SoundCore Liberty AirはZoloブランドからSoundCoreブランドに統合し従来のデザインを刷新してAirPodsのようなスティック型のワイヤレスイヤホンです。
従来の耳にはめ込むタイプのZolo Libertyよりも密閉感もなく付け心地が軽いので製品名の「Air」という名称に間違いはないようです。
ここではワイヤレスイヤホン SoundCore Liberty Airの装着感・音質・使い勝手についてレビューしています。Zolo Liberty、AirPodsとの比較しているので参考にどうぞ!
この記事の目次
ワイヤレスイヤホン SoundCore Liberty Air レビュー
SoundCore Liberty AirはAnkerのワイヤレススピーカーのブランドSoundCoreに統合されたワイヤレスイヤホンです。
従来のZoloブランドのワイヤレスイヤホンは耳にねじ込むタイプでしたがSoundCore Liberty AirはAirPodsのような垂れ下がりタイプとなっています。
なお、SoundCore Liberty Airは2019年に第2世代モデルにブラッシュアップしていて従来の振動板より35%軽量化したグラフェン採用ドライバーを採用し音質が向上、連続再生時間は5時間 → 7時間に伸びています。
- スティックタイプカナル型で密閉度のあるイヤホン
- ドライバーにグラフェン振動板を採用し高音質
- ノイズリダクション対応のマイクを2つ内蔵している
- IPX5の防水・防汗仕様で雨の中の運動にも使える
- PUSH AND GOで接続が簡単
- タッチパッドで操作ができる
- 一度の充電で5時間の連続再生(第1世代)
- ケースとの併用で20時間再生(第1世代)
- 一度の充電で7時間の連続再生(第2世代)
- ケースとの併用で28時間再生(第2世代)
また、価格が7,999円でしたが第2世代になって6,999円に値下げされてさらに買い求めやすくなっていますよ。
もっと音質の良いモデルが欲しいならSoundcore Liberty 2 Pro、Liberty 4、Life P3という選択肢もあります。
SoundCore Liberty Air 本体と充電ケース
パッケージと付属品
SoundCore Liberty Airは青色ベースのパッケージとなっています。ZoloブランドのLibertyは黄色ベースでしたがワイヤレススピーカーのSoundCoreシリーズと同じカラーに統一されたようですね。
蓋は従来のものと同じようにマグネットで留まっているのでパカっと開くことで開封することができます。SoundCore Liberty AirもZoroシリーズと同じように透明のカバー付きになっていますね。
SoundCore Liberty Airの付属品は説明書、イヤーチップ、充電ケーブル(USB A-MicroB)となっています。
Zoloシリーズの充電ケーブルは黄色の耐久性が高そうなUSBケーブルが採用されていましたがSoundCore Liberty Airはいたって普通のケーブルになってしまいました。まあ、充電ケーブルはスマホで使っているケーブルと併用することが多いので付属ケーブルにこだわっても仕方ないという判断なのでしょうか。
SoundCore Liberty Air 充電ケース
SoundCore Liberty Airの充電ケースはSoundCoreのロゴが刻印されたコンパクトサイズのものとなっています。
イヤホン本体はこんな感じで入れることができます。縦に長いイヤホンなので高さはありますが幅が小さくなっているので持ち運びはしやすいのではないでしょうか。
充電ケースにはバッテリー残量を示してくれるLEDインジゲーターが搭載されているので、あとどれくらい使うことができるか判断することが可能となっています。
- ○●●(点滅):30%
- ○○●(点滅):30-70%
- ○○○(点滅):70%
- ○○○:100%
SoundCore Liberty Airはイヤホン単体で5時間のバッテリー駆動時間となっていますが、ケースと組み合わせで最大20時間ほど使うことが可能となっています。
Zolo Libertyと比べるとトータルの時間は24時間から少なくなっていますが、イヤホン単体の駆動時間は3.5時間から5時間と長くなっているので使い勝手は向上していますね。トータルの時間よりも充電しなくても長く使えた方が利便性は高いですしね。
ケースの充電はUSBケーブルが同梱されていますが、電源アダプタが同梱されていないのでスマホの充電アダプタを併用することになります。
ちなみに、1A/5Vの充電アダプタが推奨されているのでiPad Proなど高出力タイプの電源アダプタを使うのは辞めておいたほうがいいと思います。
SoundCore Liberty Air 本体
SoundCore Liberty Airはイヤーチップをドライバーに取り付けて耳に装着するカナル型のイヤホンとなっており密着感、遮音性が高いのが特徴となってます。
AirPodsと同じようなうどん型のイヤホンとなっていて本体下にニョキッと取っ手が伸びています。
なので、耳にフィットさせるタイプのZolo Libertyと比べて耳に装着した時の重量感は非常に軽くなっています。また、カナル型のイヤホンとはいえ耳への密着感はZolo Liberty よりもないので圧迫感がなく疲れにくいのかなと感じます。
SoundCore Liberty Airは4種類のサイズ(S/M/L/XL)のイヤーチップから自分の耳に合うサイズから選ぶことができます。
イヤーチップは上に引っ張るだけで取り外すことができます。
カナル型のイヤホンはイヤーチップのサイズが耳に合っていないと低音が全く出ないので耳にイヤホンを入れて音楽を再生してみてください。
低音が小さく高音ばかり鳴っている場合はイヤーチップのサイズが小さいので大きめのサイズに変更をすることで低音がしっかり鳴るようになります。
僕の耳は標準のサイズだと全然合わず一番大きいサイズに変更したらちゃんとした音を再生させることができました。
SoundCore Liberty Airの使い勝手と使いやすさ
PUSH AND GOでかんたん接続
SoundCore Liberty Airはケースから取り出すだけでペアリングモードに切り替わるので、iPhoneやAndroidスマホのBluetooth設定画面を開いてタップするだけで簡単にペアリングをすることができます。
SoundCore Liberty Airは最初にスマホとペアリングしておけばケースから取り出すだけで自動接続してくれるPUSH AND GO機能に対応しています。
取り出すだけですぐに使うことができるので使い勝手はとても良いですが、たまに片耳がけ音が聞こえないことがあります。
そんな時はケースに戻して接続をリセットして再び取り出すことでちゃんと接続できるので問題ではないです。
タッチパッドの操作方法
SoundCore Liberty Airはイヤホン本体の背面部分にタッチパッドが内蔵されていて指で軽くタッチすることで操作できるようになっています。
- 再生・停止・受話・終話:右側のタッチパッドを2回タップする
- 次の曲にスキップする:右側のタッチパッドを2秒間タップする
- 前の曲に戻る:左側のタッチパッドを2秒間タップする
- Siriなど音声アシスタントの起動:左側のタッチパッドを2回タップする
- 通話拒否・通話切り替え:右側のタッチパッドを2秒間タップする
イヤホンの音量はペアリングしているデバイスから調整する必要がありますが、SoundCore Liberty AirはSiriなどの音声アシスタントの起動もタッチパッドからできるのでスマホを触ることなく音量を調整することもできるでしょう。
Zoloシリーズのイヤホンは物理ボタンでしたが、SoundCore Liberty Airはタッチパッドを採用したことでスッキリとしたデザインになっていますが、個人的にはこのタッチパッドは少し使いにくいです。
イヤホンが耳で少しズレた時に直そうとした時にタッチパッドを長押ししてしまって誤動作してしまうことがあるんですよね。
AirPodsは長押しでの機能割り当てがないのでこのような誤動作が起きることはありませんが、SoundCore Liberty Airはタップだけでなく長く触っていると動作する機能があり慣れるまで誤動作を引き起こしてしまうのかなと思います。
付け心地はかなり良い
SoundCore Liberty Airは耳に装着する部分が小さいので耳に付けた時の圧迫感がほとんどないので、耳深くまでドライバー部分が伸びているカナル型のイヤホンにしては付け心地はとても軽快で良いです。
Airという名称が付けられているだけあって軽くていい感じです。
Zolo Libertyと比べて密着感が弱いので耳から外れてしまわないのか心配になりますが、フィット感も良いのでSoundCore Liberty Airを付けたままランニングしてもズレることもなく快適に運動することが可能となっています。
また、SoundCore Liberty Airが交換できるのはイヤーチップのみでZolo Libertyシリーズのようにジャケットのサイズを気にする必要がないのも良い点ですね。Zoloのイヤホンは耳に合わせるまでが結構大変だったりするんですよね。
SoundCore Liberty Air 音質の評価
SoundCore Liberty Airは6.0mmのドライバーが搭載しており、振動板はフラフェンでコートされたものになっています。グラフェンはダイヤモンドよりも硬い素材で正確な振動を生み出すことができることから高音質を実現しているそうです。
実際のSoundCore Liberty Airの音質についてですがかなり良いです。
Zolo Libertyよりも低音は強くはありませんが中音域の音圧が少し高めで高音のシャリシャリ音も小さめなのでとてもクリアで聴きやすい音質に調整されています。
ドンシャリ系のメリハリのあるZolo LibertyやZolo Liberty+とSoundCore Liberty Airは全く違う音作りになっておりAppleのAirPodsに近い音質といっていいかもしれませんね。
SoundCore Liberty Airの音質は控えめで上品なサウンドを楽しむことができ流ので長時間楽しんでも耳が疲れにくくなっているように感じます。
また、インナーイヤー型のAirPodsよりも低音は出ていてメリハリのあるサウンドを楽しむことができるのかなと思います。
独断と偏見でSoundCore Liberty Airの音質を5段階で評価しました。
SoundCore Liberty Airは6,999円で買うことができるワイヤレスイヤホンですが、この価格でこのサウンドを楽しむことができるで、なかなか良いのではないでしょうか。
動画の映像と音声のズレは少ない
SoundCore Liberty Airは通信速度が向上したBluetooth 5.0に対応しています。
YouTubeなどの動画コンテンツの映像と音声のズレはかなり少なくなっているのでZolo Libertyと比べると動画がとても見やすいです。
Bluetooth 5.0はiPhone 8/8 Plus以降のモデルに対応しており、iPhone 7/7 Plusよりも以前のモデルだとBluetooth 4.2での接続になりますが、動画遅延はBluetoothのバージョンはあまり関係はなく旧型のiPhoneでも動画の映像と音声のズレは少なくなっています。
IPX5の防水仕様で濡れても大丈夫
SoundCore Liberty AirはIPX5の防水防汗仕様となっているので雨の中での使用もできます。また、ランニングしたりトレーニングで使ってイヤホンが汗だくになったとしても問題が起きないようになっています。
IPX5は約3メートルの距離から12.5リットル/分の水を3分間噴流しても壊れることがない防水性能を持ったデバイスに与えられるものとなっています。
つまり、防水といっても水の中に水没させると壊れてしまう可能性があるので注意です。あくまで雨の中でも問題なく使えるレベルの防水性能ということを頭に入れておきましょう。
SoundCore Liberty Airの惜しいところ
イヤホンを外しても再生し続ける
SoundCore Liberty Airは近接センサーを内蔵していないので耳からイヤホンを外しても音楽や動画は再生し続けます。とはいえ、充電ケースにイヤホンを片付けることで自動的に接続が切れるので個人的には特に問題はないです。
片方のイヤホンだけで充電できない
その代わり、片側のイヤホンをケースに収納した時点でもう片方の接続も切れてしまうので片方だけのイヤホンで音楽を聴き続けることはできない仕様となっています。
片方だけで使う場面はそんなにありませんが、片方だけで再生を続けることができるAirPodsなら充電が切れそうな時に片側ずつ充電することができるので、何気に便利だっりするんですよね。
音量調整が単体でできない
SoundCore Liberty Airは音量の調整をイヤホン単体ですることができません。これは完全ワイヤレスのイヤホンの欠点でもあり物理的に仕方のないのかもしれませんね。
ただ、タッチパッドを使って音声アシスタントを起動することができるので、ここから音量を調整することは可能です。まあ、音量調整ってあまりしないのでどうしても調整したいときは普通にスマホを取り出して音量調整すればいいのかなと思います。
SoundCore Liberty Airのスペック比較
SoundCore Liberty Airのスペックを兄弟機であるZolo Liberty+とZolo Libertyと比較をしてみました。
Soundcore Liberty Air → 第2世代 | Zolo Liberty | Zolo Liberty+ | |
ドライバー | 6.0mm | 5.5mm | 6.0mm |
バッテリー駆動時間 | 5時間 → 7時間 | 3.5時間 | |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 | 5.0 |
周波数特性 | 20 Hz 〜 20 kHz | ||
対応コーデック | AAC、 SBC | ||
防水性能 | IPX5 | ||
バッテリー駆動時間(充電ケース込み) | 20時間 → 28時間 | 24時間 | 48時間 |
周囲音取込み機能 | なし | なし | あり |
連携アプリ | なし | なし | あり |
価格 | 7,999円 → 6,999円 | 7,999円 | 14,999円 |
SoundCore Liberty AirとZolo Libertyの価格は同じなのでBluetoothの規格が新しいSoundCore Liberty Airの方を選ぶメリットは大きいでしょう。
SoundCore Liberty AirとAirPodsを比較
SoundCore Liberty AirとAppleのAirPods(第2世代)の充電ケースを比較してみました。
こうやって比較するとAirPodsの充電ケースってめちゃくちゃ小さいですよね。もうちょっと頑張って小型化することはできなかったのかな…。
まあ、イヤーチップのあるカナル型のイヤホンなので収納スペースが必要となるので仕方ないのかも。
AirPodsは耳の中で余裕があるインナーイヤー型なので周囲の音が普通に聞こえるようになっていますが、SoundCore Liberty Airは耳に密着するカナル型なので周囲の音はほとんど聞こえないので、音楽だけを楽しみたいという方に合っているイヤホンと
SoundCore Liberty AirとZolo Libertyを比較
SoundCore Liberty Airと旧型のZolo Libertyを比較してみましょう。充電ケースはSoundCore Liberty Airの方がコンパクトに見えますが高さが出てしまったので、どちらがコンパクトなのかはちょっと微妙なところですね。
耳の奥まで装着することになるカナル型のイヤホンは耳に圧迫感があり疲れやす鋳物が多いですが、SoundCore Liberty AirはZoloシリーズのイヤホンよりも余裕があるので耳が疲れにくい構造となっています。
耳の装着感は3モデルで比較すると…
- SoundCore Liberty Air >> Zolo Liberty > Zolo Liberty+
この順になるでしょうか。
SoundCore Liberty Air レビュー・評価 まとめ
Ankerのワイヤレスイヤホン・SoundCore Liberty Airの良い点と惜しい点についてまとめます。
- 価格の割に音質が良い
- 特に低音が豊かで迫力がある
- 耳へのフィット感が良い
- Push And Goで使いやすい
- 雨に濡れても大丈夫
- 自動停止機能が搭載されていない
- 音量の調整がイヤホン単体でできない
- 片方のイヤホンだけ充電できない
- たまに音飛びする
SoundCore Liberty Airは6,999円で購入できます。白色のカラーも選ぶことができるので、「AppleのAirPodsが欲しいけど高い!」という方にもおすすめです。
逆にAirPodsの白色がダサいと感じる方は黒色のあるSoundCore Liberty Airを選ぶというのも良い選択肢になるでしょう。
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