Nissinの富士フイルム用外部フラッシュ「i40」を買いました。仕事でメニュー作りなんかも、ちらっと手掛けているのですが、やっぱり外部フラッシュは必須ですね。とくにお客さんのところに出向いて撮影をするときは光源が安定しないので手軽に光源を確保することができる外部ストロボは必須です。
この記事の目次
外部フラッシュ「Nissin i40」のレビュー!
今、富士フイルムの「X-T2」をメインで使用しており純正の外部フラッシュ「EF-X500」も考えたのですが、価格が5万円と高いのでコストパフォーマンスが良く定評のあるNissin(ニッシンデジタル)の富士フィルム用の「i40」にしました。(価格は約24,000円)
ニッシンデジタルってあまり聞きなれないメーカーに思われるかもしれませんが、OEMとしてフラッシュを生産し続けて50年にもなる老舗メーカーです。オリジナルブランドとして日本市場に参入したのが2007年なので知名度は低いのかもしれませんね。
実は過去に基板生産の仕事に携わっていたことがあり、中国深センにあるNissinの工場に10年くらい前に生産ラインの確認で入り浸っていたことがあります。
まあ、中国らしく本当にバカでかい工場なんですけど、この時にキヤノンの生産ライン(おそらくフラッシュのライン)なんかも見させてもらいましたが本当に綺麗で安心できる品質だと思います。
そんなわけで、Nissinというブランドに個人的に心打たれるものがあり今回はニッシンデジタルの外部フラッシュを購入しました。
Nissin i40 外観レビュー
付属品や説明書が入っていますが、ケースも付属しているので持ち運びに困ることがなくいいですね。ケースの中に専用のディフェーズキャップも隠れて付属しているので探して見てください。
簡単な使い方が説明されていますが、「A(フルオート)」か「TTL」に設定して使えば特に問題はないのかなと思います。
TTLに設定することでフラッシュに搭載されているダイヤルで明るさを調整することができます。
FUJIFILM X-T2はカメラ側からTTLの自動調光を細かく調整することができるので、「A(フルオート)」に設定してカメラ側から操作するのがいいかもしれませんね。X-T2の場合はTTLモードを「スタンダード」か「スローシンクロ」に、同期モードを「先幕」か「後幕」を選択することができ、調光補正も行うことができます。
LEDライトも搭載しているのでビデオ撮影時にも使うことができそうですね。
電池は単三が4つです。
方向も間違わないで入れましょう。
X-T2にNissin i40を取り付ける!
FUJIFILM X-T2にi40を取り付けて見ましょう。まずカメラ本体に装着されているホットシューを取りはじます。
そして、ここにが外部フラッシュを取り付けます!
取り付けるとこんな感じで、スタイルも悪くありません。
ユーザー側から見るとこうなります。
電源をONにするとLEDが赤色に光るのですが撮影できる状態になると緑色に光ります。
ストロボ部分の機能
i40は意外と高機能でストロボ部分に色々と機能が隠されています。
ストロボの上部を上に引っ張るとバウンス撮影時に役に立つキャッチライトパネルが出てきます。
またストロボの下部分を引っ張るとワイドパネルが出てきます。
ワイドパネルを装着することで16mmの広角撮影にも対応することができます。
そしてケースの中に隠れている専用のディフューズキャップを使うことでフラッシュの光を柔らかく発光さることができます。
いいね。
いろんな使い方が手軽に試すことができそうです。
i40を使って撮影してみる
外部フラッシュを使ってどのような写真を撮ることができるのかを簡単に紹介したいと思いますね。i40はストロボ部分を自由に動かすことができるので、正面に直接的に光を当てるだけではなく天井や壁に光を反射させて撮影するバウンス撮影も行うことができます。
例えば、本当に暗い部屋でフラッシュなしで撮影をすると被写体をちゃんと写すことはできません。
外部フラッシュ(i40)を正面に向けて撮影しています。
かなり明るく撮影することができました。とてもあかるのではっきりとした写真を撮影したい時にはいいのかもしれません。ただ、正面から光を直で当てているのでクッキリとした影が出てしまいます。
そんな時は外部フラッシュを上に向けてバウンス撮影をしましょう。
すると天井からの光が間接的に当たるのでフラッシュを当てているとは思えないくらい自然に撮影することができます。
またフラッシュの角度を調整することもできます。
角度を調整することで影を自由に操ることができるようになります。
TTLで光の強さを調整することで、もっと影を出して立体感を出すこともできるでしょう。
X-T2は純正の簡易フラッシュが付属してきますが、ストロボ部分を可動させることができません。僕がi40を購入した理由はバウンス撮影をしたいということにあり極論を言えば外部フラッシュひとつあれば簡易スタジオのライトすら必要なくなってしまいます。
仕事柄、飲食店でたまに簡単な撮影をすることがあるのですが、飲食店の中ではまともな光を確保することができません。なので、テーブルで普通に撮影をすると極端に明るい部分が出てきたり影が出てきたりと大変です。
しかし、外部フラッシュ(バウンス撮影)を使用するだけでこのように満遍なくお肉に光が行き渡り綺麗な写真を撮ることができるようになります。
※上記2点の写真は加工は全くしておらず(ブログのせるために圧縮縮小してます)X-T2に外部フラッシュ(i40)を取り付けてバウンス撮影したものです。
https://sin-space.com/ebtry/2015/11/18/122520
Nissin i40はコストパフォーマンスに優れた外部フラッシュ
最後にまとめます。
外部フラッシュは純正のものからサードパーティ製のものから様々ありますが、ニッシンデジタルのi40は価格も安い割に機能も充実していて、ストロボ部分の小細工も万能なので様々なシーンで活躍させることができると思います。
最近のデジタルカメラは高感度になったのでフラッシュ撮影をしなくても綺麗な写真を撮るのが簡単になってきましたが、物撮りをよくする人は一つ持っていて損はないのかなと感じます。
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