
この記事ではmoto g53y 5G、moto g13を比較しています。
moto g53y 5Gとmoto g13はどちらもモトローラの6.5インチの大画面ディスプレイを搭載した格安スマホです。
moto g53y 5Gはワイモバイルで取り扱いをし場合によっては2万円以内で購入も可能でかなり安く買えます。moto g13は公式ストアで22,800円とこちらも安いです。
この間にmoto g32がありますが28,800円と少し高いので2万円前後で購入できるmoto g53y 5Gとmoto g13で比較してみました。
※今回実機で使用したmoto g53はmoto g53yではなく公式ストア版のg53jですが本体デザインなどはg53yと同じとなっています。
moto g53y 5G・moto g13の比較
本体デザインの違い
moto g53y 5Gとmoto g13の本体デザインは全く同じです。

パッと見は区別付かないくらい同じデザインを採用していますが、リアカメラの土台部分の加工処理が異なっており、moto g53yはマット調なのに対してmoto g13は光沢のある処理となっています

サイドフレームのデザインも全く同じでマットな素材を採用し価格の割に質感の高い筐体となっています。

端末左側にカードスロットがあります。

カードスロットの位置が微妙に異なっています。moto g53yはnanoSIM + eSIM + microSDカードに対応、moto g13はデュアルnanoSIM + microSDカードに対応しています。
あとは本体カラーが異なるくらいなので、基本的に同じデザインの筐体のものを採用してると見ていいでしょう。

moto g53yがインクブラック、アークティックシルバー、ペールピンク(ワイモバイル限定色)の3色から、moto g13がマットチャコール、ラベンダーブルーの2色から選べます。
本体サイズの違い
moto g53yとmoto g13の本体サイズも同じとなっています。

モトローラの公式ページとワイモバイルでは表記が異なりますが、オープン市場向けのmoto g53jとmoto g13は全く同じ本体サイズとなっています。
- moto g53y:163 × 75 × 8.2 mm
- moto g53j:162.7 × 74.66 × 8.19 mm
- moto g13:162.7 × 74.66 × 8.19 mm
表記方法の違いだけで同じ本体サイズですね。
ディスプレイの違いを比較
moto g53y 5Gとmoto g13のディスプレイの違いを比較しました。

モデル | moto g53y 5G | moto g13 |
---|---|---|
サイズ | 6.5インチ | 6.5インチ |
解像度 | 1,600 × 720 ピクセル | 1,600 × 720 ピクセル |
画面輝度 | ? | 400ニト |
パネル | 液晶ディスプレイ | 液晶ディスプレイ |
リフレッシュレート | 120Hz | 90Hz |
どちらも6.5インチの液晶ディスプレイを搭載し解像度は1,600 × 720ピクセルのHD画質ですがリフレッシュレートがmoto g53y 5Gが120Hz、moto g13は90Hzとなっています。
より滑らかな操作体験ができるのがmoto g53yです。

6.5インチの大画面なのに解像度がHD画質で液晶ディスプレイなので画質はそんなに良くはないですね。ただ、普通にスマホとして使うなら十分使えるスペックとなっています。
内蔵スピーカーの違い
内蔵スピーカーはどちらもステレオに対応し、3.5mmオーディオジャックも搭載しています。ジャックの配置はmoto g53yが端末下、moto g13が端末上です。
この価格でしっかりステレオで音楽を視聴できるのは素晴らしいですし音質も良いです。
安いからといって妥協してないのがさすがモトローラ。低音、高音もこの価格帯のスマホとは思えないくらいしっかり再生できていてステレオで音の広がりを感じながら視聴が可能です。
moto g53y 5Gとmoto g13の音質の違いはありません。
SoC スペックと性能の違い
moto g53y 5GはQualcomm Snapdragon 480+ 5G、moto g13のはMediatek Helio G85を搭載しています。

モデル | Snapdragon 480+ 5G | MediaTek Helio G85 |
---|---|---|
CPU | Cortex-A76 ×2 Cortex-A55 ×6 |
Cortex-A75 ×2 Cortex-A55 ×6 |
GPU | Adreno 619 | Mali-G52 MP2 |
メモリ | 4GB LPDDR4X | 4GB LPDDR4X |
ストレージ | 128 GB micro SD(最大1TB) |
128 GB micro SD(最大512GB) |
ISP | Hexagon 686 | Neural Engine |
Process | 8nm | 12nm |
Generation | 2021 | 2020 |
Helio G85よりもSnapdragon 480+ 5Gの方が高性能CPUの性能が高いコアを採用し、プロセスも8nmとより微細で電力効率の良いSoCを採用しています。
Antutu(v9)でスコアを比較してみました。(moto g53j 5Gで計測してるのでMEMの数値が少し高くなる可能性があるので参考としてください。)

SoC | Snapdragon 480+ 5G | Helio G85 |
---|---|---|
メモリ | 8GB / 128GB | 4GB / 128GB |
トータル | 361844 | 213127 |
CPU | 107974 | 68465 |
GPU | 89133 | 38016 |
MEM | 67277 | 47654 |
UX | 97460 | 58992 |
発熱 | 32°(2°上昇) | 32.5°(1.8°上昇) |
バッテリー | 3%消費 | 3%消費 |
全体的に見てもmoto g13のHelio G85よりもmoto g53のSnapdragon 480+ 5Gの方がスペックが高く1.7倍ほど処理性能が高くなっています。
moto g13も普通に使える性能は持ってますが、アプリの起動や切り替えが少し遅かったり、Twitterのスクロールがカクツクなどします。
mono g53jはメモリが8GBあるのでSnapdragon 480+ 5Gでもそこそこ快適動作します。
g53yはメモリが4GBなのでアプリの切り替え時にモタついたり動作が不安定になることもあるかもですが、g13よりも快適に動作するでしょう。
motoアクションの違い
モトローラのスマホは独自のmotoアクションでジェスチャーによる操作が可能ですが、moto g13は対応してるアクションが少なくなっています。
動作 | moto g53y | moto g13 |
---|---|---|
クイック起動 | ○ | ○ |
サイドバー | ○ | – |
クイック撮影 | ○ | ○ |
簡易ライト | ○ | ○ |
3本指でのスクリーンショット | ○ | – |
持ち上げてロック解除 | ○ | – |
下向きでマナーモード | ○ | – |
持ち上げて消音 | ○ | – |
下向きでマナーモード | ○ | – |
スワイプで分割 | ○ | – |
moto g13のアクションはかなり少ないですが、moto g53yは3本指スクリーンショットや持ち上げてロック解除できたりと便利に使うことができます。
通信性能の違いを比較
moto g53yとmoto g13の通信性能の違いを比較しました。
モデル | moto g53y | imoto g13 |
---|---|---|
Wi-Fi | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 5 |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
SIMカード | nanoSIM × 1 eSIM |
nanoSIM × 2 eSIM |
5G | n3/n28/n77/n78 | – |
4G | LTE:B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42 | LTE:B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41 |
3G | W-CDMA B1/B2/B4/B5/B8 | W-CDMA B1/B2/B5/B8 |
moto g13は5G通信に対応していませんが、moto g53yは5Gの通信に対応しています。最近は5Gのエリアも増えてきてるのでより快適に使えるのはmoto g53yとなりそうです。
NFC / おサイフケータイについて

モデル | moto g53y | moto g13 |
---|---|---|
NFC | Type A/B | Type A/B |
Felica | 対応(おサイフケータイ) | – |
NFC(Type A/B)はmoto g53y、moto g13ともに対応してるのでVisaタッチなどの電子決済が可能です。
さらに、moto g53yはFelica(おサイフケータイ)にも対応してるので交通系カードのSuica、PASMO、iDやQUICPayなどの電子決済も使って支払いが可能となっています。
カメラのスペックを比較
moto g53y、moto g13ともに広角カメラとマクロカメラのデュアルカメラ仕様となっていて、moto g13はポートレート用のカメラも搭載しています。

モデル | moto g53y | moto g13 |
---|---|---|
広角 | 50MP(1/2.75型)・F/1.8 | |
マクロ | 2MP・F/2.4 | |
深度カメラ | – | 2MP・F/2.4 |
インカメラ | 8MP・F/2.0 | |
動画 | 最大1080P/30FPS | |
機能 | スポットカラー、ナイトビジョン、パノラマ、グループ自撮り、Ultra-Res、プロ撮影、デュアル撮影、タイムラプス、スローモーション、ポートレート | ナイトビジョン、パノラマ、Ultra-Res、プロ撮影、デュアル撮影、タイムラプス、スローモーション、ポートレート |
カメラのスペックは基本的に同じで広角カメラは 5000画素の高画素センサーを搭載しセンサーサイズは1/2.75型、レンズはF/ 1.8となっています。
ただ、同じスペックのカメラでもSnapdragon 480+ 5GとHelio G85のISPの性能が異なるためか画質はmoto g53の方がキレイになる傾向があります。
(moto g53jとmoto g13で撮影し比べてるので画像をまとめたら追記します。)
moto g53y・moto g13のスペック比較
moto g53yとmoto g13のスペックを比較しました。
モデル | moto g53y | moto g13 |
---|---|---|
サイズ | 6.5インチ(1,600 × 700 ピクセル) | |
リフレッシュレート | 120 Hz | 90 Hz |
SoC | Snapdragon 480+ 5G | MediaTek Helio G85 |
メモリ | 4GB LPDDR4X | |
ストレージ | 128GB | |
生体認証 | 顔認証 + サイドボタン指紋認証 | |
広角 | 50MP(1/2.75型)・F/1.8 | |
マクロ | 2MP・F/2.4 | |
深度カメラ | – | 2MP・F/2.4 |
インカメラ | 8MP・F/2.0 | |
オーディオ | 2スピーカー(ドルビーアトモス対応) | |
通信性能 | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.1 |
|
バッテリー | 5,000 mAh | |
防水防塵 | IP52 | |
ポート | USB-C(USB 2.0) | |
サイズ重量 | 163 × 75 × 8.2 mm・183g | 162.7 × 74.66 × 8.19 mm・184g |
OS | Android 13 | Android 13 |
moto g53y・moto g13の価格比較
moto g53yとimoto g13の価格を比較しました。
- moto g53y :21,996円
- moto g13(公式ストア):22,800円
- moto g13(IIJmio):19,800円
ほぼ同じ価格です。moto g53yはワイモバイルで機種変更だと17,676円、新規契約なら13,716円、MNPのりかえなら3,996円で買えるのでとにかく安いです。
moto g53yはFelica(おサイフケータイ)も使えるのでワイモバイルに乗り換えして購入するのがいいですね。性能も高いですね。
ちなみに、moto g13もMVNOで販売していてIIJmioで19,800円、MNPなら2,480円で購入も可能でワイモバイルのmoto g53yよりも安く買えます。
moto g53y・moto g13 どっちを買うべき?
ワイモバイルで購入できるmoto g53y、公式ストアやAmazon、楽天市場で購入できるmoto g13。どっちを買うべきか最後まとめます。
moto g53yがおすすめな人は

- ワイモバイルを使いたい
- とにかく購入費用を抑えたい
- それなりに快適にアプリを使いたい
- 夜間撮影することが多い
- Suica、iDなどの電子決済を使いたい
ワイモバイルをすでに使ってる、これから乗り換えしてもいいかなって思ってる方はmoto g53yがおすすめです。割引でとにかく安く買うことが可能でMNPのりかえなら3,996円です。
もう、これでいいですよね。めちゃくちゃ安い。
安いのにSnapdragon 480+ 5Gを搭載してるのでmoto g13よりも快適に操作できます。
moto g53yのカメラはmoto g13よりも夜間撮影に強くなってるので夜など暗所での撮影をすることがあるならmoto g53yを選ぶのがおすすめです。
Felicaにも対応してるのでSuica、PASMOなどの交通系カードも使えますし生活スマホとしてもしっかり使える端末となっています。
moto g13がおすすめな人は

- ワイモバイル以外で使いたい
- iiJmioなどに乗り換えしたい
- 写真撮影は昼間が多い
- Suica、iDなどの電子決済は使わない
ワイモバイル以外の通信キャリアを使いたいならmoto g13にしましょう。Amazonや楽天市場でサクッと購入できますしポイント還元で20,000円くらいで手に入れることもできます。
また、IIJmioに乗り換えを検討してるならmoto g13を19,800円で期間限定で2,480円で買えるのでさらに安く手に入れることができます。
Felicaに対応していないのでSuicaなどの交通系カードやiD、QUICPayが使えないですが、QRコード決済しか使ってないならmoto g13でも問題はないでしょう。
→ moto g52jを詳しく見る
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