モバイルバッテリーを使うにはケーブルが必要なものが基本なので外で使おうと思った時にケーブルがなくて充電ができなかった…。そんな経験ありますよね。
僕はめちゃくちゃあります。
そんな中、Anker PowerCore III 10000 Wirelessはモバイルバッテリーワイヤレス充電にも対応しケーブルが必要なくてもiPhoneなどスマホを充電できるのでワイヤレス充電できるスマホを使ってるなら1台持っておくと安心です。
この記事ではAnker PowerCore III 10000 Wirelessのデザイン、サイズ、使いやすさをレビューしていきたいと思います。ケーブルを無くそうと思っている方は参考にしてみてください。
この記事の目次
Anker PowerCore III 10000 Wireless レビュー
Anker PowerCore III 10000 Wireless 特徴
- 最大10WのQiワイヤレス充電に対応
- 最大18Wの有線による充電に対応
- USB-C、USB-Aの二つのポート
- 10,000mAhのバッテリー容量
- iPhone 12を2回充電できる
- スマホスタンドを内蔵している
- サイズ:151.8 × 68.4 × 18.7 mm、重量:243g
- 端末価格(Amazon):6,390円
Anker PowerCore III 10000 Wirelessは10,000mAhのバッテリー容量のモバイルバッテリーでUSB-Cポート、USB-Aポートを1つずつ搭載しています。
最大出力は18Wと一般的なモバイルバッテリーと同じですが、このモデルはQi規格のワイヤレス充電に対応し、ワイヤレス対応のiPhoneを乗せてボタンを押すだけで簡単にバッテリーの補給ができます。
出先でケーブルを忘れて充電できなかった…ということはよくあります。しかし、PowerCore III 10000 Wirelessがあればケーブルを忘れて充電できないことを防ぐことができるのです。
むしろ、ケーブルを投げ捨ててPowerCore III 10000 Wirelessだけを持っていてば問題ないのですし、リュックの中って意外とケーブルでモタモタになるので、ケーブルレスにできるのはいいですよね。
外観デザインとポートの種類
Anker PowerCore III 10000 Wirelessの付属品は充電用のUSB-C to Cケーブル、持ち運び用の黒色の手触りの良いポーチとなっています。このポーチはAnkerのモバブを買うと必ず付いてくるので溜まる一方です。
筐体サイズは151.8 × 68.4 × 18.7 mmとiPhone 12とほぼ同じサイズ感となっています。重量は243gと一般的なモバイルバッテリーと同じくらいの重さでしょうか。
10,000mAhのモバイルバッテリーにしては少しだけ面積が大きいような気もしますが、スマホを乗せて無線充電しないといけないので、安定感を考慮してこのサイズになったのでしょう。
筐体の表面はメッシュ加工が施されていて手触りの良いものとなっています。
本体の厚みは18.7mmと比較的薄めなのでリュックや鞄に付いている内ポケットに入れて持ち運ぶことができるサイズとなっています。
筐体の上側にワイヤレス充電パッドを内蔵していてスマホがずれ落ちないようにラバーリングが施されています。
パッド型のワイヤレス充電器の宿命かもしれませんが、このラバーリングは細かいゴミが付くのが気になります。
筐体のサイド部分にUSB-Aポート、USB-Cポートを搭載しています。
USB-AポートからUSB-A to Lightningを使うことでLightningポートのiPhone、iPadを充電することができます。USB-CポートからAndroidスマホやiPad Airなどを充電できるようになっています。
隅っこにある丸いボタンは電源ボタンとなっており青色のインジゲーターLEDで状態の確認、バッテリー残量を視覚的に確認できるようになっています。
- 青点灯:充電中
- 青ゆっくり点灯:スタンバイ中
- 青点滅:異物検知
- 白色インジゲーター:バッテリー残量
PowerCore III 10000 Wirelessを充電するにはUSB-C PD電源アダプタ → USB-Cポートに接続で可能で約4.5時間でフル充電することができます。
USB-C PD電源アダプタは18W以上あればいいので、Anker PowerPort III Nano 20W、Anker PowerPort Atom III Slimがおすすめです。
スタンド付きでスマホを立て掛けられる
筐体のサイド部分にスライドできる部品を内蔵しています。指でこのように横にスライドさせることで引き出すことができるのですが…
実はこのギミック。スマートフォンを立てかけることができるスタンドとなっています。
この引っ掛かりの部分にスマホをこのように立て掛けることができます。
ケーブルを使うなら充電しながらスマホを立て掛けながら使うことができますし、充電しないときもこのようにして使うことが可能となっています。
あまりにも分厚いケースをスマホに装着しているとスタンドに入らない可能性はありますが、iPhone 12 Pro Maxの純正のレザーケース、Xperia 1 Ⅱの純正ケースは問題なく立てかけることができました。
ちなみに、この引っ掛かりの幅を実測してみると7mmとなっていたので7mm以下のものであればなんでも立て掛けて使うことができるかと思います。
ワイヤレス充電に対応している
Anker PowerCore III 10000 Wirelessはワイヤレス充電に対応しているので、このようにQi充電に対応しているスマホを乗せるだけで充電できます。
ケーブルがちょろっと出てないだけでもスマートですよね。
カフェの狭いテーブルで充電しようと思ったらケーブルって意外と邪魔になるのでケーブルなしで充電できるのはとても便利ですよね。
なお、充電出力はAndroidスマホで10W、iPhoneは7.5Wです。
iPhone 14、iPhone 13、iPhone 12はMagSafe充電器で15Wの出力で急速充電ができますが、PowerCore III 10000 WirelessはQi充電で7.5Wとなります。
7.5Wだと充電速度は少し遅めなので素早く充電したいならケーブルを使って充電がおすすめで、代わりにAirPods Pro(第2世代)などワイヤレスイヤホンを充電するのいいかも。
有線充電ができるのでiPhone 14とXperia 10 IVを充電しながらイヤホンの充電もできます。ちなみにスマホ2台だと出力は落ちますが、とりあえず充電は可能となっています。
PowerCore III 10000 Wirelessは本体を充電しながらワイヤレス充電も可能となっています。
外でモバイルバッテリーとして使えて家や職場ではワイヤレス充電器として使えるので、この1台があればモバイルバッテリーとワイヤレス充電器をそれぞれで買う必要がないということ。素晴らしい。
最大18Wの充電に対応している
Anker PowerCore III 10000 WirelessはUSB-Cポート、USB-Aポートともに最大18W出力に対応しています。実際にどれくらい出力されているのかを確認してみました。
USB-CポートからUSB-C to Lightningを使ってiPhone 12を充電してみたところ(8.84V × 1.99A = 17.5W)の出力となっていました。
純正のApple 20W USB-CポートからiPhoneを充電するのと同じくらいの出力で充電できているのがわかります。
なお、2台同時充電だと出力が落ちるので確かめてみたところ、Xperia 5 Ⅱは(4.82V × 1.40A = 6.7W)、Pixel 5は(5.08V × 1.89A = 9.6W)となっていました。
ちなみに、スマホ3台同時充電はできないので注意です。
- スマホ1台だけ充電(ケーブル or ワイヤレス)
- スマホ2台(ケーブル + ケーブル)
- スマホ2台(ケーブル + ワイヤレス)
- スマホ2台(ケーブル)+ イヤホン(ワイヤレス)
PowerCore III 10000 Wirelessはモバイルバッテリーでありながらも、ワイヤレス充電に対応しているので電源を接続した状態でワイヤレスでスマホを充電することができます。
普段使いのワイヤレス充電器としても使うことが。
Anker PowerCore III 10000 Wireless レビュー:まとめ
Anker PowerCore III 10000 Wirelessは充電ケーブルによる充電だけでなくQi対応のスマートフォンや端末をワイヤレスで充電できるモバイルバッテリーです。
PowerCore III 10000 Wirelessのメリット
バッテリー容量は10,000mAhと多くはないですが、持ち運びしやすいちょうどいいサイズ感ですし、スマホ2台分充電することができるので十分使えるモバイルバッテリーとなっています。
- 10,000mAhでスマホ2台を充電可能
- ワイヤレスでスマホを充電できる
- スタンド機能でスマホを立て掛けられる
- 外でモバブ、家ではワイヤレス充電器として
このモバイルバッテリーの最大の特徴はワイヤレス充電できるところ。自宅や職場でも充電ケーブルを接続した状態で置いておくことで普段使いのワイヤレス充電器としても使うことができます。
スタンドも内蔵してるので汎用性の高いモバイルバッテリーですね。
PowerCore III 10000 Wirelessのデメリット
かなり良くできたモバイルバッテリーなのでデメリットは少ないのですが、あえてあげるとするとこんな感じです。
- 端末サイズが少し大きい
- 充電中はワイヤレス充電以外は使えない
PowerCore III 10000 Wirelessはワイヤレス充電に対応している関係もあり、一般的な10,000mAhのモバイルバッテリーと比較して本体が少しだけ大きいです。
また、充電中はワイヤレス充電以外の充電はできません。なので、基本的にケーブルを使って充電するよりもワイヤレスで充電することを主体としたモバイルバッテリーとして使うのがいいかと思います。
PowerCore III 10000 Wirelessの端末価格は4,990円です。ワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリーでスタンドも内蔵した1台3役なのでコスパはなかなか良いのではないでしょうか。
おすすめ充電アダプタを比較しています。
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