iPad Air がM2チップを搭載して2024年5月に発売しました。iPad Air(M2)は先代のiPad Air(第5世代)のM1からM2になって順当にスペックアップ、フロントカメラが横持ち時に中央に配置されたり、Apple Pencil Proに対応し細かいところが変化しています。
iPad Airは11インチと13インチの二つの画面サイズから選べますが、今回はiPad Air 11インチ(M2)をレビューしています。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書いたので参考にしてください。
- 11インチと13インチの画面サイズがある
- M2チップを搭載し処理性能が高い
- ゲームも快適にプレイできる性能がある
- 最低ストレージ容量が128GBからに
- Touch ID(指紋認証)に対応している
- ステージマネージャでウィンドウ操作可能
- 新しくなったApple Pencil Proが使える
- 外部モニター拡張モードが使える
- ステレオスピーカーを搭載している
- 目新しさに欠ける、M1モデルでいいかも
- 120Hzリフレッシュレートに非対応
- Face ID(顔認証)に対応していない
- Apple Pencil(第2世代)が使えない(非対応)
- 新しいMagic Keyboardが使えない(非対応)
- 端末価格が98,800円と少し高い
iPad Air(M2・2024)の特徴
- サイズ:11インチ / 13インチ
- 解像度:2,360 x 1,640 / 2,732 x 2,048 ピクセル
- SoC:M2(8CPU + 9GPU)
- メモリ:86GB LPDDR5(100 GB/s)
- ストレージ:128GB / 256GB / 512GB / 1TB
- 広角 × 1:12MP・ƒ/1.8
- 望遠:デジタルズーム × 5
- フロント:12MP・ƒ/2(超広角)
- 生体認証:トップボタン式Touch ID(指紋認証)
- オーディオ:2スピーカー(横向き)、2マイク
- 外部ポート:USB-C(10Gbps)、Smart Connector
- 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E
- バッテリー:28.93Wh / 36.59Wh、防水防塵:×
- サイズ(11):247.6 × 178.5 × 6.1 mm 重量:462 g
- サイズ(13):280.6 × 214.9 × 6.1 mm 重量:617 g
- 発売日:2024年5月15日(水)
- 価格:98,800円〜(11インチ)、128,800円〜(13インチ)
iPad Air(M2)は11インチサイズのタブレット端末で、今回の2024年モデルから13インチが追加されて、環境に合わせて画面サイズが選べます。
SoCも先代のiPad Air(第5世代)のM1チップからM2チップになって処理性能が向上しより快適に重めのアプリもストレスなく進化しNeural Engineも強化して今後登場するApple Intelligence(AI)もある程度は快適に動かすことができるはずです。
もちろん、性能を重視するならM4チップを搭載したiPad Proがいいですが、タブレットとしてはiPad Air(M2)があれば十分過ぎるでしょう。
それよりストレージ容量が128GBスタートになったは良いですね。先代までは64GBスタートだで性能は十分でも容量の少なさがネックだったので解消されたのはいいですね。
128GBのWi-Fiモデルが98,800円から購入可能です。少し価格が高くなりましたが、iPad Pro 11インチ(M4)は168,800円と高価なのでそこまでのスペックを求めないならいいでしょう。
ただ、正直なところiPad Air(第5世代)からの進化は乏しいので無理してM2モデルを購入しなくてもいいです。(第5世代)のiPad整備済製品が出たらそっちを狙うべきです。
性能は確かにM2の方が上ですが比較しても差を体感するのは難しいくらいなので、少しでも費用を抑えることができるiPad Air(第5世代)の256GBを買うのがおすすめ。
ストレージ容量は128GBでいい、横持ちでビデオ通話することが多い、新しくなったApple Pencil Proを使いたい、13インチのiPad Airが欲しいならM2モデルがおすすめ。
128GBってところが絶妙に上手いですよね。
iPad Air(第5世代)は64GB、256GBしかないので64GBだとキツイ。でも256GBもいらないってなると128GBがあるiPad Air 11インチ(M2)という選択肢になる。Appleさん、商売上手。
iPad Air(M2・2024)レビュー
デザイン:同じで13インチサイズが追加
今回レビューしてるiPad Air(M2)は11インチモデルですが、基本デザインは先代のiPad Air(第5世代)と同じでで正面から見ると全く同じです。デザインの変更はないので同じです。
スペックだけが更新された感じですが、フロントカメラの位置は変更となりiPad Air(第5世代)は縦持ち時に画面上にカメラがあったのが、iPad Air(M2)は横持ち時の画面上のカメラが来る配置に変わりました。
薄い丸ちょぼがフロントカメラでiPad Air(M2)はビデオ通話する時に不自然にならないよう配慮されたスタイルになりました。ビデオ会議をすることが多いなら嬉しい進化かもですね。
操作ボタンの配置も今まで通り縦持ち右上にトップボタンと音量ボタンがあります。
音量ボタンは縦持ち時は上がボリュームアップ、下がダウン、横持ち時に左がダウン、右がアップになる方向によって自動で判別する機能を搭載してるのでストレスなく音量調整も可能です。
端末サイド部分にはApple Pencil Proを装着できるワイヤレスパッドを搭載しています。
背面パネルのデザインも同じでユニボディスタイルのアルミ金属ボディを採用しています。
リアカメラはシングルでシンプル。Magic Keyboardなどの周辺機器を接続するためのSmart Connectorも搭載しています。
本体サイズの違いを比較しました。
機種名 | iPad Air 13インチ(M2) | iPad Air 11インチ(M2) | iPad Air(第5世代) |
サイズ | 214.9 × 280.6 × 6.1 mm | 178.5 × 247.6 × 6.1 mm | 178.5 × 247.6 × 6.1 mm |
重量 | Wi-Fi:617 g セルラー:618 g | Wi-Fi:462 g セルラー:462 g | Wi-Fi:461 g セルラー:462 g |
iPad Air 11インチ(M2)とiPad Air(第5世代)は全く同じサイズで13インチになるとワンサイズ大きい筐体サイズとなっています。
13インチと表記してますがディスプレイの大きさはiPad Pro 12.9インチと同じでベゼルの幅も11インチよりも狭めで表示領域が広めになっています。
今までは大画面のiPadを買おうと思ったらiPad Pro 12.9インチを選ぶしか方法がなかったので、価格控えめのiPad Airでも13インチが選べるのはとてもいいですね。
本体カラーはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色から選べます。
先代の(第5世代)はピンクがあったのが廃止されたみたいですね。ただ、M2モデルのiPad Airのパープルは色が薄くなったのでピンクの代用としてはいけそうな気がします。
- シンプルな筐体デザインがいい
- 11インチと13インチの二つのサイズがある
- 4つの本体カラーから選べる
- 11インチはベゼル幅が少し太め
生体認証:Touch ID(指紋認証)を搭載
iPad Air(M2)の生体認証はトップボタン式のTouch ID(指紋認証)を搭載しています。
指紋を登録しておくことで指で画面ロック解除、パスワード認証ができて、端末を持ってサッと指を当てることで使えるのでタブレット用途において普通に使いやすいです。
Magic Keyboardなどキーボードを接続して使う場合は端末にわざわざ触れる必要があり手間を感じることもあり、この辺りの使い勝手はFace IDを搭載してるiPad Proの方が上かもしれません。
ただ、マスクをしていてTouch IDは普通に使えるので外でマスクしながら作業することが多いなら指で認証できるiPad Airの方が使いやすい場面もあるでしょう。
ディスプレイ:10.9インチの液晶を搭載
iPad Air(M2)は11インチモデルは10.9インチの液晶ディスプレイ、13インチモデルは12.9インチの液晶ディスプレイを搭載しています。
機種名 | iPad Air 13インチ(M2) | iPad Air 11インチ(M2) | iPad Air(第5世代)10.9インチ |
サイズ | 12.9インチ | 10.89インチ | |
解像度 | 2,732 x 2,048ピクセル | 2,360 x 1,640ピクセル | |
リフレッシュレート | 60Hz | ||
画面輝度 | 最大 600 nits | 最大 500 nits | |
パネル | Liquid Retina(液晶) 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング フルラミネーションディスプレイ 反射防止コーティング | ||
ホバー機能 | 対応 | – |
当然ですが表示領域の広い13インチモデルの方が作業スペースが広くてステージマネージャでウィンドウを並べて作業可能で、これを見ると13インチモデルの方が見やすくていいって感じです。
どちらもディスプレイ設定で「スペースを拡大」にしてより広く効率的にアプリを並べて使えます。なお、リフレッシュレートは60Hzですが広色域ディスプレイ(P3)にフルラミネーションで高品質なパネルを採用しています。
タブレットとして持ち運びもしながら使うなら11インチ、イラスト制やキーボードを接続して作業が多いなら13インチといった感じで選ぶのがいいかもしれません。
- 11インチ、13インチの2つのサイズがあるあ
- 11インチタブレットとして使いやすい大きさ
- 13インチは作業に適した大きさ
- リフレッシュレートは60Hzのまま
処理性能:M2でトータル性能は向上
iPad Air(2024)はSoC(システムオンチップ)にM2を搭載しています。先代のiPad Air(第5世代)はM1だったので順当にスペックアップしています。
M2チップはTSMC 5nm(第2世代)プロセスのSoCで8コアCPU、10コアGPU、16コアNPU(Neural Engine)を内蔵しM1チップよりトータルの処理性能が1.5倍高速化しています。
機種名 | iPad Air(2024) | iPad Air(第5世代) |
SoC | M2 50%高速化 | M1 |
CPU | 8コア(4 + 4) 15%高速化 | 8コア(4 + 4) |
GPU | 9コア 25%高速化 | 8コア |
Neural Engine | 16コア:15.8兆回 / 秒 40%高速化 | 16コア:11兆回 / 秒 |
メモリ | 8GB 100GB/s | 8GB 67GB/s |
ストレージ | 256GB〜2TB | 64 GB / 256 GB |
トランジスタ数 | 200億個 | 160億個 |
プロセス | TSMC 5nm(第2世代) | TSMC 5nm |
ニューラルエンジンの性能もM2になったことで40%高速化してるのでiPadOS 18から対応の(日本語は少し遅れる)Apple Intelligencemもそれなりのレスポンスで動作すると思います。
どれくらい処理性能が向上してるのかAntutu(v10)でスコアを計測してみました。
大きな性能アップはなくトータルスコアでM1(173万)がM2(186万)と10%ほどの処理性能アップです。ただ、数字を見てくとメモリ周りのスコアが伸びてますね。
どちらも同じ8GBのメモリ容量ですが帯域が(67GB/s)→(100GB/s)になってデータの転送速度が向上してるのが数値として大きく出ているのかもしれません。
3D mark(Soler Bay)の20回ループとなるストレステストも回してみます。
3Dグラフィックの性能もそこまで大きな差はなくベストスコアはM1が(6376)なのに対してM2は(6684)で、ワーストスコアはM1が(4163)、M2は(3576)です。
なんと、発熱によるサーマルスロットリングはM2の方が発生しやすく負荷がかかるとiPad Air(M2)の方が処理性能が低下する現象が起きています。安定性もM1が(65.3%)でM2が(53.5%)と厳しい結果ですね。
iPadはMacBookと違ってタブレット端末で本体が薄くて放熱性能も弱いので発熱による処理性能低下は受けやすいのかも。この結果を見るとM1のiPad Air(第5世代)でも全然問題ないですしM2に乗り換えるメリットはなさそうです。
とはいえ、M2を搭載しているiPad Airはゲームも快適に動作します。
単独でゲームを動かすならM2の性能があれば十分快適に動きます。実際にどんな感じで動作するか動画でレビューしています。
ただ、原神 + スターレイルなど重めのゲームを同時に動かすとなるとM2だと性能不足を感じることあります。
このような状況でゲームしないと思いますが、この環境が欲しいならM4を搭載しているiPad Pro 11インチ(M4)を選ぶのがいいでしょう。M4チップのゲーム性能はモンスター級なので2ゲームでもそれなりに動かしてしまうのが素晴らしいところ。
端末発熱:ほぼ変わらず
原神を最高画質(60fps)の設定で15分ほど動作させた状態で端末の発熱がどれくらいにかiPad Air 11インチ(M2)とiPad Air(第5世代)で比較しました。
どちらも同じ発熱具合で(Max 45.9℃)でした。iPad AirはSoCが端末端っこに搭載してるので発熱はしやすい傾向で長時間負荷がかかるとゲームの動作は不安定になりやすいです。
この辺りを気にするなら上位モデルのiPad Proの方がいいでしょう。iPad Proは端末中央にSoCを搭載し全体的に上手く放熱し安定性を確保しています。
電池持ち:ほぼ同じ
iPad Air 11インチ(M2)はバッテリー容量が28.6Whから28.93Whにわずかに増えていますがSoCがM2になってGPUのコア数が増えたこともありバッテリーライフはほぼ同じとなっています。
実際にどれくらい電池が持つのか比較してました。
モデル | iPad Air 11インチ M2 | iPad Air(第5世代) M1 |
---|---|---|
容量 | 28.93 Wh | 28.6 Wh |
YouTube 60分 | 9%消費 | 9%消費 |
原神 30分(高30) | 11%消費 | 11%消費 |
原神 30分(最高60) | 14%消費 | 15%消費 |
メメントモリ 30分 | 8%消費 | 8%消費 |
電池持ちもほぼ同じです。わずかに新しいiPad Air(M2)の方がバッテリーが持つことはありますが、1%の差で実用においてはほぼ変わりないとみていいでしょう。
iPad Airでゲームを高画質でプレイすると意外と電池減りは速いので長く使いたいなら画質を落として遊ぶのがいいかもしれません。
- あらゆるアプリが快適に動作する性能
- 負荷の高いゲームも快適にプレイ可能
- ストレージ容量が128GBスタートとなった
- M1 → M2 の進化はあまりない
- 発熱による性能の低下がある
- 電池持ちも先代と変わらず
拡張性:外部モニター拡張に対応
iPad Air(M2)は外部モニター拡張モードに対応しています。
USB-C対応の外部モニターを接続でiPadでデュアルモニター環境を構築可能です。こちらはStudio Displayで接続していて音声もモニター側から鳴らすこと可能で作業用のタブレットとして使うことができます。
iPadOSなのでmacOSよりファイル管理がしにくかったり、いつも使ってるアプリがフルで対応してない問題はありますが、iPadOSに慣れてるなら大画面でiPadOSを使って効率的に作業ができるでしょう。
カメラ:シングルカメラに戻る
iPad Air 11インチ(M2)のリアカメラは広角カメラのみ搭載したシンプルな構成でLEDフラッシュもないので必要最低限のカメラシステムですね。
機種名 | iPad Air(M2) | iPad Air(第5世代) |
広角カメラ | 12MP・F/1.8 | 12MP・F/1.8 |
超広角カメラ | – | – |
フラッシュ | – | – |
高画質技術 | スマートHDR4 | スマートHDR3 |
動画撮影 | 最大4K60fps | 最大4K60fps |
フロントカメラ | 12MP・F/2(横向き) | 12MP・F/2.4 |
カメラの画質としてはiPhone 15 Proのような高画質な写真撮影はできないですがノイズも少なく普通にキレイな写真、動画には仕上げることが可能です。
観光地でiPadのカメラを使って風景を撮影してる人を見かけますが、十分使えると思います。スマホでいいのでは?とも思いますが少し歳を召されると小さい画面のスマホが見にくいなどの理由もあるのかもしれません。
カメラ:フロントカメラ横向きに対応
iPad Air(M2)のフロントカメラの位置が横向きに変わってセンターフレームに対応しました。
先代のiPad Air(第5世代)は縦持ち時に上にフロントカメラがあったので横持ちで撮影すると位置がズレてしまいます。
そんな中でiPad Air(M2)なら横持ちで画面上中央にフロントカメラが配置されるため意識しなくても中央での撮影が可能です。横向きで使うことが増えたので納得の改善といったところでしょうか。
オーディオ:横向き2スピーカーシステム
iPad Air(M2)のオーディオ周りは先代と同じく横向き2スピーカーシステムを採用しています。
音質は変わらずで普通に聴きやすくて良いです。iPad Proと比べると繊細さは少ないですが中音域の音圧は高めで迫力のサウンドを楽しむことができます。
Magic Keyboard:従来型に対応している
iPad Air(M2)は従来型のMagic Keyboardに対応し新しいMagic Keyboard(M4)は使えないので注意です。
せっかく同じ世代のiPadなのに新しいタイプのMagic Keyboardが使えないのは残念ではありますが、旧型のiPad Airから乗り換えるならそのまま同じMagic Keyboardを使い回しできるので費用は抑えることができるのは良いですね。
また、販売が終了していますがSmart Keyboard Folioもしっかり使えるので
Apple Pencil Pro:スクイーズ機能を搭載
iPad Air(M2)はApple Pencil Proに対応しています。今までのApple Pencil(第2世代)は非対応なのでここも注意です。
Magic Keyboardは旧型、Apple Pencilは新型。混乱ですね(笑)
端末側面の充電パッドにApple Pencil Proを装着してペアリングと充電が可能です。従来の第2世代はマグネットの位置が違うので取り付け負荷で充電もできないので乗り換える場合は買い替えが必須となります。
Apple Pencil Proは新しい機能としてスクイーズ(ペンを軽く摘むとツールを呼び出して使える機能で触覚フィードバックあり)でツールを呼び出してペンを移動せずにペン先を変えられます。
慣れるとペンを移動させることなくペンツールを切り替えできるので便利です。絶対に必要な機能ではないですがあると便利です。
スクイーズは機能割り当てが可能です。ショートカット機能も割り当てできるのでイラストを描くことをしない人もよく使う機能をスクイーズで呼び出しも可能で意外と使えるツールとも言えます。
端末価格:円安の影響で値上げ
先代のiPad Air(第5世代)は64GBと256GBのストレージでしたが、iPad Air(M2)は128GBからスタートとなり最大1TBの容量まで選べて128GBが98,800円となります。
iPad Air | 13インチ(M2) | 11インチ(M2) | (第5世代) |
---|---|---|---|
64GB | – | – | 74,800円 |
128GB | 128,800円 | 98,800円 | – |
256GB | 144,800円 | 114,800円 | 92,800円 |
512GB | 180,800円 | 150,800円 | – |
1TB | 216,800円 | 186,800円 | – |
単純に15,000円の値上げにはなりますがストレージが128GBになったのは有難いですね。さすがに、今は64GBの容量だと何をするにしても足りなくなってしまってアップデートすらストレスになるはず。
とりあえず128GBあれば何とかなるので必要最低限のスペックはiPad Air(M2)でクリアできるでしょう。
iPad Air(M2)レビュー:まとめ
iPad Air(M2)は11インチまたは13インチからなるスタンダードタブレット端末です。高性能なM2チップを搭載しあらゆるアプリを快適に動かせます。
最後にそれぞれのモデルでどんな人におすすめかまとめます。
iPad Air 11インチ(M2)がおすすめな人は
11インチサイズのiPad Air(M2)は最も安く購入できるiPad Airなので多くの人はこのモデルの性能があれば十分ともいえます。
- 丁度いいサイズのタブレットが欲しい
- 購入費用はできるだけ抑えたい
- Apple Pencil Proでイラスト制作したい
- 旧型iPad Airからの乗り換えに最適
タブレットとして使うことが多いなら11インチのiPad Airは扱いやすいサイズ感の端末に仕上がっています。高性能なM2チップを搭載してるので多くのゲームは快適すぎるくらいで動作してくれます。
出来ること自体は上位モデルのiPad Proとほぼ同じです。
Apple Pencil Proでお絵描きをしたりMagic Keyboardで作業したり、さらにステージマネジャでウィンドウ操作できますし、外部モニター拡張モードも使えるので最強の性能を求めないのであれば十分使えるタブレットです。
それでいて10万円を切る価格で手に入れることが可能です。(といっても高いですが…)
iPad Air(第4世代)やiPad Air(第3世代)からの乗り換えにも適してます。もし、第4世代でSmart Keyboard Folioを使ってる場合はそのまま使い回せるので費用は抑えられます。
iPad Air 13インチ(M2)がおすすめな人は
11インチだと小さい、もっと大きな画面で作業をしたいならiPad Air 13インチにするのもいいでしょう。基本スペックは11インチと同じですが画面が大きく作業効率が上がります。
- 持ち運びよりも作業効率を重視したい
- 大画面のiPadを費用を抑えて使いたい
13インチあればいくつかのアプリを並べて作業ができるのでMagic Keyboardとの相性も抜群です。iPadで作業しやすい環境を作りたいならおすすめです。
今までは大画面のiPadが使おうと思ったら高価なiPad Pro 12.9インチを買う必要がありましたが、128,800円と費用を抑えながら大画面なiPad Air 13インチを買えます。
上位モデルのiPad Pro 13インチ(M4)は20万円するので高いけど安いですよね。大画面のiPadが欲しいなら良き選択肢になるでしょう。
iPad Pro(M4)がおすすめな人は
iPad Airの性能では物足りない、120Hzのリフレッシュレートが必要だ!という人はiPad Pro(M4)を選びましょう。
こちらも11インチ、13インチの2サイズから選ぶことができます。
- 薄くて軽いタブレット端末が欲しい
- 有機ELで明るく色鮮やかな映像体験をしたい
- 120Hz駆動で滑らかに使いたい
- ゲームをとにかく快適にプレイしたい
- 3Dスキャンが必要(LiDARスキャナ)
タンデム有機ELディスプレイに120Hzリフレッシュレート対応のProMotionテクノロジーに対応しタブレットとしては完成度が高いです。
さらに、iPad Pro(M4)は端末が薄くて軽量化されてるので「Air」の冠のあるiPad Airよりも取り扱いしやすいタブレットなんですよね。一度手にすると戻ることができない。それはiPad Pro(M4)なのです。
ストレージ容量が256GBからで168,800円で購入可能です。まあ、高い。高いけどその価値を十分に体感できます。個人的にはiPad Air(M2)を定価で買うならiPad Pro 11インチ(M4)を背伸びして買った方がいいと思う。
それくらい魅力あります。さあ。
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