AmazonといえばAlexa端末のEchoというイメージがありますが、Echoシリーズは改良に改良が重ねられており、毎年新しいモデルが登場しており、何がどうなっているのか分からない状態になっております。
現在、販売されているEchoシリーズは大きく分けてEcho、Echo Flex、Echo Show、Echo Auto、Echo Flexの5つに分けることができます。ここでは、Echoシリーズの違いについて比較しているので目的に合わせて選んでみてください。
この記事の目次
Amazon Echoとは?
Amazon EchoはAlexaに対応していて、声を使ってリモート操作できるスマートスピーカーで以下のモデルがあります。
「Alexa(アレクサ)」と呼び掛けることで音楽を再生したり、天気やニュースを読み上げてくれたり、アラームのセットなどが可能となっていて、スキルと呼ばれる機能を追加することで可能性を無限大に広げることができます。
Googleの「OK!Google」やAppleの「Hey!Siri」よりも「アレクサ」の方が人の名前っぽいんで親しみが持てますよね。これなら機械に呼びかける恥ずかしさが少しは低減されるような気もします。
Amazon Echoは基本的にインターネットと接続してないと使うことができません。アレクサ(Alexa)はAmazonのクラウドベースのAIですが、日本語に対応するために1年以上の開発を費やしたため日本語の発音はかなり自然になっているとか。
また、各端末には高性能マイクを搭載していて、部屋の離れた場所や雑音のある中でも声を聞き取ることができるようになっています。
music unlimitedを月額380円で利用可能
プライム会員ならAmazon Echoを声で操作して200万曲の楽曲を聴くことができるプライムミュージック(Primes Music)を再生することができます。
少し前までは古い楽曲しかなかったプライムミュージックですが、最近は楽曲数が増えて200万曲となり、新しい楽曲もプライム会員の費用の中で楽しめるようになっています。
さらに多くの楽曲を楽しむには月額980円(プライム会員は780円)の「 unlimited(6,500万曲)」に加入する必要がありますが、Echo経由であれば月額380円で使うことができます。たった380円で6,500万曲を聴くことができるのは最強なのでは…?!
music unlimited 個人プラン |
music unlimited ファミリープラン |
music unlimited Echoプラン |
prime music | |
月額費用 | 980円 780円(プライム会員) |
1,480円 1,480円(プライム会員) |
380円 | プライム会員特典 |
楽曲数 | 9000万曲 | 200万曲 | ||
登録可能 アカウント数 |
1 | 6 | 1 (Echoのみ) |
1 |
Amazon Echoを使わない場合が月額780円掛かってしまうmusic unlimitedをAmazon Echo経由なら月額380円で聴くことができるんですよ。これだけでも、もの凄く魅力的ですよ。
アレクサ(Alexa)の数多くのスキル
Amazon Echoはスキルと呼ばれるアプリのようなものをインストールすることで、各社から提供されるサービスをAmazon Echoで使うことができるようになっており、発売当初から265ものスキルを使うことができます。
例えば、Amazon Echoを使ってこのようなことができます。
- ニュースを聴く:毎日新聞ニュース、日テレNEWS24、Yahoo!ニュース、CNET Japan、TBSラジオニュース、スポーツブルニュース、映画.comニュース…
- ラジオを聴く:radiko、ニッポン放送、NHKラジオニュース…
- 注文する:Amazonの商品、すき家の牛丼、スシローの持ち帰り…
- 家電操作:iRobot(お掃除ロボットルンバの操作)、Hue PHILIPS(電気のON・OFF)、LinkJapan eRemote(赤外線リモコンでテレビやエアコンなどを操作)…
- 電車路線情報、飛行機運行状況の確認:JR東日本、NAVITIME、JAL…
- 英語の勉強:キクタン
- 初音ミクと会話:Hey MIKU!
他にもたくさんのスキルがあるのですが、個人的に気になったスキルを抜粋しました。radikoは普通にラジオを聴くことができるスキルなのでラジオの代わりとして聴く機会が増えるような気がしますね。
また、英会話の勉強としてキクタンを利用することができますが、話すことをベースとしたものなのでかなりよさそう。あと、初音ミクと会話ができるって…ファンは絶対に買ってしまいそう。
Echoシリーズの比較
スマートスピーカー
ノーマル型の「Echo」は低価格モデルのEcho dot、標準モデルのEcho、高性能モデルのEcho Studioの3つのモデルがあります。
Echo Dot(第4世代) | Echo(第4世代) | Echo Studio | |
特徴 | コンパクトサイズ、球体 | プレミアムサウンド、球体 | Hi-Fi/3Dによる没入感のあるサウンド |
スピーカーサイズ | 1.6インチ | 3.0インチネオジウムウーファー、0.8インチツイーター × 2 | 5.25インチウーファー、2.0インチミッドレンジスピーカー、1.0インチツイーター |
ハイレゾサウンド | – | – | Amazon Music HD/Ultra HD/3Dオーディオ対応 |
Dolbyサウンド | – | Dolby Audio | Dolby Atmos |
音楽のストリーミング再生 | Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツに対応 | ||
Bluetooth | 対応 | ||
外部ポート | 3.5mmオーディオジャック(出力) | 3.5mmオーディオジャック(入出力) | 3.5mmオーディオジャック、mini-opticalコンビネーション (出力) |
家電の操作 | 対応機器で対応可能 | ||
内蔵スマートホーム簡単セットアップ | 非対応 | 対応 | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz・5 GHz) デュアルバンド | ||
サイズ・重量 | 100 × 100 × 89mm 338g |
144 × 144 × 133mm 940g |
206 × 175 × 175mm 3.5kg |
価格 | 5,980円 時計付:6,980円 |
11,980円 | 24,980円 |
基本的にできることはどのモデルも同じですが、Echo Dotは時計が搭載されたモデルがあったり、スピーカーの音質がとにかく良いEcho Studioなど、それぞれの特徴に合わせて選ぶことができるようになっています。
Echo Dot:お手軽にAlexaを使える
Amazon Echoの基本機能を普通に使うなら本体サイズが小さいEcho Dotがあれば問題ありません。
本体サイズが小さくて邪魔にならないのでいいですよね。価格も5,980円と低価格ですし、とりあえずAmazon Echoを試してみたい方におすすめのAlexa端末となっています。
また、寝室に設置するのに向いている時計付きのEcho Dotもあります。
いつでも時間を確認することができるので時計代わりに使うこともできます。端末価格も6,980円と1,000円しか価格差がないので、こちらを選ぶのがいいのかもしれません。
Echo:音質が向上したスタンダードモデル
月額380円で利用できる音楽ストリーミングサービスmusic unlimitedをガッツリと楽しみたいなら360度全方向スピーカーを内蔵しているのEchoを選ぶのがおすすめです。
Echo dotはスピーカーが1つしか内蔵してないですが、Echoは上向きのウーファーと2つのツイーターを搭載しているので迫力のステレオサウンドを楽しむことができます。
Dolby Audioにも対応しているので映画も迫力のサウンドで楽しむことができます。なお、Zigbee対応スマートホームハブを内蔵しているのでスマートホームの構築もできるので、ワンランク上の体験を求めるならEcho dotよりEchoを選ぶのがいいでしょう。
Echo Studio:迫力の3Dサウンドに対応
Echo Studioは3Dオーディオに対応したAlexa対応端末となっていて、音楽をとにかく迫力のサウンドで楽しみたい方におすすめです。価格はそこそこ高いですが、Dolby Atmos技術によって音に空間、明瞭性、奥行きを演出することができます。
Echo Studioは全部で5つのスピーカーが計算されて配列されていて迫力のサウンドを楽しめるようになっています。
高品位なスピーカーを搭載しているだけでなく、330Wの強力なアンプ、24ビットDAC、帯域幅100kHzに対応するなど高級オーディオ並みのスペックを持っています。
さらに、ハイレゾサウンドの再生にも対応しているのでAMAZON MUSIC HDを契約することで異次元のサウンドを楽しむことができるようになります。
スマートディスプレイ
Echo Showシリーズはディスプレイを内蔵したAlexa対応端末なので、情報を正確に視覚的に得ることができるので、いろんなシチュエーションで役に立つ端末となっています。例えば、料理レシピは画面付きのEcho Showの得意とするところなのでキッチンに1台あると使い方の幅が広がります。
Echo | Show 5 | Show 8 | Show 10 | Show 15 |
---|---|---|---|---|
特徴 | ベッドサイド、小棚に | 勉強机、仕事机に | アイランドキッチン、カウンターに | リビング、オフィスの壁に |
画面 | 5.5インチ | 8.0インチ | 10.1インチ | 15.6インチ |
解像度 | 960 × 480 | 1,280 × 800 | 1,980 × 1,080 | |
スピーカー | フルレンジ 42mm ×1 | フルレンジ 52mm ×2 + パッシブラジエーター | ツイーター 25mm ×2 + ウーファー 64mm ×1 | フルレンジ 42mm ×2 |
カメラ | 200万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 | 500万画素 |
音楽ストリーミング | Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツに対応 | |||
Bluetooth | 対応 | |||
家電操作 | 対応 | 対応(Zigbeeスマートホームハブ内蔵) | 対応 | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz・5 GHz) デュアルバンド | |||
サイズ 重量 |
148 × 86 × 73 mm 410 g |
200 × 135 × 99 mm 1,3 kg |
251 × 230 × 172 mm 2.56 kg |
402 × 252 × 35 mm 2.2 kg |
価格 | 9,980円 | 14,980円 | 29,980円 | 29,980円 |
Echo Showもできることは基本的のどのモデルも同じですが、画面サイズが大きく異なります。リビングなど広い部屋で使うならEcho Show 10、一人部屋で使うならEcho Show 8、時計やちょっとした情報収集に使うならEcho Show 5がおすすめです。
Echo Show 5:コンパクトな画面付きモデル
Echo Show 5(第2世代)は5.5インチのディスプレイを内蔵したAlexa対応端末となっていて、時間だけでなく現在の天気やニュースも気軽に確認することができます。
Amazon プライムビデオで映画を見たりすることもできますが、画面が小さいのであまり向いていません。あくまで、Echoの延長線上の端末として情報を視覚化したい方におすすめです。
筐体サイズがコンパクトなので、ベッドサイドやプライベートルームに置いて使うのが向いているのかもしれませんね。ちゃんとしたスピーカーも搭載しているので、目覚めの音楽を楽しむのもいいでしょう。
Echo Show 8:プライベートルームにちょうどいいサイズ
Echo Show 8(第2世代)は8インチのディスプレイを搭載したAlexa対応端末となっています。画面サイズが大きく、大出力10Wの2つのステレオスピーカーを搭載しているので迫力のサウンドを楽しむことができるので映画を楽しむのもいいでしょう。
8インチの画面サイズなのでタブレットとしても快適に使うことができます。Echo show 8でショッピングを楽しんだり、映画がYouTubeを楽しんだり、ブラウザも起動することができるので情報収集にも使うことができます。
寝室には少し大きいですが、プライベートルームやキッチンに1台あると便利に使うことができるのではないでしょうか。Echo showシリーズの中では一番まとまりがあって使いやすい端末になっているのかなと感じます。
Echo Show 10:動く近未来のAlexa端末
Echo Show 10(第3世代)は、10.1インチのディスプレイを搭載したAlexa対応端末で第3世代になって大きくデザインが刷新されました。本体部分はEchoシリーズのような円柱型となり、そこにディスプレイが取り付けられた少し変わったデザインとなっています。
ディスプレイ部分は可動するようになっていて、ビデオ通話をしているときや映画を見ている時は常に画面がユーザーの方向を自動追尾してくれるようになっています。
どのような体制でも画面がこっちを向いているのでリビングなど広い空間で使うのに向いていそうですね。また、画面が浮いているのでキッチンで料理をする時にクックパッドの情報も見やすくていいかもしれないですね。
音質にもこだわっていて5つのスピーカーを内蔵することで迫力のサウンドで映画や動画、音楽を楽しめるようになっています。
少し変わったAlexa端末
Echo Auto:車でも音声操作で音楽を楽しめる
Echo Autoは車に取り付けることで声操作で音楽を再生したり、現地の天気を聴くことができるようになるAlexa対応端末となっています。
Bluetoothか3.5mmオーディオジャックに対応しているナビゲーションかカーオディオが車に取り付けられていることが条件となりますが、Bluetoothに対応しているナビがあればエンジンをかけただけで自動的にセッティングしたスマホと接続して使えるようになります。
車で音楽を楽しむ時はスマホを使って選曲をしないといけないですが、基本的に運転しながらの操作はNGです。しかし、Echo autoがあれば自動的にスマホと接続して音楽を再生してくれるのでとても便利ですよ。
Echo Flex:プラグインAlexa端末
Echo Flexは電源コンセントに直接取り付けて使うAlexa対応端末です。0.6インチのスピーカーを内蔵しているので、実はこの状態でAlexaとお話をすることができる優れものです。
Echo dotはコンパクトなAlexa端末ですが、それでも置く場所を決めなくてはいけないですよね。そんな中で、Echo FlexであればコンセントがあるところであればコンパクトにAlexaを使っていろんなことができるようになります。
3.5mmのオーディオジャックを内蔵しているので、外部スピーカーに接続して音楽を聴いたりすることも可能となっています。
Echoシリーズの比較:まとめ
Alexaに対応している端末はいろんなタイプのものが存在しているので、正直なところどのモデルを選ぶべきか、迷ってしまいますが用途に合わせて選ぶことでAlexaを使いやすいパートナーにすることができます。
- Echo:音楽を楽しむことが多い
- Echo Show:料理レシピ、天気の確認、動画閲覧することが多い
- Echo auto:車でAlexaを使って音楽を聴きたい
- Echo Flex:スマートにAlexaを使いたい
家電の操作などのスマートホーム機能はどのモデルも対応しているので、出来ることに関しては基本的に同じです。
ただ、ディスプレイを搭載しているEcho Showなら料理レシピを視覚的に確認できますし、映画を楽しむことができるので使い方の幅は広いですよ。予算とシチュエーションに合わせてお好きなモデルを選ぶのがおすすめです。
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