AmazonのEcho Show 5は従来のスマートスピーカーに5.5インチのディスプレイを搭載したAlexa対応端末です。
スマートスピーカーのEcho Dotだと画面がないのでどんな状態で動いてるのか把握しにくかったですが、Echo Show 5は画面があることでタブレットのように指で視覚的に操作できます。
ディスプレイがあると状況を把握しやすいですしEcho Showはスマートスピーカーとしてはとても使いやすいですよね。
ということで、Echo Show 5のデザイン、使い勝手、どんなことが出来るのかレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いたので参考にしてみてください。
- コンパクトで書斎、ベッドサイドに最適
- 動画が速くなって快適に操作できるように
- 時間だけでなくニュース・天気の確認に
- 音質が良くて音楽もしっかり楽しめる
- カメラカバーが何気に安心できる
- Kindle本を読み上げてくれる機能がある
- 音楽配信サービスにも対応
- ブラウザでYouTubeが見れられる
- スマートホーム共通規格「Matter」対応
- 画面サイズが少し小さめ
- スキルを終了が面倒くさい
Echo SHow 5は,980円で買うことができてセールでさらに安く買えたりするので初めてのEchoにおすすめです。
この記事の目次
Echo Show 5(第3世代)の特徴
Echo Show 5は5.5インチのディスプレイ搭載型のスマートスピーカーです。
Echo Show 5は5.5インチの小型ディスプレイを搭載したスマートスピーカーでEcho Showシリーズの中では一番コンパクトに使えるモデルとなっています。
Echo Show 5(第3世代)はディスプレイのデザインの角が丸くなって可愛らしくなりました。
さらに、操作部分のデザインも変更となってディスプレイ部分とスピーカー部分の境界線がなくなって統一感のあるスッキリとしたスタイリッシュなデザインになったのが特徴となっています。
画面サイズは5.5インチと同じままですがSoCがMediaTek MT8169Bを採用し独自チップとなる Amazon AZ2 Neural Edge を採用することで処理性能が従来型から20%向上しています。
モデル | Echo Show 5(第3世代) | Echo Show 5(第2世代) |
---|---|---|
サイズ | 5.5インチ | |
解像度 | 960 × 480 ピクセル | |
SoC | MediaTek MT8169B + Amazon AZ2 Neural Edge | MediaTek MT8163 |
カメラ | 200万画素 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz) | |
スピーカー | 1.75インチ(44mmフルレンジ) | 1.65インチ(44mmフルレンジ |
カラー | クラウドブルー、グレシャーホワイト、チャコール | チャコール、ホワイト、ディープシーブルー |
サイズ | 147 × 82 × 91 mm | 148 × 86 × 73 mm |
重量 | 456 g | 403 g |
価格 | 9,980円 | 8,980円 |
また、スピーカーの音質が向上していて中音域から低音にかけての音の質感が豊かになってより良い音で音楽視聴が可能です。
Echo Show 5は何も操作しなくても画面を表示しておくだけで、今の時間、天気を確認できますし、メッセージ届いたら通知してくれて、Amazonで買い物をした荷物の配送状況もわかります。
音声アシスタント・Alexaに対応しているので声で音楽や動画を再生可能でスマートホームにも対応し設定次第では声を使って家のライトや家電を操作もできます。
Echo Show 5はブラウザに対応しYouTubeもブラウザ経由で楽しめるデバイスなので勉強机、ベッドサイドなどパーソナルスペースに設置したい端末となっています。
Echo Show 5 レビュー
パッケージと付属品
Echo Show 5は水色のパッケージとなっています。5.5インチのパネルを搭載したデバイスなので比較的コンパクトに収まってます。
付属品は説明書の他に電源ケーブルのみで電源アダプタは22Wタイプとなっていてケーブルの長さは1.8mとなっています。
Echo Show 5はバッテリーを搭載していないデバイスなので、常にコンセントに接続して使うことになります。
この辺りはFireタブレットとは明確に違うのでコードレスでEcho Showを使いたいならFireタブレットのEcho Showモードにしてワイヤレスで使うのがおすすめです。
→ Fire HD 10、HD 8はこちら
外観デザイン
Echo Show 5はスピーカーを内蔵しているのでタブレットと違って自立して置くことができるスクリーン付き端末です。
Fireタブレットだとスタンドなど使って立てかける必要がありますがEcho Show 5は単体で置けるので決まった場所に設置するのに適した構造です。
Echo Show 5は5.5インチのタッチパネル付きディスプレイを搭載し筐体サイズは片手で軽々と持つことができる本体サイズとなっています。
バッテリー駆動はできないので基本は定位置に置いて使えるので持ち運びのしやすさは関係ないですがこれくらいの大きさなら作業机の上に置いても気にならないサイズ感です。
個人的にはモニターの下にちょうど良い大きさで置けるので時間や通知の確認用としてEcho Show 5を置いて使うのも良いのではないかなと思っています。
操作パネルで操作できること
Echo Show 5は本体上部にいくつかのボタンを搭載しています。
- マイク/カメラボタン ON-OFFボタン
- 音量ボタン(-)
- 音量ボタン(+)
- カメラカバースライドボタン
「マイク/カメラボタン」を押すとマイクとカメラの機能がOFFになり、Alexaと呼びかけたとしても反応しなくなります。
生活するのにアレクサと呼ぶことはほぼないのであまり使うことはないとは思いますが、声でも操作をOFFにしたいときはボタン一つで簡単にすることができます。
カメラカバーを搭載しプライバシー保護
また、操作パネルの右側にはスライドボタンが搭載されていますが、これをスライドすることで白色のカメラカバーがインカメラの前に現れます。
Echo Show 5は簡単に別のEcho端末とビデオ通話ができるようになっています。
なので、「マイク/カメラボタン」でカメラをOFFにできますが、カメラが剥き出しだと「見られてるんじゃないか…」と不安になってしまいますよね。
でも、物理的にカメラを隠してしまうので、100%プライバシーを守ることができる…ということになります。
外部ポート
背面部分にある外部ポートは給電用のポートのみとなっています。以前あったMicroUSBポート(保守用)は現在のモデルはありません。
3.5mmオーディオジャックは第1世代はありましたが、Echo Show 5(第3世代)と(第2世代)は非搭載となっているので有線による拡張性はないので注意しましょう。
スピーカーの音質が向上した
Echo Show 5はスクリーン付きのスマートスピーカーですが、モノラルスピーカーを搭載しているので音質はあまり期待していなかったのですが、思っていたよりも音質は良いです。
とくに第3世代はスピーカーが1.65インチから1.75インチ(44mm)と大きくなって中音域から低音にかけての音質の質感が向上し音質が良くなっています。
- Echo dot:1.73インチスピーカー
- Echo:3.0インチウーファー、0.8インチツイーター
- Echo Pop:1.95インチ
- Echo Show 5:1.75インチスピーカー
Echo Show 5(第3世代)はEcho dotよりも大きなスピーカーを搭載しているので、少しだけ音質はいい感じですかね。
スピーカーが2つあるEcho ShowやEcho、Echo Plusと比べると音質は劣りますが、バックミュージックとして音楽を楽しんだり、ニュースを観たり、YouTubeなどの動画を見るくらいなら十分な音質は確保できています。
外部スピーカーを接続できる
Echo Show 5のスピーカーじゃ満足できない…という方はBluetoothを使って外部スピーカーに接続できるので、お気に入りのワイヤレススピーカーを使って音楽を楽しめます。
例えば、Soundcore Motion X600に接続して音楽を楽しむこともできます。
もちろん、ワイヤレスイヤホンに接続することもできます。ただ、それならスマホと接続した方がいいような気もしないでもないですが…!
Echo Show 5で出来ること
Echo Show 5で出来ることをいくつか紹介していきますね。
公開されているスキルをインスールすることで、出来ることは無限に広がっていくのであくまで純正状態で出来ることをいくつか書いていきます。
時計として使う
スマートスピーカーのEchoシリーズはスピーカーだけなので部屋に置いててもなんか違和感がありますが、Echo Show 5はディスプレイを内蔵していて常に時間と天気情報を表示できます。
置いておくだけで役に立つガジェットとして使えるので邪魔にはならないです。
そこまでしてニュースを知りたいかという問題はありますが定期的にニュースを文字で表示してくれますし予定などの通知も確認できるのでスケジュール管理としてEcho Show 5を使うことも可能となっています。
音楽を楽しむ
Amazonプライム会員になっているならプライムミュージックを聴くことができます。「アレクサ、音楽をかけて!」と話しかければおすすめのプレイリストを自動的にかけてくれます。
Amazonミュージックだけでなく、Spotifyやdヒッツ、さらにApple Musicの再生にも対応してるのでiPhoneでApple Musicのサブスクリプションに加入してるなら再生ができます。
Apple Musicを使うにはiPhoneにAlexaアプリをインストールして、ここからApple Musicのスキルを検索して「設定」してリンクすることで使うことができます。
設定が完了したら「アレクサ、Apple Musicでヨルシカをかけて!」といえばApple Musicで音楽をかけてくれます。Apple Musicと付けないとAmazonミュージックを起動しようとするのでちょっと注意ですね。
プライムビデオを楽しむ
プライム会員に加入していれば動画配信サービスのプライムビデオをEcho Show 5で楽しむことができます。
5.5インチのディスプレイなので大きな画面ではありませんが、流し見しながら映画やちょっとした動画コンテンツを楽しむのなら十分すぎる大きさではないでしょうか。
ブラウザを使ってインターネットができる
Echo Show 5はsilkのウェブブラウザを使ってインターネットが可能でbing検索やGoogle検索を使ってブラウジングができるようになっています。
「アレクサ、ブラウザで検索して」とお願いするとsilkのブラウザで検索ができます。音声検索の精度がイマイチでイライラが募りますが慣れれれば使えます。
ちなみに、Echo Show(第1世代)はFire Foxも選べましたがEcho Show 5(第3世代)と(第2世代)はsilkのブラウザのみとなっています。
ちなみに、こんな感じで検索します。音声入力だけでは日本語変換が上手くいかないことがあるかもしれません。
スマホ持っている人がほとんどなので使用頻度は少ないとは思いますが、スマホを持っていない祖父母の家とかにあると便利なのかも?
音声入力用のボタンが中央にあり基本は声で検索するのが楽でいいのかなと思います。これなら子どもでも簡単に使うことができるので、いいのかもしれません。
ブラウザ経由でYouTubeも観れる
Echo Show 5はYouTubeアプリはありませんがブラウザを使えるのでYouTubeをブラウザ経由で楽しむこともできます。
もう、ほぼタブレットですね。集中して見るにはちょっとサイズが小さいので微妙ですがコンテンツを流し見するのなら便利な大きさで良いのかもしれません。
スピーカーの音質もちょっとしたタブレットよりも良いので音楽視聴用の端末としても良さそうです。
最新のニュースを見る
「アレクサ、ニュースを見せて」ってお願いするとNHKニュースかYahoo!ニュースを自動的に再生してくれます。
Yahoo!ニュースはニュースを読み上げるだけですが、NHKニュースは動画で配信してくれるので、より分かりやすくなっています。これ、受信料とかどうなるんだろう?
Kindle本を読み上げてくれる
個人的に驚いたのがこれ。所持しているKindle本を読み上げてくれる機能を搭載しているんですよね。オーディオブックサービスのオーディブルが必要なくなるのでは…?と思ってしまいました。
持っているKindle本をAlexaが読み上げてくれます。
スゴイ…。確かにオーディブルと違ってAlexaの発音は少しおかしいので聴きにくいところも多いですが、内容は普通に把握することができるので読むのが面倒くさい時に、Alexaに朗読してもらうのもいいのかもしれませんね。
Amazonで買い物ができる
「アレクサ、モバイルバッテリーをAmazonで買いたい。」とお願いすると、Amazonで売れているモバイルバッテリーのランキングを表示してくれます。
しかも、おすすめポイントもAlexaが教えてくれるんですよね…。これは便利だわ。あとは、購入手続きをEcho Show 5からできるので買い物が完了してしまいます。
細かい仕様を調べるには向いていませんが、スペックをあまり気にしない人ならササっとAmazonで買い物できてしまうのでとても良いと思いますよ。
Echo同士でビデオ通話ができる
Echo SHow 5は対応端末またはスマホのAlexaアプリ経由でビデオ通話が可能となっています。
以下は1階にあるEcho Show 10をビデオ通話をしてる模様です。
自宅の2階にEcho Show 5、1階のリビングにEcho Show 10があれば「アレクサ、リビングにつないで」とお願いすればビデオ通話ができます。
リビングから2階にいる子どもを呼び出したりする時に使えます。昔あった固定電話の子電話みたいな感じで使えます。
スマホのAlexaアプリからEcho Show5に接続して通話できるのでスマホ持っていない小さい子との連絡手段として使えるのは魅力となります。
Echo Show 5(第3世代)レビュー:まとめ
Echo Show 5は5.5インチのディスプレイを搭載したスマートスピーカーで感覚としては据え置きのスマホ…といった感じです。(ちょっと違うかw)
声で操作することを基本としてるので細かいことはできませんが動画や音楽コンテンツを楽しむのなら十分に使うことができるデバイスです。
- コンパクトで書斎、ベッドサイドに最適
- 動画が速くなって快適に操作できるように
- 時間だけでなくニュース・天気の確認に
- 音質が良くて音楽もしっかり楽しめる
- カメラカバーが何気に安心できる
- Kindle本を読み上げてくれる機能がある
- 音楽配信サービスにも対応
- ブラウザでYouTubeが見れられる
- スマートホーム共通規格「Matter」対応
- 画面サイズが少し小さめ
- スキルを終了が面倒くさい
Echo Show 5 どんな人におすすめ?
Echo Show 5はどんな人におすすめかまとめました。
- ベッドサイドに置きたい
- 書斎や勉強机の上に置いて使いたい
- 旧型モデルからの乗り換え
コンパクトな筐体なのでベッドサイドなどちょっとした狭い隙間にEcho Show 5を設置して、就寝時に自然音を流して安眠誘導したり、目覚まし時計としても使うことができます。
書斎や勉強机の上に置いておくスマートスピーカーとしてもいいですよね。タイマーを使って時間管理をしたり、カレンダーなど予定も確認できるので使い方はさまざまです。
Echo Show 5(第3世代)はSoCが新しくなって動作が快適になったのは大きいです。明らかに操作性が第2世代から向上しストレスが少なくなっています。
わざわざ第2世代から乗り換えるほどではないにせよ、少し動作にストレスを感じてるならEcho Show 5(第3世代)に乗り換える価値はあるように感じます。
また、高度な設定が必要になりますがスマートホーム機器との接続もできるので声で「アレクサ、ライトを付けて」とかSwitchbotを使って操作することもできす。
→ Echo Show 8、Echo Show 10、Echo Show 15のレビューはこちらをどうぞ!
→ Echo Show 比較はこちら
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