TwitterやYouTubeの見過ぎでiPhoneのバッテリーが切れる…なんてことありますがモバイルバッテリーで解決しましょう。
スマホを充電するには10,000mAhのモバイルバッテリーはちょうど良いサイズなのかなと思いますが、最近のモバイルバッテリーはUSB-C PD接続による急速充電に対応したモデルが多くなっています。
ここではAnkerのモバイルバッテリー「PowerCore 10000 PD Redux」のデザイン、充電性能をレビューしています。
同じUSB-C PDに対応しているPowerCore 10000 PDとの違いも比較しているので新調しようか検討している方もぜひ参考にしてください!
この記事の目次
PowerCore 10000 PD Redux 特徴
Anker PowerCore 10000 PD Reduxは10,000mAhのバッテリーを内蔵してiPhone 11 Proを約2回ほど充電できるモバイルバッテリーです。
本体サイズも旧型モデルのPowerCore 10000 PDよりも一回り小型化されてモバイル性能が向上しています。
また、USB-CとUSB-Aの2つのポートでUSB-C to LightningケーブルでiPhone 11を充電しながらUSB-A to LightningケーブルでiPad 10.2インチ(第7世代)を同時充電も可能となっています。
型式 | PowerCore 10000 PD Redux | PowerCore 10000 PD | PowerCore 10000 Redux |
---|---|---|---|
バッテリー容量 | 10000mAh | ||
対応ポート | USB-C、USB-A | USB-A | |
USB-C PD(Power Delivery) | 最大18Wに対応 PD入力:5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A PD出力:5V=3A, 9V=2A, 15V=1.2A |
非対応 | |
USB-A(PowerIQ) | 最大12Wに対応 出力:5V=2.4A |
最大10Wに対応 出力:5V=2A |
|
低電力モード | 5Wに対応 | ||
本体サイズ | 106 x 52 x 25 mm | 114 x 52 x 25 mm | 10.4 x 5.2 x 2.5 mm |
重量 | 192g | 184g |
PowerCore 10000 PD ReduxとPowerCore 10000 PDの違いはデザインが高級感のあるスタイルになり、筐体サイズが小型化、USB-Aの最大出力が10W → 12Wになりました。
その他はさほど違いに差がないのでPowerCore 10000 PD Reduxからの乗り換えはさほど意味はないでしょう。
- 10,000mAhのモバイルバッテリー
- スマホを約2回フル充電できる充電能力
- USB-C PD対応で最大18Wの急速充電
- USB-A 最大12Wの急速充電
- サイズ:106 x 52 x 25 mm
- 重量:192g
- 価格:4,299円
Ankerの独自技術・PowerIQに対応していてUSB-AからiPhone 11の充電で最大12Wの給電ができるので、純正の5Wの電源アダプタを使うよりもPowerCore 10000 PD Reduxを使った方が速く充電ができます。
PowerCore 10000 PD Redux レビュー
パッケージ・付属品
Anker PowerCore 10000 PD Reduxはバッテリー本体以外にもUSB-Cケーブル、トラベルポーチが付属しています。
トラベルポーチはAnkerのモバイルバッテリーにはだいたい付属しているモノとなっています。
こんな感じでPowerCore 10000 PD Reduxを入れて持ち運ぶことができます。デバイスと一緒にカバンの中に放り込んでおいても傷付けることなく使うことができそうです。
PowerCore 10000 PD ReduxはUSB-Cケーブルが付属していますが、バッテリー本体を充電するための充電アダプタがありません。
iPhone 11 ProやiPad Pro 11インチ・12.9インチに付属している18Wのアダプタを使うか別途購入する必要があります。18W以上の高出力の充電アダプタであれば3.5時間ほどでフル充電できます。
Ankerで揃えるならPowerPort III Nano(18W)、Anker PowerPort Atom PD1(30W)、Anker PowerPort III mini(30W)あたりがオススメです。
PowerPort Atom PD1は窒化ガリウムを採用することで本体を小型化しながら30W高出力ができる充電アダプタです。
外観デザインと大きさ
PowerCore 10000 PD Reduxの本体は非常にシンプルなデザインとなっています。
本体サイズは106 x 52 x 25 mmの手のひらサイズとなっていて、重量は192gとスマホ一台分の重さなので持ち運びはとてもしやすいのかなと思います。
バッテリー容量は10,000Ahとモバイルバッテリーとしては少なめですがスマホを2回分、タブレットを1回分ほど充電できる能力を持っています。
Anker PowerCore 10000 PD Reduxの本体上部は高級感のある加工が施されていて手触りがサラサラとした感じに仕上がっています。
本体への傷は少し付きやすいので持ち運ぶ時はポーチの中に入れるのがいいと思います。
PowerCore 10000 PD Reduxの本体側面にUSB-CとUSB-Aの二つのポートを搭載しています。
USB-Cは最大18W、USB-Aは最大12Wの充電に対応しているので、急速充電に対応している最新のiPhoneやiPad Proを純正アダプタと同じ充電速度でバッテリーを補給することが可能。
iPhone 11とiPad Pro 11インチをこんな感じで同時充電ができますよ。
さすがに2台同時充電するとモバイルバッテリーのバッテリー残量が一気に減ってしまいますが、時間がない時に少しでも電池を回復させたい時に便利な機能ですよね。
バッテリー残量確認方法
バッテリー残量の確認は本体上部にあるボタンを一回押すことでLEDの表示数で確認することができます。
最近のAnkerのモバイルバッテリーの電池残量は10段階で確認できるようになっていて、3つ点灯で30%の電池残量であることがわかります。
なお、デバイスに充電中は常にLEDが点灯しているのでいつでも残量を確認することができるようになっています。
端末への充電性能・充電速度
iPhone XS Maxへの充電速度
PowerCore 10000 PD ReduxはPD(Power Delivery)に対応しているのでUSB-C to LightningケーブルからiPhoneに充電することで(5V×3A=15W)の高速充電ができてiPhone XS Maxを30分で50%の充電が可能となっています。
実際にPowerCore 10000 PD ReduxでiPhone XS Maxを充電してみたところ…
iPhone XS Maxを30分で40%ほど充電することができました。50%には届きませんでしたがたった30分で大容量バッテリーのiPhone XS Maxを半分近くも充電できるのは優秀といっていいでしょう。
MacBook Airへの充電速度
MacBook Airへの充電速度とどれくらい充電できるかも確認してみました。
USB-Cケーブルを使って接続すると18Wで給電されていることがmacOSのシステムで確認することができます。
MacBook AirにUSB-C PDで接続して給電量を計測していたところ(14.6V × 1.2A = 17.5W)で充電できていました。
最大18Wギリギリの電力量を供給できてるんですね。スゴイ。PowerCore 10000 PD ReduxをMacBook Air 2018に接続すると2時間で50%ほど充電をすることができました。
MacBook Airは50.3Wh(50.3Wh ÷ 3.7V = 約13600mAh)のバッテリーを搭載しているので10,000mAhのバッテリー容量のPowerCore 10000 PD Reduxではフル充電はできません。
70%くらいは充電できると思っていましたが、実際は充電時の損失電力もあるので50%しか充電できないようです。とはいえ、手のひらサイズのモバイルバッテリーでMacBook Airを50%も回復できるのはいざという時にかなり助かります。
もし、MacBook AirやMacBook Proをフル充電したいなら26,800mAhの大容量バッテリー・Anker PowerCore+26800 PD 45Wを使うのがオススメです。
ちなみに、iPad Pro 11インチは29.37Wh(29.37Wh ÷ 3.7V = 約7940mAh)なので損失も考慮するとフル充電はできそうなので、Ankerの公式のデータと一致しますね。
iPhone 8とiPad Pro 2台同時充電
PowerCore 10000 PD Reduxは2台同時充電ができます。iPhone 8とiPad Pro 11インチの同時充電でどれくらいの出力になっているのか調べてみました。
- iPad Pro 11インチ:4.8V × 1.9A = 9.12W
- iPhone 8:5.2V × 1.7A = 8.8W
2台同時接続だと供給量は半分になってしまうようで9W前後での充電が可能となります。
それでも5Wの充電アダプタを使うよりも高速で充電できます。外で2台同時充電することってあまりないと思うけど、昼ごはんを食べてる時にiPhoneとiPadのバッテリーを回復させることができそう。
PowerCore 10000 PD Redux レビュー まとめ
PowerCore 10000 PD Reduxは手のひらサイズのコンパクトなモバイルバッテリーで10,000mAhのバッテリー容量を持っているのでiPhoneやiPadなどのモバイルデバイスの充電なら問題なくできます。
- 10,000mAhのちょうど良い容量
- 最大18Wに対応しスマホを急速充電できる
- USB-CとUSB-Aポートに対応
- USB-C PD対応のケーブルも付属
- 2台同時充電もできる
- 本体サイズがコンパクトで軽い
- 本体が傷付きやすい
MacBook Airも最大で50%充電すできるので、PowerCore 10000 PD Reduxをカバンの中に忍ばせておくことで出先でバッテリー難民になった時に非常に心強い味方になってくれるでしょう。
また、USB-C対応のミラーレスカメラ(Canon EOS RPやFUJIFILM X-T3)の充電もできるのでとても便利に使うことができますね。
コンパクトで軽くて使いやすいモバイルバッテリーなのでリュックの中にポンと入れておくことができるので本当におすすめ。スマホやタブレットのバッテリー切れに悩んでいるならおすすめです!
USB PDに対応しているモバイルバッテリー、さらにワイヤレス充電にも対応しているモバイルバッテリーはこちらです。
https://sin-space.com/entry/ankerpowercore%E2%85%A2-10000-wireless
iPhone、Apple Watchの周辺機器はこちら。
https://sin-space.com/entry/tunemax-for-applewatch
たしか僕がAppleサービスプロバイダであ働いていた時は、不足している電力で給電するのは、故障の原因となるから非推奨でした。。。
そこらへんは確認済みでしょうか?