AmazonのEcho Show(エコーショー)シリーズには色んなモデルがありますが、Echo Show 15は壁に取り付けて使えるスマートディスプレイとなっていてリビングや書斎に取り付けると良い端末です。
壁に取り付けられるので設置する場所をEcho Showのためにわざわざ作る必要がなく部屋の一部としてEcho Show 15を使えてインテリアとしても使えるのがいいですよね。
ということで、この記事ではEcho Show 15のデザイン・サイズ・使い勝手をレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット・デメリットを評価しているので検討している方は参考にしてみてください。
- 壁掛けで部屋に溶け込むデザイン
- ディスプレイが大きくて視認性が良い
- ちょっとしたアートとしても使える
- カレンダー、スケジュール管理ができる
- ニュースなど情報収集ができる
- 音楽、動画の視聴ができる
- 外から家族と通話ができる
- 外から監視カメラの代わりとして
- スマートデバイスの操作ができる
- 画面が反射しやすく映り込みが多め
- 動画視聴には適していない
- 近場おすすめスポットの情報が古い
- 内蔵スピーカーの音質は普通
Echo Show 10(第3世代)は29,880円と少し高価ですがリビング、オフィスの壁に一台取り付けておけば家族にメモを残したりカレンダー、スケジュールを常に確認できます。
この記事の目次
Echo Show 15の特徴
- 壁に取り付ける or スタンドでおいて使う
- サイズ:15.6インチ、解像度:1,920 × 1,080ピクセル
- SoC:Amlogic PopcornA (Pop1) + Amazon AZ2 ニューラルネットワークエンジン
- カメラ:500万画素(カメラカバー付き)
- Wi-Fi:802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
- スピーカー:40mmフルレンジ × 2
- 電源:専用アダプタ(30W – ケーブル1.5m)
- サイズ:402 × 252 × 35 mm、重量:2.2 kg
- 端末価格:29,980円
Echo Show 15は取り付けキットを使って壁に取り付けて使うことを基本としたスマートディスプレイで設置場所を選ばずに使えるメリットがあります。
リビングの壁にEcho Show 15があれば今日の予定や天気も一目で確認できますしAlexaアプリを使ってビデオ通話ができるので家族とのコミュニケーションツールとしても使えます。
もちろん、プライムビデオなどの動画も見れるのでなんとなく動画を流しておくのもいいかもですし、壁紙機能を使って部屋の壁に彩りの演出可能です。
インテリアの一部としてEcho Show 15を使うのもおすすめです。
Echo Show 15 レビュー:外観
パッケージ・付属品
Echo Show 15のパッケージは他のモデルと同じ青色ベースとなっていて、さすがに15インチモデルなので大きいですね。
同梱品は説明書の他に電源アダプタと壁に取り付けるためのビスとなっています。
Echo Show 15はバッテリーを内蔵していないので電源コンセントから直接接続して使う端末となっています。
Fire HD 10ならバッテリー駆動でどこでも使えますが、Echo Showシリーズは設置場所はコンセントの近くに限定されることになります。
もし、コンセントのない場所でAlexaとおしゃべりしたい方はFire HD 8やFire HD 10がおすすめで、Echo Showモードで同じように使うことも可能です。
本体デザイン:スタンド
Echo Show 15は15.6インチのディスプレイを搭載し本体サイズは(402 × 252 × 35mm)とそれなりに大きいです。
Echo Showシリーズとしては最も大きい筐体サイズですが、基本的にスタンドを使うか壁掛けにするか必要があって自立して使うことはできないので取り扱いが少し難しいかもしれませんね。
筐体の背面側には電源用のポートとメンテナンス用のMicro USBポートを搭載しています。
付属の電源アダプタを使って電源を供給するスタイルとなるのでコンセントから近いところで使う必要があります。ケーブルの長さは標準で1.5mとなっています。
Echo Show 15は標準では壁に取り付けることを前提としてるので、取り付け用の金具とビスと壁に打ち込むアンカーが同梱しています。
賃貸アパートで壁に穴が空いてしまうのが気になる方はあとで紹介するホッチキスで取り付けができる「壁美人」を使うのがおすすめです。
また、Echo Show 15向けのスタンドもあります。
付属の取り付けの樹脂パーツをビス留めするだけでスタンドにスライドさせて取り付けが可能となっています。
画面の角度だけでなく高さも調整できるのでEcho Show 15を近くて操作しながら使うことができます。
小型のサブモニターっぽい雰囲気ですよね。
方向を縦向きにして使うことができるので仕事用の机の上もコンパクトに設置して使うことができそうです。
ただ、あくまでEcho Showなのでパソコンの外部モニターとして使えるわけではないので、作業しながら音楽を視聴したり、カレンダーでスケジュール確認をしたりといった使い方がメインとなります。
本体デザイン:壁掛け(壁美人)
Echo Show 15は別売りで「壁美人」という専用の周辺機器があって、これを使うことでビスで壁に大きな穴を開けずにEcho Show 15を取り付け可能となります。
取り付けする壁にクリアパーツを組み合わせてホッチキスでバチバチっと固定していくだけです。
これだけでEcho Show 15を固定できるアダプタを壁に取り付けできます。
ホッチキスの細かい傷は壁に入りますが、ビス留めするよりも目立たないですし賃貸物件でEcho Show 15を使うならおすすめのパーツです。
四方にあるフックとEcho Show 15を引っ掛けることで壁に取り付けできます。
こんなに小さいホッチキスでもたくさん集まることでしっかり強度を確保できてで落ちることはないので安心です。
本体の厚みは35mm(マウント部分を含めると実測40mm)と少し分厚めですが壁に取り付ければそこまで違和感はないです。
Echo Show 10やEcho Show 8のように近いところで端末ではなくより遠いところから眺める端末ですが、15.6インチの大画面なので一度に表示できる情報量も多くて視認性も良好です。
壁に取り付けるディスプレイとしてはちょうど良いサイズ感ではないでしょうか。手前にあるのはiMac 24インチで作業しながら壁に目を向けると時計やカレンダーなどの情報を手に入れられます。
Echo Show 15のスペック・性能
Echo Show 15のスペックをまとめました。
ディスプレイ | 10.6インチ(1,920 × 1,080ピクセル) 液晶ディスプレイ |
---|---|
SoC | Amlogic PopcornA (Pop1):8コア(12nm) Amazon AZ2 ニューラルネットワークエンジン |
メモリ ストレージ |
4GB ? |
センサー | ALS RGB周囲光、加速度センサー |
インカメラ | 500万画素 |
オーディオ | 1.6インチ (40mm) フルレンジドライバー × 2 |
通信性能 | Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac) デュアルバンド |
筐体 | 樹脂ボディ |
ポート | 電源アダプタ(30W) |
サイズ重量 | 402 × 252 × 35 mm、2.2 kg |
価格 | 29,800円 |
SoC(システムオンチップ)はAmlogic製のPopcornA (Pop1)を搭載しています。
CPUは高性能コア4、高効率コア4の8コアとなっていてCPU、GPU、NPU、ISPを内蔵した12nmで製造されたSoCとなります。
動作はスマートディスプレイを動かすには十分な性能を持っているのでストレスなく音声操作して各スキルを使ってホームIoTとして使うことができます。
Echo Show 15のメリット・出来ること
では、Echo Show 15でどんなことが出来るのかメリットを見ていきます。
現在の時刻や天気を知る
まず、時計を表示できるので時刻をリアルタイムで確認することができます。
当たり前といえば当たり前ですが日付も大きく表示されますしウェジェット機能を搭載しているので好みのホーム画面に設定して必要な情報を壁に視線を向けるだけで得ることができます。
また、天気スキルを内蔵してるので「Alexa、今日の天気は?」と話しかけるだけで天気情報を手に入れられます。
天気情報はAlexaが話してくれるのでリビングに設置しておけばお出かけ準備しながら今日の天気を確認できるので時短に繋げることもできます。
ちょっとしたアートとしても使える
僕はセンスがないのでEcho Show 15をアートとしては使いこなせないですがオシャレな壁紙が入ってるので待ち受けに設定して部屋のちょっとした演出としても使えそうです。
味気ない壁も味のある感じにできるかも?
部屋が汚いのでなんとかしたいところです。
カレンダー、スケジュール管理ができる
Echo Show 15はカレンダー、スケジュール機能を搭載しているので今後の予定を確認したり通知で知らせてくれたりします。
Alexaのカレンダーだけでなく、Google、Microsoft、Appleのカレンダーとも連携ができるので普段使ってるカレンダーと同期させて管理することができます。
例えば、Appleのカレンダーと同期は「2ファクタ認証」を設定して「App用のパスワードを作成する」ことで連携が可能です。
App用パスワードはApple IDのアカウントページから作成が可能で「Echo Show」など適当な名称にして発行するのがおすすめです。
iCloudのIDと先ほど発行したApp用のパスワードを入力します。
これで、AppleのカレンダーとEcho Show 15のカレンダーの連携完了で双方で入力したスケジュールを表示させて運用が可能となります。
家族用のアカウントを使って家族のカレンダー、スケジュール管理用の端末としてもEcho Show 15を使うことができるので使い方次第ではとても良いかもしれません。
ニュースを見て情報収集ができる
Echo Show 15はNHK、日経などニューススキルが最初からインストールされてるので、「アレクサ、今日のニュースは?」と話しかけるだけで映像付きで今日のニュースを流してくれます。
テレビのニュースだと時間が決められていますが、Echo Show 15のニューススキルなら好きな時間に流せます。ネットニュースでもいいですがEcho Show 15は流し見できるのが便利です。
音楽を聴くことができる
Echo Show 15はスピーカーを内蔵しているのでAmazon Musicを使って音楽を部屋に満たすことができます。
プライム会員なら無料で音楽が聴けますし楽曲数が多いAmazon Music Unlimitedに加入することでフルで好きなストリーミングミュージックを楽しめます。
また、Apple Music、Podcastや Spotify、AWA、dヒッツ、うたパスとの連携も可能なのでAmazon Musicを使っていない方もEcho Show 15で音楽視聴が可能です。
プライムビデオなど動画視聴ができる
Echo Show 15は壁掛けスマートディスプレイですがプライムビデオもしっかり楽しむことができます。
さすがにEcho Show 15で映画見るのはどうなんでしょうね?15.6インチと画面は大きいですが壁に取り付けしてるのでリビングだと少し遠くなるので実用性はなさそう。
ただ、YouTubeの動画を流し見するならEcho Show 15はちょうどいいかもしれません。
なんとなーく、動画を流しておくのにちょうど良いのかもしれませんが、もしスタンドでEcho Show 15を机の上で使うなら作業中に動画を流しておくこともできるでしょう。
ブラウザで情報収集ができる
Echo Show 15はsilkブラウザを内蔵しているので「Alexa、ブラウザを開いて」と言えばネットサーフィンもできます。
音声での検索もできますが、あまり賢くはないのでソフトウェアキーボードで入力するのがストレスがなくて良いかと思います。
Alexaさん、もう少し頭良くなってほしい..。普通にYahoo! JAPANなど色んなサイトを表示が可能です。
Echo Show 15でブラウザを常用することはなさそうですが、リビングなどで立ちながら「あれってなんだっけ?」となったときにブラウザを起動して調べ物をしたりはできそうです。
料理のレシピを調べる
Echo Show 15はクックパッドスキルを持ってるので「アレクサ、グラタンのレシピ!」と話しかけるだけで色んなレシピを音声付きで教えてくれます。
台所の壁にEcho Show 15を取り付けることで設置場所も取らないですし毎日使うスマートディスプレイとして快適に使うことができるかもしれません。
Alexaアプリでビデオ通話ができる
Echo Show 15はカメラを内蔵しているので端末同士でビデオ通話ができるだけでなく、スマホのAlexaアプリを使ってスマートフォンとEcho Show 15のビデオ通話ができます。
これが意外と便利で最近は自宅に固定電話を引かないパターンがあると思いますが、家にいる子どもらと連絡する手段の一つにすることができます。
監視カメラとしても使える
また、通話しなくてもライブ映像をスマホ経由で映し出すことができます。
留守にしている家の状況をEcho Show 15のカメラを使ってスマホにライブ映像として確認できるので防犯対策にも使うことができるのは嬉しいです。
ちなみに、カメラスイッチをスライドさせることでOFFにすることもできます。
ライブカメラ機能は一方的にカメラを起動して見ることができるのでプライバシーが気になると思いますが、物理的にカメラをOFFにできるので安心してください。
スマートデバイスの操作ができる
Echo Show 15はスマートデバイスに対応している機器をAlexa経由で操作可能で例えば「スマート LED電球」を「Alexa、電気付けて!」と言えば部屋の電気を点灯することもできます。
SwitchBotもAlexaに対応しているので既存の照明やエアコンなど赤外線リモコン経由でEcho Show 15を使ってコントロールすることもできますよ。
Echo Show 15のデメリット
画面が反射しやすく映り込みが多め
Echo Showシリーズとしてはもっと解像度の高いフルHDディスプレイを搭載していますが、保護パネルは反射しやすくて写り込みがしやすいです。
部屋の壁に取り付けるケースが多くなると思うので対角に窓があるとコンテンツが見えにくいと感じる場面はあるので、視認性が気になる場合は設置場所に注意する必要はあるでしょう。
動画視聴には適していない
先ほども書きましたが、Echo Show 15は15.6インチのフルHDディスプレイを搭載していますが壁に取り付けることを前提としてるので映画やアニメを視聴するのには適していません。
それなら普通にパソコンやテレビで視聴した方がいいでしょう。
近場のおすすめスポットの情報は古い
Alexaは周辺のおすすめのラーメン屋やレストランを検索してくれるのですが、情報がかなり古いです(笑)
10年前に潰れたお店も平気で紹介してくるので本当に使えません。
そこそも10年以上も前のデータが残ってることに驚きですが、せっかくある機能なので、もう少し新しい情報を教えてくれたら嬉しいです。
内蔵スピーカーの音質は普通
また、40mmのフルレンジスピーカーを二つ搭載してるだけなので音質は普通です。Echo Showシリーズはスピーカーがベースとなった端末ということもあって他モデルと比べると物足りないです。
- Echo Show 15:40mm × 2
- Echo Show 10:26mm ツイーター × 2、ウーファー
- Echo Show 8:52mm × 2、パッシブラジエーター
- Echo Show 5:40mm × 1
さすがにEcho Show 5と比べると音質は良いですがEcho Show 8よりも音質は劣っていますし、音質にこだわるならEcho Show 10の方がおすすめです。
Echo Show 15がおすすめな人は
Echo Show 15は15.6インチサイズのディスプレイを搭載したスマートディスプレイで基本的に音声で使うことができる便利なスマートデバイスです。
では、Echo Show 15はどんな人におすすめなのか?
- 家族との連絡手段と共有スペースとして
- ちょっとした監視カメラとして使いたい
- 部屋の壁が寂しいのでアートとして使いたい
Echo Show 15は基本的に壁に取り付けて使うスマートディスプレイです。
リビングに取り付けで家族とカレンダー、スケジュールの共有が簡単にできますしメモスキルを使うことで伝言を残しておくこともできます。
今はスマホで連絡しあうので意味なさげに見えますが、小学生のお子さんがいる場合で昼間は子どもが一人だけで留守番という状況でEcho Show 15が使えます。
ビデオ通話もできるのでスマホのAlexaアプリから連絡を取り合うこともできますし何かと便利だったりします。
ライブ機能を使うことで部屋の状況もスマホ経由で確認できるので「猫ちゃん、ワンちゃんどうしてるかな?」っていつも思ってる方にもEcho Show 15は便利だと思います。
また、壁が少し寂しいのでなんかシンボルが欲しい!って方もEcho Show 15はいいかも。オシャレな壁紙が自動切り替えで表示されるので目の保養にもなりますよ。
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