6.3インチのディスプレイにGoogle Tensor G2、8GBのメモリを搭載したモデルとなっています。
Pixel 7もPixel 7 Proと同じTensoe G2を搭載していますがメモリが12GBではなく8GBとなっています。
また、リフレッシュレートも120Hzではなく90Hzとスペックが控えめで性能を少し抑えたモデルとなっています。とはいえ、Pixel 7も生体認証は顔認証と画面内指紋認証に対応し操作性の良いスマホです。
カメラバーはマットアルミフレームを採用しPixel 7 Proよりも落ち着いたデザインでいい感じです。
リアカメラは50MP(1/1.31型)の広角、12MPの超広角のデュアルカメラを採用しています。望遠カメラは搭載してないですが望遠画角で撮影しないなら十分な構成ではないでしょうか。
Pixel 7はGoogle公式サイトで82,500円と手にしやすい価格で販売していて、キャリアからもau、ソフトバンク、スマホ乗り換え.comなら少し安く買うことも可能です。
中古でも販売されてるので費用を抑えたい方にもおすすめのモデルです。
→ Pixel 7を詳しく見る
Pixel 6
Pixel 6は2021年10月に発売した1世代前のPixelシリーズのスタンダードモデルとなっていて6.4インチのディスプレイにGoogle Tensorを搭載したスマホです。
スタンダードモデルですがPixel 6 Proと同じSoCを搭載してるので快適に使うことができますし、1世代前とはいえまだまだ現役で使えるスペックを持っています。
生体認証は顔認証には対応せず画面内指紋認証のみとなっています。これはPixel 6 Proでも同じなので指が乾燥しやすい方は顔認証に対応してるPixel 7を選んだ方がいいかもしれません。
リアカメラは50MP(1/1.31型)の広角、12MPの超広角のデュアルカメラを採用していて最新のPixel 7と同じスペックなのでカメラは十分キレイな写真に仕上げることができます。
となると、Pixel 7ではなくPixel 6でいいのでは?となりますが顔認証に対応していない、サイドフレームが樹脂加工が施されたアルミフレームなので質感がPixel 7よりもチープに見えるかもしれません。
また、Pixel 6は電池持ちもPixel 7と比べると良くないのでトータルの使いやすさは最新のPixel 7には敵わないのは注意すべき点となります。
とはいえ、Pixel 6は中古で3〜5万円くらいなので費用を抑えるなら良き選択肢になるのではないでしょうか。
Pixel 5
Pixel 5は2020年10月に発売したモデルで6インチの小型ディスプレイにSoCはQualcomm Snapdragon 765Gを搭載しGoogle独自チップ移行前の端末となっています。
画面サイズが6インチで片手操作しやすく操作性を重視するならPixel 5はとても良い端末です。SoCはSnapdragon 765Gなので動作速度は最新モデルと比べると遅めですがブラウジング、SNS、動画視聴など普段使いなら問題ありません。
生体認証は背面式指紋認証に対応し物理センサーらしく精度も良いので扱いやすいスマホとなっています。
リアカメラは12MP(1/2.55型)の広角に12MPの超広角のデュアルカメラを採用しセンサーサイズが小さめでPixel 6以降のような雰囲気ある写真撮影は苦手ですがGoogle AIカメラでキレイな画質での撮影が可能となっています。
Pixel 5は中古で2.5〜3.5万円ほどで買えるので安いのも魅力ですしまだ3年目なのでキレイな個体も多いことでしょう。
ただし、Pixel 5は少し前の端末なのでAndroid OSのアップデートは次回のAndroid 14が最後になるので長期間使うには少し適さないスマホなので注意しましょう。
→ Pixel 5を詳しく見る
Pixel aシリーズ
Pixel aシリーズはいわゆる廉価版でスペックを落として価格を安くして多くの方に手に取りやすい端末で、現在はPixel 8aが最新モデルとなっています。
モデル | Pixel 8a |
Pixel 7a |
Pixel 6a |
Pixel 5a(5G) |
Pixel 4a |
---|---|---|---|---|---|
サイズ | 6.1インチ | 6.34インチ | 5.8インチ | ||
解像度 | 2,400 × 1,080 | 2,340 × 1,080 | |||
パネル | AMOLED | ||||
リフレッシュレート | 60〜120Hz | 60〜90Hz | 60Hz | ||
SoC | Tensor G3 | Tensor G2 | Tensor | Snapdragon 765G 5G | Snapdragon 730G |
メモリ | 8GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5 | 6GB LPDDR5 | 6GB LPDDR4X | |
ストレージ | 128GB(UFS 3.1) | 128GB(UFS 2.1) | |||
生体認証 | 顔 + 画面内指紋認証 | 画面内指紋認証 | 背面式指紋認証 | ||
広角 | 64MP(1/1.73型)・ƒ/1.89 | 12.2MP(1/2.55型)・ƒ/1.7 | |||
超広角 | 13MP・ƒ/2.2 | 12MP・ƒ/2.2 | 16MP・ƒ/2.2 | – | |
動画撮影 | 最大4K/60fps | ||||
イン | 13MP・ƒ/2.2 | 10.8MP・ƒ/2.2 | 8MP・ƒ/2.0 | ||
オーディオ | スピーカー:ステレオ ワイヤレス:SBC、AAC、aptX HD、LDAC |
||||
Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 | ||
Bluetooth | 5.3 | 5.2 | 5.0 | ||
通信 | 5G(Sub-6) | 4G | |||
NFC | NFC A/B、Felica(おサイフケータイ)対応 | ||||
バッテリー | 4,492mAh | 4,385mAh | 4,410mAh | 4,680mAh | 3,140mAh |
ポート | USB-C(18W) | ||||
無線充電 | Qi対応 | – | |||
防水 | IP6X、IPX7 | – | |||
サイズ | 152 × 72.9 × 9.0 mm | 152.2 × 71.8 × 8.9 mm | 155 × 75.1 × 7.6 mm | 144 × 69.4 × 8.2 mm | |
重量 | 189g | 193.5g | 178g | 183g | 143g |
カラー | Aloe Bay Porcelain Obsidian |
Snow Sea Charcoal Coral |
Charcoal Chalk Sage |
Mostly Black | Just Black Barely Blue |
価格 | 72,600円 | 62,700円 | 53,900円 | 2.5〜3.3万円 | 1.9〜3万円 |
OS | Android 14 → 15 | Android 13 → 15 | Android 12 → 15 | Android 11 → 14 | Android 10 → 14 |
発売日 | 2024年5月14日 | 2023年5月12日 | 2022年7月28日 | 2021年8月26日 | 2020年8月20日 |
Pixel 8a
Pixel 8aは2024年5月14日に発売した廉価モデルですが、6.1インチの120Hz対応の有機ELディスプレイを搭載しています。上位モデルと同じ120Hzに対応しつつ価格を抑えた端末です。
デザインも控えめなカメラデザインでシンプルで良いです。最新のPixel 9よりも落ち着いたスタイルで誰にでもおすすめできるスマホです。
性能もPixel 8と同じTensor G3を搭載しメモリも8GBあるので普段使いにおいては全く問題ないスペックで軽めのゲームなら問題なく動作します。
広角カメラは64MP(1/1.73型)、超広角は13MPのデュアルカメラを搭載しています。上位モデルと比べるとカメラスペックは控えめですが、普通にキレイに撮影ができるので多くの人にとっては必要十分なカメラ性能を持ってます。
AI機能も上位のPixel 9と同じように使うことができますしOS・セキュリティアップデートが7年間提供されるため長期的に使える安心感のあるスマホとなっています。
端末価格はGoogle Storeで72,600円ですが、UQ mobileにMNPするなら58,000円、ワイモバイルにMNPするなら39,600円で購入できるのでとにかく安く手に入れられるのでおすすめです。
Pixel 7a
Pixel 7aは2023年5月に発売した6.1インチの小型ディスプレイを搭載した廉価モデルです。
SoCはTensor G2を搭載しメモリは8GB搭載してるので普段使いのアプリは問題なく動作しますし、ちょっとしたゲームも快適に動かすことができます。
本体デザインもPixel 7シリーズと同じ爽やかなスタイルで、画面内指紋認証だけでなく顔認証にも対応し幅広いシーンで安心して使える性能に進化しています。
カメラも刷新し広角カメラが48MP(1/1.73型)のクアッドベイヤーセンサーを採用し解像感が向上しデジタルズームの画質も自然に表現できるようになりました。
防水防塵はIP67と上位モデルのIP68よりも等級が低いですが少し濡れるくらいなら問題ないですし、Pixel 7aはワイヤレス充電もできるので限りなくスタンダードモデルのPixel 7のスペックに近づいています。
さらに、Pixel 7a以降はドコモで取扱をしドコモの帯域であるB21、n79が使えるようになります。全回線で快適に使えるのがPixel 7a以降のモデルとなっています。
PIxel 7aは中古で3〜4万円で購入可能です。OSアップデート保証は5年あって2028年まで最新OSを動かせます。PIxel 7aは顔認証にも対応し扱いやすさバランス、価格の安さから見てコスパはとても良いように感じます。
→ Pixel 7aを詳しく見る
Pixel 6a
Pixel 6aは2022年7月に発売したモデルで6.1インチの小型ディスプレイにハイエンドのPixel 6 Proと同じGoogle Tensorを搭載した安いのに使える端末です。
Pixel 6aはメモリが6GBと少なくマルチタスクでアプリを使うと不安定になることもありますが、ブラウジング、SNS、動画視聴など一般的な使い方なら十分使えるスペックなので問題ないでしょう。
生体認証は画面内指紋認証のみで顔認証には対応していません。手が乾燥してると反応しないこともあるので注意してください。
リアカメラは12MP(1/2.55型)の広角に12MPの超広角のデュアルカメラを採用しておりPixel 5と近いスペックとなっており普通に画質はキレイですし4K 60fpsの動画撮影も可能となっています。
Pixel 6aは現在は中古で〜3万円ほどで購入可能です。OSアップデート保証が5年に延長されて2027年までになったので、まだ現役で使える端末です。
→ Pixel 6aを詳しくみる
Pixel 5a(5G)
Pixel 5a (5G)は2021年8月に発売した6.34インチのディスプレイを搭載した価格の安いモデルです。少し前のモデルなので基本的に中古で買うことになります。
SoCにはSnapdragon 765Gを搭載しGoogle独自チップに切り替わる前のスマホですが、ブラウジング、SNS、動画視聴をするくらいなら十分快適に使える性能をもっています。
画面サイズが6.34インチと少し大きいので画面が大きいスマホがいいけど費用を抑えたい方におすすめのモデルです。生体認証は背面式指紋認証に対応してるのでマスクしながらも使えます。
リアカメラは12MP(1/2.55型)の広角に16MPの超広角のデュアルカメラを採用しており画質も十分キレイなので大きなこだわりがないなら使えるカメラシステムとなっています。
少し前のモデルではありますが意外と長く使えますし、バッテリー持ちもいいので普段使いのスマホとしてはバランス感覚は良き端末です。
→ Pixel 5a(5G)を詳しく見る
Pixelのサイズで比較
Pixelシリーズは機種によって、世代によって画面サイズが違うので規則性がありませんが、Pixel 8 Proは6.7インチ、Pixel 8は6.2インチ、Pixel 7aは6.1インチとなっています。
ハイエンドモデルは画面が大きくて価格の安いモデルは小さくなる傾向がありますので、ゲームを大きな画面で快適に楽しみたい、動画視聴をするなら6.8インチのPixel 9 Pro XLがおすすめです。
Pixel 9は6.3インチの画面サイズでコンパクトと大きさを共存させたいいとこ取りな端末となっています。
Pixel 9は6.3インチと大きめですがベゼル幅が狭く本体横幅が72mmとPixel 8aの72.7mmより僅かにコンパクトで片手操作しやすいです。
Pixel 8aは6.1インチとコンパクトな印象がありますが、実は6.3インチのPixel 9の方が小型化しています。
ただ、本体重量はPixel 9は198g、Pixel 8aは188gなので全体的な扱いやすさはPixel 8aの方がいいですね。カメラの出っ張りもPixel 8aの方が少なくてスマホとしてはまとまりがいいと思います。
Pixelの性能・動作速度を比較
Google Tensor G4〜初代Tensorのスペック、性能を比較してみました。
モデル | Pixel 9 | Pixel 8 | Pixel 7 | Pixel 6 | Pixel 5 |
---|---|---|---|---|---|
SoC | Tensor G4 | Tensor G3 | Tensor G2 | Tensor | Snapdragon 765G 5G |
CPU | Cortex-X4 ×1 Cortex-X720 ×3 Cortex-A520 ×4 |
Cortex-X3 ×1 Cortex-X715 ×3 Cortex-A510 ×4 |
Cortex-X1 ×2 Cortex-A78 ×2 Cortex-A55 ×4 |
Cortex-X1 ×2 Cortex-A76 ×2 Cortex-A55 ×4 |
Cortex-A76 ×2 Cortex-A55 ×6 |
GPU | Mali-G715 | Mali-G710 MP7 | Mali-G78 MP20 | Adreno 620 | |
メモリ | 12GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5 | 8GB LPDDR4X | |
プロセス | 4nm | 4nm | 5nm | 5nm LPE | 7nm |
Google Tensor G3の基本構成はTensorと似ていますが、真ん中の高性能コアがCortex-A78からA715になって性能が底上げされて、GPUコアがMali-G710からG715になって処理性能が向上しています。
Antutuで性能を比較しました。
モデル | Pixel 9 | Pixel 8 | Pixel 7 | Pixel 6 |
---|---|---|---|---|
SoC | Tensor G4 | Tensor G3 | Tensor G2 | Tensor |
メモリ | 12GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5X | 8GB LPDDR5 | |
ストレージ | 128GB(UFS 3.1) | |||
トータル | 1272798 | 1193182 | 978658 | 834346 |
CPU | 377366 | 351847 | 265008 | 227393 |
GPU | 453330 | 435572 | 333485 | 282371 |
MEM | 206779 | 188155 | 176854 | 140298 |
UX | 235323 | 217607 | 203313 | 184284 |
Tensor G2 → G3になることでトータルで20%ほど性能が向上しています。G3 → G4はトータルで10%ほどの性能アップに留まっています。
Tonsorチップは1世代では大きな進化をしないチップなので数値で見ると違いを感じないですがTensor → Tensor G2はグラフィック処理は目に見えて向上してるので間違いなく性能は進化しています。
ただ、Tensor G3 → G4はほぼ同じ…なんですよね。
読み込み速度はTensor G4の方が速いですが、フレームレートは僅かにG4の方が速い程度で誤差レベル程度の性能アップです。なので、Tensor G4のPixel 9、G3のPixel 8はほぼ同じ性能と見ていいと思います。
電池持ちもほぼ同じです。G2 → G3またはG4は性能さを感じられるので今から少しでも処理性能の高いPixelが欲しいならPixel 9またはPixel 8を選ぶのがいいかと思います。
Pixelのカメラを比較
Pixel 9 Proは広角、超広角、望遠のトリプルカメラ、Pixel 9、Pixel 8aは広角、超広角のデュアルカメラを搭載しています。
モデル | Pixel 9 Pro Pixel 9 Pro XL PIxel 8 Pro |
Pixel 9 | Pixel 8 | Pixel 8a |
---|---|---|---|---|
広角 | 50MP(1/1.31型)・ƒ/1.68 | 64MP(1/1.73型)・ƒ/1.89 | ||
超広角 | 48MP(1/2.55型)・ƒ/1.95 | 12MP(1/2.9型)・ƒ/2.2 | ||
望遠 | 光学5倍・48MP(1/2.5型)・ƒ/2.8 最大30倍ズーム |
最大8倍ズーム | ||
動画撮影 | 4K/60fps HDR | |||
イン | 10.5MP・ƒ/2.2 | 13MP・ƒ/2.2 |
広角カメラはPixel 9 Pro、PIxel 9ともに同じで50MP(1/1.31型)大型高画素センサーを搭載してますが、1世代前のPixel 8とスペックは同じとなっています。
クロップズーム2倍で比較してみましたが…
Pixel 9とPixel 8の広角カメラはほぼ同じ解像感でした。なので、広角カメラに限定するならPixel 9 Pro、9、8 Pro、8はほぼ同じ画質で撮影ができると見ていいでしょう。
ちなみに、センサーサイズは1/1.31型と大きいので背景のボケ感を演出しやすくなります。例えば、Pixel 8(1/1.31型)とPixel 7a(1/1.73型)と比較するとこれだけ雰囲気が変わります。
センサーサイズが大きいモデルの方が被写体に寄った時によりボケ感を演出できるので、雰囲気を出したいときに使いやすいですね。またセンサーが大きい方が画質も良くなる傾向があってPixel 7aの64MP(1/1.73型)よりもPixel 8の50MP(1/1.31型)の方が解像感が高くなっています。
なお、Pixel 9 Pro、Pixel 9は広角1〜2倍画角での撮影は同じですが3〜4倍画角はPixel 9 Proは望遠カメラのデータを合成して画質向上をしています。
望遠5倍での撮影をすることが少なくても3〜4倍など普段使いするような画角の画質もPixel 9 Proの方がキレイになる傾向があります。また、Pixel 9 Proは光学5倍望遠とPixel 9の広角デジタルズーム4倍の画質はこれくらいです。
また、超広角カメラもPixel 8の12MP(1/2.55型)からPixel 9 Pro、Pixel 9、Pixel 8 Proは48MP(1/2.55型)と高画素センサーになって画質が向上しています。
PIxelシリーズは廉価モデルのPixel 7aでも十分きれいな写真、動画撮影が可能ですが上位モデルをえらうことでワンランク上の画質の撮影ができるので、カメラにこだわるならPixel 8 Pro、Pixel 8を選ぶのがいいでしょう。
望遠カメラが必要ならPixel 8 Proがおすすめです。
Pixelはどれがおすすめ?
Pixelシリーズは基本的にどのモデルを選んでも世代が同じならSoCは同じで基本性能は変わりないです。廉価モデルのaシリーズでも世代が同じなら動作速度はほぼ変わりないです。
現在、Pixel 8以降のモデルであればどれを選んでも問題ないです。新しいモデルが欲しいならPixel 9シリーズ、費用を少し抑えたいならPixel 8でも問題はないでしょう。
使いやすさを重視:Pixel 9
トータルバランスで使いやすいスマホにまとまってるのはスタンダードモデルのPixel 9です。6.3インチと片手操作しやすいですし質感も高めで10万円くらいで買えるので扱いやすい端末です。
SoCも上位のPixel 9 Proと同じGoogle Tensor G4を搭載し快適に使うことができます。重めのゲームはPixelシリーズ全てにおいて強くはないですが普段使いのアプリならサクサク動作しますしPixel 9くらいの性能があれば十分です。
カメラも広角と超広角カメラがとてもキレイに撮影できますし望遠画角での撮影をすることがないならPIxel 9はおすすめの端末となっています。
ゲームのしやすさを重視:Pixel 9 Pro / 9 Pro XL
ゲームをそれなりに快適に遊ぶならPixel 9 Pro / 9 Pro XLがおすすめです。
最新のGoogle Tensor G4に16GBの大容量メモリを搭載してるのでPixel 9やPixel 8a よりも安定してます。
ただ、Tensor G4はゲームに適したSoCではないので快適性を重視するなら普通にiPhone 16 ProやGalaxy S24 Ultraを選んだ方がいいです。これは間違いないです。
画面サイズもPixel 9 Pro XLなら6.8インチと大きく見やすく迫力の画面で楽しむことができます。動画視聴、電子書籍を読むことが多いなら画面サイズが大きいXLがおすすめです。
コンパクトに使いたいなら6.3インチのPixel 9 Proがおすすめです。
望遠画角の画質を重視:Pixel 9 Pro〜7 Pro
望遠画角で撮影することが多いならズームしても画質がキレイなPixel 9 Proがおすすめです。光学5倍の望遠カメラを搭載しているので遠くの被写体もクリアに切り取ることも可能です。
望遠カメラにしては1/2.5型と大きめのセンサーを搭載してるので暗いところもノイズの少ない写真に仕上げれます。少し前のPixel 7 Proの望遠カメラでもこれだけキレイに撮影可能だったりします。
さらに前のPixel 6 Proの望遠カメラでも同じような写真撮影ができてセンサーサイズが1/2型と大きいので暗所撮影はより強いかも。(比較するとそう大きな差はない)
Pixel 6 Proも十分キレイですし実用で使いやすい光学4倍なので、使い方次第では最新のモデルよりも扱いやすいところはありそうです。ただ、Pixel 6シリーズは顔認証に対応してないので少し使いにくい部分があるので注意です。
→ Pixel 8 Proを詳しく見る
迷ったらコレ、ほぼ全入り:Pixel 8a
どのモデルがいいか迷ったらPixel 8aを買っておいて後悔することはないような気がします。
6.1インチのディスプレイなので動画見るにしても、電子書籍を読むにしても丁度良い多いさで片手操作も可能な大きさです。
SoCはTensor G3でPixel 8と同じでリフレッシュレートも120Hzに対応し滑らかに操作できます。カメラは上位モデルと比べると劣るところありますが、普通にキレイな写真撮影ができますし4K60fpsの動画撮影も可能です。
これが7万円くらいで買うことができるのはコスパ最強ですよね。ドコモ、UQ mobile、ワイモバイルにMNP乗り換えなら3〜4万円で購入できます。
→ Pixel 7aを詳しく見る
価格の安さを重視:Pixel 7a
Pixel 7aは現在は中古で買えるので性能はそこそこでいいから少しでも費用を抑えたい、片手でスマホを使いたいなら選択肢としてはアリです。
基本性能はPixel 7とほぼ同じでTensor G2を搭載してますしPixel 7aよりも本体サイズが小さくて重量も軽いので扱いやすいモデルとなっています。
このモデルから顔認証に対応して画面内指紋のデュアル認証に対応し使いやすくなってますし、カメラの画質にそこまでこだわりがないなら全体的に見ても十分使えるモデルです。
中古なら2〜3万円ほどで購入できるので安いです。
→ Pixel 7aを詳しく見る
さらに費用を抑えたいなら型落ちとなるPixel 6aを中古で買うのもアリです。顔認証が使えないデメリットがありますが、OSアップデートが3年から5年に伸びたのでまだ現役で使うことができます。
中古で2〜3万円で購入できるのでとにかく安いです。
→ Pixel 6aを詳しく見る
Pixelシリーズ おすすめ機種:まとめ
Pixelシリーズはラインナップはシンプルなので選びやすいスマホかもしれませんね。
- 使いやすさとバランス重視 → Pixel 9
- ゲーム、コンテンツの見やすさ重視 → Pixel 9 Pro XL
- 望遠画角のカメラを重視する → Pixel 9 Pro
- 折りたたみスマホが欲しい → PIxel 9 Pro Fold
- 迷ったらコレ、ほぼ全部入りのコスト重視 → Pixel 8a
- 片手操作のしやすさを重視する → Pixel 9 / Pixel 8
- 価格の安さを重視する → Pixel 8a、Pixel 7a
多くの方にお勧めできるのはサイズ、性能、価格ともにバランスの取れてるPixel 7aです。顔と指紋認証で使うことができますし扱いやすいスマホです。
望遠カメラも重視するならPixel 9 Pro、Pixel 8 Proにすればいいですし、価格の安さを重視するならPixel 8a、Pixel 7aあたりをチョイスすれば問題ないでしょう。
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