写真、動画などの大容量データはいつの間にかパソコンの内蔵ストレージを埋め尽くしてしまうので外付けSSDにデータを保存させたいですよね。
そこで心配なのがSSDの耐久性です。SanDisk Portable SSD E30は高さ2メートルの落下に耐える高耐久SSDで外に持ち運ぶための外付けストレージとして安心して使うことができます。
この記事では、SanDisk Portable SSD E30(SDSSDE30)のデザイン、サイズ、転送速度をレビューしています。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書きました。
- 高さ2mからの落下に耐える耐衝撃性
- コンパクトな外付けSSDストレージ
- 転送速度 520MB/sと十分高速
- フックに掛けられるラバーハングタブ付き
- 価格控えめで大容量モデルも買える
- 防滴防塵には非対応
- USB-C to Aケーブルが付属
SDSSDE30は機能に絞ったエントリーモデルなので費用を抑えたい方にもおすすめの外付けSSDですよ。
この記事の目次
SanDisk Portable SSD E30の特徴
SanDisk Portable SSD E30は持ち手となるラバーハングタグを搭載し最大2メートルの落下に耐えられる耐久性の高い外付けSSDとなっています。
- 容量:480GB / 1TB / 2TB
- 転送速度:520MB/s
- ポート:USB 3.2 Gen 2(Type-C)
- 耐久性:2mの高さからの落下に耐える
- 防滴防塵:非対応
- ラバーハングタブ付き
- サイズ:46.9 × 96.9 × 9.1 mm 40g
- USB-C to Aケーブル付属
- 3年のメーカー保証付き
- 価格:0.9万円〜2.5万円
ストレージ容量は480GB、1TB、2TBから選ぶことができてデータ転送速度は最大520MB/sと速く素早くデータを保存、読み出すことができます。
防水防塵は非対応で外で雨に濡れてしまうようなアクティブに使うなら上位モデルのSanDisk Portable SSD E61、SanDisk Portable SSD E60を選ぶのがいいです。
SanDisk Portable SSD E30は耐久性が高くてコンパクトで軽量で扱いやすい外付けSSDで価格は480GBが0.9万円、1TBが1.4万円、2TBが2.5万円とSanDisk Portable SSDシリーズで手にしやすいモデルです。
SanDisk Portable SSD E30 レビュー
では、SanDisk Portable SSD E30を詳しくレビューしていきます。
筐体デザインとサイズ
SanDisk Portable SSD E30の同梱品はUSB-C to Aケーブルと説明書だけとシンプルです。
筐体はSanDiskのPortable SSDシリーズと同じでブラックを基調に小さい粒加工が施されたデザインとなっていてラバー製の素材を採用しています。
最大2メートルの落下に耐えられる耐衝撃性能を持っているので外に持ち運んで外付けSSDを使うことが多い方におすすめです。
筐体裏側はサラサラとした樹脂素材にSanDiskのロゴが刻印されたものとなっています。
上位モデルのSanDisk Portable SSD E61はゴムっぽい素材で埃が付きやすいですが、E30は一般的な素材を採用し埃が付きやすいことはありません。
筐体サイズは46.9 × 96.9 × 9.1 mmと手のひらサイズで重量は40gと軽くてSanDisk Portable SSDシリーズの中で最も小型軽量化されたモデルになっています。
少しでもコンパクトに軽く外付けSSDを持ち歩くならE61よりもE30の方がいいのかもしれません。
さらに、SanDisk Portable SSD E30の特徴としては本体上部にラバーハングタブを搭載しています。
キーホルダーやフックを取り付けることで持ち運びしやすい外付けSSDとして使うことができそうです。何よりもオレンジ色でアクセントになって可愛いですよね。
防滴防塵に非対応
SanDisk Portable SSD E30は防滴防塵非対応なので水に濡らさないようにしましょう。
上位モデルのE61、E60はIP55に対応しているのでE30もてっきり防滴防塵だと思って水をかけてしまいましたが防滴非対応なので注意してください。
ただ、これくらい水に濡れたとしても壊れてなかったので少し水に濡れてもちゃんと乾かせば問題はなさそうです。
USB-C to Aケーブルが付属している
SanDisk Portable SSD E30はUSB-C to Aケーブルが同梱しており、ケーブルの長さは15cmほどと短く扱いやすいサイズとなっています。
USB-Aポートを搭載しているWindows PCやiMac 27インチ、Mac miniならそのまま接続可能ですが、USB-CポートしかないiMac 24インチやMacBook Airだと変換アダプタが必要となります。
Ankerの変換アダプタはコンパクトで見た目もシンプルです。USB 3.0(最大5Gbps)でデータ通信速度も落ちることがないのでおすすめです。
もっとシンプルに仕上げたいなら変換アダプタを使うよりもUSB-C to Cケーブルを別途購入した方がスマートかもしれません。
USB-Cポートで外付けSSDを使うなら最初からUSB-C to Cケーブルが付いてくるSanDisk Portable SSD E60にした方がいいかもしれません。
SSDの性能・データ転送速度
SanDisk Portable SSD E30は最大520MB/sでデータ転送ができる性能を持っています。MacBook Pro 14インチに接続してデータ転送速度を計測してみました。
- 書き込み速度(Write):381 MB/s
- 読み込み速度(Read):384 MB/s
Disk Speed Testによる転送速度は書き込み、読み込みともに380MB/s前後と一般的な外付けSSDとほぼ同じ速度になっています。
これくらいの速度が出ていればSSDにデータを置いたままファイルを開いて編集は可能で、保存のためのストレージではなく編集スペースとして使うのもいいでしょう。
約24GBのFinal Cut Proの編集データをMacBook Pro 14インチ → SanDisk Portable SSD E30にコピーしてみました。
1分41秒でデータを移動させることができました。上位モデルのE61、E60と比べると少し遅いですが十分使えるデータ転送速度となっています。
あらゆる端末で使える外付けSSD
SanDisk Portable SSD E30は初期状態でexFAXフォーマットされていてWindows、Mac、iOS / iPadOSなどで使うことができます。
もちろん、MacのディスクユーティリティからNTFSフォーマットして使うことも可能です。使う環境に合わせてフォーマットして使うのがいいでしょう。
なお、初期状態のストレージにはファイル暗号化ソフト「サンディスク セキュアアクセス」が同梱されていて128ビットハードウェア暗号化、パスワードロックをかけることもできます。
SanDisk Portable SSD E30 レビュー:まとめ
- 高さ2mからの落下に耐える耐衝撃性
- コンパクトな外付けSSDストレージ
- 転送速度 520MB/sと十分高速
- フックに掛けられるラバーハングタブ付き
- 価格控えめで大容量モデルも買える
- 防滴防塵には非対応
- USB-C to Aケーブルが付属
SanDisk Portable SSD E30のメリット
SanDisk Portable SSD E30は高さ2メートルから落下しても耐えらえる耐久性を持った外付けSSDでタブがあるのでカバンに取り付けるなど盗難防止にも役立つので外でも安心して持ち出せるのはいいですよね。
転送速度は一般的な外付けSSDと同じですが480GB、1TB、2TBの3つのモデルから選べて端末価格も低価格なので手にしやすいのがメリットとも言えます。
SanDisk Portable SSD E30のデメリット
SanDiskの外付けSSDといえば防滴防塵に対応してそうな印象がありますが、エントリーモデルのE30は非対応なので水には濡れないように注意しましょう。
とはいえ、そもそも外付けSSDを水があるところで使う機会が少ないので多くの方はSanDisk Portable SSD E30を選んでおいて問題ないでしょう。
ケーブルは付属しますがUSB-C to AなのでUSB-Cしか搭載していないMacBook AirやiPad Pro 11インチなどで使うには別途ケーブルを準備する必要があります。
SanDisk Portable SSD E30がおすすめな人は
- 耐久性の高い外付けSSDが欲しい
- 水気のあるところでは使う予定がない
- コンパクトな外付けSSDが欲しい
- 大容量SSD(2TB)を低価格で欲しい
外で作業することが多いならSanDisk Portable SSD E30を選ぶメリットは高いです。落としてもデータが吹き飛ぶリスクを抑えることができます。
また、SanDiskのSSDラインナップの中ではE30は低価格で480GBが0.9万円、1TBが1.4万円、2TBが2.5万円となっています。
とくに2TBの大容量ストレージが欲しい方におすすめです。
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