cheeroのモバイルバッテリー「cheero Power Plus 5」はバッテリー容量10,000mAhのモデルがありましたが、5,000mAh・15,000mAh・20,000mAhが追加されて4つの容量から選べるようになりました。
- cheero Power Plus 5 Stick:5,000mAh
- cheero Power Plus 5:10,000mAh
- cheero Power Plus 5:15,000mAh
- cheero Power Plus 5 Premium:20,000mAh
この記事では、モバイルバッテリー「cheero Power Plus 5」の4モデルのデザイン・サイズ・使いやすさをレビューしています。
iPhone、iPad、MacBook Proなど用途別にどのcheero Power Plus 5を選ぶべきかも紹介しているのでアルミボディのオシャレなモバイルバッテリーを検討している方は参考にどうぞ!
この記事の目次
cheero Power Plus 5の特徴
cheero Power Plus 5はアルミ筐体を採用したオシャレなモバイルバッテリーで4つの容量から選べるようになっています。
Power Plus 5(10,000mAh)とその他のモデルのデザインが微妙に違っていて、Power Plus 5 Stick、Power Plus 5(15,000mAh)Power Plus 5 Premiumはダイヤモンドカット加工されたスタイルとなっています。
なんか…Power Plus 5(10,000mAh)の加工の方が良くないですか…?
あと、カラーバリエーションが他のモデルはブラックのみなのが残念すぎます。同じデザインのメタリックグレーで統一したかったのに。MacBook Proのスペースグレイとの組み合わせもいいですよね。
各モバイルバッテリーのスペックを比較しました。
Power Plus 5 Stick | Power Plus 5 | Power Plus 5 Premium | ||
容量(mAh) | 5,000 | 10,000 | 15,000 | 20,000 |
同時充電数(合計出力) | 2(18W) | 2(57W) | 3(90W) | |
USB-C | 1(18W) | 1(45W) | 1(60W) 1(18W) |
|
USB-A | 1(12W) | 1(12W) | 1(12W) | |
カラー | ブラック | ブラック、グレー、ローズゴールド、ゴールド | ブラック | |
サイズ | 120 × 27 × 25mm | 98 × 46 × 24mm | 110 × 68 × 25mm | 153 × 68 × 25 mm |
重量 | 125g | 205g | 310g | 425g |
価格(Amazon) | 2,680円 | 3,540円 | 4,480円 | 6,280円 |
Power Plus 5 Stick、Power Plus 5はUSB-C(PD)とUSB-Aの2ポートに対応しています。Power Plus 5 Premiumはプレミアムな仕様で60W出力に対応したUSB-C(PD)ポートも搭載しています。
cheero Power Plus 5 PremiumならMacBook Pro 13インチ・15インチ・16インチへの給電できるのがスゴイ。というか、cheeroのモバイルバッテリーは安いですよね。全部揃えても16,980円で買えてしまいます。
用途別 ・Power Plus 5の選び方
cheero Power Plus 5は4つのバッテリー容量から選べるので使用用途に合わせてどのモデルを選ぶべきか導き出すことができます。
小型スマホ + スマートウォッチ | Power Plus 5 Stick(5,000mAh) |
---|---|
スマホ + ミニタブレット | Power Plus 5(10,000mAh) |
スマホ + タブレット | Power Plus 5(15,000mAh) |
スマホ + タブレット + PC | Power Plus 5 Premium(20,000mAh) |
小型スマホ + スマートウォッチの充電
iPhone 8 + Apple Watchを1〜2回充電する用途なら5,000mAhのcheero Power Plus 5 Stickがおすすめです。
モバイルバッテリーは残念ながら表記の容量を充電できるわけではなく充電効率というものがあり表記の数値の7割ほどしか充電できません。
- Power Plus 5 Stick:5,000mAh
- iPhone 8:1,821mAh
- Apple Watch 5(40mm):425mAh
- iPhone 11:3,111mAh
cheero Power Plus 5 Stickの容量は5,000mAhと少ないのでiPhone 11を1回フル充電する能力ですが、iPhone SE(第2世代)、iPhone 8などバッテリー容量の少ないスマホならスマートウォッチとの組み合わせで1〜2回ほど同時充電できます。
画面サイズの大きいバッテリー容量が大きいスマホは1回しか充電できませんが、予備として持ち歩くにはもってこいのモバイルバッテリーですよ。
スマホ + ミニタブレットの充電
iPhone 12 + iPad mini 5などスマホとミニタブレットを充電するなら10,000mAhのcheero Power Plus 5がおすすめです。
ここでは、iPhone 11を同時充電してみました。
- Power Plus 5:10,000mAh
- iPhone 11:3,111mAh
- iPad mini 5:5,124mAh
小型サイズのタブレットやスマホなら10,000mAhの容量があれば十分使える容量になっています。
iPhoneとAndroidスマホの2台持ちという方も(Power Plus 5 10,000mA)があれば便利ですよ。
iPad(第8世代)などの画面サイズが大きいタブレットも充電はできますが、iPhoneと同時充電するとフル充電することができないかもしれないので注意です。
スマホ + タブレットの充電
iPhone 11 Pro + iPad Air 3の組み合わせならPower Plus 5(15,000mAh)がおすすめです。
- Power Plus 5:15,000mAh
- iPhone 11 Pro:3,046mAh
- iPhone 11 Pro Max:3,969mAh
- iPad Air 3:8,134mAh
iPad Air 3のバッテリーはiPhoneと比べると2倍以上の容量となってしまいますが、Power Plus 5(15,000mAh)があればスマホとタブレットを1回フル充電できる能力を持っています。
10,000mAhと比べると本体サイズが大きくなってしまいますが、15,000mAhのUSB-Cポートは最大45Wの電力出力に対応していて、フル充電は難しいですが、MacBook AirやMacBook Proの充電も可能となっています。
Power Plus 5(15,000mAh)のいいところはUSB-C(45W)とUSB-A(12W)の2台同時接続でも出力が下がらないところ。合計で57Wの出力が可能となっています。
スマホ + タブレット + PCの充電
MacBook Pro 13インチ、iPhone 11、iPad Air 3を同時に充電したいならPower Plus 5 Premium (20,000mAh)がおすすめです。
20,000mAhのバッテリー容量なので全てのデバイスのバッテリーをフル充電できませんが、iPad Air 3とiPhone 11 Pro Maxを1台の充電ならできます。
- Power Plus 5 Premium:20,000mAh
- iPhone 11 Pro Max:3,969mAh
- iPad Air 3:8,134mAh
- MacBook Pro:約15,000mAh
また、MacBook AirやMacBook Pro 13インチを90%の充電が可能です。実際に試してみました。フル充電はちょっと厳しいみたい。ただし、純正の電源アダプタよりも強力な45Wで充電ができるので素早く電源補給が可能ですよ。
cheero Power Plus 5 レビュー
ここからはcheero Power Plus 5 Stick、Power Plus 5(10,000mAh・15,000,Ah)、Power Plus 5 Premiumの4つのモバイルバッテリーを詳しくレビューしていきたいと思います。
Power Plus 5 Stick:5,000mAh
cheero Power Plus 5 Stickは5,000mAhのバッテリー容量のモバイルバッテリーです。縦には長いサイズ(120 × 27 × 25mm)ですがスティック型で125gと軽量なので持ち運びしやすいバッテリーといえます。
筐体のサイド部分のボタンを押すとバッテリー残量をLEDインジゲーターで数値(%)で確認できるので、あとどれくらい充電できるか把握しやすくなっています。
対応ポートはUSB-C・USB-Aの2つとなっていて、USB-C(PD)出力により最大18W、USB-Aは最大12W、2つ同時接続で18Wの電力供給ができるようになっています。
- 入出力:USB-C 18W
- 出力:USB-A 12W
- 2台接続:最大18W
1台接続なら最大18Wの急速充電ができます。実際にiPhone 11 Proを充電して出力電力を確認してみると(8.8V × 1.64A = 14.4W)の急速充電ができていました。
iPad Air 3との2台接続するにすると(4.4V × 1.3A = 5.7W)に出力が低下してしまいますが、2台とも問題なく充電することができます。
Power Plus 5 Stickは5,000mAhとバッテリー容量は多くないのでiPhone + Apple Watchの同時充電に向いているのではないでしょうか。
実際にGoogle Pixel 4(2,800mAh)を充電してみてみました。
Pixel 4 | Power Plus 5 Stick | |
0分 | 3% | 100% |
20分 | 35% | 67% |
40分 | 67% | 30% |
60分 | 87% | 8% |
70分 | 96% | 1% |
80分 | 100% | 1% |
最大18WのPD出力に対応していてコンパクトだけど充電速度はとても速いです。充電が切れそうだったPixel 4を20分で3% →30%ほど充電ができました。ちょっとした隙間時間でスマホを急速充電できるのは便利ですよね。
ちなみにバッテリー残量の表記が充電から70分経過した時点で1%になってしまいましたが、ここから30分ほど粘ってPixel 4をフル充電できました。使い始めなのでカウントが少しずれてしまっているのかもしれません。
なお、本体への充電はUSB-C PD(18W) の電源アダプタを使って1.5時間でフル充電が可能となってます。
- 5,000mAhの超コンパクトモバイルバッテリー
- iPhone 11を1回充電できる
- 最大18Wの急速充電ができる
- 2台同時接続で充電ができる
- 端末価格が2,680円と安い
- バッテリー容量が少ない(仕方ない)
- 2台同時接続だと給電力が弱くなる
- 本体カラーがブラックのみ
Power Plus 5:10,000mAh
cheero Power Plus 5(10,000mAh)は10,000mAhのバッテリー容量を内蔵したモバイルバッテリーで、サイズが98 × 46 × 24mm、重量が205gと比較的軽量なので持ち運びしやすいバッテリーとなっています。
筐体のサイド部分のボタンを押すとバッテリー残量をLEDインジゲーターで数値(%)で確認できて、あとどれくらいデバイスを充電できるか把握することもできます。
1%単位で電池残量を確認できるのは便利ですよね。
対応ポートはUSB-C・USB-Aの2つでUSB-C(PD)出力により最大18W、USB-Aは最大12W、2つ同時接続で18Wの電力供給ができるようになっています。
- 入出力:USB-C 18W
- 出力:USB-A 12W
- 2台接続:最大18W
Power Plus 5(10,000mAh)はPower Plus 5 Stickと同じ仕様で単純にバッテリー容量が5,000mAh → 10,000mAhになったのがPower Plus 5 10,000mAhということになります。
実際にUSB-C → iPhone 11 Proで充電して出力電力を確認してみると(8.97V × 1.56A = 13.9W)の急速充電ができていました。
USB-A → iPad Air 3を充電してみたところ、(5V × 2.28A = 11.4W)の急速充電ができていました。
Power Plus 5(10,000mAh)は合計出力が18WなのでiPhone 11 ProとiPad Air 3を2台同時充電すると出力が低下してしまいます。
- USB-C(iPhone 11 Pro):約14W
- USB-A(iPad Air 3):約11W
- USB-C + A(iPhone + iPad):約7.5W + 約6.8W = 約14.3W
2台同時充電だと充電速度は普通の充電器と同じとなってしまいますが、10,000mAhのバッテリー容量があるので、iPhone 11 Proを2回は充電することができるし、iPadなどのタブレットも同時充電できるので使い勝手はいいでしょう。
なお、本体への充電はUSB-C PD(18W) の電源アダプタを使って3時間でフル充電が可能となってます。
- 10,000mAhのコンパクトなモバイルバッテリー
- iPhone 11を2回充電できる
- 最大18Wの急速充電ができる
- 2台同時接続で充電ができる
- 本体カラーが豊富(全4色)
- 端末価格が3,540円と安い
- 2台同時接続だと給電力が弱くなる
Power Plus 5:15,000mAh
cheero Power Plus 5(15,000mAh)は15,000mAhのバッテリー容量を内蔵したモバイルバッテリーで、サイズが110 × 68 × 25mm、重量が310gと少し大きめなバッテリーとなっています。
筐体のサイド部分のボタンはバッテリー残量を確認するためのもの。
このボタンを押すとバッテリー残量をLEDインジゲーターで数値(%)で表示されるので、あとどれくらいデバイスを充電できるかリアルタイムで確認が可能となっています。
対応ポートはUSB-C・USB-Aの2つで、USB-C(PD)出力により最大45W、USB-Aは最大12W、2つ同時接続で57Wの電力供給ができるようになっています。
- 入出力:USB-C 45W
- 出力:USB-A 12W
- 2台接続:最大57W
このサイズのモバイルバッテリーで45W出力に対応しているってなかなかスゴイですよ。MacBook Airの純正の電源アダプタは30Wなので、それを上回る出力ができるのです。
実際にPower Plus 5(15,000mAh)をMacBook Pro 13インチに接続して電力を計測してみたところ、(19.6V × 2.08A = 40.8W)で充電ができていました。
モバイルバッテリーなのにこの威力はスゴイ…。MacBook Pro 13インチは61Wの充電器を付属しているので、それよりは充電速度は遅いですが、モバイルバッテリーでこれだけの出力があれば十分です。
接続と同時にモバイルバッテリー側の電池残量がものすごい勢いで減っていき、MacBook Pro 13インチのバッテリーが補給していきます。
ただし、15,000mAhだとMacBook Proをフル充電することはできず6割ほど充電できる容量となっています。
Power Plus 5(15,000mAh)は2台同時接続でも充電性能を維持することがd型ます。iPhone 11 ProとiPad Air 3を同時充電してみました。
- USB-C(iPhone 11 Pro):約15.4W
- USB-A(iPad Air 3):約11.5W
- USB-C + A(iPhone + iPad):約15.4W + 約11.5W = 約26.9W
cheeroPower Plus 5(15,000mAh)はバランスの取れたモバイルバッテリーとなっていて、スマホ・タブレットを充電できるだけでなく最大45Wの出力に対応したことでMacBook Proといったモバイルノートも満足できるレベルで充電ができます。
なお、本体への充電はUSB-C PD(45W) の電源アダプタを使って1.5時間でフル充電が可能となってます。
- 15,000mAhのモバイルバッテリー
- iPhone 11を3〜4回充電できる
- 最大45Wの急速充電ができる
- 2台同時接続でも電力が弱くならない
- 端末価格が4,480円と安い
このスペックで4,480円で買えてしまうのはスゴイと思います。
- 本体カラーがブラックのみ
Power Plus 5 Premium:20,000mAh
cheero Power Plus 5 Premiumは20,000mAhのバッテリー容量を内蔵したモバイルバッテリーで、サイズが153 × 68 × 25 mm、重量が425gと大きめのバッテリーです。
こちらのPower Plus 5 Premiumも筐体のサイド部分にボタンがあり、電池残量を1%単位で確認できるようになってます。
対応ポートはUSB-C(最大60W)・USB-C(最大18W)・USB-A(最大12W)の3つで最大出力は90Wとなっています。まさにプレミアムなモバイルバッテリーなんです。
これね、3つ同時に接続しても出力が弱くならないんですよ…!いくら20,000mAhの大容量バッテリーを内蔵していたとしても、3台同時接続したらカウント数がどんどん減っていく..!!(褒め言葉)
実際にPower Plus 5 PremiumをMacBook Pro 13インチに接続して電力を計測してみたところ、(19.6V × 2.98A = 58W)で充電ができていました。
MacBook Air、MacBook Pro 13インチは60Wなので純正アダプタと同じフルスピードで充電が可能。Power Plus 5 Premiumなら上位モデルだけでなくMacBook Pro 16インチの充電もこなすことができます。
さらに、3台同時接続(MacBook Pro 13インチ、iPhone 11 Pro、iPad Air 3)でも電力パワーを維持できます。
3台すべての電力を確認できませんが、3台接続でもMacBook Proへの供給量が(19.2V × 2.73A = 52W)と高い電力量を維持できてるのがわかります。
Power Plus 5 PremiumにiPhone 11 ProとiPad Air 3の2台接続で出力を確認してみました。
- USB-C(MacBook Pro):約58W
- USB-C + A(iPhone + iPad):約15.6W + 約11.4W = 約27W
- USB-C + C + A(MacBook Pro + iPhone + iPad)= 憶測で53W + 15W + 12W約80W
実際にMacBook Pro 13インチを充電してどれくらいバッテリーを補給できるか試してみました。
MacBook Pro 13 | Power Plus 5 Premium | |
0分 | 3% | 100% |
30分 | 35% | 70% |
60分 | 65% | 35% |
90分 | 90% | 0% |
20,000mAhの容量ではMacBook Pro 13インチをフル充電はできないみたいですね。もし、フル充電が必要ならPowerCore+26800 PD 45Wがおすすめです。
ただ、フル充電しなくてもiPad ProやMacBook Proなどを半分くらい充電できると思うので使い勝手はかなり良いのかなーって思います
なお、本体への充電はUSB-C PD(60W) の電源アダプタを使って1.5時間でフル充電が可能となってます。
- 20,000mAhのモバイルバッテリー
- iPhone 11を3〜4回充電できる
- 最大60Wの急速充電ができる
- 3台同時接続でも電力が弱くならない
- 端末価格が6,480円と安い
というか…cheeroのモバイルバッテリー安くないですか。20,000mAhで最大90W出力ができるのに6,480円で買うことができるって…。
- 本体サイズが大きい(仕方ない)
- 本体カラーがブラックのみ
本体サイズが大きいのはバッテリー容量を考慮すると仕方ないところですが、本体カラーは選べるようになったらいいですよね。
cheero Power Plus 5 レビュー まとめ
cheero Power Plus 5シリーズは4つのバッテリー容量から選ぶことができるモバイルバッテリーです。
- cheero Power Plus 5 Stick:5,000mAh
- cheero Power Plus 5:10,000mAh
- cheero Power Plus 5:15,000mAh
- cheero Power Plus 5 Premium:20,000mAh
スマホ・スマートウォッチを1回程度充電するなら2,480円で買えてしまうスティックタイプのPower Plus 5 Stickが最高に良いです。
タブレットも充電したいならcheero Power Plus 5(10,000mAh・15,000mAh)を選ぶのがいいでしょう。
同じシリーズの中から用途別で選べるのはなかなか良きですよ。個人的なおすすめはデザインが一番好きな以前からあるcheero Power Plus 5(10,000mAh)ですけど…。
ただ、MacBook Proを持ってるならcheero Power Plus 5(15,000mAh)かcheero Power Plus Premiumはあった方がいいかも!
その他のモバイルバッテリーはこちら。
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cheero Power Plus 5 premiumを購入したのですが、どのケーブルを用いても60W端子につないでいるにも関わらず15Wしか給電されませんでした。