Amazonは次々と新しいデバイスを世に送り出していますが、その一つが車の中でもAlexaであれこれ操作してしまう「Echo Auto」です。
Echo AutoはBluetoothか3.5mmオーディオジャックに対応したカーナビ or カーオーディオが必要となりますが、スマホのAlexaアプリと連動することでAmazon MusicやApple Musicを車の中で楽しめるようになります。
最初はテンション上がらなかったのですが、実際に使ってみると思っていた以上に便利でした。個人的にはEchoシリーズの中で一番かも。ということで、Echo Autoで出来ること・接続方法などをレビューしているので、Echo Autoを検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
Echo Autoで何ができるの?
Echo Autoは単体では機能しないデバイスですが、スマホのAlexaアプリを使うことで、車の設置してあるカーナビやカーオーディオと接続して車のスピーカーからAmazonミュージックやApple Musicといった音楽ストリーミングサービスを楽しむことができます。
- 車への接続はとても簡単ですぐに使える
- スマホとAlexaアプリが必須です
- 話しかけるだけでいろんな機能が使える
- 音楽を楽しむことができる
- 現在地の天気を音声で確認できる
- 現在のニュースを音声で確認できる
- 運転しながら英語の勉強ができる
- オーディブルの再生ができる
- 予定を音声で確認できる
- 3,500以上のスキルを利用可能
車への取り付けは専用のマウントが付属していてエアコンの送風口に簡単に取り付けできます。電源は車のUSBポートまたはシガーソケットから取ることができるので特別な作業は必要ありません。誰でも簡単に設置することができます。
車のアクセサリーって取り付けが難しいなど素人ではどうにもならないことが多いですが、Echo Autoはその辺りはしっかり考慮されています。
Echo Autoは車のエンジンをかけるだけで自動的に電源がONになってペアリングしているiPhoneやAndroidスマホと自動接続してくれます。
車から離れた時間が短ければ聴いていた音楽の続きを自動再生もしてくれるので、操作なしで音楽を再生することができるのでほんとに便利です。
少し前までは、CDやMP3プレイヤーを使っていて音源が車の中にあったのでエンジンをかけたら自動再生されるのが当たり前でしたが、近年は音楽ストリーミングが主流となり運転前にスマホからの操作が必要でしたよね。
Echo Autoはそのような煩わしさを解決してくれます。
大掛かりな作業なしで今使っているカーナビやカーオーディオにBluetoothで接続するだけで車の中にもAlexaがやってくるので、車を乗っている方には是非とも使って欲しい端末です。
Echo Auto レビュー
パッケージと付属品
Echo Autoの付属品は電源のシガーソケット、電源用のUSBケーブル、3.5mmオーディオジャックケーブル、エアコンの送風口にEcho Autoを取り付けるマウントとなっています。
Echo Autoを使うには、車とカーオーディオがすでにあることが条件となりますが、もし条件が揃っているのであればEcho Autoを車に設置することで、新しい世界を体験することができますよ(大袈裟。)
外観デザイン
Echo Autoはとてもシンプルなデザインとなっていてトップ部分の中央部分にAmazonのロゴが刻印されていて、その左側に「マイクボタン」、右側に「アクションボタン」を搭載しています。
また、8つのマイクを内蔵していて音声認識技術によって、カーオーディオからの音楽、エアコンの音、ロードノイズなど、騒々しい車の中でも声をしっかりと認識してくれるので快適に操作することができます。
Echo Autoの裏側はマウントを正確に取り付けできるように窪みが設けられています。
マウントとこの窪みは磁石でくっ付くようになっていて、ガチャンとしっかりと固定できるようになっています。
とてもシンプルな構造なので説明書がなくても簡単に取り付けができそうですね。
電源ポートとオーディオジャック
Echo Autoの電源は車の付属のUSBケーブルを使ってシガーソケットやUSBポートから取ることになります。マイクロUSBですが基本的にずっと接続したままにしておく端末なので特に問題はありません。
また、付属のシガーソケットは二つ口のUSB-Aを搭載しているのでEcho Autoだけでなく、その他のデバイスの電源ポートとしても使うことが可能となっています。
入力が12/24V、出力が5Vとなっています。
ちなみに、付属のシガーソケットではなくて他の機器のものでもEcho Autoは動作します。
例えば、僕の車はドライブレコーダーを設置しているためEcho Autoのシガーソケットを使うことができないので、ドライブレコーダーの出力の小さいソケット(2.5V – 1.5A = 3.7W)からEcho Autoの電源を取ってみましたが問題なく動作しました。
Echo Autoはかなり少ない電力でも動作するようになっているようですね。(定格は5.0V – 1.0A =5W となっています。)
車への設置方法
Echo Autoの車への取り付けはとても簡単で、エアコンの送風口にベントグリップを差し込むだけでOKです。
ベントグリップの取り付けができる送風口の形状が説明書に記載されています。
円形タイプの送風口だと取り付けが少し難しいようですが、一般的な形状の送風口であればベントグリップを使って取り付けができるようになっています。
ベントグリップを送風口に取り付けするとこんな感じになります。
USBケーブルをEcho Autoに接続します。
ケーブルが邪魔になるので、ケーブルクリップを使ってケーブルを引っ掛けて固定します。
付属のシガーソケットにUSBケーブルを接続してACオンになると同時に電源補給ができるようにします。
これでセッティング完了です。
エンジンをかけて電源が自動的にONになれば問題ありません。ちなみに、カーオーディオがBluetoothに対応してない場合は3.5mmオーディオジャックを使って接続できます。
最近の車のナビ、カーナビの多くはBluetoothに対応していると思うので、無線で使った方がシンプルな配線で設置することができます。もし、Bluetoothが使えない場合は有線で対応しましょう。
スマホとの連携方法
Echo Autoを使うにはスマホに「Amazon Alexa」のアプリをインストールする必要があります。
- 1. Alexaアプリをスマホにインストールする
- 2. Alexaアプリに「Echo Auto」を追加する
- 3. Echo Autoとスマホをペアリングする
- 4. スマホとカーオーディオをペアリングする
4つの項目をクリアすることでEcho Autoを車で使えるようになります。では、詳しくEcho Autoをペアリングする方法について紹介していきます。Amazon Alexaを起動して右下にあり「その他」のタグから「デバイスを追加」を選択します。
「セットアップするデバイスの種類」から「Amazon Echo」を選択してEcho Autoを追加していきます。
Echo Autoを送風口に取り付けてくれという案内が表示されるので、取り付けが完了されていて電源が入ってることを確認してください。
流れに沿ってスマホとEcho Autoをペアリングしていくのですが、車に装備しているカーオーディオとスマホがBluetoothと接続されているかどうかを確認してください。
もし、スマホとカーオーディオがBluetooth接続していない場合はペアリング設定をしましょう。
Echo Autoはカーオーディオと直接繋がるわけではなく「Echo Auto ⇄ スマートフォン → カーオーディオ」という流れで繋がることになります。
ここでは、iPhoneとカーナビのペアリングをしています。「Bluetoothペアリングの要求」を受け入れして双方接続が可能となりました。
これで、Echo Autoとスマホ、スマホとカーオーディオがそれぞれペアリングされたことになり3つのデバイスが同時に使えるようになります。
接続チェックで車のスピーカーからきちんと音が再生されることを確認しましょう。もし、音がならない場合はもう一度スマホとカーオーディオがペアリングされているかどうか、音量が上がってるかどうかを確認してください。
Echo Autoで音楽を楽しむには
Echo Autoは、Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWWなどの音楽ストリーミングサービスを使って音楽再生ができます。また、オーディオブックのaudible、ラジオのRadkoも対応しています。
なので、声で「アレクサ!」と呼んで「〇〇を再生して」とお願いすれば端末を操作することなく楽曲再生ができます。もちろん、次の曲にスキップしたり、違う楽曲に変更するのも声での操作ができます。
また、右側のアクションボタンを押すことでもアレクサを呼び出すことができます。基本的に声をしっかりと聞き取ってくれるのですが音量を上げた状態だとたまに反応が悪いことがあるのでアクションボタンで確実に操作することもできます。
アレクサが反応している時は青色のLEDが光って、左側のボタンを押すと赤色のマイクがOFFになって赤色のLEDが点灯します。
音楽の再生だけでなく現在地の天気やニュースの確認、今日の占いもすることができます。オーディブルなどのオーディオブックの再生もできるので車の中の時間を有効活用したいという方にもいいかもしれないですね。
Echo AutoはWi-Fiがなくても使える端末ですがスマホ経由でデータ通信をしてるため常にモバイル通信をしている状態となります。
データ使用制限のある格安SIMなどではデータ消費により通信制限がかかってしまう可能性が考えられますが、大手キャリアの上位プランを契約してるならデータ通信はほぼ使い放題状態なので特に問題はなさそうです。
Echo Auto レビュー:まとめ
Echo Autoは車内でAlexaを使うための端末となっていてスマホとカーオーディオと連携することで使うことができます。
Echo Auto メリット
Echo Autoのいいところはスマホをポケットの中に入れっぱなしのまま声で操作できるところです。エンジンをかけるだけで自動的にスマホと接続して音楽を再生してくれる(してくれない時もあるけど)ので手間がないのが最高です。
- エンジンを掛けただけで音楽スタート
- 家にあるスマート家電の操作ができる
- スマホを取り出すことなく声だけで完結できる
- 端末価格が4,980円と安い
運転中にスマホを使うことができない車環境ではAlexa端末はとても相性がいいです。スマホを操作することなく車の中で運転しながら情報を得ることができるのがこんなに便利なものだとは思ってもなかったです。
子どもたちもEcho Autoが面白いみたいで、自分らで勝手にアレクサを呼び出して「夜に駆けるを流して」とか言って好きな音楽を楽しんでいるので、とても楽でいいですね。
Echo Auto デメリット
車で使う端末なのにナビゲーション機能が現時点では使うことができません。そもそも、画面のない端末なのでナビゲーションは難しいとしても周辺情報を音声で案内してくれてもいいように思いますが現時点ではまだ対応してないです。
- ナビゲーション機能が使えない
- 基本的にスマホのAlexaとできることは同じ
- 音量上げると反応が悪くなる
できることは基本的にスマホのAlexaアプリと同じです。スマホとカーオーディオをペアリングした状態でスマホをホルダーに装着することでEcho Autoとして使えるのでわざわざEcho Autoを使うメリットがあるのかと思うかもです。
ただ、スマホをポケットに入れたまま音楽やニュース、天気の確認ができるので、車に乗り込んでからのセッティング時間がゼロにすることができます。ちょっとした時短になります。
車は毎日乗るものですし、この時短は個人的に大きいです。車に乗り込んでエンジンを掛けただけで自動的にスマホと接続できて音楽を再生したり、情報収集を声ですることができるのはとっても便利ですね。
個人的にはEcho dotなどの家で使うAlexa端末よりも使用頻度は高くなるのかなと感じています。それくらい、使いやすいですし生活に根付く端末になっているのかなぁと感じます。
現時点では周辺情報の取得ができないなど使いにくいところはありますが、時間が解決してくれるでしょうし、今後のアップデートに期待です。
Echoシリーズの比較はこちらです。
Echo Show 5、Echo Show 8、Echo Show 10はこちら。
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