この記事ではEcho Show 10をレビューしています。
Echo Show 10はディスプレイ付きのスマートスピーカーでAlexaに話しかけて必要な情報を手に入れたり、動画を見たり、音楽を楽しめる画面が大きいモデルです。
2021年4月発売のEcho Show 10(第3世代)は10.1インチのディスプレイを搭載して新しい機能として首振り機能を搭載し常にこっちに画面が向いてくれます。
首振り(ディスプレイ回転機能)いる?…
…と、最初思ったんですけど実際に使ってみると使いやすくて感動してし舞いました。使えるシーンは限定されますがアイランドキッチン、リビングで最高に使いやすいですよ。
ということで、Echo Show 10(第3世代)のデザイン・サイズ・使い勝手をレビューしました。実際に使ってみてどうなのかメリット・デメリットを書いたので参考にしてください。
- 10.1インチHDディスプレイを搭載
- ディスプレイが大きくて見やすい
- 画面がこっちに向く首振りモーション機能
- 外からも家族と通話ができる
- 外から見れる監視カメラとしても
- 内蔵スピーカーの音質が良い
- 動画の視聴もしっかりできる
- ブラウザでYouTubeを楽しめる
- スキルを終了させるのが面倒くさい
- 動作が少し不安定でモッサリしている
Echo Show 10(第3世代)は29,880円と少し高価ですがアイランドキッチンやカウンターがあるリビングで使うなら360°どこにいても使えるのでとても便利ですよ。
また、ちょっとした監視カメラとしても使えるのもいいですよね。
なお、前機種はEcho Show 10(第2世代)となっています。
この記事の目次
Echo Show 10(第3世代)の特徴
- サイズ:10.1インチ(1,280 × 800ピクセル)
- SoC:MediaTek MT8183(8コア)
- スピーカー:ツイーター ×2 + ウーファー
- カメラ:1300 万画素(自動フレーミング)
- Alexa対応で声であらゆる操作が可能
- 画面付きEcho同士でビデオ通話ができる
- 360°監視カメラとしても使える
- 各ストリーミング配信サービスを楽しめる
- ブラウザを使ってYouTubeを観れる
- サイズ:251 × 230 × 172 mm、重量:2560g
- カラー:チャコール、ホワイト
- 端末価格:29,980円
Echo Show 10(第3世代)は丸型のEchoらしい支柱にディスプレイが取り付けられた本来のスピーカー型の「Echo」らしいデザインを採用したスマートパネルです。
10.1インチディスプレイで画面が大きく見やすくAlexaで操作することで天気やニュースなどの情報を得たり、動画を見たり、クックパッドで料理レシピを調べることができます。
Echo Show 10ができることはEcho Show 5、Echo Show 8と同じですが、ディスプレイ回転機能で外から部屋を見渡したりとちょっとしか監視カメラとしても使える端末です。
個人的には画面が高いところにあって角度調整もできるので単純に見やすく使いやすいと感じました。
Echo Show 10(第3世代)と(第2世代)の違い
Echo Show 10(第3世代)とEcho Show 10(第2世代)の違いをまとめました。
モデル | Echo Show 10 (第3世代) |
Echo Show 10 (第1世代) |
---|---|---|
ディスプレイ | 回転機能有り 角度調整有り |
固定 |
SoC | Mediatek MT8183(8コア) | Intel Atom x5-Z8350(4コア) |
インカメラ | 1300万画素 | 500万画素 |
スピーカー | 1インチツイーター ×2 + 3インチウーファー | 2インチスピーカー(10W)× 2 + パッシブラジエーター |
重量 | 2,560g | 1,755 g |
大きな違いはディスプレイ部分が回転、角度調整できるかどうかです。Echo Show 10(第3世代)はインカメラを使って自分がいるところを認識してくれて画面がこっち向いてくれます。
画面が少し高く角度調整もできるので画面の見やすさは圧倒的に向上しています。
SoCはMediaTek MT8183(8コア)を搭載しています。Fire HD 10と同じチップですが、Echo Show 10(第3世代)は制御している機能が多いのか少し動作がモッサリしています。
内蔵スピーカーは本体の円柱部分にあってEcho Show 10(第2世代)と比べるとステレオ感は薄れたものの360°スピーカーになって部屋のどこにいてもいい音を楽しめるようになっています。
Echo Show 10(第3世代)レビュー
パッケージ・付属品
Echo Show 10も他のモデルと同じ青色ベースのパッケージとなっています。
同梱品は説明書の他に電源アダプタのみとシンプルな内容物となっていますね。
Echo Show 10はバッテリーを内蔵していない電源コンセントから直接接続して使う端末となっており、30Wの電源アダプタを付属しています。
Fire HD 10ならバッテリー駆動するのでどこでも使えますが、Echo Showシリーズはどこでも使える訳ではないので設置場所はしっかり考える必要はあるでしょう。
もし、コンセントのない場所でAlexaとおしゃべりしたい方はFire HD 8やFire HD 10がおすすめです。Echo Showモードで同じように使えます。
本体デザイン・外部ポート
Echo Show 10(第3世代)の本体サイズは251 x 230 x 172 mmと結構大きめです。重量も2.5kgとEcho Show 10(第2世代)の1.7kgから重くなっています。
Echo Show 10(第3世代)はスピーカー単体のEchoシリーズにディスプレイが取り付けられたスタイルに変更となってスマートスピーカーらしいデザインと言っていいかもしれません。
円柱の筐体の中にスピーカーがしっかり内蔵しておりいい音を360°どこにいても楽しめるようになっています。
画面上部に物理ボタンがあって左からマイクのON・OFF、音量調整ボタン、インカメラのON・OFFのスライドボタンを搭載しています。
ボタンの間にある小さな穴はマイクとなっており高性能なマイクで音楽が鳴っている状態でもしっかり集音してAlexaは声を聞き取ってくれます。
マイクボタンをOFFにすると画面下に赤いバーが表示して「アレクサ!」と呼んでも反応しないようにできます。複数のEchoがいるときや会話をしている中で反応して欲しくない時に使うのがおすすめです。
Echo Show 10はインカメラ(1300万画素)を搭載しカメラをボタンでOFFできるようになっています。
カメラがOFFになると同時に白色のレンズカバーで完全防備できるのでハッキングなんかで盗撮されるリスクを防ぐことができる安心設計です。
Echo Show 10は筐体下に電源ポートを搭載しています。
Echo Show 10(第2世代)は3.5mmオーディオジャックがありましたが、Echo Show 10(第3世代)はBluetooth接続のみに。
ただ、音声デバイスは拡張できるので別の外部スピーカーに出力したり、サブウーファーとして使えるようになっています。
画面が大きくて角度調整もできる
Echo Show 10は10.1インチのディスプレイ(1280 × 800ピクセル)を搭載しています。
8インチのEcho Show 8と解像度は同じですが物理的に画面サイズが大きいのでコンテンツが見やすくて、少し離れたところからでもしっかり画面を確認できます。
Echo Show 10(第3世代)はディスプレイ部分が柔軟に動かせるようになって画面角度の調整ができます。
下角度はここまで。下向きというか正面に向けることができる感じですね。
上向き角度は可動域が広くてここまで画面を上げることができます。
Echo Show 10(第3世代)は単純に画面が少し上に取り付けられているので目線が上がって画面が普通に見やすいです。
従来モデルのEcho Show 10(第2世代)は画面が大きくても机にベタ置きで少し低いと感じて遠目からは見にくかったりしましたが、Echo Show 10(第3世代)は視認性が向上しました。
画面が追従する首振りモーションがスゴい
Echo Show 10(第3世代)はスクリーンが自動で動くモーション機能を搭載しています。
動画や音楽の視聴などコンテンツを楽しんでいる時は顔を認識して自動追従してくれますし、待機時も「アレクサ!」と呼びかけることでこっちに向いてくれます。
書斎やベッドサイドでは反対側で使わないのでモーション機能の便利さを体感できないですが、アイランドキッチンやカウンターのあるリビングでは反対側から使うこともあって声をかけるだけでこっちに向いてくれるのはとても便利ですね。
注意点として可動範囲に水の入ったコップなどを置くとぶつかってこぼれてしまうところです。
Echo Show 10(第3世代)のモーション機能は後ろに壁があるとしっかり認識してくれてぶつからないようになっており、細かく回転範囲の調整も可能です。
待機ポジションも設定できるので細かくポジションを調整できるようになってるのはありがたいですね。
内蔵スピーカーは音が良い
Echo Show 10(第3世代)は円柱の筐体部分に1インチスピーカーが2基、3インチウーファーを1基を内蔵し360°音が広がるワイドスピーカーシステムを採用しています。
従来モデルのEcho Show 10(第2世代)と比べるとステレオ感は減ったものの円柱スピーカーらしく音が部屋全体に広がる心地よいサウンドを楽しむことができます。
また、イコライザー調整にもしっかり対応しています。
実際に使ってみてイコライザー調整は必要ないくらい低音から高音までクリアな音質が鳴るので、Echo Show 10(第3世代)1台あればしっかり音楽を楽しむことができます。
Echo Show 10で出来ること
Echo Show 10はタッチパネル内蔵のスクリーンを搭載していますが、基本的に「アレクサ!」と声をかける使う端末となっています。
現在の時間や天気を知る
Echo Show 10(第3世代)は基本的に画面はずっと表示している端末となっており、現在の時間やニュース、天気などをリアルタイムに表示してくれます。
スマホで撮影した写真を待ち受けにすることもできます。
もちろん、スケジュールも表示できますし、Amazonで買い物をしたら配送状況も画面に表示されるので配送状況をわざわざログインしなくても確認できるのはいいですよね。
定型アクションを登録して「アレクサ、おはよう。」と呼びかけるだけで今日の天気、今日のニュース、radikoの再生の一連の操作の自動化も可能なので、使い方次第では自動ルーティンを完成させることができます。
ニュースを見る・聴く
Echo Show 10(第3世代)は「アレクサ、今日のニュース。」と呼びかけるとNHKの動画ニュースを(日経なども視聴可能です)
テレビだと時間によってはニュースを確認できないこともありますが、Echo Show 10(第3世代)なら自分の決まった時間とペースでニュースの確認ができます。
音楽を聴く・楽しむ
Echo Show 10(第3世代)に向かって「アレクサ、音楽かけて!」と話しかければ自動的にAmazonミュージックのおすすめのミュージックを再生してくれますし、指定してもしっかり選曲してくれます。
歌詞を自動表示してくれるので便利です。さらに、AmazonミュージックだけでなくApple MusicやSpotifyと連携して音楽をかけることも可能です。
Amazonミュージックにない楽曲は自動的にApple Musicで再生できまし、こちらからアレクサに「〇〇をApple Musicで再生して」と指定して再生もできます。
サードパーティの音楽ストリーミングサービスをEcho Show 10で使うにはiPhone・AndroidスマホにAlexaアプリをインストールする必要があります。
Apple IDとパスワードをAlexaアプリに入力することで連携することができ、Amazonミュージックにない楽曲はApple Musicから再生できるようになります。
Amazonミュージックはプライム会員であれば無料で音楽を聴けますが楽曲数が少ないです。Amazon Music Unlimitedであれば9,000万曲ありますが有料です。
- プライム会員:月額880円
- 非プライム会員:月額980円
- ワンデバイスプラン:月額480円
すでにApple Musicの有料会員ならEcho Showと連携すると追加費用なく音楽を楽しむことができます。
ちなみに、Echo ShowからAmazon Music Unlimitedを契約するとワンデバイスプランが適用されて月額480円でAmazon Music Unlimitedを使えるのでおすすめです。
プライムビデオで映画を観る
Echo Show 10(第3世代)のビデオホームの画面を起動するとAmazonプライムビデオ、Netflix、YouTube(ブラウザ)、Paraviなどで動画を楽しめます。
月額500円のプライム会員ならプライムビデオが見放題です。
10.1インチの大きなディスプレイを搭載しているので
YouTubeを楽しむ
Echo Show 10(第3世代)はYouTubeのスキルはないですがSilkブラウザを搭載しているのでブラウザ上からYouTubeを楽しめます。
YouTubeアプリが使えないのは残念ですがブラウザ経由からしっかりと動画視聴ができるので、とくに問題はなさそうです。
Echo Show 10(第3世代)でYouTubeを見る機会はなかなか少ないかもしれないですが、キッチンで料理をしながらYouTubeを見たりもできるので意外と便利だったりします。
インターネットもできる
Echo Show 10はSilkブラウザからインターネット検索ができるようになっており、普通のYahoo! Japanなどのサイトを閲覧できるようになっています。
文字入力はソフトウェアキーボードを使って可能です。
さらに、中央にあるマイクボタンをタップして声で文字入力による文字入力も可能となっています。
Echo Show 10(第3世代)でブラウザ検索する機会は少ないですが、どうしても調べたい情報があるときは便利なのかもしれません。
Echo端末・Alexaアプリでビデオ通話
Echo Show 10(第3世代)はその他のEcho端末、スマホにインストールしたAlexaアプリでコミュニケーションできるようになっています。
例えば、スマホのAlexaアプリを使ってEcho Show 10(第3世代)を接続して通話ができます。
モバイル通信の環境下でもしっかりビデオ通話ができるので、外から家にいる家族と連絡を取ることができます。(モバイル通信で2分通話して80MB消費しました。)
近年は家電話のない家庭が多いですが、Echo Show 109第3世代)があれば別にスマホがなくても連絡を取り合えるのはいいですよね。
離れているおじいちゃん、おばあちゃんの家にEcho Show 10(第3世代)を置いておくのもいいかもしれません。
監視カメラとして使う
Echo Show 10(第3世代)はモーション機能を活かした監視カメラ的な機能が搭載されていて自宅のモニタリングが外からできるようになっています。
設定から「自宅のモニタリング」を有効化することでスマホのAlexaアプリに「カメラ」の項目が追加されてタップすることでEcho Show 10(第3世代)に接続できます。
このように遠隔でEcho Show 10(第3世代)のカメラを使って部屋の様子をライブ映像を確認できます。
指で画面を横にスライドすることで画面を動かすことができるので360°部屋の様子をどこからでも確認できます。猫ちゃん、ワンちゃん、ハムちゃんの様子も見られるのはいいですよね。
料理レシピを調べる
Echo Show 10(第3世代)はクックパッドのスキルによって「アレクサ、料理のレシピ教えて!」と話しかければクックパッドを起動してレシピを検索することができます。
クックパッドはスマホでも使うことができますが、Echo Show 10のクックパッドは声を使って完結させることができるメリットがあります。レシピもアレクサが読み上げてくれるのでとても使いやすいです。
人気のお店を探す
「アレクサ、ラーメンが食べたい!」って話しかけるとEcho Show 10は近くにある評価の高いラーメン屋さんを探してくれます。
近所のお店は把握してるしあまり使わないですが、地名を入れて検索できるので旅行に行く予定があるところのお店探しに使うのもいいのかもしれません。
(いや、普通にスマホ使った方が早いか…)
Echo Show 10はスキルをインストールすることでもっともっと出来ることが増えます。ここで紹介したのはあくまで標準スキルで出来ることの一部となっています。
Echo Show 10(第3世代)レビュー・評価:まとめ
Echo Show 10(第3世代)メリット
- 10.1インチHDディスプレイを搭載
- ディスプレイが大きくて見やすい
- 画面がこっちに向いてくれるモーション機能
- 外からも家族と通話ができる
- 外から見れる監視カメラとしても
- 内蔵スピーカーの音質が良い
- 動画の視聴もしっかりできる
- ブラウザでYouTubeを楽しめる
Echo Show 10(第3世代)はスクリーンが回転するモーション機能を搭載したスマートスピーカーで、書斎などでは必要性はないもののリビングなど360°方向から使うことがある場合はEcho Show 10(第3世代)はとても使いやすい端末です。
料理をするとき、ダイニングテーブルに座ってるとき、ソファに座ってるとき全てのシーンに置いて端末を動かすことなく使うことができます。これは、革命と言ってもいいかもしれないほど使いやすいデバイスですね。
スピーカーも360°全方位タイプになったことで部屋全体に良い音を届けてくれますし音楽を聴くスマートスピーカーとしても優秀ですよ。
Echo Show 10(第3世代)デメリット
- スキルを終了させるのが面倒くさい
- 動作が少し不安定でモッサリしている
Echo Show 10(第3世代)に限らずスキルを終了させるのが少し面倒くさいですね。毎回。スキルにもよりますが「アレクサ。終了して」とか言わないといけないです。
また、動作も少しモッサリしています。SoCはFire HD 10と同じMediaTek MT8183(8コア)ですがスキルの起動はワンテンポ遅いです。じっくり使うなら問題ないですが少し気になるところ。
Echo Show 10(第3世代)はスマートホーム家電との組み合わせ、定型アクションをうまく設定することで本領発揮できます。ハブのSwitchBotを使うことでリモコンに対応している家電の操作が可能になります。
SwitchBot スマート電球を使うことで照明もEcho Show 10(第3世代)から操作したり、自動ルーティン化することもできるので色々と楽しめるのではないでしょうか。
スマートホームって未来のものなのかなと思っていましたが、今ある技術を組み合わせることで普通に使うことができるものなんですね。
→ Echo Show 比較はこちら
→ Echo Show 15、Echo Show 8、Echo Show 5を詳しく見る
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