Logicoolのハイエンドマウス・MX Master 3にMacに最適化したMX Master 3 for Mac(MX2200)というモデルがあります。
基本的な使いやすさは通常版のMX Master 3と同じで人間工学デザインのマウスとなっていますが「for Mac」になったことでMacに最適化し安定した接続性能を持ち合わせたマウスとなっています。
この記事では、MX Master 3 for Macのサイズ・機能・使いやすさをレビューしています。通常版との違いについても書いているのでどっちにしようか迷っている方は参考にどうぞ!
- Macとの接続性能が安定している(らしい)
- 手に馴染むフォルムで長時間作業でも疲れにくい
- カーソル精度が正確でクリック感も良い
- ボタンがたくさんあってカスタマイズ性が良い
- 高速スクロールで一気に移動できる
- Unifyingレシーバーが付属していない
- 手が小さいと大きいと感じる
- 少し重さを感じるかもしれない
※LogicoolさんよりMX Master 3 for Macを提供していただき記事にしております。
この記事の目次
MX Master 3 for Mac(MX2200)の特徴
- Macに最適化し接続性が向上
- 人間工学デザインの手に馴染むスタイル
- Darkfieldトラッキングで4000DPIの精度
- 7つのボタンを搭載し操作性がいい
- ジェスチャーボタンでタスク操作ができる
- MAGSPEEDで高速スクロールができる
- 複数の端末にシームレスに移動できる
- 充電式マウスでフル充電で70日間使える
- 端末価格:13,500円
Logicool MX Master 3 for Macは人間工学に基づくデザインを採用した手に馴染むスタイルなので長時間の作業も耐えることができます。
主ボタン・副ボタン・スクロールのほかにモードシフト、ジェスチャーボタン、モードシフトボタン、戻る・進むボタンを搭載し複雑な操作なしで直感的に操作できるマウスとなっています。
この辺りの仕様はMX Master 3と全く同じです。
「for Mac」になったことでMacとのBluetoothの接続性が安定し遅延が少なくスリープ復帰からの接続性も向上しています。(だそうです。)
たしかに通常版よりもMX Master 3 for Macの方がどことなくカーソルの操作がしやすくなったように感じるけど気のせいの可能性も。つまり、よく分からない(笑)
通常版のMX Master 3も十分快適なカーソル操作がでるので既に通常版を使ってる方はMX Master 3 for Macに乗り換えるほどではないでしょう。
これからマウスの導入を検討していてMacやiPadしか使う予定がないならMX Master 3 for Macは良い選択肢にになります。
ちなみに「for Mac」と書いてあるけどWindowsでもペアリングして使えます。ただ、Unifyingレジーバーが付属しないのでWindowsで使うなら通常版がおすすめです。
MX Master 3 for Mac レビュー
パッケージと付属品
通常版はUnifyingレシーバーが付属してましたが、MX Master 3 for Macは付属しません。Bluetoothで接続するのが基本となります。
UnifyingレシーバーはUSB Type-AでiMac 27インチやMac miniで使えますがMacBook AirやMacBook Pro 14インチ、iMac 24インチでは使えないので基本的に必要ないという判断なんでしょうね。
その代わり、Macとの接続性能が向上しカバーしています。
充電用のケーブルはUSB-C to Cとなっています。
従来モデルはUSB-A to Cケーブルが付属しますがUSB-Cポートに統一しているMacBook Air、iMac 24インチに合わせた仕様となっています。
USB-Cポートが上側にあるので充電しながらもマウス操作できるのは嬉しい仕様です。
Macに合わせた筐体カラーに
MX Master 3 for MacとMX Master 3の大きな違いの一つの筐体カラーの違いにあります。
通常版はグラファイト、ミッドグレイの2色から選べるのに対してMX Master 3 for Macはスペースグレイの1色のみとなっています。
ワイヤレスキーボードのMX Keys for Macとカラーが統一されていていい感じです。
手の馴染むフォルム
MX Master 3 for Macは人間工学に基づいた手を置いたときに自然と手に馴染むフォルムを採用しボタンの感触も軽いので手が疲れにくく長時間作業もこなせます。
サイズは51mm × 84.3mm × 124.9mmとなっています。手が小さい人が使うと少し大きいな…と感じるかもです。
機能的な多彩なボタンを搭載している
主ボタン、副ボタン、中央に中央にスクロールボタン、その下にもボタンを搭載しMacの機能を割り当てができます。
- 主ボタン・副ボタン:左クリック、右クリック
- スクロール:画面のスクロール、ボタンとしても
- モードシフト:ラチェット・フリースピン切り替え
- ジェスチャー:押しながら動かしてマルチタスク
- サムホイール:水平スクロール、タブ切り替えなど
- 戻る・進む:前の画面に戻ったり、進んだり
マウスの左横側にはサムホイールを搭載し横スクロールが必要な場面も快適に操作できるようになっています。進む・戻るによる前の画面もワンクリックで戻ることもできます。
親指の当たる部分にもボタンを搭載しています。
初期設定ではジェスチャー操作ができるようになっていてボタンを押しながら左右にマウスを動かすことでデスクトップ画面を切り替えたり、上に動かすことでミッションコントロールを起動できます。
クリックが心地良い
MX Master 3 for Macの主ボタン、副ボタンは軽やかな押し心地なのでクリック疲れすることがなく使いやすいマウスに仕上がっています。
クリック音を録音したので気になる方は再生ボタンを押してみてください。
軽やかなクリック音なのでついつい押したくなってしまいますが、クリック音は少し大きめなので静かな喫茶店などで使う場合は少し注意してください。
もし、マウス音が気になるなら静音マウスのMX Master 3Sがおすすめです。
MagSpeedで高速スクロール
MX Master 3 for Macに搭載しているスクロールホイールはステンレススチール素材を採用し高級感のあるスタイルとなっています。
ギザギザ加工が施されているためしっかり正確にスクロールすることができるようになっています。
また、電磁気式MagSpeedによりスクロールを回した時にクリック感を得られる「ラチェット」、クリック感のないスムーズなスクロールの「フリースピン」の二つのモードを切り替えができます。
「フリースピン」にするとホイールを回した時のクリック感が消えて高速スクロールができます。
HTMLやCSSをいじる時に下の部分まで一瞬にアクセスすることができちゃう。すごい。
「フリースピン」は1秒に1000行のスクロールができるそうで、とにかくスクロールが速いので大量の情報を扱うときに効率を上げることができます。
「ラチェット」だと1px単位でスクロールを停止が可能なので精度が求められる作業の時に使うのにいいでしょう。
MX Master 3 foe Macの接続方法
MX Master 3 for Macの裏面にスライド式の電源ボタン、Easy-Switchボタンを搭載しています。
MX Master 3 for Macは最大3台のデバイスとペアリングでき、Easy-Switchを押すことで簡単にデバイスの切り替えができるようになっています。
Easy-Switchボタンを長押しすることでペアリングモードになり数字が白色に点滅するので「環境設定」→「Bluetooth」を開くと「MX Master 3 Mac」と表示されるので「接続」をクリックします。
これだけでペアリング完了しMacのカーソルを動かすことができるようになります。
デバイス間の移動ができるFlowに対応し、使用しているデバイスを最大3つまで登録できてEasy-Switchで切り替えしなくてもシームレスにデバイスを切り替えできます。
FLOWで違う端末にシームレス移動できる
MX Master 3 for Macは違うMacをシームレスに移動できる「Flow」という機能を使うことができます。
この機能を使うことで、例えばiMac 27インチとMacBook Pro 13インチをシームレスにカーソルを移動することができます。
両方の端末に「Logicool Options」をインストールする必要がありますが、ボタンのカスタマイズには必要なアプリとなっています。
使い方はシンプルでアプリで同期させて、カーソルを画面の端に持っていくだけでシームレスに移動させることができます。こちらはMacBook Pro 16インチとiMac 27インチをシームレスに移動している様子です。
普通のマウスだと切り替えボタンからペアリング切り替えをする必要がありますがMX Master 3 for Macならこのようにボタン操作なしで一瞬でペアリング先を切り替えることができます。
さらに、カーソルの移動だけでなくMacBook AirでコピーしたファイルをiMacに移動することもできます。外部ディスプレイモードを失った最新のiMacとの同時利用が実現できてしまいます。
ボタンをカスタマイズできる
MX Master 3 for Macは数多くのボタンを搭載していますが、「Logicool Options」をインストールすることで、自由にボタンのカスタマイズができるようになります。
カスタマイズしたいボタンを選択することで機能の割り当てができます。
ポインタの速度、スクロール速度、サムホイール速度を細かく調整できるだけでなく、スムーズスクロールのモード切り替えもすることができます。(ボタンに割り当てもできる。)
細かい設定ができるので好みに合わせて使いやすいマウスに仕上げることができます。また、使うアプリによって操作方法を変更することもできるので、痒いところにも手が届く感じで、カスタマイズしがいがありますよ。
iPadのマウスとしても使える
MX Master 3 for MacはiPadのマウスとしても使うことができます。
ただし、ボタンの割り当てはできず必要最低限の機能しか使えないので注意です。スクロールホイールはちゃんと機能しますがサムホイールや進む・戻るボタンは使えません。
ジェスチャーボタンは機能していて、ショートカットアプリ切り替え画面でホーム画面に戻ったりアプリを切り替えすることができるので、意外と便利に使いこなすことができます。
MX Master 3 for Mac レビュー:まとめ
MX Master 3 for Mac おすすめな人は
では、MX Master 3 for Macがおすすめな人はどんな人かまとめます。
- 人間工学マウスが欲しい
- MacなどApple製品しか使ってない
- Macとの安定性を重視したい
- スペースグレイカラーが欲しい
MX Master 3 for MacはMacに最適化した高機能マウスとなのでApple製品しか使う予定がないなら通常版ではなく「for Mac」を選ぶのがいいでしょう。
通常版よりもMacへの接続安定性が向上していてスリープ復帰時の接続も素早く接続ができます。
また、マウスの筐体カラーがMacのスペースグレイに合わせられているので見た目で選んでも良さそうです。手に馴染むフォルムなので長時間の作業も疲れにくく多数のボタンを駆使して作業効率が向上します。
MX Master 3 for Macが適さない人は
MX Master 3 for Macが適さないのはWindowsなど別OSの端末を併用して使う人です。
- Windowsも併用している
- クリック音をより静かにしたい
WindowsもMX Master 3 for Macが使えますがわざわざ「for Mac」を選ぶ必要性は低いですよね。
通常版ならカラーも選べますし、クリック音が静音化したMX Master 3Sもあるので静かに作業したいならコチラがおすすめとなります。
→ MX Master 3S、MX Master 3はこちら
→ Logicoolのマウスはこちら
→ Logicoolのキーボードはこちら
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