まさに原点回帰…!MacBook Air(2020)がシザー構造のMagic Keyboardを搭載し第10世代CoreプロセッサでクアッドコアCPUを選べるようになりました。
ここでは、MacBook Air(2020)のデザイン・スペック・CPUの性能・価格をレビューしています。
吊るしモデルのデュアルコアプロセッサを搭載したMacBook Air(2020)との性能の違いも比較しているので、デュアルコアにするか、クアッドコアにするか迷っている方も参考にしてください。
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この記事の目次
MacBook Air(2020)の特徴
MacBook Air(2020)は第10世代Core i3/i5/i7プロセッサを搭載し、ストレージ容量が128GB → 256GBに増えて端末価格が安くなり「安くて使いやすい」というMacBook Air本来の魅力が復活した端末です。
- 13.3インチ(2,560×1,600)のディスプレイ
- 第10世代Core i3/i5/i7プロセッサを搭載
- +1万円で2コア → 4コアプロセッサにできる
- RAMは3,733MHz LPDDR4Xの高速タイプに
- 最小ストレージ容量は256GBに増えた
- シザー構造の新しいMagic Keyboardを採用
- USB-C(Thunderbolt 3)は2ポート
- 本体サイズ:30.41 × 21.14 × 0.41~1.61cm
- 重量:1.29kg(40g重くなった)
MacBook Air(2020)の標準モデルのCPUはデュアルコアですが、プラス1万円でクアッドココアにできます。ついに、MacBook Airも4コアプロセッサの時代が到来しました。
従来のMacBook Airだと少し処理が重いなぁ〜と感じる場面も新型のMacBook Air(2020)なら快適に作業できるようになるのは嬉しいですよね。
標準モデルは2コアのCPUですが、メインメモリが2,133MHz LPDDR3 → 3,733MHz LPDDR4Xに高速化、ストレージ容量が128GB → 256GBでデータ転送速度が向上しています。
つまり、吊るしモデルでもトータルで処理性能は向上しているので、2コアのCore i3プロセッサでもそこそこ快適に動作するので、資料作成やブログ作成といったテキストベースの作業であれば十分使える性能となっています。
ちなみに、動画編集も書き出し以外は十分快適に作業できるので標準モデルでも十分すぎるのかなと感じます。
MacBook Air(2019)が119,800円(2コア/128GB)だったのに対してMacBook Air(2020)は104,800円(2コア/256GB)と容量が増えて15,000円も価格が下がったので、かなりお手頃になった感じがしますね。
クアッドコアプロセッサのMacBook AirもAmazonで買うことができます。
MacBook Air(2020)レビュー
パッケージ・付属品
MacBook Air(2020)のパッケージは白色を基調としたデザインでいつもと全く同じですね。
付属品は説明書、Appleのロゴシール、USB-C 30W充電アダプタ、USB-C to Cケーブルとなっています。
MacBook Pro 13インチと同じ4コアのCPUプロセッサを搭載したモデルですが充電アダプタの出力は30Wのままとなっています。
MacBook Airのバッテリー容量は49.9Whとなっていて、MacBook Pro 13インチの58.2Whよりも少ないので30Wでも問題はないのでしょう。
バッテリー容量が少ないのにProと同じくらいのバッテリー駆動時間を実現しているのでクアッドコアプロセッサになってもMacBook Airの電池持ちの良さを感じます。
筐体デザインは同じ
MacBook Air(2020)の筐体デザインは2018〜2019年モデルと全く同じとなっています。
MacBook Air(2020)のディスプレイは広色域(P3)は非対応のTrue Toneテクノロジーに対応したRetinaディスプレイを搭載していて、画面サイズは13.3インチ(2,560 × 1,600)と使いやすさと持ち運びのしやすさを考慮したデザインとなっています。
MacBook Airの代名詞といえばウェッジシェイプデザインですよね。2020年モデルも継承されています。
MacBook Air 2020と2019/2018の筐体を並べてみても見た目は同じですね。本体左側にUSB-Cポートが2つ搭載しています。
本体右側に3.5mmオーディオジャックを搭載しています。
最新のiPhone、iPad Proは次々とオーディオジャックが廃止されてますが、今のところMacBookシリーズでは廃止されていません。
また、すごく細かい違いとしてMacBook Airの「Air」の書体が細字から太字に変更していますね。
よく見ると全体的に太くなってるのかな。まあ、いいんだけど実際に筐体サイズのデブっちょになったので、それを文字で表してみたのかな?(どうでもいい。)
バタフライ → シザー構造のMagic Keyboardに
MacBook Air(2019/2018)はバタフライ構造のキーボードを搭載していましたが、MacBook Air(2020)はついに廃止されてシザー構造の新しいMagic Keyboardを搭載しています。
これはMacBook Pro 16インチやMacBook Pro 13インチに採用されたMagic Keyboardと同じですがTouch Barを搭載していないファンクションキーを搭載したタイプとなっています。
モデル | MacBook Air 2020 | MacBook Air 2019 |
---|---|---|
キーボード | Magic Keyboard | バタフライ構造キーボード |
キーの高さ | 1mm | 0.5mm |
キーの高さが0.5mm → 1mmになったことでタイピングした時の跳ね返りをしっかり受けることができるようになりました。
バタフライ構造のキーボードも個人的に好きでしたが万人受けするキーボードに戻った…ということ。バタフライ構造のキーボードのように不具合も出ないでしょうし信頼性は大きく向上したので安心して使うことができます。
タイピング音をバタフライ構造のキーボードと新しくなったMagic Keyboardで比較をしてみました。
MacBook Pro 16インチのMagic Keyboardとも比較していますが、なんとなくMacBook Air 2020のキーボードの方がタイピング音が静かなような気がします。
MacBook Air(2020)はTouch Bar非搭載モデルですが、指紋認証のTouch IDを搭載しています。
Touch IDに指紋登録しておくことで、指一本で画面ロック解除をしたりApple Payによる決済ができるようになっています。Touch Barは必要ないけど、Touch IDだけは欲しいという方も多いですよね。
本体の厚みが少しだけ増す
超薄型キーボードのバタフライ構造からシザー構造のキーボードになったことで本体の厚みが少しだけ増えています。
MacBook Air 2020 | MacBook Air 2019 | |
画面サイズ | 13.3インチ | |
本体サイズ | 30.41 × 21.14 × 0.41~1.61cm | 30.41 × 21.14 × 0.41~1.56cm |
重量 | 1.29kg | 1.25kg |
最薄部は0.41mmと同じですが、最厚部が1.56cm → 1.61cmと5mmほど分厚くなっています。5mmって大したことないですけどスマホとしてみたら結構大きい数値ですよね。(ちょっと意味わからない。)
MacBook Air(2020)と(2019)を並べて比較すると分厚くなったのが分かります。
ホントにほんのわずかですね。先端部分も少しだけ分厚くなっています。
手で持った時の印象は変わりありません。
MacBook Pro 15インチから16インチに乗り換えると「大きくなった、重くなった」という印象がありますが、MacBook Air(2020)はMacBook Air(2019/2018)から乗り換えたとしても筐体サイズの違いで不満を感じることはないでしょう。
パームレスト部分も高さが高くなっています。
こちらも使用感に違いはないのでサイズが大きくなったとはいえ気にする必要はないでしょう。(たぶん、気にしている人って僕だけなんじゃないだろうか…)
USB-Cポートを二つ搭載
MacBook Air(2020)は従来のモデルと同じく本体左側にUSB-C(Thunderbolt 3)を2ポート搭載しています。
MacBook Air 2020 | MacBook Air 2019 | |
充電ポート | USB-C(Thunderbolt 3)×2 Thunderbolt(最大40Gb/s) USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s) |
|
外部モニター | 6K(6,016 x 3,384)× 1台 5K(5,120 x 2,880)× 1台 4K(4,096 x 2,304)× 2台 |
5K(5,120 x 2,880)× 1台 4K(4,096 x 2,304)× 2台 |
USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)、Thunderbolt(最大40Gb/s)に対応しているので、MacBook Proと同じように高速通信ができるようになっています。
通信速度は同じですが出力できる外部モニターの解像度が5K → 6Kに向上しています。なので、6K解像度のモニターのPro Display XDRを接続することができます。
…まあ、Mac ProのモニターをMacBook Airの外付けモニターに使う人はさすがにいないと思いますが。試してみたいよね…。(無理)
MacBook Air(2020)スペック・性能
CPU・GPUの性能
MacBook Air(2020)は第10世代Coreプロセッサを搭載しています。標準モデルは2コアのCore i3ですが、プラス1万円で4コアのCore i5にカスタマイズすることができます。
ついにMacBook Airにもクアッドコアプロセッサの流れがやってきました。これを待っていた方も多いのではないでしょうか。
CPUだけでなく内蔵GPU、メインメモリの性能も向上していて旧型から性能アップが期待できます。というわけでGeekbench5にてCPUの性能を比較してみました。
参考までにMacBook Pro 13インチ(1.4GHz)の性能も比較しているのでAirにするかProにするか迷っている方も参考にしてください。
MacBook Air | MacBook Pro 13 | |||
世代 | 2020 | 2019 | ||
CPU | Core i5-1030G7 4コア 1.1GHz | Core i3-1000G1 2コア 1.1GHz | Core i5-8210Y 2コア 1.6GHz | Core i5-8257U 4コア 1.4GHz |
GPU | Iris Plus Graphics | UHD Graphics 617 | Iris Plus Graphics 645 | |
CPUシングルコア | 921 | 1053 | 694 | 894 |
CPUマルチコア | 2806 | 1959 | 1689 | 3903 |
GPU OpenCL | 8149 | 5211 | 4270 | 6856 |
GPU Metal | 9247 | 6302 | 3705 | 6360 |
デュアルコアモデルのCPUの性能は20%ほどの性能向上となっていますが、クアッドコアモデルは「これが本当にAirなのか?」っと思うくらいCPU・GPUの性能が向上しています。
MacBook Air(2019/2018)の比較でCPUのマルチコア性能が1.6倍ほど向上、さらに内蔵GPUがUHD GraphicsからIris Plus Graphicsになったことでグラフィック性能が2.5倍ほど向上しています。
ただし、デュアルコアのGPUの性能は抑え気味となっています。といっても2倍も性能アップしてるしMacBook Air(2020)は旧型とは完全に別マシンになったと言ってもいいかも。
さすがにMacBook Pro 13インチのCPUの性能には敵わないですが、驚くことにグラフィック性能はMacBook Airの方が上という結果になっています。
SSDストレージの性能
SSDストレージは容量が多ければ多いほどデータ転送速度が速くなる特性がありますが、MacBook Airは最小構成から256GBの容量を選ぶことができるようになりました。
なので、必然的にストレージのデータ転送速度は高速化しています。
MacBook Air | MacBook Pro 13 | |||
世代 | 2020 | 2019 | 2018 | |
SSD容量 | 256GB | 128GB | 256GB | |
書き込み速度 | 957MB/s | 482MB/s | 325MB/s | 969MB/s |
読み込み速度 | 1312MB/s | 1791MB/s | 1252MB/s | 2099MB/s |
MacBook Air(2020)の256GBのストレージはMacBook Pro 13インチの128GBよりも高速なストレージですが、MacBook Pro 13インチの256GBには一歩及ばない感じですね。
ストレージのデータ転送速度が速いとアプリの起動、データ保存などの速度が向上するので体感速度が上がることになります。
総合性能の比較
MacBook Air 2020の総合性能のnovabenchにて計測、比較してみました。
MacBook Air | MacBook Pro 13 | |||
世代 | 2020 | 2019 | ||
CPU | Core i5-1030G7 4コア 1.1GHz | Core i3-1000G1 2コア 1.1GHz | Core i5-8210Y 2コア 1.6GHz | Core i5-8257U 4コア 1.4GHz |
GPU | Iris Plus Graphics | UHD Graphics 617 | Iris Plus Graphics 645 | |
メインメモリ | 16GB 3,733MHz LPDDR4X | 16GB 2,133MHz LPDDR3 | ||
ストレージ | 256GB | 128GB | ||
トータル | 1433 | 977 | 965 | 1399 |
CPU | 803 | 417 | 436 | 836 |
GPU | 243 | 195 | 187 | 235 |
RAM | 273 | 264 | 255 | 254 |
Disk | 108 | 100 | 87 | 74 |
MacBook Air(2019/2018)と比較すると1.5倍もスコアを伸ばしていて性能がかなり向上しています。とくにデュアルコア → クアッドコアになったことでCPUの性能が2倍近く向上しています。
メインメモリも高速化されているのでスコアが向上しているようです。
意外だったのはMacBook Air(2020)のトータル性能がMacBook Pro 13インチ(1.4GHz)よりも性能が高くなってしまったところでしょうか。ストレージ容量が128GBと少ないのが影響したかな。
GPUの性能もMacBook Airの方が上ですし、トータル性能はMacBook Pro 13インチ(1.4GHz)の性能に近づいたことになります。
ただし、ただしです。
動画の書き出し速度だけはMacBook AirはProの壁を越えることができないようです。実際に使ってみて数値だけでは分からないこともあるので、実機で動作速度の違いを比較してみました。
実際の動作速度の違いを比較
実際の動作速度について実機で計測してみました。macOSの起動、Adobe Illustratorの起動、Final Cut Pro Xの起動、書き出し速度などを比較してみました。
MacBook Air | MacBook Pro 13 | |||
世代 | 2020 | 2019 | ||
CPU | Core i5 4コア 1.1GHz | Core i3 2コア 1.1GHz | Core i5 2コア 1.6GHz | Core i5 4コア 1.4GHz |
GPU | Iris Plus Graphics | UHD Graphics 617 | Iris Plus Graphics 645 | |
RAM/SSD | 16GB/256GB | 16GB / 128GB | ||
macOS起動 | 35.8秒 | 39秒 | 39秒 | 34.4秒 |
WordPressのGutenbergエディタの動作 | 快適 | そこそこ快適 | ちょっと遅い | 快適 |
Illustrator起動(700MBのデータ) | 25.6秒 | 34.8秒 | 37秒 | 23.6秒 |
Final Cut Proの起動(18GBのプロジェクトファイル) | 13.88秒 | 12.35秒 | 13.25秒 | 9.3秒 |
Final Cut Pro 動画書き出し(14分のフルHD) | 25分30秒 | 19分31秒 | 25分48秒 | 10分8秒 |
MacBook Air(2020)のクアッドコアモデルは大幅に性能が向上していて全体的な動作速度は快適になっています。
MacBook Air(2019/2018)だとWordPressのグーテンベルクエディタがモタついたりしますが、MacBook Air(2020)なら問題はありません。メインメモリの高速化が影響したのかも。
他にも、Illustratorの起動は旧型と比較すると10秒ほど速く起動できるので2コア → 4コアによる性能アップは体感することができます。デザイン作業をするならクアッドコアモデルのMacBook Airは心強い相棒になるでしょう。
動画編集はできるが書き出しは遅い
ただし、Final Cut Pro Xの動画書き出し速度はあまり伸びていないんですよね。14分ほどのフルHD動画を書き出してみました。
- MacBook Air 2020(4コア):22分30秒
- MacBook Air 2020(2コア):25分31秒
- MacBook Air 2018(2コア):25分48秒
- MacBook Pro 13 2019(4コア):10分08秒
MacBook Pro 13インチ(1.4GHz)は10分ほどで書き出しできているのに対して、MacBook Air(2020)は22分もの時間がかかっていて(2019/2018)と比較しても3分しか速くなっていないんですよね。
MacBook Air(2020)のCPU(Ice Lake-U)はクロック数が抑えられているので4コアとはいえ負荷のかかる作業は苦手なのかも。ちなみにデュアルコアでも計測してみましたがデュアルコアの方が書き出し速度は速いという結果となりました。
Final Cut Pro Xの動画編集はとくに問題はありません。ただ、10分以上の動画編集で複雑になってくるとレインボーマークが表示されて速度が遅くなることはあります。
ちなみに、4K動画の編集になると無理です。重いです。なので、動画編集することが多いなら素直にMacBook AirよりもMacBook Pro 13インチを選んだ方がいいでしょう。
とはいえ、動画編集自体は2コアのMacBook Airでも十分こなすことができます。以前のMacBook Airと比べても性能が向上していてメインで使うこともできると思うので使い勝手はかなり良くなった印象があります。
バッテリー駆動時間・電池持ち
MacBook Air(2020)はCPUを2コア → 4コアプロセッサにカスタマイズできます。コア数が単純に倍になるということはバッテリー駆動時間も増えます。
ということで、バッテリー駆動時間を実際に計測してみました。Safariでブログ記事を作成したり、Illustrator、Photoshopでブログ用の画像を編集するといった一般的な使い方です。
MacBook Air | |||
世代 | 2020 | 2018 | |
CPU | Core i5 4コア 1.1GHz | Core i3 2コア 1.1GHz | Core i5 2コア 1.6GHz |
バッテリー容量 | 49.9Wh | 49.9Wh | 50.3Wh |
0分 | 100% | 100% | 100% |
0.5時間 | 89% | 96% | 100% |
1時間 | 80% | 91% | 94% |
1.5時間 | 73% | 82% | 88% |
2時間 | 63% | 77% | 81% |
3時間 | 50% | 63% | 65% |
4時間 | 37% | 48% | 49% |
5時間 | 22% | 33% | 34% |
6時間 | 8% | 17% | 18% |
6.5時間 | 0% | 10% | 7% |
7時間 | – | 3% | 0% |
2020年モデルのMacBook Air(Core i5 4コア)は少しだけ電池持ちが悪くなりました。まあ、当然というべきか。
2018年のMacBook Air(Core i5 2コア)はフル充電から7時間くらい(当初は8時間使えたのでバッテリーが劣化)2020年のMacBook Air(Core i5 4コア)は6時間〜6.5時間で電池切れになりました。
- MacBook Air 2020(4コア):6〜6.5時間
- MacBook Air 2020(2コア):7.5時間
- MacBook Air 2018(2コア):7〜8時間
- MacBook Pro 2019(4コア):6〜6.5時間
6時間の電池持ちってMacBook Pro 13インチ(2019・1.4GHz)と同じくらいのバッテリー駆動時間となっています。AirなのにProと同じ電池持ちとなるとどうなんだろ。
デュアルコアモデルに関しては実機が手に入り次第バッテリー駆動時間を調べますが、MacBook Airの取り回しの良さ、電池持ちを重視するのであれば標準のでデュアルコアモデルを選んだ方がいいのかもしれないですね。
本体の充電時間
付属のApple 30W充電アダプタを使って充電時間0%状態から3時間ほどでフル充電できることを確認しました。
- 0分:0%
- 30分:12%
- 60分:25%
- 90分:44%
- 150分:80%
- 120分:100%
MacBook Air(2020)の充電アダプタの出力は30Wなので、サードパーティ製のよりコンパクトな充電アダプタを使うのもいいかもしれませんね。
https://sin-space.com/entry/ankey-pa-d5
内蔵スピーカーの音質が変わった
MacBook Air(2020)はスピーカーグリルの大きさが少しだけ変わっていますね。
で、音質もかなり変化しています。おそらくDolby Atomsに対応したからでしょう。ボーカル域が強調されて音に広がりのあるサウンドに変化しています。
個人的にはMacBook Air(2019/2018)の内蔵スピーカーの音質の方が好き。
MacBook AirのスピーカーはProよりも品質は落ちます。そのスピーカーでDolby Atomsに対応し低音と高音が弱くなってバランスがおかしくなった感があります。
音質は好みの部分があるので何ともいえないところではありますが、内蔵スピーカーで音楽を楽しむことが多いなら一度試聴しておいた方がいいでしょう。
MacBook Air(2020)端末価格
MacBook Air(2020)は最小ストレージが128GB → 256GBになったのに価格が安くなっています。CPUプロセッサを標準構成にしたときの価格は以下のとおりです。
MacBook Air 2020 | MacBook Air 2019 | |
128GB | – | 119,800円 |
256GB | 104,800円 | 139,800円 |
512GB | 124,800円 | 161,800円 |
512GBモデルだと37,000円も安くなります。
もし、クアッドコアにカスタマイズする場合は上記の価格からプラス1万円となります。Core i5(4コア 1.1GHz)、メインメモリを16GBにカスタマイズしするとこうなります。
MacBook Air 2020 | MacBook Air 2019 | |
CPU | Core i5 4コア 1.1GHz | Core i5 2コア 1.6GHz |
RAM | 16GB | 16GB |
128GB | – | 139,800円 |
256GB | 134,800円 | 159,800円 |
512GB | 154,800円 | 181,800円 |
MacBook Airをサブ機として使うなら128GBの容量でも足りるのですが、メイン機としてだと最適でも256GBは欲しいところ。
そんな中で、MacBook Air(2020)は最小構成のモデルでもメインとして使える性能を持ったということになります。
MacBook Air(Intel・2020)レビュー・評価:まとめ
MacBook Air(2020)は基本性能が向上してキーボードが一般的なシザー構造を採用したMagic Keyboardを搭載したスタンダードなMacBookとなっています。
MacBook Air(2020)のメリット
MacBook Air(2020)は第10世代のCoreプロセッサと3,733MHz LPDDR4Xの高速メインメモリを搭載したことで、全体的な動作速度は向上しとても快適に使えるようになっています。
- 旧型より性能が向上して使いやすくなった
- クアッドコアのプロセッサが選べる
- シザー構造キーボードで信頼性が向上した
- Touch IDを搭載している
- 端末価格が104,800円〜と安くなった
資料作成やブログの更新といったテキストベースの作業であれば問題なく使うことができるでしょう。
また、MacBook Air(2020)の最大の魅力は価格の安さでしょう。256GBモデルが104,800円から買えるようになったのはとても大きいですよね。この価格ならプラス20,000円でメインメモリを8GBから16GBに増やして安定性を向上させるのもおすすめです。
MacBook Air(2020)のデメリット
MacBook Air(2020)はシザー構造のキーボードを採用したことで、厚みと重量が少しだけ従来のモデルよりも増しているので「Air」と呼んでいいのか、微妙なところではあります。
- クアッドコアモデルの電池持ちは悪い
- 動画編集は(書き出しが)少し厳しい
- 内蔵スピーカーの音質が悪くなった(個人的に)
- 重量が少しだけ重くなった
また、電池持ちはクアッドコアモデルは少し悪くなっているので、バッテリー駆動時間よりも性能を重視したいならプラス1万円でカスタマイズする価値はあるでしょう。
ただ、クアッドコアモデルを選んだとしてもMacBook Pro 13インチ並みの性能が手に入るわけではないですし、動画編集はやっぱり厳しいです。
普段の作業を少し快適にできるのがMacBook Airのクアッドコアプロセッサといった感じなので、個人的にはサブマシンとして使うならMacBook Air(2020)はデュアルコアプロセッサで十分なのかなと思っています。
デュアルコアプロセッサのCore i3に、メインメモリを8GBから16GBに増設するパターンがおすすめの構成となっています。
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AppleシリコンのM1チップを搭載したMacBook Air(M1)、MacBook Air(M2)が登場したことでこの記事でレビューしたInteiプロセッサを搭載したモデルはMacBook Air 整備済製品で買得ます。
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