新しくMacを購入すると今まで使用していた環境を移行しないといけません。
Time Machineから復元するならとっても簡単に環境を復元することができますよね。ただ、Time Machineを使って復元すると必要ないファイルも移行してしまうのがイヤでいつも一から環境を構築しています。
MacでWindowsを起動できる仮想化環境ソフト「Paralles Desktop(パラレルデスクトップ)」はどうやって移行すればいいのか?と思うかもしれません。
パラレルデスクトップはバージョン7の時からアップグレードしてずっと愛用してきているのですが、MacBook Pro Late 2010 → MacBook Pro Late 2013 → MacBook Pro Late 2016 と問題なく環境を移行することができています。
ということで、この記事ではパラレルデスクトップの環境をかんたんに移行する方法を紹介しているので環境を新しくしようと思っている方は参考にしてみてください。
この記事の目次
「パラレルデスクトップ」の環境を違うMacに丸ごと移動する方法
まず、最初にパラレルデスクトップをparallelsのダウンロードサイトに行ってダウンロードし新しいMacにダウンロードしておきましょう。
古いMacのパラレルデスクトップのライセンス認証を解除する
移行前のMacにインストールしてあるパラレルデスクトップのライセンス認証を解除します。上部メニューの「Paralles Desktop」の「アカウント&ライセンス」を選択します。
するとアクティベーション画面が表示されるので、右側にあるアカウントを選択し「サインアウト」をクリックします。
これでライセンス認証が解除され古いMacから使用することができなくなります。
新しいMacのパラレルデスクトップをライセンス認証
新しく使うMacにパラレルデスクトップをインストールし、すでに登録してあるメールアドレスとパスワードを使ってサインインします。
利用可能なライセンスが隠れ文字で表示されていますが、下部にある「キーを入力」を選択します。
所持しているライセンスコードを入力し「アクティベート」します。
なお、アップグレード版のライセンスコードを入力していますが、パラレルデスクトップはアップグレード版も新規購入したときと同じようにライセンスコードが扱われるため新規インストールでも問題なく使用することができます。
データを移行する
次に古いMacにあるデータを丸々移行します。パラレルデスクトップのデータは通常は「書類」→「Paralles」の中に格納されています。Windows 8なら「Windows 8.pvm」、Windows 10なら「Windows 10.pvm」という名称、さらに「共有フォルダ」も一緒にあると思います。
この「Paralles」フォルダをそのままコピーして、新しいMacの「書類」フォルダにペーストしてしまいましょう!
これで移行完了です。
あとはいつも通り、パラレルデスクトップを起動するだけWindowsが起動し問題なく使うことができるようになります。Windowsにインストールしあったアプリもそのまま使うことができます。
環境移行はすごくカンタンなんです。
Windowsのライセンス再認証は必要なし
以前はWindowsのライセンス認証を再度する必要があったと思いましたが、今回はライセンス認証をする必要がありませんでした。
もし、ライセンス認証の入力が求められたらMicrosoftに電話をしてアクティベートキーを再度取得する必要があり、少し面倒なことになりますが、きちんとライセンス認証をすることができます。
パラレルデスクトップの環境移行:まとめ
以上がパラレルデスクトップのデータを違うMacに移行する方法でした。
パラレルデスクトップはどうしてもWidnowsを使いたい時に役に立つアプリです。僕はウェブサイトの制作の仕事をしている関係上、Windowsを起動して表示崩れがないかの確認、会計処理をWindows上でしています。
以前、ライセンス不要のInsider ProgramのWindows 10も入っていたんですけどアップデート時に失敗して起動不能になったりと色々と問題があったりしました。が、パラレルデスクトップならMac上でWinを起動できるのでとても便利ですよね。
ただし、AppleシリコンのMacでは仮想化環境を構築することができないので、どうしてもWindowsの環境が必要という方はIntelプロセッサを搭載しているMacを選ぶようにしましょう。
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できない。