AmazonのFireタブレットを衝動買いしました。セールに出ていたFireタブレット・Fire 7とFire HD 8の2台とも買ってしまいました。安すぎでしょ。
Fire 7の端末価格は8,980円、Fire HD 8の端末価格が13,980円で、定期的に開催されるセールならさらに安い価格でFireタブレットを手に入れられます。
めっちゃくちゃ安い。そんな中で、Fire 7とFire HD 8は画面サイズで1インチしか差がないのでどちらを購入するべきか迷いますよね。
この記事では、Fire 7・Fire HD 8の2つの画面サイズ・スペック・使いやすさの違いを比較しているのでどっちにするか迷っている方は参考にどうぞ!
Fireタブレットに性能は期待できないものの普通に使える操作感となっていてプライムビデオで動画視聴、電子書籍を読む、ブラウジングするなら普通に使える性能を持っています。
この記事の目次
Fire 7とFire HD 8の比較レビュー
では、Fireタブレットの違いについて詳しく紹介していきます。
本体デザインの違い
Fireタブレットの外観デザインは基本的には同じですが、Fire HD 8は2020年6月に新しくなって丸みのあるスタイルに、Fire 7も2022年6月に同じデザインに刷新されます。
画面サイズはFire 7よりもFire HD 8の方がディスプレイが大きいですが、縦で持った時の筐体の横幅が広いので片手で持てるかどうかのギリギリのサイズ感となっています。
モデル | Fire 7(2022) | Fire HD 8(2020) |
---|---|---|
ディスプレイ | 7インチ 1024 × 600 (171 ppi) |
8インチ 1280 × 800 (189ppi) |
サイズ | 181 × 118 × 9.7mm | 201.9 × 137.3 × 9.6 mm |
重量 | 282g | 337g |
Fire 7は片手サイズなので小説など電子書籍を読むのに適していて、気軽にどこにでも持ち歩くことができる大きさです。
男性用のパンツの後ろポケットにも入れられる大きさなのでFire 7なら持ち運びするときにそのまま持ち出せます。
Fire HD 8も8インチサイズのタブレットなので片手サイズといえばそうですが、Fire 7と比べるとワンサイズ大きい感じがします。
Fire HD 8は本体カラーを選べるのも魅力の一つです。
操作ボタンは端末を縦持ちした状態の上にまとめられていて、左部分に電源ボタン、音量ボタンがあります。
右側にUSB-C(USB 2.0)、3.5mmオーディオジャックがあります。充電ポートはどちらもUSB-Cに対応し、今使ってるスマホと同じ充電ケーブルで運用可能です。
右側上部分にmicroSDカードスロットがあってFire 7、Fire HD 8ともに最大1TBまでストレージ容量を拡張できるようになっています。
Fire HD 8のストレージ容量は32GB、Fire 7は16GBと少なくゲームなどいくつかインストールすると容量が少なくなる可能性があります。
もし、いくつもアプリを使う予定があるならmicroSDカードも併せて買っておくのがおすすめです。
Fireタブレットはプライムビデオ、プライムミュージックの動画や音楽データをmicroSDカードにダウンロードしてオフライン環境でもコンテンツを楽しむこともできます。
Fire HD 8はステレオスピーカー搭載
Fire 7はシングルスピーカーでモノラル再生、Fire HD 8のスピーカーが2個搭載しDolbyオーディオに対応したステレオサウンドを再生できます。
Fire HD 8のステレオスピーカーは思っていた以上に音質は良くて、タブレットサイズのスピーカーなので低音は出ませんが、Dolbyオーディオ技術のおかげかクリアで広がりのあるサウンドを楽めます。
テーブルの上に直置きしてYouTubeで音楽を再生すると音が広がるのでとてもいい感じでコンテンツを楽しめますよ。
画面サイズの違いを比較
画面サイズはFire 7が小説の文庫本に近いサイズ、Fire HD8が漫画の単行本に近いサイズとなっています。
FireタブレットでKindle本を読むなら、小説を読むことが多いのか、漫画を読むことが多いかで決めてもいいです。
個人的には小説でも漫画でも本体サイズが小さくて重量が軽い7インチのFire 7の方が読みやすいです。8インチのFire HD 8は少し大きく手で持って読まないといけないKindle本には適していません。
そもそも、Kindle本を読むのならFireタブレットではなく電子ペーパーを採用している電子書籍リーダーのKindleの方が絶対にオススメです。
予算が許すなら解像度のより高いKindle Paperwhiteが文字が読みやすくていいですよ。
画面解像度と見やすさを比較
Fire 7は7インチの1024 × 600ピクセル(171ppi)のIPSパネル、Fire HD 8は8インチの1280 × 800ピクセル(189ppi)のIPSパネルを搭載しています。
Fire HD 8の方が解像度が高いのでYahoo!Japanのトップ画面の細かい文字もFire 7よりは見やすくなっています。
ただ、Fire HD 8の方が解像度が高いのに表示領域はあまり違いはなくてFire HD 8の方が画面が大きくて解像度が高いのでキレイな表示が可能です。
以前はプライムビデオの画面表示の領域がFire 7が広かったのですが、修正が入ったのか表示領域はFire 7、Fire HD 8ともに同じとなっています。
YouTubeは再生画面についても同じです。画面が小さいか、大きいかだけの違いとなっています。
Fire HD 8は2020年からPiP(ピクチャーインピクチャー)に対応しYouTubeの再生画面を小窓表示にして別のことをしながら再生も可能です。
AmazonのアプリはFire 7の方が表示領域が広いようです。縦表示が少しだけ長く表示しています。まあ、ほんのわずかな差ではありますが。
とはいえ、Fire HD 8の方が物理的に画面サイズが大きいので、見やすくて操作がしやすいので、操作性に関してはFire 7よりもFire HD 8の方が上といっていいでしょう。
なお、Fire HD 8は2画面表示機能に対応しています。
マルチタスクの画面でアプリアイコンをタップすると「画面を分割」という項目が表示されるのでここから2画面表示にできます。
8インチの画面サイズなので少し表示領域は狭めで使いにくいですが、Twitterしながら動画コンテンツを同時に楽しむことができます。
色合いの違いを比較
液晶パネルのメーカーが違うのでしょうか。Fire 7とFire HD 8の液晶の色合いがかなり異なります。
左からFire 7、Fire HD 8、Fire HD 8 Plusですが、真ん中のFire HD 8のみ緑味のかかった色合いになっているように見えます。
画面の色合いはFire 7、Fire HD 8 Plusは白っぽくて見やすいですが、Fire HD 8は少し暗めのディスプレイとなっています。(ロットによっても異なる可能性あります。)
このように並べて比較しない分からないレベルですし、低価格のFireタブレットに画面のキレイに期待してはいけないかもしれません。
カメラの画質の違いを比較
両モデルともリアカメラは200万画素のイメージセンサーを採用しています。なので基本的な写りは同じはずですが、少しだけ違う色合いで撮影されるようですね。
どちらが良いかは分かりませんが。
若干異なり色合いになっています。
200万画素のカメラなので画質は「う〜ん。」って感じですしノイズも多め。とりあえず写真を撮ることができるレベルです。記録用ならまあ使えるのかもしれませんね。
個人的にはカメラを省いてしまう代わりにCPUの性能を上げたり、ディスプレイの品質を上げた方が、Fireタブレットの顧客満足度は上がるのではないのかなとも思います。
SoCの性能の違いを比較
Fire 7とFire HD 8の内部スペックを比較してみます。SoC(システムオンチップ)はFire 7がMediaTek MT8168A、Fire HD 8がMT8169Aを搭載しています。
モデル | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus |
---|---|---|---|
SoC | MediaTek MT8168V/B | MediaTek MT8169A | |
CPU | Cortex-A53(4コア) | Cortex-A53(6コア) | |
GPU | ARM Mali-G52 | ||
メモリ | 2GB | 3GB | |
ストレージ | 16GB | 32/64GB | |
Wi-Fi | デュアルバンド a/b/g/n/ac |
||
バッテリー | 10時間 | 13時間 | |
OS | Fire OS 9(Android 11) |
Fire HD 8よりもFire 7の方が画面解像度が低いこともあってSoCの負荷が少なくFire 7の方が動作速度が少し速い可能性はあります。体感では分からないですが。
Geekbench 5でCPU、GPUの性能を比較してみました。
モデル | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus |
---|---|---|---|
SoC | MediaTek MT8168V/B(64ビット) | ||
メモリ | 2GB | 3GB | |
シングルコアCPU | 169 | 136 | 135 |
マルチコアCPU | 558 | 432 | 437 |
GPU(OpenCL) | 539 | 532 | 529 |
同じSoCを搭載しているのでFire 7、Fire HD 8ともにほぼ同じ性能となっています。
ちなみに、Fire 7(2019)→ Fire 7(2022)になってCPUで2.5倍も処理性能が向上しています。GPUも計測できなかったのがちゃんと数値を出すことができるまでに性能が向上しています。
Antutuでも性能を比較してみました。
モデル | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus |
---|---|---|---|
SoC | MT8168V/B | MT8169A | |
メモリ | 2GB | 3GB | |
トータル | 105790 | 138750 | 140110 |
CPU | 29757 | 36703 | 35916 |
GPU | 19810 | 22794 | 22372 |
MEM | 24454 | 33746 | 34641 |
UX | 31769 | 45507 | 47181 |
Fire 7も2022年モデルになってSoCの性能が大きく向上してそこそこ使えるスペックになりましたが、Fire HD 8は6コアCPUを搭載したことでさらに性能が向上しました。
メインメモリはFire 7、Fire HD 8ともに2GBあるのでブラウジング、電子書籍を読む、Amazonプライムの視聴をするのは十分快適に動かすことが可能。Fire HD 8 Plusは3GBになってさらに快適な操作感となります。
実際の動作速度について
実際にどれくらいの動作速度で動かすことができるのかFire 7を操作しているところを動画にしました。
Fire HD 8はこんな感じです。
ブラウザ、Twitterなどは少しモッサリ感があるのはどちらもほぼ同じですがFire 7(2019)から比べると普通に動作しますし、ちょっと調べ物をするなら十分使えるスペックでプライムビデオや電子書籍を読むなら普通に使えます。
各アプリの起動時間の違いを比較
ベンチマークスコアだけでは実際の操作感が分からないと思うので各アプリの初回起動時間を計測してみました。
モデル | Fire 7(2022) | Fire 7(2019) | Fire HD 8(2020) |
---|---|---|---|
メモリ | 2GB | 1GB | 2GB |
YouTube | 約6秒 | 約7秒 | 約6秒 |
Amazonビデオ | 約5秒 | 約6秒 | 約6秒 |
アプリストア | 約3秒 | 約4秒 | 約4秒 |
Silkブラウザ | 約6秒 | 約9秒 | 約6秒 |
ミュージック | 約10秒 | 約11秒 | 約10秒 |
カレンダー | 約2秒 | 約2秒 | 約2秒 |
写真 | 約4秒 | 約8秒 | 約4秒 |
Amazon | 約8秒 | 約11秒 | 約6秒 |
それでもブラウザやAmazonアプリなどデータ量が大きいアプリになってくるとFire HD 8の方が動作が速く、メインメモリの容量の多いFire HD 8の方がアプリの切り替え速度も速くなっています。
Fire 7(2022)のSoCはFire HD 8とおそらく同じなので解像度の低さも相まってより快適に動作するかもしれません。
Fire 7・Fire HD 8 どっちがいい?
Fire 8 HDのおすすめポイント
Fireタブレットは7インチと8インチともに本体サイズの小さい方に分類されるタブレットでどちらも持ち運びに困ることはないので、少しでも画面が大きく、ステレオの音を楽しめるFire HD 8がおすすめです。
- 画面が大きいのでコンテンツ消費に最適
- ステレオスピーカーで動画視聴に適している
- HD画質でコンテンツの画質がよりキレイ
YouTubeやプライムビデオを楽しむ用途では確実にFire 7よりもFire HD 8の方が見やすくステレオサウンドで楽しめますし、漫画を読むにしても8インチあった方が見やすいですしバランスの取れたサイズ感になっています。
こんなケースを画面も見やすくなるので使うと良いかもしれません。Fireタブレットはどちらかというと指紋が付きやすいので、ケースを付けた方がストレスを感じることはなさそう。
Fire 7のおすすめポイント
Fire 7は本体サイズが小さくて持ち運びがしやすく、価格が安くて6,980円で買えるのが最大の魅力です。電子書籍端末のKindle並みにコンパクトなのでジーンズのお尻ポケットに入れて持ち運べます。
- 本体サイズが小さくて持ち運びしやすい
- コンパクトで電子書籍を読むのに適している
- 子どもの動画専用機としても使える
- 6,980円と端末価格が安い
どこでも気軽にコンテンツを楽しめる端末としては魅力な1台ですし、端末価格が安いので子どもの動画を見せる用の端末としてもおすすめです。
Fireタブレットは性能はそんな期待してはいけませんが、普通に使えるタブレットでAmazonプライムビデオを見たり、電子書籍を見たり、インターネットするくらいなら十分に使えるタブレットです。
子ども向けのFire タブレットキッズモデルもあって専用ケースが付属し、キッズコンテンツを楽しめるFreeTime Unlimitedを1年間無料で使えます。
Fireタブレットの全モデルにキッズモデルがあるので、違いを比較しています。FreeTime Unlimitedで何ができるかも書いているので是非参考に!
→ Fire HD 8とFire 7の個別レビューはこちらから!
→ Fire HD 10・Fire HD 8の比較はこちら
→ Fire HD 10、Fire HD 10 Plusはこちら
プライム会員になってプライムビデオが見放題
年額4,900円必要となりますがAmazonプライム会員になると一部の映画やアニメなどの動画コンテンツを無料で見ることができるAmazonプライムビデオが見放題となります。
すべての動画が見放題になるわけではありませんが、相当数の映画やアニメなどの番組を見放題となるのでかなりお得だと思います。
Fireタブレットとプライムビデオの相性が良いのでFire HD 8を買う前にプライム会員になっておくことをおすすめします!時期にもよりますが割引価格で買うことができたりします。
Amazonプライムのメリットはこちらの記事をどうぞ!
https://sin-space.com/entry/amazon-Cyber-Monday-2017電子書籍だけ見るならKindleがおすすめ
Amazonの電子書籍だけ楽しみたいならFireタブレットではなくてKindleを選んだ方がコンパクトですしいいでしょう。こちらの記事で詳しく書いているので是非とも参考にしていただければと思います。
本を聴くAudible(オーディブル)もおすすめ
ちなみにオーディオブックのAudible(オーディブル)をご存知ですか?
オーディオブックサービスで本を朗読で聴くことができるので、すきま時間やながら作業で本を読むことができる画期的なサービスです。
実際にAudibleを使ってみたのですが、思っていたよりも良かったです。本を読みたいけど読む時間がなかなか取ることができない人におすすめのサービスですよ。
カメラはQRコード読み取り用ではないかな〜と思いました。
7と8で迷っていたのでとても参考になりました。
ありがとうございました(^^)