モバイルノートPCのストレージ容量は購入時に選べるので、写真・動画などを扱う場合は大容量モデルを選択すればいいですが、価格がどうしても高くなってしまいますよね。
そこで、外付けSSDを活用しましょう。外付けSSDは価格が以前に比べて安くなってきているので気軽の容量を増やすことができます。
ここでは、BUFFALOの外付けポータブルSSDストレージ・SSD-PGMU3のデザイン・サイズ・性能・使いやすさをレビューしてます。
この記事の目次
BUFFALO SSD-PGMU3 特徴
BUFFALO SSD-PGMU3は240GB、480GB、960GB、1.9TBの4つの容量から選ぶことができる外付けSSDで名刺サイズのコンパクトな外付けSSDです。
ここで紹介しているのはストレージ容量・960GBのSSD-PGM960-U3というモデルとなっています。
- 名刺サイズのポータブルSSD
- 240/480/960GB/1.9TBの4つの容量
- USB 3.2/3.1(Gen2)転送に対応
- PS4/PS4 Proの拡張ストレージに利用可能
- MIL-STD準拠の耐振動・耐衝撃設計
- USB Type-C・Type-Aに対応
- サイズ:95 × 50 × 10.9mm、重量:52g
- 端末価格:960GB → 約13,000円
外付けSSDのBUFFALO SSD-PGMU3は本体サイズが小さくて軽いだけでなく、MIL-STD準拠の耐振動・耐衝撃設計で高さ1.2mから落下でも耐えることができる性能を持った外付けSSDです。
(ただし、保証はされてない。)
外に持ち運ぶことが多いポータブルSSDだからこそ耐振動・耐衝撃に強いのは安心感があります。
なお、USB 3.2(Gen2)と記載されていますが理論上の最大転送速度はUSB 3.1(Gen2)の10Gbpsと同じ。要は呼び方がUSB 3.1 → USB 3.2に変わっただけですね。
BUFFALO SSD-PGMU3 レビュー
パッケージ・付属品
BUFFALO SSD-PGMU3のパッケージは「ザ・バッファロー」となっていて赤色ベースのこれです。バッファローのWi-Fi 6ルーターも同じようなデザインなので分かりやすいですよね。
内容物はSSD-PGMU3本体、説明書、データ転送用のケーブルとなっています。
付属のUSB-CケーブルはUSB 3.2/3.1(Gen2)対応で最大10Gbpsの通信ができるものとなっていてケーブルの長さは20cmほどの長さとなっていてバンドを使えば短く使うこともできます。
USB-Aの変換アダプタが付属しているのでUSB-CだけでなくUSB-Aに対応した旧型のパソコンでも使うことができますね。
なお、USB Type-Aに対応している規格はUSB 3.0(最大5Gbps)なのでネイティブでUSB-C接続するよりも実際の転送速度が少しだけ低下してしまいます。
最大限の性能を発揮したいならUSB-Cポートのあるデバイスで使うのが良いでしょう。
外観デザイン
BUFFALO SSD-PGMU3の本体は樹脂素材の筐体を採用しシンプルなデザインとなっていています。本体カラーはホワイトとブラックの2色から選ぶことができます。
接続ポートはUSB-Cとなっていて、奥まったところに端子があるおかげでUSBコネクターへのストレスを低減。USBコネクタを何回も抜き差ししても耐えることができる構造となっています。
本体サイズはとてもコンパクトで95 × 50 × 10.9mm、重量が52gとかなり軽くなっています。
一般的な名刺のサイズは91 × 55mmなので横幅がかなり狭くなっているのがわかります。幅が狭いので持ち運びもとてもしやすい大きさになっているのかなと思います。
本体の裏側は日本メーカーの悪いところが出ていますね…。
このシールいらないですよね?
完全に剥がしたくなってしまいますが、シールを貼るために筐体に凹みまであるし…。まあ、トラブルがあったときにデータ復旧センターにすぐに電話かけることができるので便利なんですけど、うーん…って感じです。
筐体の素材がマットなプラスチックですが、少しだけチープさはあるかもしれないですね。
とはいえ、シンプルなデザインなのでどのデバイスと組み合わせても悪くはないのかなと思います。ただ、MacBook Pro 13インチのスペースグレイにホワイトカラーはちょっと合わなかったかもしれないですね。
MacBook Airのシルバーとの組み合わせなら合っていたかも。
ケーブルが黒なのでチグハグ感はありますが。ケーブルも白色にしてくれたら統一感があって良かったのですが。
というのも、モバイルバッテリーRAVPower RP-PD186はホワイトモデルを選ぶとケーブルも白になるなど細かい配慮があるんですよ。こういうのって大事だと思うんですよね。(細かい性格でごめんなさい。)
転送速度・性能
BUFFALO SSD-PGMU3はUSB 3.2(Gen2)の10Gbpsの高速通信に対応しています。USB 3.2(Gen2)って聞くと高速通信ができるのかと思ってしまいますがUSB 3.1(Gen2)と速度は同じです。
- USB 3.0:5Gbps
- USB 3.1(Gen1):5Gbps
- USB 3.1(Gen2):10Gbps
- USB 3.2(Gen1):5Gbps
- USB 3.2(Gen2):10Gbps
- USB 3.2(Gen2×2):20Gbps
新規格のUSB 3.2(Gen2×2)に名称を統一するためにUSB 3.1(Gen1/2)が3.2(Gen1)になっただけなので、仕様は全く同じです。BUFFALO SSD-PGMU3の性能・データ転送速度をDisk Speed Testでチェックしてみました。
MacBook Pro 13インチにUSB-C to Cで接続して計測しています。
接続 | 書き込み(Write) | 読み込み(Read) |
---|---|---|
USB-C to C | 455.6MB/s | 507.1MB/s |
USB-C to A | 402.6MB/s | 424.5MB/s |
書き込み、読み込みともに500MB/sほどのデータ転送速度となっていました。これは、バッファローの公称値である530MB/sに近いスコアとなっています。
なお、iMac 27インチでUSB-C to A接続でも速度をチェックしてみたところ、USB 3.0(5Gbps)接続となり上限スピードが落ちたのか少しだけ実際の転送速度が低下しているのが分かります。
まあ、ちょっとした差なので気にしなくてもいいですが、macOSを外付けSSDから起動する場合など特殊な使い方をする方はUSB-C to Cでの接続が好ましいでしょう。
USB-C対応のiPad Proでも使える
USB-Cポートを搭載しているiPad Pro、iPad AirならUSB-C to Cケーブルを使って直接続ができるので、撮影した写真や4K動画のデータをSSDに保存することができます。
iOSはiCloudフォトライブラリを使うことでiPhoneで撮影したデータをiPadでも共有することができますが、写真アプリにある写真・動画を選択して「共有ボタン」→「ファイルに保存」をタップします。
するとファイルアプリが起動して保存先を求められるので「SSD-PGMU3」を選択して「保存」をタップします。
これで写真・動画データが外付けSSDのSSD-PGMU3に保存完了です。
外付けSSDのデータ管理は「ファイルアプリ」で可能となっており、ファイルを作成したり、複製したりとMacのような作業ができるようになりました。
なお、Lightningポート対応のiPhone、iPadで「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を使っても認識してくれないですが、USB-Cポートを搭載しているiPad Pro、iPad Airなら問題なく使うことができます。
PS4 Pro・PS4の外付けドライブとしても使うことができBUFFALOがきちんと動作確認をしています。
PS4 Pro・PS4は通常にHDDを搭載してますが、外付けSSDを使うことでロード時間を大幅に縮小できます。内蔵HDDを換装しなくても外付けSSDを拡張ストレージにすることで手軽に高速化することができますよ。
BUFFALO SSD-PGMU3 レビューのまとめ
BUFFALOのSSD-PGMU3は、USB-C 3.2(Gen2)に対応した名刺サイズコンパクトボディの外付けSSDです。MacBook ProなどのモバイルノートだけでなくiPad Proの外付けSSDとしても使えます。
- 小型サイズで持ち運びしやすい
- iPad Proの外部ストレージとして使える
- USB 3.2(Gen2)接続で最大530MB/sの高速転送
- 端末価格が安いので買いやすい
- 筐体の素材がチープかも
各メーカーから多くの外付けSSDが販売されていますが、バッファローのいいところは他メーカーと比べても少し安いということろです。
- 240GB:5,636円
- 480GB:8,107円
- 960GB:13,087円
- 1.9TB:24,703円
少しでも安く外付けSSDを手に入れたいならBUFFALOのSSD-PGMU3は良い選択肢になるのではないでしょうか。
さらにコンパクトなBuffaloの外付けSSDはこちら
なお、もっと価格の安い外付けSSDを手に入れたいなら標準モデルのSSD-PGU3もあります。1TBの容量で11,491円で買うことができます。
本体サイズが75×11.5×117mmと少しだけ大きくUSB 3.1(Gen1)5Gbpsと転送速度が落ちてしまいますが、ファイルは普通に保存できるので実用性は抜群だと思います。
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SSDストレージにはNVMe接続の高速転送ができるタイプのものがあり、BUFFALO SSD-PH500U3はNVMeタイプとなっています。
データ転送速度が速いので動画データなどファイル容量が大きいものを扱うのに適していますが、価格が高いというデメリットもあります。そこで、M.2 SSDを外付けケースに入れて使うのが安くておすすめですよ。
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