この記事ではApple純正のMagSafeデュアル充電パッド(MagSafe Duo Charger)をレビューしています。
次々とMagSafeに対応した充電器が発売されてますがiPhoneとApple Watchを同時充電できるApple純正のMagSafeデュアル充電器が発売しました。
MagSafe対応のiPhone 14、iPhone 13、iPhone 12とApple Watchを同時に充電できるワイヤレス充電器で、折りたたんで持ち運びもしやすく旅行に最適なアダプタです。
いつも旅行や出張に行く時は必ずMagSafeデュアル充電パッドを持っていくのですが、ホントに便利ですね。
iPhone 14 Proを充電しながらApple Watch 8を同時充電できるのでコンセントが少ないホテルでもちゃんと充電できます。
ということで、MagSafeデュアル充電器のデザイン、サイズ、充電速度をレビューしていきます。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いてるので参考にしてみてください!
この記事の目次
MagSafeデュアル充電パッドの特徴
- MagSafe・Qi・Apple Watch ワイヤレス充電器
- iPhone 14 / 13 / 12とApple Watchを同時充電
- 質感が高くて手にすると欲しくなる
- 手のひらサイズでどこにても持ち出しができる
- 20W USB-C電源アダプタで最大11Wの充電に対応
- 27W USB-C電源アダプタで最大14Wの充電に対応
- 端末価格が20,380円と少し高め
MagSafeデュアル充電器はMagSafe対応端末とApple Watchのワイヤレス充電に対応iPhoneとApple Watchを同時に急速充電できます。
どちらの端末を持っているならMagSafeデュアル充電器を導入することで充電環境を1つにまとめることができます。
折り畳むことでコンパクトにすることができるので、外に持ち出して使うのにも適しています。出張や旅行をすることが多い方は1台持っておくことで充電器を少なくして荷物を減らすことができます。
iPhoneとApple Watchは純正のApple 20W USB-C電源アダプタがあれば充電できるので、MagSafeデュアル充電器は必ずしも必要なものではありません。
しかし、筐体の質感が高いので一度手にしてしまうとついつい買いたくなるそんなワイヤレス充電器です。泊まりがけの出張が多いなら1台持っておいて損はないと感じます。
MagSafeデュアル充電器 レビュー
質感の高いデザイン
MagSafeデュアル充電器は左型の大きな充電パッドにiPhoneを、右側の小さな充電パッドにApple Watchを充電するスタイルとなっていて、このような左右見開き状態にして使う充電器となっています。
筐体の素材は柔らかいシリコン素材となっています。iPhone向けのシリコンケースよりも質感が高いので触り心地はとても良くなっています。ゴミもそんなに付かない印象があります。
ただ、長く使うことによって汚れが目立たないかが少し気になるところではありますね。
左側にiPhoneを充電するための充電パッドを搭載しています。磁石を内蔵しているのでMagSafeに対応iPhoneばらカチッとくっ付いて正確に充電可能です。
MagSafe対応端末だけでなくQiに対応したデバイスも充電できるのでスマホだけでなくQiに対応したワイヤレスイヤホンなどもこの一台で充電することができます。
充電パッドの大きさはシングルタイプのMagSafe充電器と全く同じとなっていますね。
シングルタイプのMagSafe充電器はとてもコンパクトで使いやすいのですが、ケーブルが意外と嵩張るので持ち運びにはあまり向いていない感じがします。
しかし、MagSafeデュアル充電器ならUSB-C to Lightningの単体ケーブルを接続して使うスタイルなので短いケーブルにして持ち運びに最適化できるのがいいですよね。
本体右側にはApple Watchの充電パッドを搭載しています。
充電パッドの作りに関してはiPhone側、Apple Watch側のどちらも純正の充電器と同じ作りとなっており質感が高いので安心して使うことができるでしょう。
Apple Watchの充電パッドは引っ張り出す(反対側から指で押し出す)ことで横向きにしてApple Watchを充電できます。
角度も自由に調整できるので好みに合わせてApple Watchの時計が見やすい位置に調整可能です。ちなみに、Apple Watch専用パッドですがApple Watchの充電パッドに対応しているAirPods Proなら充電可能です。
iPhoneとApple Watchを同時充電するとこのようなスタイルとなります。Apple Watchは立てて充電できるのでナイトスタンドーモードにして時計としても使うこともできます。
ループ系のバンドだと充電パッドを立てて充電することになりますが、スポーツバンドなど左右が繋がってないバンドであれば充電パッドを寝かせた状態で充電できます。
端末を寝かせて充電をしたいときに便利です。さらに、充電パッドを360度回転させることで…
Apple Watchは充電せずにiPhoneだけを充電するときにスペースを節約しながら充電ができます。
狭いスペースでApple Watchも充電したい…となったらiPhoneをひっくり返すことで…
Apple Watchも同時に充電できます。
充電中はiPhoneが使えなくなるので現実的ではないですが、電池がキレそうでヤバい!って時はこのようにして充電できるの何かと便利ではないでしょうか。
持ち運びしやすいサイズ感
MagSafeデュアル充電パッドの本体サイズは折り畳んだ状態で(79 × 74 × 14mm)で重量は(132g)です。
充電器を開いた状態で手のひらよりも少し大きい(260 × 74 × 14mm)くらいの大きさとなっています。
さらに、真ん中を境にして360度回転させることで観音扉のように折りたたむことができる構造で持ち運びがしやすいスタイルとなっています。
折りたたむととてもコンパクトで持ち運びがしやすいスタイルになるのでとてもいいですね。
この大きさであればジャケットのポケットの中に放り込んで持ち出しできます。
充電器とケーブルは別で持ってく必要はありますが短めのUSB-C to Lightningで荷物を減らすことは確実にできるのではないでしょうか。
モデル | MagSafeデュアル充電器 | 有線の場合 |
---|---|---|
iPhone | MagSafeデュアル充電器、USB-C to Lightning、充電器 | USB-C to Lightning、充電器 |
Apple Watch | Apple Watch 充電器、USB-C to Lightning | |
荷物の数 | 3つ | 4つ |
ケーブルが2本から1本になるだけでも荷物がスッキリするので、旅行や出張が多い方でiPhoneとApple Watchを使っている方はMagSafeデュアル充電器を選ぶことで荷物を減らすことができそうです。
充電器と出力の条件について
MagSafeデュアル充電器はUSB-C to Lightningケーブルは付属していますが、充電器は同梱していません。
すでにiPhoneを充電するための電源アダプタを持っているならそれを代用できるので問題ありません。ただ、別の部屋で使ったり電源アダプタを持ってない方は購入しましょう。
MagSafeデュアル充電器の出力は条件で異なってます。
- 20W USB-C電源アダプタ:最大11W
- 27W以上のUSB-C電源アダプタ:最大14W
iPadにも同梱されているApple純正の20W USB-C電源アダプタで最大11W、27W以上の電源アダプタで最大14Wで充電が可能となります。
この数値はiPhoneとApple Watchを同時充電したトータルでの出力なのか、iPhoneのみ出力なのか不明ですが、MagSafe充電器よりiPhoneの充電速度は遅くなります。
USB-Cケーブルを電源アダプタ側に接続した状態でLightningケーブルをMagSafeデュアル充電器の背後側にあるポートに接続します。
これでiPhoneとApple Watchを同時に充電する環境が整いました。
充電速度を比較
では、MagSafeデュアル充電器を使ってiPhoneとApple Watchを充電し実際にどれくらいの速度でフル充電できるのか計測してみました。
端末によっても若干速度が変わってくると思うのであくまで目安、参考としてください。
充電はApple純正の20W USB-C 電源アダプタ、30W出力のAUKEY PA-Y19を使って速度を計測しています。さらに、シングルタイプのMagSafe充電器を使った場合の充電速度も計測しております。
モデル | MagSafeデュアル充電器 | MagSafe充電器 | |||
---|---|---|---|---|---|
充電器 | 30W(AUKEY) | 20W(Apple) | 20W(Apple) | ||
端末 | iPhone | Watch | iPhone | Watch | iPhone |
0分 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
30分 | 27% | 35% | 25% | 29% | 31% |
60分 | 49% | 66% | 57% | 58% | 50% |
90分 | 70% | 85% | 78% | 75% | 70% |
120分 | 91% | 99% | 99% | 95% | 89% |
MagSafe充電器は最大15W出力で充電ができますが、最大11W出力の20W充電器とMagSafeデュアル充電器の組み合わせの方がiPhone 12を素早く充電できてしまいました。
また、30Wの充電器を使うよりもApple純正の20W USB-C電源アダプタを使った方が充電速度は速いようです。
これが、たまたまなのかどうなのかは不明ですが、結論としては20W出力以上の電源アダプタを使えば充電速度はどれもそう違いはないでしょう。無理して27W以上の電源アダプタを手にする必要はありません。
ただし、サードパーティ製の電源アダプタを使う場合は30W以上の出力のものを選ぶのがいいです。
感覚として、サードパーティ製の電源アダプタよりもApple純正の電源アダプタの方が安定した出力になっていて充電速度が速いように感じます。
いずれにしてもiPhoneとApple Watchを同時充電してもMagSafeデュアル充電器とほぼ同じ充電時間でiPhone 12のバッテリーを補給できてしまうのは素晴らしい。
MagSafeデュアル充電パッド レビュー:まとめ
MagSafeデュアル充電器はMagSafe対応のiPhone 13、12シリーズとApple Watchを同時にワイヤレス充電することができる充電ステーションです。
MagSafeデュアル充電器のメリット
20W USB-C電源アダプタを使うことで最大11W出力で充電することができ、iPhoneとApple Watchを2〜3時間ほどでフル充電できる性能を持っています。
- iPhoneとApple Watchを同時充電できる
- 充電速度が速いので素早く充電可能
- 端末サイズが持ち運びしやすい大きさ
- 旅行に持ってくには最適な充電器
- アダプタの質感がとても良い
折りたたむことで持ち運びしやすいサイズにすることができるので旅行や出張が多い方で荷物を減らしたいという方におすすめのワイヤレス充電となっています。
据え置きで使いたいという場合もMagSafe充電器よりも本体重量が重いのでしっかり設置することができていいと思います。MagSafe充電器は聴診器みたいで置き場所が定まらないのがイマイチなところだったので。
MagSafeデュアル充電器のデメリット
MagSafeデュアル充電器の本体カラーはホワイトのみです。もう少しカラーバリエーションがあったらよかったのになぁと感じますね。
- 本体カラーがホワイトのみ
- 長く使うと白色が色褪せする
- 端末価格がちょっと高い
白色はシンプルでいいのですが使っていくうちに汚れてしまうのが気になるところです。充電パッド部分はキレイですが周辺のシリコン部分がかなり黄ばみが出てしまっています。
やはり白は汚れやすいかもしれませんね。それ以上に便利なので旅行の際は絶対に持っていきますが。
なお、iPhoneとApple Watchは電源アダプタは別で買う必要がありますが充電ケーブルと充電パッドが付属するので充電器を手に入れれば基本的に追加費用なしで使えます。
そんな中でMagSafeデュアル充電器は20,380円とかなり高額。この金額を支払ってまで本当にこの充電器が必要かどうか。信仰心が試されているのです。さあ。
→ Apple MagSafe充電器を詳しく見る
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