Ankerの30W出力の充電器には窒化ガリウム(GaN)を採用した小型充電アダプタ・PowerPort Atom PD 1がありますが、プラグを折りたたみできない仕様となっています。
なぜ、折り畳みできないのか…ということで旅行・出張に持ち歩くのに最適なAnker PowerPort III miniという充電アダプタがおすすめです。
ここでは、30Wの小型急速充電器・Anker PowerPort Ⅲ miniのデザイン・充電速度・使いやすさのレビューをしているのでiPhone 13、iPhone 12を買ったけど電源アダプタがない…!という方は参考にどうぞ!
現在は販売終了してるので同じ30Wの「Anker Nano II 30W」か「Anker 711 Charger」がおすすめです。
この記事の目次
Anker PowerPort III miniの特徴
Anker PowerPort III miniはUSB-Cポート・30W出力に対応した充電アダプタとなっていて、iPhoneなどスマホ以外にもタブレット、MacBook Airなどフルスピードで充電できます。
- USB-C PD対応で最大30Wの出力
- iPhone・iPad・MacBook Airを充電可能
- スマホを30分で最大50%充電できる
- 折りたたみ式のプラグを内蔵
- サイズ:51 × 44 × 28mm
- 重量:63g
- 端末価格(Amazon):2,999円
半導体素材は新素材の窒化ガリウム(GaN)ではなく一般的なシリコン(Si)なのでPowerPort Atom PD 1よりも筐体サイズは大きくなっています。
しかし、プラグを折り畳むことができるので持ち運びのしやすさはAnker PowerPort III miniの方が一枚上手なのかな…。やっぱりプラグは畳めるようにしてほしいですよね。
コンパクトなボディサイズでありながら、USB-C PD(Power Delivery )で最大30W出力が可能となっています。
- 5V × 2.4A = 12W
- 9V × 3A = 27W
- 15V × 2A = 30W
- 20V × 1.5A = 30W
MacBook Airの純正の電源アダプタは30W出力のものが付属しています。つまり、同じ出力を維持させながらサイズダウンすることができる…ということですね。
また、急速充電に対応したスマホの充電にも使えるのでAnker PowerPort III miniは普段使いの充電アダプタとしてもおすすめです。
なお、薄型タイプのAnker PowerPort Atom III Slim(30W)という充電アダプタもあります。
Anker PowerPort III mini レビュー
外観デザイン・サイズ
Anker PowerPort III miniは白色ベースの少し丸みを帯びた充電アダプタとなっていて充電するとLEDインジゲーターが点灯するようになっています。
ポートのある部分は光沢仕上げになっていますが、周囲はマット調仕上げになっているので落ち着きのあるスタイルとなっています。
Anker PowerPort III miniの筐体の大きさは(51 × 44 × 28mm)とゴルフボールよりも小さいくらいのサイズでしょうか。
MacBook Airの30W充電アダプタと比較すると一回り小さいサイズになっているのが分かります。
このサイズ差で出力は30Wと同じってのはスゴイですよね。
ただ、Appleの30W 充電器はプラグの部分を取り外すことができるようになっていて延長コードを接続することができます。電源タップから離れたところで作業することが多いなら純正アダプタを使うのが良いでしょう。
Anker PowerPort III miniは折りたたみ式のプラグを内蔵しています。
窒化ガリウムを採用しているPowerPort Atom PD 1と本体サイズを比べると横幅は小さいですが、高さと奥行きがあるのが分かりますね。
とはいえ、プラグを折り畳むことができるPowerPort III miniの方がリュックの中に気軽に放り込んでおくことができるので、取り回しの良さは上なのかな。
プラグが出ている状態だと端末を傷付けたりする恐れもありますからね。(そもそもポーチに入れとけって話ですが…)
Anker PowerPort III miniは横幅が小さいので、このような電源タップで並べても問題なく使うことができます。
左隣にあるのはAnkerの18Wの充電アダプタ、右隣にあるのはAppleの30Wの充電アダプタなのでPowerPort III miniがいかにコンパクトなサイズを実現してるのか分かるのではないでしょうか。
実際の出力・充電時間
Anker PowerPort III miniは30Wの高出力充電に対応しているので、30Wの充電器が付属しているMacBook Airをフルスピードで充電できます。
実際に出力電力を確認してみたところ(19.3V × 1.43A = 27.6W)でMacBook Airを充電しているのを確認しました。
純正の電源アダプタよりも二回りほど小さいのに同等レベルのスピードで充電できるのは素晴らしい。
USB-C to Lightningケーブルを使うことでiPhone 11を急速充電できます。
iPhone 11の純正アダプタは5Wタイプのものですが本体は急速充電に対応しているので、Anker PowerPort III miniを使うことで最大18Wのフルスピード充電が可能となります。
実際に出力電力を確認してみたところ(8.69V × 1.91A = 16.6W)でiPhone 11を充電しているのを確認しました。
iPhone 11 ProとiPhone SE(第2世代)を充電してどれくらいの時間でフル充電できたか計測してみました。
iPhone 11 Pro | iPhone SE | |
0分 | 3% | 0% |
30分 | 56% | 40% |
60分 | 82% | 70% |
90分 | 94% | 95% |
120分 | 100% | 100% |
iPhone 8は30分で40%、1時間で70%充電できており、iPhone 11 Proの方がバッテリー容量が大きいのでもっと時間が必要かと思ってましたが、iPhone 11 Proの方が速いペースで充電可能です。
いずれにしてもスマホであれば1.5時間ほどでフルに近い充電ができそうです。
また、iPhone 14、iPhone 13、iPhone 12、iPad Pro 11インチ・12.9インチ、iPad Air 5などの急速充電アダプタとしても使えるのでタブレット端末も持っている方におすすめです。
USB-C PD対応ケーブルが必要
Anker PowerPort III miniでPower Delivery(PD)充電をするにはPD対応のUSB-Cケーブルが必須となります。
形状が同じでもPDに対応していないケーブルもあるので追加でUSB-C to Cケーブルを購入する場合は気をつけましょう。
MacBookなどUSB-C対応デバイスはUSB PD充電を前提とした製品なので同梱のUSB-Cケーブルをそのまま使うことができます。
でも、iPhoneでPD充電をする場合は「USB-C – Lightningケーブル」を購入が必要ですがサードパーティー製のUSB-C – Lightningケーブルも各メーカーから販売されています。
Anker PowerLine Ⅲ Flowは100W出力に対応していて絡まらないケーブルを採用しているのでおすすめです。
データ通信もしたいならUSB-C 3.2 Gen2とThunderbolt 4に対応しているケーブルがおすすめです。
Anker PowerPort III mini レビュー:まとめ
Anker PowerPort III miniはUSB-C PDポートを一つ搭載した30W出力に対応した小型充電アダプタです。
- USB-C PD対応で30Wの急速充電ができる
- プラグ折り畳み式で持ち運びしやすい
- 無難なスタイルで使いやすい
- モバイルノートPCをフルスピードで充電可能
- 端末価格(Amazon):2,999円
Appleの30W電源アダプタよりもコンパクトなので、旅行や出張に一つ持っていくだけで充電環境を快適にしてくれますよ。
- 特になし
PowerPort III miniで気になるところは特になしです。窒化ガリウムを採用している充電器と比べると少し大きいですが、純正のアダプタと比較したら十分に小さいサイズだし、持ち運びもすやすい使いやすい充電器に仕上がっています。
現在は販売終了してるので同じ30Wの「Anker Nano II 30W」か「Anker 711 Charger」がおすすめです。
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