たくさんのボタンを搭載していて手に馴染む王道マウスとも言っていいのがLogicool MX Master 3というワイヤレスマウスです。
人間工学マウスになっていて見た目は大きくて「本当に使いやすいの?」っと思ってしまいますが、これがまた手に馴染んで使いやすいマウスになってるから驚きです。
また、マウスって1台のパソコンで使うもの…そんな固定概念がありましたが、Logicool MX Master 3は複数のMac・PCをまたいで操作できるようになります。
ここでは、Logicool MX Master 3のサイズ・機能・使いやすさをレビューしています。実際に使ってみてどうなのか詳しく評価しているのでマウスを検討している方は参考にしてください。
- 手に馴染むフォルムで長時間作業も疲れにくい
- カーソル精度が正確でクリック感も良い
- 軽快なクリック音が気持ち良い
- ボタンがたくさんあってカスタマイズ性が良い
- 高速スクロールで一気に移動できる
- 手が小さいと大きいと感じる
- マウス音のカチカチが大きめ
- 少し重さを感じるかもしれない
※Logicoolさんより製品を提供していただき記事にしております。
この記事の目次
Logicool MX Master 3の特徴
- 人間工学デザインの手に馴染むスタイル
- Darkfieldトラッキングで4000DPIの精度
- 複数のボタンを搭載し機能をたくさん呼び出せる
- ジェスチャーボタンでタスク操作ができる
- MAGSPEED電磁気スクロールで高速移動ができる
- 複数のMac/PCでシームレスに移動できる
- 充電式マウスでフル充電で70日間使える
- 端末価格:13,500円
Logicool MX Master3は人間工学に基づくデザインを採用した手に馴染むスタイルなので長時間の使用にも耐えることができます。
ボタンは7つ搭載していて、主ボタン・副ボタン・スクロールのほかにモードシフト、ジェスチャーボタン、モードシフトボタン、戻る・進むボタンとなっています。
MX Master 3はLogicoolのソフトウェアをインストールすることで、複数のMac/PCをシームレスに移動できるFLOWを使って端末を跨いで操作ができます。
これだけでもMX Master3を選ぶ価値はあります。例えば、iMac 24インチとMacBook AirでBluetoothの切り替えなしでカーソルをそのまま行き来可能です。
複数台のMacを扱う身としてはシームレスにコントロールできるのは最高の機能となっています。価格はそれなりですが、価格に負けない機能を持っていることは間違いなさそうです。
なお、Mac専用のMX Master 3 for Mac、静音クリックのMX Master 3Sもあります。
MX Master 3 付属品のレビュー
Logicool MX Master3はBluetooth接続だけでなくUnifyingレシーバーが付属しています。PCのUSBポートにUnifyingを接続することで簡単に使うこともできます。
USB-A to Cケーブルが付属しているのでUSB-Aポートの充電器でMX Master3を充電することができます。
もちろん、USB-C PD充電器からUSB-C to Cケーブルでの充電も出来ますし、MacBook ProなどのUSB-Cポートから充電も可能となっています。
MX Master3 デザインのレビュー
存在感のあるスタイル
MX Master3は人間工学に基づいた手を置いたときに自然と手に馴染むフォルムとなっています。
この曲線美。手の形にこだわって複雑な形状となっていますが、手を乗せると驚くほどフィットし使いやすいものになっています。
親指が乗る部分はしっかりとホールドしてくれるのでガッチリとマウスを握ることができるので安定感のあるスタイルとなっています。
親指のところに「戻る・進む」ボタンがあってブラウザを快適に操作することができます。
マウスの上部は分離型の主ボタンと副ボタン、中央にスクロールボタン、その下にスクロールモードを変更できるボタンも搭載しています。カスタマイズもできるの使いたい機能に割り当ても可能。
サイズは51mm × 84.3mm × 124.9で手を置いた時のサイズ感はこんな感じですね。
マウスにしたら大きめなサイズなので、手が小さい方はちょっと使いづらいと感じるかも。僕も手が小さいのでスクロールボタンを使う時は手を少し移動させて使う必要がありますが、使っていくうちに慣れていきます。
重量は141gと重いですが安定感があり操作性はいい感じです。設定でカーソルの移動量を調整することで少ない移動で操作もできます。
ついつい押したくなるクリックが心地よい
MX Master 3はクリックボタンがとても軽やかで力を入れなくても心地良いクリック感を得ることができ、ついつい押したくなるクリックボタンとなっています。
クリック音を録音してみたので気になる方は再生ボタンを押してみてください。
個人的にこのクリック音は好きです。雑味がない感じのクリック音。
クリックがしにくいマウスは作業リズムが落ちて効率が落ちてしまいますが、MX Mater 3はクリックすることを意識せず軽快に使えます。
ただ、図書館など静かなところだとクリック音は少し大きいかもしれないので使う場所は選ぶのでクリック音が気になるなら静音マウスのMX Master 3Sがおすすめです。
MagSpeedスクロールホイールで高速スクロール
MX Master 3に搭載しているスクロールホイールはステンレススチール素材を採用した高級感のあるスタイルとなっています。
ただ高級感があるだけでなく使いやすさにもこだわっています。
電磁気式MagSpeedを採用し、従来のマウスのようにスクロールを回した時にクリック感を得ることができる「ラチェット」、クリック感のないスムーズなスクロールができる「フリースピン」の二つのモードを切り替えて使うことができます。
「フリースピン」にするとホイールを回した時のクリック感が消えて高速スクロールができます。「フリースピン」は本当に便利ですね。HTMLやCSSをいじる時に下の部分まで一瞬にアクセスすることができちゃう。すごい。
「フリースピン」は1秒に1000行のスクロールができるとか。とにかくスクロールが高速になるので、大量の情報を扱うときに効率を上げることができます。
「ラチェット」だと1px単位でスクロールを停止が可能なので精度が求められる作業の時に使うのが良さそうです。
充電しながらも操作ができる
MX Master 3はUSB-Cポートを搭載したバッテリー内蔵型のマウスとなっていて、USB-Aの充電器だけでなくUSB-C PDの充電器からも給電することが可能となっています。
USB-Cケーブルをこのように接続できます。
Magic mouseのように充電中は使えなくなることがありません。素晴らしいですね。MX Master 3は一度の充電で70日間使えるバッテリー性能を持っていますが、電池が切れても充電しながら作業ができます。
MX Master 3 機能のレビュー
MX Master 3の接続方法
MX Master 3は最大3台のデバイスとペアリングすることができ、Easy-Switchを押すことで簡単に切り替えができるようになっています。
光っている番号がペアリングしているデバイスで「1」にiMac、「2」にMacBook Air、「3」にiPad Proに設定して使うことができます。
MX Master 3との接続はEasy-Switchを長押しして番号を点滅させた状態にして、Bluetoothの設定画面を開くと「接続」と表示されるのクリックしてペアリングすることができます。
なお、MX Master 3はMac/PCのデバイス間の移動ができるFlowに対応しているので、使用しているデバイスを最大3つまで登録しておくことでEasy-Switchで切り替えをしなくてもシームレスにデバイスを切り替えすることができます。
多数のボタンを搭載している
MX Master 3は全部で主ボタン・副ボタンを除くと5つのボタンを搭載しています。
- 主ボタン・副ボタン:左クリック、右クリック
- スクロール:画面のスクロール、ボタンとしても
- モードシフト:ラチェット・フリースピン切り替え
- ジェスチャー:押しながら動かしてマルチタスク
- サムホイール:水平スクロール、タブ切り替えなど
- 戻る・進むボタン:前の画面に戻ったり、進んだり
サムホイールで水平スクロールが出来ますし、戻る・進むボタンでブラウザで前の画面に戻ったり、進んだりすることができるのでマウスでトラックパッドのような使い方ができるようになっています。
ボタンをカスタマイズできる
MX Master 3は「Logicool Option」をPC/Macにインストールすることで7つのボタンを自由にカスタマイズすることができます。
ポインタの速度、スクロール速度、サムホイール速度を細かく調整できるだけでなく、スムーズスクロールのモード切り替えもすることができます。(ボタンに割り当てもできる。)
カスタマイズしたいボタンを選択することで設定できる機能を見ることができます。
例えば、スクロールボタンを押した時にジェスチャーボタンの割り当てができ、スクロールボタンを押すだけでMission Controlを起動したり、デスクトップの切り替えをしたりすることが可能となります。
サムホイールは第2のスクロールボタンとして使うことができますが、アプリによって機能が異なり細かく設定することも可能となっています。
Excelの水平スクロールは結構使う機能なので便利ですよね。ちなみに、Safariなどブラウザはサムホイールを使うことでタブ切り替えを高速切り替えすることができます。
わざわざカーソルを使ってタブを選択して切り替える必要がないので作業効率を上げることができます。
ジェスチャーボタンはクリックするとMacの場合はMission Controlを起動することができ、ボタンを押しながら左右にマウスを動かすとデスクトップの切り替えができます。
Magic Mouseの二本指ジェスチャーの機能を使える感じですね。ただし、このジェスチャーボタンは手が小さい方は少しボタンに位置が使いにくいと感じるかもです。僕はてが小さめなので慣れるのに少し時間がかかりました。
なお、メールアドレスとパスワードでLogicoolのアカウントを取得することでマウスの設定をクラウド上に保存することができ、自動的に他のPC/MacにペアリングされてるMX Master 3にも設定を引き継ぐことができます。
最大3台までペアリングできるでクラウド上の設定をいつも同期できるのは嬉しい機能ですよね。マウスの機能とは思えないくらい高機能です。
PC/Mac間にシームレス移動できる
MX Master 3はPC/Mac間をシームレスに移動できる「Flow」という機能を使うことができます。
シームレス移動したいPC/Macに「Logicool Option」をインストールすることで「Flow」を使うことができます。
使い方はシンプルでアプリで同期させて、カーソルを画面の端に持っていくだけでシームレスに移動させることが可能となっていて、例えばMacBook ProとiMacをシームレスに移動することができます。
普通のマウスだと切り替えボタンを押してペアリング切り替えをする必要がありますがMX Master 3ならこのようにボタン操作なしで一瞬でペアリング先を切り替えることができます。
さらに、カーソルの移動だけでなくMacBook AirでコピーしたファイルをiMacに移動することも可能なので、外部ディスプレイモードを失った最新のiMacとの同時利用が実現できてしまいます。
複数のマシンを跨いで作業することがあると、このような機能はとても便利ですね。とくにiMacとMacBook Airを持ってると同時に使って作業することもありますよね。(普通はない)
iPadでも使える
マウスを正式サポートしたiPad OS13.4以降のiPadであれMX Master 3を接続して使うことができます。
使えるボタンは主ボタン・副ボタン・スクロールで細かいカスタマイズも「アクセシビリティ」の「デバイス」から可能となっており、ミドルボタンなどにAppスイッチャーの割り当てをするのがおすすめです。
iPadでもカーソルの追従性能やクリック精度は高いので単純にマウスとして使うだけならいいのかもしれません。
MX Master 3 レビュー:まとめ
- 手に馴染むフォルムで長時間作業も疲れにくい
- カーソル精度が正確でクリック感も良い
- 軽快なクリック音が気持ち良い
- ボタンがたくさんあってカスタマイズ性が良い
- 高速スクロールで一気に移動できる
- 手が小さいと大きいと感じる
- マウス音のカチカチが大きめ
- 少し重さを感じるかもしれない
MX Master 3のメリット
カーソルの追従性・正確性は高く、ボタンカスタマイズも豊富なので作業するにおいて最高のパフォーマンスを発揮することができます。何よりもマシンを跨いでカーソルをシームレスに移動できる機能はとても使いやすい。
MX Master 3のデメリット
マウスのサイズがそこそこ大きいので手が小さいと慣れが必要となります。また、主ボタンと副ボタンをクリックした時の音が「カチカチ」と少し大きいので少し気になるかもです。
価格は普通のマウスと比べて高いですが、それに見合う性能はあるので作業効率を重視するならおすすめです。
→ MX Master 3 for Mac、MX Master 3Sはこちら
→ 価格の安いM750/M650/M550ははこちら
→その他のマウスはこちら
コメントをどうぞ!