MacBook Pro 13インチやMacBook Airをストレスなく充電することができるモバイルバッテリーがあったらスタバなどで電源を探さなくてもいいのでとても便利です。
そこで、Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wというモバイルバッテリー。26,800mAhの大容量バッテリーに最大45WのUSB-C PD出力ができるモバイルバッテリーとなっています。
ここではAnker PowerCore+ 26800 PD 45Wのデザイン、充電性能についてレビューしています。大容量のモバイルバッテリーを検討している方はぜひ参考にどうぞ。
この記事の目次
Anker PowerCore+ 26800 PD 45W 特徴
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wは、26,800mAhの容量を持ったモバイルバッテリーで、USB-C PD(Power Delivery)での接続なら最大45Wの出力に対応した大容量・高性能モバイルバッテリーとなっています。
45Wの給電ができるのMacBook Pro 13インチなら快適に、15インチでもストレスなく充電できるのが特徴となっています。
- 26,800mAhの大容量バッテリーを内蔵
- USB-C(PD)充電:最大45W
- USB-A(QC3)充電:最大15W
- 3ポー(USB-C × 1、USB-A × 2)搭載
- 最大出力電力:最大60W
- LEDインジケーターでバッテリー残量を確認
- PowerPort Atom Ⅲ 60Wが付属している
- MacBook Pro 13インチを約2.5時間でフル充電
- サイズ:約 180 × 80 × 24 mm
- 重量:約 580g
- 端末価格:9,999円
AppleのiPad Pro 11インチ・12.9インチに付属している充電アダプタは20W、MacBook Airは30W、MacBook Pro 13インチは61WとなっているのでProは純正アダプタよりも給電量は少なくなりますが普通に充電は可能となっています。
つまり、Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wがあればタブレット、モバイルノートPCをどこでも場所関係なしで急速充電が可能。さすがにMacBook Pro 16インチになると厳しいですがバッテリーを減らすことなく作業はできるでしょう。
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wは大容量のバッテリーパックを積んでいるので充電アダプタもそれなりの容量のタイプでないと厳しいものがあります。でも、安心してください。
なお、このモバイルバッテリーのいいところは最大60W出力の急速充電器・Anker PowerPort Atom Ⅲも同梱しているところでしょうか。モバイルバッテリーを充電するための充電器をわざわざ購入する必要はありません。
Anker PowerCore+ 26800 PD 45W レビュー
付属品と充電アダプタ
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wは本体以外にも60Wの充電アダプタ、USB-Cケーブル、専用のキャリーポーチが付属しています。
充電アダプタとUSB-Cケーブルが付属しているので、新たに購入しないといけないものがないのは嬉しいですよね。
キャリーポーチは専用に作られたものなのかサイズはピッタリです。
Ankerのモバイルバッテリーに必ず付属しているメッシュタイプの肌触りが良い素材のものとなっており、Ankerのモバイルバッテリーって傷が少し付きやすいのでポーチがあれば傷から守ることができそう。
充電アダプタのAnker PowerPort Atom Ⅲは本体カラーとしてブラック・ホワイトがありますが、Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wはブラックしか選べないので充電アダプタも必然的にブラックとなってしまいます。
折りたたみ式のプラグとなっているので持ち運びするのにも適しています。
なによりもMacBook Pro 13インチに付属している「61WUSB-C 充電アダプタ」と比べてもこんなにもサイズ差があります。
Anker PowerPort Atom Ⅲは次世代パワー半導体のGaN (窒化ガリウム)を採用していて電力損失がシリコンよりも少ないことから本体サイズの小型化に成功しています。
普通に購入したら3,399円なのでAnker PowerCore+ 26800 PD 45Wは通常価格9,999円なので本体価格のみにしたら6,000円ほどのモバイルバッテリーってことになりますね。
デザイン・持ちやすさ
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wは「ザ・バッテリー」といった感じの本体デザインとなっています。
バッテリー容量が26,800mAhと大きいのでサイズが(180 × 80 × 24 mm)とかなり大きめで、重量も580gと重めなので正直なところ持ち運ぶにはかなり気合はいるのかなと思います。
正直なところ、ここまで大きいと思ってなかった(笑)
MacBook Pro 13インチをフル充電できるバッテリー容量なので当然といえばそうなのかもです。
旅行や出張に行く時にいくつも小さいモバイルバッテリーを持ち歩かなくてもAnker PowerCore+ 26800 PD 45Wなら1台だけでOKになるのかなと思います。
デザインはとってもシンプルなものとなっていて、丸みのある長方形スタイルに本体上部の左側にAnkerのロゴマークが刻印されているだけです。
筐体の側面にUSB-A(×2)、USB-Cポート(×1)を搭載しています。
USB-CはPD接続で最大45Wの出力、USB-Aは最大15Wの出力ができるようになっているので、MacBookなどモバイルノートPCだけでなくiPadなどタブレット、iPhoneなどスマホの3つのデバイスを同時に充電することができます。
3つのデバイスを同時充電することはあまりないですが、MacBook ProとiPhoneやiPadとiPhoneを同時に充電することは普通にあると思うので複数のデバイスを持ってるなら1台あってもいいかもですね。
付属のUSB-Cケーブルを使って接続するとこんな感じのスタイルになります。
電源ボタンにLEDインジケーターを内蔵していて電源ボタンを押すことで10段階で電池の残量を確認できます。
- LED1つ点灯:〜10%
- LED2つ点灯:〜20%
- LED3つ点灯:〜35%
- 省略…
- LED9つ点灯:〜90%
- LED10つ点灯:〜100%
10段回でバッテリー残量が確認できるのは分かりやすくて良いかもしれませんね。バッテリー容量が多いので複数の端末を充電することも多くなると思うので計算がしやすい。
付属の60Wの充電アダプタ(Anker PowerPort Atom Ⅲ)を使って本体を充電することで約3.5時間でバッテリーをフル充電することができます。なお、iPhone 11などに付属しているような5Wの充電アダプタを使うと24時間以上の給電が必要になるので注意しましょう…。
端末への充電速度・性能
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wの定格出力は以下のとおりです。
- USB-C 出力:5V-3A、9V-3A、15V-3A、20V-2.25A → 45W Max
- USB-A 出力:5V-3A → 15W Max
- USB-C 入力:5V-3A、9V-3A、15V-3A、20V-2.25A → 45W Max
iPhone
iPhone 11 ProをAnker PowerCore+ 26800 PD 45WでUSB-C PD接続してみたところ(8.9V × 1.8A = 16W)で充電ができていました。
iPhone 11 Proは18Wの急速充電器を同梱していますが、純正の充電器と同等レベルの充電速度となり、1時間で40%〜50%ほどバッテリー充電が可能となっています。
また、iPhone 11も急速充電に対応していて付属の充電器が5Wなので充電速度は遅くなってしまいますが、Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wを使うことで急速充電ができます。
Android
GoogleのPixel 4でも給電量を計測してみたところ(8.6V × 1.6A = 14W)で充電ができていました。
USB-C PD充電に対応した最新のAndroidスマホであれば10W〜16Wの範囲で急速充電することができそうです。
iPad
USB-Aポートも急速充電に対応していて最大15Wで給電が可能となっています。
USB-A to LightningのiPhone 8やiPadなども純正ケーブルを使って充電ができるのですが、iPadを充電してみたところ(5.2V × 2.3A = 12W)で給電ができていました。
モバイルバッテリーなのに純正の充電アダプタと同じレベルの充電速度を維持できるのは使いやすくて良いですよね。ちょっと時間ない時もサササッとチャージすることができます。
MacBook Pro
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wは最大45Wの出力に対応しているので、30Wの電源アダプタを付属しているMacBook 12インチやMacBook Air、MacBook Pro 13インチ(1.4GHz)も問題なく充電することができます。
システム情報でAC充電器の情報を確認してみたところ45Wで充電できているのが確認できます。
USB-Cが2つ搭載の下位モデルのMacBook Pro 13インチ(1.4GHz)は61Wの充電アダプタ、4つ搭載している上位モデルのMacBook Pro 13インチ(2.4GHz)も61Wの充電アダプタを、MacBook Pro 13インチ(2017)は30Wの充電アダプタを付属しています。
実際にMacBook Pro 13インチに接続して給電量を計測してみたところ(19.3V × 2.2A = 42W)で充電できていました。
さらに、充電速度も計測してみました。
- 0分:20%
- 30分:42%
- 60分:62%
- 90分:89%
- 120分:100%
MacBook Pro 13インチ(1.4GHzモデル)をバッテリー残量20%の時点から作業しながら充電したのですが、1時間で40%、2時間で80%の充電ができていました。
作業せずにただ充電するだけなら0%からのフル充電は2時間で終えることは確かに可能かもしれませんね。
なお、MacBook Proを80%ほど充電してPowerCore+ 26800 PD 45Wの電池残量は20%ほどとなっていたので、MacBook Pro 13インチをフル充電できるのは間違いないようです。
iPhone・iPad・MacBook 3台同時充電
Anker PowerCore+ 26800 PD 45WがあればiPhone、iPad、MacBookの3台を同時に充電も可能です。
さらに、3台同時に充電しても供給電力量を維持してしまうパワーを持ってるのがすごいところ。
iPhoneとiPadを充電した状態でもMacBook Proへの給電量は(19.6V × 2.0A = 40W)の急速充電を維持しています。複数の端末を同時充電しても電力量が変わらないって良いですよね。
PowerCore+ 26800 PD 45W スペック比較
Ankerの26,800mAhのモバイルバッテリーはPowerCore+ 26800 PD 45Wの他にもPowerCore+ 26800 PDというモデルが存在しています。
PowerCore+ 26800 PD 45W | PowerCore+ 26800 PD | |
バッテリー容量 | 26,800mAh | |
USB-C出力 | 45W | 30W |
USB-A出力 | 15W | |
サイズ | 180 x 80 x 24 mm | |
重量 | 580g |
両モデルともほとんど同じスペックですがUSB-C出力が異なっています。45Wバージョンが出ても30Wバージョンの価格は値下げされていないので、どうせ買うならAnker PowerCore+ 26800 PD 45Wがいいでしょう。
PowerCore+ 26800 PD 45W レビュー まとめ
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wは、最大45Wの高出力に対応した26,800mAhのバッテリー容量を持ったモバイルバッテリーでMacBook Proなどの大画面のモバイルノートPCも普通に充電できてしまう優れモノです。
- 26,800mAhの大容量バッテリー
- 最大45Wに対応し大画面モバイルノートも充電可能
- USB-CとUSB-Aポートに対応
- USB-C PD対応のケーブルも付属
- PowerPort Atom Ⅲ 60Wが付属
- 3台同時充電しても電力量が変わらない
- 筐体サイズが大きい
- 重量が重い
- カラーがブラックのみ
バッテリー容量が26,800mAhもあるので仕方ないですが、やはり本体サイズはとても大きくて重いです。リュックの中にMacBook Proと一緒に入れると「重いなぁ…」と思わずボヤいてしまうほど。
旅行や出張に行く時は手荷物ではなくキャリーケースに入れて持ち運べば問題はないのかな…。
いずれにしても、このモバイルバッテリー1台あれば他の充電器は必要なくなるくらいの充電容量を持っているので外で作業することが多いならおすすめです!
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