Transcend ESD300 SSD レビュー

AppleのiPhone 15はUSB-Cポートを採用し外付けSSDを直接接続してデータ保存可能になって、さらにiPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Maxなら動画データを外付けSSDに直接記録も出来ます。

まさに、最高画質の動画撮影がしやすい環境を作り出せるようになったわけですね。

この記事ではUSB-Cタイプの外付けSSD・Transcend ESD300 SSDのデザイン・サイズ・転送速度・性能などをレビューしています。

USB-Cケーブルのない直付けタイプならでは機動力の高さを持ち合わせてるのでiPhone 15 ProでProRes Log撮影をするならあると便利なストレージですよ。

Transcend ESD300 SSD メリット
  • USB-Cタイプの小型SSDで小さい
  • iPhone 15 ProのProRes撮影用に使える
  • Mac / Win のパソコン用途にも最適
  • 転送速度が最大 1050 MB/s で高速
  • ストラップを取り付け可能
  • 5年の製品保証がある
Transcend ESD300 SSD デメリット
  • 動画撮影中は本体が熱い(機能に問題ない)
  • キャップを紛失する可能性がある

※ Transcend ESD300 SSDは楽天市場で自腹購入したものをレビューしています。

Transcend ESD300 SSDの特徴

Transcend ESD300 SSD パッケージ
Transcend ESD300 SSD スペック
  • 容量:512GB / 1TB / 2TB
  • 最大読み出し速度:1,050MB/s
  • 最大書き込み速度:950MB/s
  • 初期フォーマット:exFAT
  • コネクタ:USB Type-C
  • 対応OS:Windows、Mac、iOS、Android
  • サイズ:60.1 x 20 x 7.8 mm、重量:9 g 
  • 価格:7,280円(512GB)、11,800円(1TB)、21,800円(2TB)

Transcend ESD300 SSDは重量がたった9g、10円玉2枚分の重さの超小型で軽量なスティック型SSDでUSB-Cポートのみでとにかく無駄のないシンプルなポータブルSSDです。

iPhone 15 Proに接続した状態で4K 60fps ProRes撮影が可能でした。

ただし、メーカー側はProRes撮影に対応していないとしてる点は注意です。実際には4K 60fps ProRes(Log)で30分連続撮影でとくに問題はなかったですが何か不具合が出る可能性はあるのかもしれません。

基本的にTranscend ESD300 SSDはパソコンで使うことを想定したポータブルSSDなのでWin / Macのデータ保存に使うこともできます。

Transcend ESD300 SSD

USB-Cポートを搭載したSSDストレージなので変換アダプタなしで直接接続できるので持ち物を減らせます。

データ転送速度も1,000MB/sと速いので動画など大容量データを素早く移動できるのはとても便利です。

Transcend ESD300 SSD:レビュー

本体サイズはコンパクトでシンプル

Transcend ESD300 SSDはかつてのUSBメモリのようなデザインを採用し、まさにコンパクトなスティックタイプの外付けSSDとなっています。

Transcend ESD300 SSD 本体デザイン

筐体サイズは(60.1 x 20 x 7.8 mm)で重量が9gととにかく小さくて軽いです。このサイズでデータ転送速度が最大1,050MB/sもあることに驚きです。

キャップを外すと端末との接続ポートとしてUSB Type-Cが出てきます。キャップは紛失する可能性あるので注意です。(トイレに落としました。)

ストレージ容量がデカデカと「512GB」と刻印されてるのが少しチープな印象がありますが、アルミっぽい素材で質感はそれなりです。背面側はCEマークなど刻印されたシンプルなデザインとなっています。

Transcend ESD300 SSDはUSB-Cポートのコネクター部分が底上げされてるのでスマホケースを装着したまま使える可能性が高い形状となっています。

例えば、iPhone 15 Pro Maxファインウーブンケースを装着した状態でもコネクター部分が底上げされてることで接続できました。

他社製のスティックタイプのSSDストレージはコネクタと本体がツライチにあるためケース装着したまま使えないものが多いので素晴らしく使いやすい構造をしてます。

ストラップを取り付けられる穴も空いてるので何かに取り付けて持ち運ぶこともできそうです。

SSDストレージも小さくなりましたね。これだけ小さいと紛失リスクがあるのは心配ではありますが、スマートフォンの外付けストレージとして使えるのは大きなメリットです。

とくに、iPhone 15 Proは4K60fps ProResは外付けSSDに接続した状態でないと撮影できないのでケーブルなしで直付けできるスティック型のSSDストレージはとても便利に扱うことができます。

MacBookと接続して使う

Transcend ESD300 SSDをMacBook Airと接続してみました。

Apple純正のUSB-Cケーブルとの併用はギリギリ可能で充電しながらMacBook AirとESD300 SSDの間でデータのやり取りできます。ただし、USB-Cケーブルのヘッド部分が大きいタイプだと併用不可です。

幸いにもMacBook AirはMagSafe3による専用充電ポートがあるので完全に充電しながら使えないことはないですが、モノによっては隣で使う端末のポートと干渉するこがあるので注意は必要となります。

iPhoneと接続して使う

Transcend ESD300 SSDをiPhone 15 Proに接続して使ってみました。

ファイルアプリで確認すると「Transcend」と表示されtしっかり認識しています。

iPhoneで撮影した画像や動画データをESD300 SSDに移動するのには写真アプリを起動して移動させたい写真を選択してかれあ「共有ボタン」をタップします。

「ファイルに保存」をタップしてESD300 SSDの階層を選択した状態で「保存」で移動できます。

iPhone 15 ProはUSB 3.2 Gen 2の高速通信に対応してるので大容量のデータも素早く移動もできます。iPhone 15はUSB 2.0なので速度は少し遅めですが使えないことはないでしょう。

また、ESD300 SSDを接続した状態でカメラアプリを起動してProRes(4K60fps)撮影すると自動的にESD300 SSD側にデータを保存して記録します。

ESD300 SSD 512GBモデルはProRes(4K60fps)を36分録画できるようです。PreRes撮影、データ容量の大食いですね。

とはいえ、Log撮影で高画質に動画を記録できますし、外付けストレージに最初から記録してくれてた方が移動の手間もなくて素材として扱いやすいのではないでしょうか。

ちなみに、動画撮影中にESD300 SSDに触れても接続確率エラーが出ることはなかったです。何回か撮影中にiPhone 15 Proごと落としましたが撮影が途切れることはなかったので意外と頑丈です。

さすがUSB Type Cのポートですね。これがLightningだったらエラーが出てたんじゃないでしょうか。USB-Cポート万歳。

ちなみに、BlackMagic CamもESD300 SSDを認識してくれるので記録先として設定して撮影が可能です。

一般的な4K30fpsなどProRes(4K60fps)撮影でなくてもESD300 SSD側にデータ保存できます。コレはいいですね。iPhoneのストレージ容量が足りない時もBlackMagic Cam + ESD300 SSDで気軽に動画撮影ができます。

データ転送速度と性能

ESD300 SSDはスティックタイプの小型SSDストレージでありながらも公証値で最大読み出し速度1,050MB/s、最大書き込み速度950MB/sの高速タイプのストレージとなっています。

実際にどれくらいの速度が出るのかMacBook Pro 14インチに接続してDisc Speed Testを使って計測しました。

爆速ですね。めっちゃ高速です。

ESD300 SSD 転送速度(実測)
  • 書き込み速度:910MB/s
  • 読み込み速度:931MB/s

コレだけ速度があれば動画編集用データをESD300 SSDに置いたまま作業も可能です。(ただし、スティックタイプは筐体サイズが小さくて発熱しやすいので作業中にデータが落ちる可能性は否定できません。)

5.25GBの動画データを実際に移動してみました。

ESD300 SSD 5GBデータ移動時間(実測)
  • MacBook → ESD300 SSD:7秒30
  • ESD300 SSD → MacBook:8秒10

約5GBのデータを7〜8秒くらいで移動させるコトができます。コレだけ早いとストレスがないので快適に大容量データの移動が可能となるのではないでしょうか。

さらに、iPhone 15 Proでも同じようにデータの移動をしてみました。

ESD300 SSD 5GBデータ移動時間(実測)
  • iPhone 15 Pro → ESD300 SSD:5秒85
  • ESD300 SSD → iPhone 15 Pro:7秒28

iPhone 15 ProからESD300 SSEの書き込みは5〜6秒で完了しました。まさかのMacBook Proよりも速いことに驚きですが、iPhone 15 Proでも大容量のデータ移動が快適になりそうです。

使用時はそれなりに発熱する

Transcend ESD300 SSDはSSDなのにスティック型とほぼSSDチップなので発熱はしやすいです。とはいえ、iPhone 15 ProのProRes(4K60fps)を30分連続撮影しても落ちることはなかったです。

気温は25°くらいで真夏日ではないですが普段使いにおいては普通に使うことができそうです。ちなみに、動画撮影30分経過時に本体の発熱を計測してみたところ…

Max52.7℃となっていました。筐体全てがほぼ同じ温度です。まあまあ熱いです。触らなければ問題ないですが動画撮影用に使うと製品寿命は短くなる気がします。

だから、メーカー側はiPhone 15 ProのProRes撮影は対応してないとしてるのでしょうか。あくまで自己責任で使うことになりそうですが、使った感じとしては問題なく撮影は可能です。

Transcend ESD300 SSDがおすすめな人は

Transcend ESD300 SSDはスティック型のUSB Type-Cポートを搭載したSSDストレージです。

容量は512GB、1TB、2TBから選べるので小さいのにしっかり使える外付けSSDでなによりもデータ転送速度が1GB/s前後あるので大容量データも快適に移動できるので快適です。

では、どんな人がTranscend ESD300 SSDがおすすめなのかまとめます。

Transcend ESD300 SSD おすすめな人は
  • 大容量のスティックストレージが欲しい
  • 高速タイプの外付けSSDが欲しい
  • スマホの動画データを気軽に保存したい
  • iPhone 15 Proで動画を直接記録したい(自己責任)

スマホで動画撮影をする機会が増えてますが、内蔵ストレージを多いスマホは価格が高いので内臓ストレージを抑えながら外付けストレージで対応したい方にESD300 SSDはおすすめです。

個人的にはiPhone 15 Proの直接記録用の外部ストレージとして使おうかなと思っています。今までは内蔵ストレージの容量を気にして撮影してましたがESD300 SSDがあれば気にすることなくガンガン撮影できます。

Amazonで512GBモデルが7,280円、1TBモデルが11,800円、2TBモデルが21,800円で購入可能です。

時期によってはクーポンが発行されてるのでもっと安く買えます。(2023年10月24日現在もクーポンあります。)

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