2023年9月1日にSamsungの折りたたみスマホ・Galaxy Z Fold5がドコモとauで発売となりますが、Galaxy Z Fold4からどのような進化を遂げてるのか気になるところです。

ということで、この記事ではGalaxy Z Fold5のサイズ、スペックをZ Fold4と比較したので乗り換えを検討している方やはじめてGalaxy Z Foldにしようか考えてる方は参考にしてください。

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Galaxy Z Fold5 vs Z Fold4 比較

本体デザインの違い

Galaxy Z Fold5、Galaxy Z Fold4ともにどちらも折りたたみができるフォルダブルスマホで基本的な形状や画面サイズは同じままとなっています。

画面を閉じた状態なら6.2インチのディスプレイを使ってスマホとして使うことができます。

画面を開くと7.6インチの大画面ディスプレイが出てきてタブレット感覚で動画を視聴したり電子書籍を読んだり、ゲームを楽しむことが可能です。

画面を角度を付けて折り曲げることで画面を立てかけて使うこともできる夢の広がる端末です。

出来るコトはGalaxy Z Fold5、Galaxy Z Fold4ともに同じとなっていますが、Galaxy Z Fold5はヒンジ部分がフレックスヒンジに刷新して閉じた時の隙間が改善されて厚みが2.4mmも薄くなりました。

Galaxy Z Fold5 ヒンジ部分
Galaxy Z Fold5

従来型のGalaxy Z Fold4はディスプレイを折り曲げると隙間が1〜2mmほどあって盛り上がっていたのがGalaxy Z Fold5はピッタリと閉じられるように。

見た目がスッキリしただけでなく本体の厚みが薄くなって重量も軽量化されてるのでより持ち運びし易いサイズ感になって完成度の高いフォルダブル端末に進化しています。

折り畳んだ状態での隙間はGalaxy Zシリーズの弱点でもあったので2023年モデルはきちんと改善してブラッシュアップしてきました。

本体の厚みが薄くなったことでカメラのレンズはGalaxy Z Fold5の方が出っ張ってるように見えます。ただ、カメラのスペック自体は同じなので実際の高さは同じでしょう。

筐体の素材はGalaxy Z Fold5がアーマーアルミニウムフレームにCorning Gorilla Glass Victus2を採用、Galaxy Z Fold4はGorilla Glass Victus+です。

ともに防水性能はIPX8と水深1.5mに30分耐えられる仕様で水回りでも安心して使えます。ただ、どちらも価格の高い端末なのでお風呂に入りながら使う勇気はありませんが。(中古で安くFold4を買うならアリかも?)

本体サイズの違い

Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4の本体サイズ、重量の違いを比較しました。

Galaxy Z Fold5 vs Z Fold4 本体サイズ比較
本体サイズの比較
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
クローズ時 154.9 × 67.1 × 13.4 mm 155.1 × 67.1 × 14.2-15.8 mm
オープン時 154.9 × 129.9 × 6.1 mm 155.1 × 130.1 × 6.3 mm
重量 253 g 263 g

Galaxy Z Fold5は新設計のフレックスヒンジを採用したことで同じ画面サイズでありながらも本体サイズが小さくなっています。

高さと横幅はほぼ同じですが本体厚みは6.3mm → 6.1mm、閉じたときは 14.2-15.8 mm の高さが異なっていたのが 13.4 mm とフラットに薄くなっています。

Galaxy harajukuで実機を並べてみました。

Z Fold4 → Z Fold5 本体の厚み比較
Z Fold4 → Z Fold5

Galaxy Z Fold4はディスプレイを閉じた時に隙間あるのに対して、Galaxy Z Fold5はピッタリくっ付いてスッキリとした見た目になっています。

Galaxy Z Fold5 閉じた状態の隙間
Galaxy Z Fold5

また、重量も 263 g から 253 g と 10g 軽くなっています。実際に手にしてみてもZ Fold4よりも軽くなったのを感じられるのでより扱いやすいフォルダブルスマホに進化しています。

ディスプレイの違い

Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4のディスプレイの違いを比較しました。

Galaxy Z Fold5 vs Z Fold4 画面サイズ比較
ディスプレイのスペック比較
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
メインディスプレイ 7.6インチ(6:5)
1812 × 2176ピクセル
フレキシブル有機EL
カバーディスプレイ 6.2インチ(23:9)
2,316 × 904ピクセル
有機EL
リフレッシュレート 最大120Hz
最大輝度 1,750nits 1,300nits
パネル素材 Gorilla Glass Victus2 Gorilla Glass Victus+

画面の大きさ、解像度はどちらも同じでメインディスプレイは7.6インチ(1812 × 2176ピクセル)の折りたたみ可能なフレキシブル有機ELディスプレイを搭載しています。

カバーディスプレイは6.2インチ(2,316 × 904ピクセル)で画面比率が23:9とかなり縦長ですが本体の横幅を抑えることができるので閉じた状態だと閉じて使うことができる大きさとなります。

リフレッシュレートはどちらも最大120Hzの滑らかディスプレイに対応していて、画面輝度がZ Fold4が最大1,300nitsだったのが1,750nitsと明るく外での使用も視認性の良いディスプレイに進化しています。

オーディオの違い

内蔵スピーカーはどちらもステレオに対応しています。端末を閉じた状態で本体上と下に内蔵スピーカーを搭載しており横持ちをした状態で左右でステレオで臨場感あるサウンドを楽しめます。

内蔵スピーカー
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
オーディオ ステレオスピーカー(Tuned by AKG)
ドルビーアトモス対応
32-bit/384kHz audio
音声コーデック:AAC/SBC/aptX/LDAC
端子 3.5mm オーディオジャック:×

仕様としては同じですがスピーカーの形状を見るとGalaxy Z Fold4よりもZ Fold5の方がスピーカーの穴が少なくなっています。音質には影響することはないと思いますが多少のハードウェアの変更がありそうです。

3.5mmオーディオジャックはどちらも非搭載です。イヤホンを使う場合はUSB-C変換アダプタを使うかワイヤレスイヤホンで音楽を楽しむことになります。

音声コーデック:AAC、SBC、aptX、LDACに対応しaptX Adaptiveには非対応となります。

SoCスペック・バッテリー容量の違い

SoC(システムオンチップ)はGalaxy Z Fold5がSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy、Galaxy Z Fold4はSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しどちらもTSMCが製造したチップとなっています。

Snapdragon 8+Gen 1のCPUは高性能コア(1 + 3)+ 効率コア(4)でしたがSnapdragon 8 Gen 2は高性能コア(1 + 2 + 2)+ 効率コア(3)の変則的なチップとなっています。

SDM 8 Gen 2 vs SDM 8+Gen 1
モデル Snapdragon 8 Gen 2 Snapdragon 8+ Gen 1
CPU Kryo
Cortex-X3 ×1
Cortex-A715 ×2
Cortex-A710 ×2
Cortex-A510 ×3
Kryo 680
Cortex-X2 ×1
Cortex-A710 ×3
Cortex-A510 ×4
GPU Adreno 740 Adreno 730
Memory LPDDR5X
4,200MHz
LPDDR5
3,200MHz
storage UFS 4.0 UFS 3.1
NPU New Hexagon Hexagon
ISP New 18-bit Spectra ISP トリプル18-bit Spectra ISP
HDR Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG
Camera 8K30fps /4K 120fps 8K30fps /4K 120fps
モデム Snapdragon X70 5G Snapdragon X65 5G
Process 4nm(TSMC) 4nm(TSMC)

Snapdragon 8+ Gen 1 → Snapdragon 8 Gen 2になることでCPUが18%、GPUが32%、AI処理が25%向上します。

Galaxy Z Fold4もフォルダブルスマホのわりに高性能なモデルでしたが、Galaxy Z Fold5はさらに上をいく性能を手に入れることになり、原神など負荷のかかるゲームもより快適に遊べるでしょう。

Antutu(V9)のスコア比較です。Galaxy S23 Ultraで代用しています。

Antutuによる性能比較
モデル Galaxy S23 Ultra Galaxy Z Fold4
SoC Snapdragon 8 Gen 2 Snapdragon 8+ Gen 1
メモリ 12GB LPDDR5 12GB LPDDR5
ストレージ 256GB(UFS 4.0) 256GB(UFS 3.1)
総合 1202990 1011896
CPU 254849 230347
GPU 525098 442329
MEM 242161 164777
UX 180882 165443
発熱 36.9°(7.1°上昇) 37.2°(10.6°上昇)
バッテリー 5%消費 6%消費

なお、バッテリー容量はどちらも4,400mAhと同じです。

物理的にバッテリー容量が増えてないですがSoCが電力効率の良いSnapdragon 8 Gen 2になったことで電池持ち向上が期待できます。

生体認証の違いを比較

どちらも生体認証は顔認証(簡易型)に対応しています。カバーディスプレイ側とメインディスプレイ側の両方とも顔認証が使えるので顔を向けただけでサクッと使えるのはいいですよね。

さらに、サイドボタン指紋認証に対応してるので普段使いで快適に使うことができます。

通信性能の違いを比較

Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4の通信性能の違いを比較しました。

通信性能
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
Wi-Fi Wi-FI 6E
(海外モデルはWi-Fi 7対応)
Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.3 5.2
SIMカード nanoSIM × 1
eSIM
nanoSIM × 1
eSIM
5G 対応 対応
4G 対応 対応

Galaxy Z Fold5、Z Fold4ともにWI-Fi 6Eに対応し6GHz帯の高速通信帯域でのデータ通信が可能で、Z Fold5はBluetoothの最新5.3に対応しています。

Galaxy Z Fold5の海外モデルはWI-Fi 7に対応してるので、どこかのタイミングで日本でもWi-Fi 7が解放される可能性はありそうです。

NFC / おサイフケータイについて

Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4ともにNFC Type A/Bに対応し日本国内モデルはType-F(Felica)に対応するでしょう。

電子決済
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
NFC Type A/B
Felica 対応(おサイフケータイ)
海外モデルは非対応

Visaタッチなどの電子決済だけでなくFelica(おサイフケータイ)の交通系カード・Suica、PASMOやiDやQUICPayなどの電子決済も使って支払いが可能なのでメインスマホとしても使えます。

カメラのスペックを比較

Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4のカメラのスペックの違いを比較しました。どちらも広角 + 超広角 + 望遠(光学3倍)のトリプルカメラ仕様となっています。

モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
広角 50MP(1/1.56型)・ƒ/1.8
超広角 12MP(1/3.06型)・ƒ/2.2
望遠 10MP(1/3.9型)・ƒ/2.4
光学3倍(デジタル30倍)
インカメラ 10MP(1/3型)・ƒ/2.2
4MP(2.0μm)・ƒ/1.8
動画 最大8K/30FPS、4K60fps 最大8K/24FPS、4K60fps

カメラのスペックは全く同じです。とくに進化していません。ただし、SoCが新世代のSnapdragon 8 Gen 2になったことでISPが新しくなって画質が向上してることに期待できます。

どちらもフラグシップのGalaxy S23 Ultraのカメラには敵わないものの、ハイエンドのGalaxy S23とは近い性能を持ってるので普段使いにおいては問題ないカメラシステムといえます。

Galaxy Z Fold5・Z Fold4 スペック比較

Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4のスペックを比較しました。

Galaxy Z Fold5 vs Galaxy Z Fold4
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
メインディスプレイ 7.6インチ(6:5)
1812 × 2176ピクセル
カバーディスプレイ 6.2インチ(23:9)
2,316 × 904ピクセル
リフレッシュレート 最大120Hz
最大輝度 1,750nits 1,300nits
SoC Snapdragon 8 Gen2 for Galaxy Snapdragon 8+ Gen1
メモリ 12GB LPDDR5
ストレージ 256GB / 512GB /1TB 256GB
生体認証 顔認証 + サイドボタン式指紋認証
広角 50MP(1/1.56型)・ƒ/1.8
超広角 12MP(1/3.06型)・ƒ/2.2
望遠 10MP(1/3.9型)・ƒ/2.4
光学3倍(デジタル30倍)
インカメラ 10MP(1/3型)・ƒ/2.2
4MP(2.0μm)・ƒ/1.8
オーディオ 2スピーカー
通信性能 Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.3
Wi-Fi 6E
Bluetooth 5.2
バッテリー 4,400 mAh
防水防塵 IPX8
ポート USB-C(3.2 Gen 2)25W USB-C(3.2 Gen 1)25W
ワイヤレス Qi対応(最大15W)
クローズ時 154.9 × 67.1 × 13.4 mm 155.1 × 67.1 × 14.2-15.8 mm
オープン時 154.9 × 129.9 × 6.1 mm 155.1 × 130.1 × 6.3 mm
重量 253 g 263 g
OS Android 13 Android 13

Galaxy Z Fold5・Z Fold4 価格比較

Galaxy Z Fold5、Galaxy Z Fold4の価格を比較します。

Galaxy Z Fold5 vs Galaxy Z Fold4
モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
ドコモ 256GB:257,400円
512GB:272,030円
249,700
au 256GB:242,660円
512GB:269,300円
1TB:298,660円
249,960
公式ストア
未使用品 20〜22万円
中古 17〜20万円

auに関してはGalaxy Z Fold4よりもZ Fold5の方が少しだけ安い価格設定となっていて、512GBと1TBモデルも選べます。

もっと価格が高くなると思ってただけに同価格帯に収まってるのは喜ばしいところではないでしょうか。

Galaxy Z Fold5・Z Fold4 どっちがいい?

世代の新しいGalaxy Z Fold5の方がいいのは当然としても型落ちとなるGalaxy Z Fold4もまだまだ使えるモデルです。

とくにSamsungの場合は4世代OSアップデート、5年間セキュリティアップデートが保証されているので1世代前の型落ちモデルを買うのは良き選択肢となります。

それも踏まえてどっちがいいのかまとめます。

Galaxy Z Fold5がおすすめな人は

Galaxy Z Fold5
Galaxy Z Fold5
Galaxy Z Fold5 おすすめな人は
  • 最新モデルにこだわりたい
  • 折りたたみスマホを小さく軽く持ち運びたい
  • ゲームをより快適にプレイしたい
  • よりバッテリー持ちの良いモデルが欲しい

基本的にGalaxy Z Fold5は新しいモノ好きな人向けの端末となっています。出来るコトはZ Fold4と同じです。

ただ、筐体のヒンジ構造が新しくなったことで隙間がなくなって見た目がスタイリッシュになっただけでなく、サイズもよりコンパクトになって持ち運びしやすいフォルダブルスマホになりました。

Snapdragon 8 Gen 2を搭載してゲームも快適にプレイできますし、電力効率向上により電池持ちも期待できます。

ワンランク上の折りたたみスマホが欲しいならGalaxy Z Fold5にしておきましょう。

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Galaxy Z Fold4がおすすめな人は

Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4 おすすめな人は
  • 購入費用を抑えたい
  • 折りたたみスマホを試してみたい
  • 性能はあまり気にしない

とりあえず、折りたたみスマホを試してみたいならGalaxy Z Fold4を中古で購入するのがおすすめです。状態にもよりますが17〜20万円ほどで手に入れることができます。

これでも高いと感じるかもしれませんが最新のGalaxy Z Fold5はもっと高いですし性能をそこまで気にしないのであればGalaxy Z Fold4にする選択肢もありえます。

性能がGalaxy Z Fold5より低いといってもSnapdrago 8+ Gen 1を搭載していますしGalaxy S22よりも上の操作感ですしゲームも普通に楽しめるスペックを持っています。

カメラのスペックもGalaxy Z Fold5と同じですしヒンジ部分が隙間があるのが気にならないならおすすめのモデルとなります。はじめての折りたたみスマホにいいかもしれませんよ?

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