この記事ではGalaxy Tab 6S LiteとiPad(第10世代)を比較しています。
Samsungがミドルレンジのタブレット・Galaxy Tab 6S Liteを2023年6月23日に発売します。同端末は2020年に海外で発売されたものですが日本国内向けに調整しての発売となります。
Galaxy Tab 6S Liteは10.4インチ、iPad(第10世代)は10.9インチの画面サイズとなっていて価格帯も似てるので「どっちが良い?」ってなります。
ということで、Galaxy Tab S6 LiteとiPad(第10世代)のサイズとスペック・価格を比較しました。どっちにしようか迷ってる方は参考にしてください。
この記事の目次
Galaxy Tab 6S Lite・iPad 10の比較
本体デザインの違い
Galaxy Tab 6S Liteは10.4インチのディスプレイを搭載したタブレット端末で5:3のアスペクト比で横に持った時にディスプレイがよりワイドなパネルを採用しています。
Galaxy Tab 6S LiteはSペンが付属してくるのが嬉しいですね。最初からペンを使って操作をしたりメモ、ノート、お絵描きができます。
端末価格が56,798円なので5万円超えてるので高いなーって思うかもしれませんが、Sペンが同梱してこの価格なでコストパフォーマンスは悪くないのかなと感じます。
Galaxy Tab 6S Liteの本体カラーはグレーの1色のみです。
カラーラインナップが1色のみなのは少し残念。シルバーとかも欲しかったです。ただ、純正ブックカバーは3色あるので持ち出す時のカラーを変えることはできます。
グレー、ブルー、ピンクから選べます。(キャンペーンで2023年6月20日〜6月30日まで購入でもらえる)
iPad(第10世代)は10.9インチのディスプレイを搭載したタブレット端末で画面比率が4.3:3で横で持っても高さのあるモデルとなっています。
iPad(第10世代)は別売りのMagic Keyboard Folioを組み合わせることでパソコンのように作業用の端末として使えます。
また、別売りのApple Pencil(第1世代)を買えばメモ、ノート、お絵描きタブレットとしても使えるのはGalaxy Tab 6S Liteと同じとなっています。
iPad(第10世代)の本体カラーはシルバー、イエロー、ピンク、ブルーの4色から選べる楽しみがあります。
カラフルなカラーラインナップなので選び甲斐はありますよね。端末の筐体はフラットなあるみにうむ素材を採用しサラサラとした手触りでカッコいいスタイルとなっています。
本体サイズの違いを比較
Galaxy Tab 6S LiteとiPad(第10世代)のサイズを比較しました。
Galaxy Tab 6S Liteの筐体サイズは 244.5 × 154.3 × 7.0 mm で重量が465g、iPad(第10世代)は 248 × 179.5 × 7.0 mm で重量が 477g です。
画面サイズが10.4インチと小さくて画面比率が縦長なGalaxy Tab 6S Liteの方がよりコンパクトなサイズ感ですが、重量はどちらもほぼ同じとなっています。
ディスプレイの違いを比較
Galaxy Tab 6S LiteとiPad(第10世代)のディスプレイの違いを比較します。
モデル | Galaxy Tab 6S Lite | iPad(第10世代) |
---|---|---|
サイズ | 10.4インチ(5:3) | 10.9インチ(4.3:3) |
解像度 | 2,000 × 1,200 ピクセル(224 ppi) | 2,360 × 1,640 ピクセル(264 ppi) |
画面輝度 | ? | 500ニト |
パネル | 液晶ディスプレイ | 液晶ディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング |
タッチペン | Sペン(同梱) | Apple Pencil(第1世代) |
Galaxy Tab 6S Liteは10.4インチの液晶ディスプレイを搭載し画面比率が5:3と縦長となっていますが、iPad(第10世代)は10.9インチで4.3:3と縦に持った時も横幅の広い画面比率となっています。
iPad(第10世代)は非フルラミネーションディスプレイ(液晶、タッチパネル、保護パネルが独立したパーツ)で液晶パネルとタッチパネルの間にある隙間で光の反射がしやすい廉価パネルとなっています。
内蔵スピーカーの違いを比較
Galaxy Tab 6S Liteはステレオスピーカーを搭載しており端末を横に持った時にステレオで左右に広がるドルビーアトモスに対応した迫力の3Dサウンドを楽しむことができます。
iPad(第10世代)は横向きに対応したデュアルスピーカーを内蔵しています。
スピーカーグリルは4つありますがスピーカー自体は片側に1つずつしか搭載していません。
なので、縦持ちで使う場合は上が左チャンネル、下が右チャンネルとなって音楽を左右ステレオになるのはGalaxy Tab 6S Liteと同じとなっています。
生体認証の違いを比較
生体認証はGalaxy Tab 6S Liteは顔認証に対応しています。
指紋認証には対応していないので顔か暗所やマスクをしてるシーンにおいてはパスコード入力で画面ロック解除することになります。
iPad(第10世代)は電源ボタンに内蔵した指紋認証センサーによる指紋認証に対応しています。
あらゆるシーンで使えるのはiPad(第10世代)の方でしょう。暗いところ、マスクをしていてい指があればサクッと画面ロック解除して使い出すことができます。
ただ、Galaxy Tab 6S LiteはAndroidセキュリティの設定で自宅に置いてたり、近くにペアリングしてるスマホがあればロックしない設定もできるので問題はないはずです。
SoC スペックと性能の違い
Galaxy Tab 6S LiteはQualcomm Snapdragon 720G、iPad(第10世代)はApple独自SoCのA14 Bionicを搭載しています。
モデル | Snapdragon 720G | Apple A14 Bionic |
---|---|---|
CPU | Cortex-A76 ×2 Cortex-A55 ×6 |
Firestorm ×2 Icestorm ×4 |
GPU | Adreno 618 | Apple 4GPU |
メモリ | 4GB LPDDR4X | 4GB LPDDR4X |
ストレージ | 64 GB Micro SD(最大1TB) |
64 / 256 GB |
NPU | Hexagon 692 | Neural Engine |
Process | 8nm(Samsung) | 5nm(TSMC) |
Generation | 2020 | 2020 |
どちらも2020年のSoCを搭載し少し世代の古いチップとなっていますが、処理性能は間違いなくA14 Bionicを搭載したiPad(第10世代)の方が上となります。
どちらもメインメモリは4GB、ストレージは64GBとなっていて、iPad(第10世代)は256GBモデルも選ぶことができます。
Geekbench 6でスコアを比較してみました。(参考:Android Geekbench Browser)
SoC | Snapdragon 720G | A14 Bionic |
---|---|---|
シングルコアCPU | 727 | 2067 |
マルチコアCPU | 1750 | 4640 |
GPU(参考) | 1140(OpenCL) | – |
GPU(参考) | 520(Vulkan) | 16472(Metal) |
参考として、Antutu(V9)のスコアもSnapdragon 720Gは27〜30万、A14 Bionicは50〜60万なので少なくとも倍は性能差があります。
Snapdragon 720G、ちょっと厳しいですね。Snapdragon 480 5Gとほぼ同じ性能で普段使いで普通にタブレットとして使うならいいけどゲームを快適に遊ぶことはできません。
あくまでブラウジング、SNS、メモやノート用途によるタブレット端末として使うのがいいでしょう。
(Fire Max 11とほぼ同じ性能なので普通のアプリはサクサク動くはずです。)
そもそも、AndroidとiOSという大きな違いがありますがサクサクとストレスなく動作するのはiPad(第10世代)となります。
通信性能の違いを比較
Galaxy Tab 6S LiteとiPad(第10世代)の通信性能の違いを比較しました。
モデル | Galaxy Tab 6S Lite | iPad 10 |
---|---|---|
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
UWB | – | – |
モバイル通信 | – | セルラーモデル(4G LTE / 5G) |
Galaxy Tab 6S Liteは2020年にグローバルで発売された端末ということもあってベースとなるスペックが少し前となっているのでWi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。
iPad(第10世代)は2022年に発売した最新モデルなので廉価版とはいえWI-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。
また、iPadはセルラーモデルでモバイルデータ通信が可能です。
カメラのスペックを比較
Galaxy Tab 6S Liteのリアカメラは800万画素の広角カメラを、iPad(第10世代)は1200万画素・F/1.8の広角カメラを搭載しています。どちらもシングルカメラのシンプルな構成です。
モデル | Galaxy Tab 6S Lite | iPad 10 |
---|---|---|
広角カメラ | 8MP(1/4型)・F/1.9 | 12MP・F/2.0 |
インカメラ | 5MP・F/2.0 | 12MP・F/2.4(122°) |
動画機能 | 最大1080P/30FPS | 4K/60FPS、1080pスロー、タイムラプス |
Galaxy Tab 6S Liteの広角カメラは画素数が800万画素と少なく画質は期待できず動画撮影もフルHD/30fpsまでとなっています。
iPad(第10世代)は1200万画素と画素数が多くてそれなりの画質での撮影が可能で動画性能も4K/60fpsで撮影できるので強いです。
また、インカメラが超広角でビデオ通話時に追尾してくれる機能をとうしています。
ペンシルの使い勝手について
Galaxy Tab 6S LiteはSペンが同梱しています。iPad(第10世代)は別売りのApple Pencil(第1世代)に対応しペンを使ってメモやノート、お絵描きが可能です。
Sペンが付属してくるので追加費用なしでメモ、ノート、お絵描きタブレットとして使えるのはGalaxy Tab 6S Liteの魅力です。
しかも、Galaxy Tab 6S LiteのSペンは充電が不要なので気軽に使うことができます。
iPad(第10世代)は純正でApple Pencil(第1世代)が使えますがLightningコネクタなので変換アダプタを使ってペアリングが必要です。
これが非常に面倒で充電もiPad(第10世代)から直接できない煩わしさがあるのが使いにくいのです。
iPhoneのLightningポートで充電もできますがもしiPad(第10世代)を使うならLogicool Crayonなど他社製のペンシルを選んでもいいかもしれません。
Galaxy Tab 6S Lite・iPad 10のスペック比較
Galaxy Tab 6S LiteとiPad 10のスペックを比較しました。
モデル | Galaxy Tab 6S Lite | iPad 10 |
---|---|---|
サイズ | 10.4インチ(2,000 × 1,200 ピクセル) | 10.9インチ(2,360 × 1,640 ピクセル) |
リフレッシュレート | 60 Hz | 60 Hz |
SoC | Snapdragon 720G | Apple A14 Bionic |
メモリ | 4GB LPDDR4X | 4GB LPDDR4X |
ストレージ | 64GB | 64 / 256GB |
生体認証 | 顔認証 | トップボタン式指紋認証(Touch ID) |
広角 | 8MP(1/4型)・ƒ/1.9 | 12MP・ƒ/1.8 |
インカメラ | 5MP | 12MP・ƒ/2.4 |
オーディオ | 2スピーカー(ドルビーアトモス対応) | 2スピーカー(横向き) |
通信性能 | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.0 – |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 5G(セルラーモデル) |
バッテリー | 7,040 mAh | 28.6Wh(7,730mAh) |
筐体 | アルミ | アルミ |
ポート | USB-C | USB-C |
サイズ重量 | 244.5 × 154.3 × 7.0 mm・465g | 248.6 × 179.5 × 7 mm・477g |
OS | Android 13 | iPadOS 16(17対応) |
Galaxy Tab 6S Lite・iPad 10の価格比較
Galaxy Tab 6S LiteとiPad(第10世代)の価格を比較しました。
Wi-FI セルラー |
Galaxy Tab 6S Lite | iPad(第10世代) |
---|---|---|
64GB | 56,798円 – |
68,800円 92,800円 |
128GB | – – |
– – |
256GB | – – |
92,800円 116,800円 |
価格はGalaxy Tab 6S Liteの方が安くなっていて64GBモデルが56,798円です。iPad(第10世代)は同じ64GBでも68,800円と12,000円ほど高くなっています。
しかも、Galaxy Tab 6S LiteはSペンが付属してのこの価格ですし、SoCが弱いですが普通にタブレットとして使うくらいなら良いかもしれません。
Galaxy Tab 6S Lite・iPad 10 どっち買うべき?
Galaxy Tab 6S Liteとは10.4インチのディスプレイを搭載したSペン付きのタブレット端末です。iPad(第10世代)は10.9インチのディスプレイを搭載したタブレット端末ですがどっちがいいかまとめました。
Galaxy Tab 6S Liteがいい人は
Galaxy Tab 6S Liteが採用してるSnapdragon 720Gは性能の高いチップではないですが、ブラウザやSNS、メモアプリといった普段使いのアプリは普通に動作します。
- 普通に使えるタブレットが欲しい
- メモ、ノートを気軽に取りたい
- 3Dグラフィックのゲームはしない
- Samsung DeXでPCのように使いたい
- Galaxyスマホを使ってる
- 少しでも費用を抑えたい
3Dグラフィックを多用した重めのゲームをプレイすることがないならGalaxy Tab 6S Liteでも問題なく使うことができるでしょう。
Galaxy Tab 6S LiteはSamsung DeXが使えるので一度に複数のウィンドウを開いたり、写真をメールにドラッグ&ドロップしたりパソコンのように使えます。
また、Galaxy S23などのSamsungスマホを使ってるなら連携して使うことも可能です。
価格もiPad(第10世代)よりも安いですしSペンが同梱してくるのでペンありきで検討すると3万円ほどGalaxy Tab 6S Liteの方が安く買うことができます。
費用を抑えたいなら。アリです。
iPad(第10世代)がいい人は
iPad(第10世代)はタブレットとして使うだけでなく作業用のマシンとしても使えるので資料作成したり、ブログを書くこともできます。
- 普通にタブレットとして使う
- 資料作成、ブログなど作業用マシンとして
- 軽めの動画編集もタブレットでしたい
- メモやノート、お絵かきマシンとして
これはGalaxy Tab 6S Liteも同じですが、SoCが高性能でより快適に動かすことができるメリットがあります。
また、処理性能が高くゲームも快適に動かせるので快適性を重視するならiPad(第10世代)がおすすめとなります。
動画編集も純正のiMovieやLumaFusionでサクッと軽く編集可能で出来ることの幅はiPad(第10世代)の方が広いですよね。
iPad(第10世代)は純正のカバーキーボードなど何も考えなくても作業できる環境を整えることもできます。
ただし、価格が高くてキーボード、ペンシルなど全部揃えると8〜9万円ほどに価格が跳ね上がるのが辛いところです。
→ iPad(第10世代)を詳しく見る
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