ワイヤレススピーカーはコンパクトなものが多いですが、音質がイマイチ…ってなることもありますが、AnkerのSoundcore Motion+はワイヤレススピーカーでは珍しく高音・低音のスピーカーを搭載した高音質モデルです。
このサイズとしては驚くほど音質が良い音が鳴る高音質スピーカーとなっています。
この記事では、ワイヤレススピーカーのAnker Soundcore Motion+の外観デザイン、スペック、音質をレビューしています。実際使ってどうなのかメリット・デメリットも書いているので安くて高音質なワイヤレススピーカーが欲しい方はぜひ。
- 2ウェイスピーカーを搭載している
- 低音から高音まで迫力のサウンドを楽しめる
- aptXに対応しハイレゾ高音質サウンドを楽しめる
- ステレオペアリングに対応し拡張できる
- イコライザーで自分好みのサウンドに
- IPX7の防水でお風呂に入りながら使える
- 最大12時間の音楽再生ができる
- モバイルバッテリーにならない
この記事の目次
Anker Soundcore Motion+ レビュー
- 超高周波ツイーター + ネオジウムウーファー
- パッシブラジエーターを搭載
- 最大30Wの出力で迫力のサウンドを楽しめる
- aptXに対応しAndroidからの音質が良い
- ワイヤレスステレオペアリングに対応している
- Soundcoreアプリでイコライザー調整できる
- IPX7(水深1m30分)防水で濡れても使える
- 最大12時間の音楽再生可能(6700mAh)
- 価格:9,999円
Anker Soundcore Motion+は4つの高性能ドライバー(スピーカー)とパッシブラジエーターを搭載し30Wの高出力再生ができるワイヤレススピーカーです。
しかも、USB-CポートやIPX7の防水にも対応している優れもの。
価格は10,999円と他のSoundCoreのスピーカーと比べると高めですが、BOSEよりも安い価格設定で 「安くて音質の良いワイヤレススピーカーが欲しい…」という方にはおすすめですよ。
やっぱり、高音と低音の専用スピーカーを搭載しているので、SoundCoreの安いモデルと比較するとビックリするくらい音質がいいですね。
Anker Soundcore Motion+は50Hz〜40kHzの周波数帯域に対応していて、専用のデジタルプロセッサーを搭載し、3.5mmオーディオジャックでハイレゾ音声の再生もできます。
では、Anker Soundcore Motion+を詳しくみていきたいと思います。
本体の外観デザイン
パッケージ・付属品
Soundcore Motion+のパッケージはSoundCoreブランドの統一カラーのブルーを基調とし、ツイーターとウーファー、パッシブラジエーターを搭載し「音がいいんだよ〜」と主張したデザインとなっています。
付属品は「Happy?」を始め、説明書とケーブル類となっています。
Soundcore Motion+はUSB-Cポートに対応しているのですが、USB-A to Cケーブルが付属していますね。
なので、USB-Aに対応した充電アダプタを使ってSoundcore Motion+を充電することができます。オーディオジャックが付属しているのは何気に嬉しかったりします。最近は付属していることが少ないので。
オーディオらしいスタイルで格好良い
Soundcore Motion+のデザインは個人的には大当たり。カッコイイです。
昔のラジカセみたい(いつの時代だよ)に穴あきのメッシュスタイルのスピーカーグリルでスピーカーを保護されていて、中のスピーカーがうっすらと見えます。
スピーカーが見えるのって音良さそうでイイですよね。実際に音質も迫力あるサウンドを楽しめるので見た目の期待を裏切ることはないでしょう。
Soundcore Motion+の本体サイズは約257 x 79 x 81 mm(1,050g)となっています。
片手で持つことができるサイズ感ですが、SoundCore 2やSoundCore boostなどと比べると一回り大きいサイズになっていることがわかります。
並べて比較するとSoundcore Motion+ってまあまあ大きいですね。
操作パネルと電源ボタン
操作パネルは本体上部にあり、右からBluetoothペアリング、音量ボタン(上)、SoundCoreボタン、音量ボタン(下)、BassUp(低音増強)ボタンとなっています。
SoundCoreボタンは音楽の再生、一時停止、スキップなどができるボタンとなっています。
- 再生・一時停止:1回押す
- 次の曲に:2回押す
- 前の曲に:3回押す
最初、このボタンにあることに気付かなくて操作方法がわかりませんでした(笑)まあ、基本的にスマホから音楽操作するので、必要性は低いボタンといってイイかもしれません。
操作パネルはマット調のスベスベなシリコン素材となっています。ちょっと汚れやすいかも…。まあ、Soundcore Motion+は濡らしても大丈夫なのでお風呂の中に入れて洗ってしまえばそんなもんです。
電源ボタンは本体右側にあります。正直、ちょっと押しにくい。慣れれば問題ないのかもしれませんが本体上部に大きめなボタンで搭載してあれば使いやすかったのにな。
電源ボタンの下に蓋があるので、ここを開くと充電用の USB-Cポートと3.5mmオーディオジャック(AUX)があります。
ワイヤレススピーカーやイヤホンはマイクロUSBが採用されていることが多いですが、Soundcore Motion+の充電ポートはUSB-Cを採用しています。USB-Cは最近のスマホに採用が進んでいるケーブルなので共用できるは嬉しいですよね。
付属のケーブルはUSB-C to Aですが、USB-C to Cを使えばUSB-C対応の充電アダプタを使ってSoundcore Motion+を充電できます。充電は5A-2Vの10Wで4時間でフル充電することができます。
ちなみに、SoundCore Boostはモバイルバッテリーとしても使うことができましたがSoundcore Motion+は非対応となっています。
ペアリングは簡単!2台接続もできる!
Soundcore Motion+とスマホとのペアリングはiPhoneなどのスマホのBluetooth接続から簡単にすることができます。
一度、ペアリングをしてしまえばSoundcore Motion+の電源を入れれば自動的に接続してくれます。
また、Soundcore Motion+がもう一台あれば2台接続も可能となっています。このタイプのワイヤレススピーカーは左右のスピーカーが近いので1台だと音の広がるを楽しむことができませんが、2台接続をすれば大迫力のステレオサウンドを堪能することができます。
- Bluetoothボタンを2台同時に1回押して青色点滅状態に
- Bluetoothボタンを2台同時に約2秒間押して白色点滅状態に
- 一方のBluetoothボタンを1回押して青色点滅状態に
- ペアリングする機器の設定画面より「Soundcore Motion+」を選択
- 一方のBluetoothボタンが青色に点灯、もう一方が白色に点灯でTWS接続完了
凄く面倒くさそうですが、2回目以降は自動的にペアリングしてくれるみたいなので、日々の使用においてはBose SoundLink Revolveよりも使い勝手はいいのかもしれません。2台目欲しいな…。
Soundcore Motion+の音質評価
迫力のサウンドを楽しめる
Soundcore Motion+は 超高周波ツイーター とネオジウムウーファーの2ウェイスピーカーに背後にパッシブラジエーターを搭載しており、最大出力も30Wとなっていて迫力のサウンドを楽しめます。
- ツイーター + ネオジウムウーファーの2ウェイスピーカー
- 周波数帯域50Hz〜40kHzでハイレゾ再生に対応
- 2つのパッシブラジエーター(低音増強機構)
- aptX接続に対応( Android)
- BassUpテクノロジーで迫力の低音サウンド
実際の音質ですが、Soundcore Motion+は2ウェイスピーカーシステムなだけあってかなり良いです。30Wの高出力タイプのスピーカーなので、低音から高音まで無理なくクリアなサウンドを楽しむことができます。
今って1万円くらいのスピーカーでもこれだけの音質を再生してしまうんですね。ちょっと驚いてしまいました。
Soundcore Motion+はアプリなしでも本体上部にある「BassUp」ボタンを押すことで低音を増強できるので、音量を小さくして音楽を聴いてもビートの効いたサウンドを楽しめると思います。
基本は「BassUp」をONにした状態でいいと思いますが、壁際に本体を置いて聴くと背後にあるパッシブラジエーターの影響で低音が強くなりがちなので、場合によってはOFFにした方がいいかもです。
イコライザーで自分好みの音質に
また、SoundCoreアプリをスマホにインストールすることで、BassUpだけでなく別の音質に変更することもできます。
また、イコライザーを細かく調整もできます。
かなり細かく音質を調整できるので、環境にあった自分好みの音質を作り出すことができると思います。
ハイレゾ音声にも対応してる
オーディオジャックとハイレゾ対応端末を接続してハイレゾ音声の再生も可能ですが、正直なところ、このレベルのスピーカーでは差を感じることはできないかも。
(そもそも、オーディオジャックからの入力はホワイトノイズが多く音質があまり良くない印象。やはり、ワイヤレスでの再生に調整されている感じがします。)
実際に同じ楽曲でAACとFLACで聴き比べしましたが「ん〜??」って感じです。やっぱり、ハイレゾ音声はヘッドフォンか高級オーディオしか違いを判別することはできないのかも。
(試した端末が圧縮音源をハイレゾ並の音質に変換してくれるXperia 1だったから…という可能性はあります。)
Soundcore Motion+の音質を独断と偏見で評価するとこんな感じでしょうか。
まだスピーカーのエージングが終わっていないので、音が少し固い感じがますが少しずつ音が馴染んできた感じがするので、音質はこれからもっと向上していくと思います。
これからの成長(?)が楽しみ。
動画と映像の遅延は少ない
Soundcowre Motion+はBluetooth 5.0に対応していて接続の安定性は高くなっています。
動画と音声の遅延もほとんどないので、YouTubeや映画コンテンツをSoundcowre Motion+で十分楽しむことができるでしょう。
2台接続で映画を観たら、けっこうな迫力サウンドを楽しめそうですよね。
IPX7防水でお風呂の中でも使える
Soundcore Motion+は IPX7(深水1メートルに30分耐えられる)の防水に対応しています。
風呂場で音楽流しながらシャワーにかけても壊れなかったです。(まあ、そうだよね。)
直接お湯をかけると故障の原因になる可能性はあると思いますが、普通に風呂場Soundcowre Motion+を持ち込んで音楽を聴くくらいなら全く問題ないでしょう。
水に濡れたらタオルで拭いておけば問題なさそうです。スピーカーグリルの中に入ってしまった水はどうにもなりませんが。
Soundcore Motion+ レビュー:まとめ
Soundcore Motion+のメリット
- 2ウェイスピーカーを搭載している
- 低音から高音まで迫力のサウンドを楽しめる
- aptXに対応しハイレゾ高音質サウンドを楽しめる
- ステレオペアリングに対応し拡張できる
- イコライザーで自分好みのサウンドに
- IPX7の防水でお風呂に入りながら使える
- 最大12時間の音楽再生ができる
Soundcore Motion+はツイーター + ウーファーの2ウェイのワイヤレススピーカーなので、下位モデルのSoundcore 2やSoundCore boostと比較すると音質がいいので音楽が楽しくなります。
また、IPX7の防水性能に対応しているのでお風呂に置いて音楽を楽しめるのもいいですよね。バッテリーライフも長めなのでとても扱いやすいスピーカーです。
Soundcore Motion+のデメリット
- モバイルバッテリーにならない
Soundcore Motion+のデメリットは少ないのですが、強いて言うならモバイルバッテリー機能は搭載していないところでしょうか。
外でスマホの充電器としては使うことができません。
ちなみに、SoundCore Pro+というモデルもあるのでスペックを比較しておきましょう。(現在は店頭販売のみ)
Soundcore Motion+ | Soundcore Pro+ | |
スピーカー | ツイーター + ウーファー + パッシブラジエーター | ツイーター + ウーファー |
最大出力 | 30W | 25W |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
高音質技術 | aptX、ハイレゾ対応 | – |
防水性能 | IPX7 | IPX4 |
連続再生時間 | 12時間 | 18時間 |
モバイルバッテリーとして | 使えない | 使える |
サイズ | 257 x 79 x 81mm | 204 x 72 x 69 |
重量 | 1050g | 760g |
価格 | 9,999円 | 9,980円 |
同じ価格帯で音質に関してはSoundCore Motion+のほうが上なでしょう。ただ、SoundCore Pro+は連続再生時間が長かったり、モバイルバッテリーバッテリーとして使えます。
普通にスピーカーとして使うならSoundCore Motion+がおすすめです。
→ Soundcore 3、Soundcore Mini3はこちら
→ Soundcore 2はこちら
anker soundcore boostの鳴り方と言うか高音出なくて低音強い音作りが好きなんですがboostよりクリアに聞こえて高音質Bluetoothスピーカー買うならbose以外なら何がいいでしょうか?