Echo Show 10(第2世代)は10インチのHDディスプレイを搭載したAlexa対応端末です。画面サイズの小さいEcho Show 5、Echo Show 8よりも画面が大きく、音質が良いのでリビングなど広い部屋で使うのに向いているモデルですね。
画面が大きいので動画も見やすいですし、全ての操作がしやすく大きい画面で効率よく情報を手に入れることができますよ。
ここではEcho Show 10(第2世代)のデザイン、使い勝手、どんなことが出来るのかなど詳しくレビューしています。Echo Show 10(第2世代)は音質が良いのでスマートスピーカーとして使っても申し分ない性能となっています。
→ 後継機種はEcho Show 10(第3世代)です。
この記事の目次
Echo Show 10(第2世代)の特徴
Echo Show 10(第2世代)は10インチのHDディスプレイを搭載したスマートスピーカーで現行モデルは第2世代となっています。
Dolby対応のパワフルなステレオスピーカーを搭載し、スマートスピーカー専用のEcho Plusに負けない迫力のサウンドを楽しめるデバイスとなっています。
- 10.1インチ(1280 x 800)ディスプレイ
- Intel Atom x5-Z8350(1.9GHz)クアッドコアプロセッサ
- 2インチスピーカー(10W)× 2、パッシブラジエーター
- 500万画素のインカメラを搭載
- Alexa対応で声であらゆる操作が可能
- 画面付きEcho同士でビデオ通話ができる
- 各ストリーミング配信サービスを楽しめる
- ブラウザを使ってYouTubeを観れる
- 本体サイズ:246 x 174 x 107 mm
- 重量:1,755g
タッチパネルによる操作もできますが「アレクサ!」とAlexaさんを呼び出して声による操作が基本となります。
音楽をかけたり、動画を見たい時はアレクサさんを気軽に呼び出して操作しましょう。
YouTubeのアプリはありませんが、silk・FireFoxブラウザをAlexaから起動できるのでブラウザ経由でYouTubeにアクセスして動画を見ることは可能となっています。
Echo Show(第2世代)レビュー
パッケージ・付属品
Echo Show 10(第2世代)は青色ベースのパッケージとなっています。開封するとAmazonの微笑みのケースが出てきますが、この中にEcho Showがしっかりと収まっています。
なんかオシャレ感がありますが、本体と一緒に説明書が入っています。
付属品は本体以外に電源アダプタのみとシンプルなものとなっています。
Echo Show 10(第2世代)はFireタブレットのようにバッテリーを内蔵していないのでコンセントがないところだと使えないので注意しましょう。
最近のデバイスはバッテリーを内蔵したものが多く、コンセントがないと使えないのは時代錯誤を起こしてしまいそうですが、同じくAppleのスマートスピーカーのHomePodも電源が必要となりますからね。
もし、コンセントのないところで使うのならFire HD 10を選んだ方がいいかもです。
Fire HD 10はFireタブレットでありながらEcho Showモードに切り替えて音声操作をメインとした端末に変更することができますよ。
外観デザイン
画面・本体サイズ
Echo Show 10(第2世代)は10.1インチのディスプレイを搭載したスマートスピーカーなので大きな画面で色々と操作することができます。
電源を入れると自動的にアカウントが紐付けされていたのでWi-Fiのパスワードを入力するだけで使えるようになりました。端末によって紐付けされていたり、されてなかったりよく分からないですね…。
10.1インチという画面はFire HD 10と同じサイズですが、本体サイズは(246 x 174 x 107 mm)とそこそこ大きいデバイスとなっています。
重量も1,755gなので完全に据え置きマシンですよね。まあ、バッテリーを内蔵していないので据え置きで使うしかないのですが。
Echo Showは、2.2インチスピーカーを左右に搭載し、さらに迫力の低音を再生することができるパッシブラジエーターを搭載しています。
ここにスピーカーを搭載しているようで、布の奥にメッシュ加工で穴が空いているのが分かります。Echo Show 8の2インチのスピーカより一回り大きいので音質は間違いなくこちらの方が上ですよ。
外部ポート
電源ポートは背面の下部分にあるので、電源アダプタと接続すると自動的に電源がONになって起動します。
左側にMicro USBを搭載していて、右側に盗難防止用のセキュリティロックするための穴が空いています。Micro USBは充電用ではなく有線LANを接続するためのものらしいです。
ちなみに、Echo Show 5は3.5mmオーディオジャックを搭載していましたがEcho Showはありません。音質がかなり良いので外部スピーカーを使うのは勿体ないので必要はないと思います。
音質はとても良い
正直、Echo Show 10(第2世代)に音質は期待してなかったんですよ。でも、Echo ShowでAmazonミュージックを再生してみたところ…
…音がめちゃくちゃ良い。
ビックリしました。低音から高音までキレイな音が出ていて、スピーカーだけのEchoよりも音質は良いかもしれませんね。
というのも、Echo Show 10(第2世代)は左右に2インチの10Wスピーカーを搭載しているので左右に対して広がりのあるサウンドを奏でることができるのも音が良いと感じる要素になっているのかなと思います。
また、低音を増強するパッシブラジエーターも搭載しているのでサイズ以上の音質となっています。音の広がり、クリアさで比較するとHomePodと比べても遜色ないような…気もします。
そう思いたくはないけど1台でステレオ再生が出来るが大きいような気がしますね。
- Echo dot:1.6インチスピーカー
- Echo:2.5インチウーファー、0.6インチツイーター
- Echo Plus:3インチウーファー、0.8インチツイーター
- Echo Studio:5.25インチウーファー、2.0インチミッドレンジスピーカー× 2、1.0インチツイーター(最大330W)
- Echo Show 5:1.65インチ 4W スピーカー
- Echo Show:2インチスピーカー(10W)× 2、パッシブラジエーター
Echo Showは音質にとことんこだわっているEcho Studioに次ぐスピーカースペックとなっているので、スピーカーとしては申し分ない性能を持っているのかなと思います。
Echo Show 10(第2世代)で出来ること
Echo Showはディスプレイ内蔵型のスマートスピーカーで「アレクサ!」と叫んで音声操作するのが基本となります。出来ることの基本をまとめてみました。
時間・天気の確認
Echo Show 10(第2世代)は基本的に画面表示状態となっていて、左上に現在の時刻と天気を表示しています。
で、定期的にメインの画面が切り替わって詳しい天気が表示されたり、ニュースが表示するようになっています。
もちろん、「アレクサ、今日の天気は?」と呼びかけることで詳しい天気を読み上げてくれるので準備をしながら天気の確認ができるようになっています。
ニュースを見る
「アレクサ、今日のニュース」でNHKニュースを動画で見ることができます。
テレビでいいんじゃね?って思うかもですが、いつでも自分のタイミングでニュースを確認することができるのは、まあアリなのでは。
NHKの契約はどうなるのかな?うちはちゃんとNHKを契約してるので大丈夫だけど。
音楽を楽しむ
Echo Show 10(第2世代)はAmazonミュージックの音楽を楽しむこともできます。「アレクサ、〇〇を流して」と呼び掛ければ自動的に選曲をして音楽をかけてくれます。
しかも、音楽に合わせて歌詞をリアルタイムに表示してくれるのでカラオケの練習にも良いかも?
Echo Show 10(第2世代)は2インチの10Wスピーカーとパッシブラジエーターを内蔵したスマートスピーカーなので、音質はとても良い端末となっています。音楽を聴かずして何をするのか…!
というくらい音楽との相性は抜群です。とにかく音が良いのでスマートスピーカーとしてポテンシャルは高いです。
iPhoneにAlexaアプリをインストールして…
Alexaアプリの「サービスを管理」から…
Apple Musicとの連携もできます。
Apple IDとパスワードをAlexaアプリに入力することで連携することができ、Amazonミュージックにない楽曲はApple Musicから再生できるようになります。
Amazonミュージックはプライム会員であれば無料で音楽を聴けますが、楽曲数が少し少ないです。Amazon Music Unlimitedであれば6,500万曲の楽曲を聴けますが有料です。
- プライム会員:月額780円
- 非プライム会員:月額980円
- Echoプラン:月額380円
Apple Musicの有料会員ならEcho Show 10(第2世代)と連携した方が余計なお金がかからないのでおすすめ。また、Spotifyとの連携もできるので音楽を聴く方法の幅は広いのかなぁと思います。
ちなみに、Echo Show 10(第2世代)からAmazon Music Unlimitedを契約するとEchoプランが適用されて月額380円でAmazon Music Unlimitedを使えるのでおすすめ。
設定が面倒な方はこちらを選んだ方が簡単で安くて良いかもですね。
プライムビデオを観る
Echo Show 10(第2世代)は10.1インチのHDディスプレイを内蔵しているので、動画コンテンツとの相性も抜群なので、プライムビデオを観るのも良いでしょう。
プライム会員なら数多くの映画、番組が見放題になりますし、音質も良いので映画を迫力のサウンドで楽しむこともできます。
Echo Show 10(第2世代)はサイズの大きさからキッチンに置いて使うのが最適なのかなーと個人的には思っていますが、料理しながら映画を観る…なんて使い方もいいのかも。
料理レシピを見る
Echo Show 10(第2世代)はクックパッドとの連携もできるため「アレクサ!カレーの作り方」と指示することで料理レシピを確認することができます。
画面の小さいEcho Show 5でも同じことができますが、料理しながらとなると10インチの画面は視認性が良いですし使い勝手はかなり良いように感じます。
全て音声操作でレシピを検索できて、作り方もアレクサさんが読み上げてくれるので料理との相性は抜群ですよね。
実際に妻が使ってみたところ「洗い物をしながら操作できるのは便利だわ〜」って。
ほんとにそう思ってるかどうかは謎だけど、まあ触れなくても操作できて画面も大きく表示されるから便利だと思います。
ブラウザ・YouTubeも観れる
Echo Show 10(第2世代)はsilkブラウザとFireFoxブラウザを内蔵しているので、音声操作でブラウザを起動することができます。
- アレクサ、シルク開いて → silk起動
- アレクサ、ファイアーフォックス開いて → FireFox起動
検索はソフトウェアキーボードでの入力もできますし、音声入力ですることもできます。
Echo Show 5のブラウザ表示と比べるとEcho Show 10(第2世代)は画面サイズが大きいのでタブレットと同じように使うことができます。ブラウザで検索することが多いなら間違いなくEcho Show 10(第2世代)の方が使いやすくて良いです。
また、「YouTubeを開いて」と音声操作すればブラウザ経由でYouTubeを起動できるようになています。
10インチの画面の大きさなので普通に動画を楽しめるます。しかも、音質が良いのでじっくりとコンテンツを楽しむのならFire HD 10よりもEcho Show 10(第2世代)の方が満足度は高い。
Echo同士で通話ができる
Echo Showはディスプレイ搭載型のEchoであればビデオ通話ができるようになっています。
接続は簡単で「コミュニケーションスキル」から同じアカウントに登録しているEcho端末を選ぶだけ。
なので、1階のキッチンにEcho Show 10(第2世代)を設置して、2階の子ども部屋にEcho Show 5を設置して通話ボタンを押すだけで簡単にビデオ通話することができるのです。
1階から2階に行くものすごく面倒くさいので簡単にビデオ通話できるのは意外と便利かもしれないですね。
ちなみに、Alexaアプリをインストールしたスマホから
Amazonで買い物ができる
Echo Show 10(第2世代)は「アレクサ、お茶が欲しい。」とお願いするとAmazonから厳選したお茶を探してくれます。
いつも使っているAmazonアカウントなので、すぐに注文して明日にはお茶を受け取ることができます。
普通のAmazonのサイトと違ってランキングで欲しい商品を表示してくれるので選びやすい。
お茶だけでなくても「モバイルバッテリーが欲しい」と言えばモバイルバッテリーのランキングを表示してくれますよ。
お店を探す
Echo Show 10(第2世代)に「ラーメン屋に行きたい」と悲願すれば評価の高いラーメン屋さんを厳選して探してくれます。
近所のラーメン屋を並べてるだけなのかなー思ったら見たら、決してそんなことはなく少し離れたところにあるラーメン屋も拾ってくれるので、これは便利かも。
カレー屋、焼肉、美味しいところ知らないところがたくさんあるので、Echo Show 10(第2世代)でサクッと探すのは楽そうです。
Echo Show 10(第2世代) レビューのまとめ
Echo Show 10(第2世代)は10.1インチのディスプレイを搭載したスマートスピーカーとなっていて音質が良い据え置きタブレットといった感じです。
据え置きで使うのなら完成度の高いEcho Show 10(第2世代)を使うのはいいのかもしれません。
声で操作することを基本としているので、細かいことはできませんが動画や音楽コンテンツを楽しむのなら使える端末に仕上がっていると思います。
- 10.1インチHDディスプレイを搭載
- スピーカーの音質がとても良い
- Apple Music、Spotifyにも対応している
- ブラウザでYouTubeを観ることができる
- Intel Atom x5-Z8350プロセッサでストレスなく操作できる
Echo Show 10(第2世代)は「Intel Atom x5-Z8350(1.9GHz)」のクアッドコアプロセッサを搭載しています。
モバイル向けのプロセッサですが、Echo Show 5に搭載している「MediaTek MT8163」よりも性能が高いのか全体的に快適に動作していてストレスなく使うことができますよ。
- スキルを終了させるのが面倒くさい
- 端末価格が27,800円と高い → キャンペーンで安くなることが多い
Echo Showに限らずエコーシリーズ全てに当てはまることですが、スキルを終了させるときに「アレクサ、終了して。」とわざわざ声で操作しないといけないのが地味に面倒くさい。
ホームボタンのような物理ボタンがあれば便利なのですが、画面上からコントロールパネルを呼び出すことができ、ホームボタンをタップすることでホーム画面に戻ることは可能となっています。
Echo Showは最上位モデルということで端末価格が高いです。ただ、キャンペーンで安くなることが多いのでタイムセールなどで購入するのがおすすめですよ。
なお、Echo Show(第3世代)が2020年10月に発売となります。デザインが刷新されて人のいる方向に合わせて画面が動くという画期的な端末となっているので、気になる方は最新モデルを選ぶのもいいかもしれませんね。
ここでは紹介していませんが、Echo Showはスマートホーム家電との組み合わせ、定型アクションをうまく設定することで本領発揮することができます。
例えば、スマートLEDと連携させれば家のライトをコントロールすることができます。また、スマートリモコンのNature Remoを使えば既存の家電をコントロールできるようになります。
スマートホームって未来のものなのかなと思っていましたが、今ある技術を組み合わせることで普通に使うことができるものなんですね。
あまり試せていないのですが、家電の一部を少しずつスマートホーム化してみたいものです。
Echo Show 5、Echo Show 8のレビューはこちらをどうぞ!
https://sin-space.com/entry/amazon-Cyber-Monday-2017
Fireタブレットについてはこちらの記事をどうぞ!
Fire HD 10とFire 7はAlexaに対応していてFire HD 10はEcho Showモードに切り替えもできます。タブレットなのにEchoとしても使えるのはとても便利で良いと思うんですよね。
Fireタブレットキッズモデルもあります。子ども向けコンテンツを1年間無料で使うことができるので子どもがいるご家庭におすすめしたい。
Echo Show お得に買う方法
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Amazonプライム会員は4,900円の年会費が必要となりますが一部の映画やアニメなどの動画コンテンツが見放題となるAmazonプライムビデオを見ることができます。
すべての動画が見放題になるわけではありませんが、相当数の映画やアニメなどの番組を見放題となるのでかなりお得です。
Echo Showは10インチの大画面ディスプレイを搭載しているのでプライムビデオの相性が良いです。Echo Showを買う前にプライム会員になっておくのがおすすめです!
https://sin-space.com/entry/amazon-Cyber-Monday-2017Amazonプライムのメリットはこちらの記事をどうぞ!
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