NTTドコモから「らくらくスマートフォン F-53E」が2025年1月下旬に発売します。

新生FCNTになってワイモバイルからも「らくらくスマートフォン」が発売しましたが元祖はドコモです。

F-53Eは名の通り「らくらくスマートフォン」ですがスペックが向上し「史上最高のらくらくスマートフォン」として登場します。カメラもびっくりするくらい画質良いですし本当にどうしちゃったの?って感じ。

この記事では、らくらくスマートフォン F-53Eをレビューしました。どんな感じで使えるのか、性能はどれほどなのか色々と試したので参考にしてください。

F-53Eのメリット
  • 5.4インチ、小型軽量で扱いやすい端末
  • 機能が一目でわかるシンプルな表示
  • 有機ELディスプレイで視認性が向上
  • 顔認証 + ホームボタン指紋認証を搭載
  • Snapdragon 6 Gen 3で処理性能が高い
  • ストレージが128GBと大容量
  • カメラのシャッターボタンを搭載
  • 自律神経、歩数、心拍数の計測ができる
  • 血圧の数値をカメラで取り込み可能
  • 迷惑電話対策、サポートが充実してる
  • 防水防塵IP68・MIL対応で耐久性が高い
  • ステレオスピーカーを搭載
  • 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
  • おサイフケータイ(Felica)に対応
F-53Eのデメリット
  • スマホ世代には取っ付きにくく
  • 聞かれても人に教えにくいかも
  • ゲームすると電池減りが少し速い
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※ FCNT合同会社より端末をお借りして記事を作成しております。

らくらくスマートフォン F-53Eの特徴

らくらくスマートフォン F-53E
らくらくスマートフォン F-53Eの特徴
  • 5.4インチ 有機ELディスプレイ(60Hz)
  • 解像度:2,160 × 1,080ピクセル
  • SoC:Snapdragon 6 Gen 3
  • メモリ:4GB、ストレージ:128GB
  • 生体認証:顔 + ホームボタン式指紋認証
  • 広角カメラ:50MP(1/1.95型)・ F/1.79
  • 超広角カメラ:8MP(1/4型)・ F/2.2
  • フロントカメラ:16MP(1/3.1型)・ F/2.45
  • 防水防塵:IP68・MIL-STD-810H
  • ステレオスピーカー、ヘッドフォンジャック:◯
  • 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1
  • NFC:A / B / Felica(おサイフケータイ)
  • ポート:USB-C(USB 3.1 Gen 1)
  • ワイヤレス充電:×、バッテリー:4,000mAh
  • サイズ:151 × 71 × 9.3 mm、重量:172 g
  • 端末価格:未定(5万円くらい?)
  • 発売日:2025年1月下旬

らくらくスマートフォン F-53Eは5.4インチ有機ELディスプレイを搭載しています。ワイモバイルのらくらくスマートフォンaは6.1インチなのでコンパクトなサイズです。

らくらくスマートフォン F-53E

伝統のらくらくスマートフォン独自UIのパネルアイコンも健在でトップ画面に電話をかける、メール、インターネットをするなどの項目が一目で分かるように配置されています。

ホーム画面の分かりやすいところに電子決済系アプリを設置したり、おサイフケータイ(Felica)にも対応しSuicaやPASMOなどの交通系カードも使えます。

らくらくスマートフォン F-53Eはカメラ性能が向上し50MPの高画素になってセンサーサイズが(1/1.95型)とらくらくスマートフォンらしくないスペックに進化しています。

カメラ専用ボタンも搭載し、らくらくスマートフォンでありながらもカメラの画質にこだわる人、ワンランク上の性能が欲しかった人に最適なモデルではないでしょうか。

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らくらくスマートフォンF-53E レビュー

本体デザイン・サイズ

らくらくスマートフォンF-53Eは、全体的に丸みを帯びたデザインとなっており手に馴染む丁度いい持ち心地の良い端末となっています。

らくらくスマートフォン F-53E 背面デザイン

端末の右下部分にはストラップを取り付けできる穴もあるので首からぶら下げて持ち歩くこともできます。

本体カラーはマゼンタ、ゴールド、ディープブルーの3色から選べます。

らくらくスマートフォン F-53E 本体カラー

画面は5.4インチと先代のF-52Dの5.0インチより大きくなっています。大きくなったとはいえ本体サイズは(151 × 71 × 9.3 mm)とコンパクトで重量は(172g)と軽く扱いやすいです。

らくらくスマートフォン F-53E 正面デザイン

ワイモバイルのらくらくスマートフォンaよりもワンサイズ小さいのでスマホは小さい方がいい人におすすめです。

らくらくスマートフォン F-53E vs らくらくスマートフォンa

画面下にはホームボタンを搭載しアプリを使用中に迷わずにホーム画面に戻ることができますし、ホームボタンは指紋認証センサーを搭載しています。

らくらくスマートフォン F-53E ホームボタン

端末の左側にカードスロット(nanoSIM + microSDカード)を搭載し写真や動画データをカード経由で移動できます。

らくらくスマートフォン F-53E カードスロット(nanoSIM側)
らくらくスマートフォン F-53E カードスロット(microSDカード側)

さらに、端末右下にはカメラボタンを搭載しています。

らくらくスマートフォン F-53E カメラボタン

らくらくスマートフォンにカメラボタンを搭載したのはスゴイですね。長押しでカメラアプリを起動してシャッターボタンとして使うことができます。

このスマホで写真をそんな撮影するのか?

って疑問に思うかもですが、実はらくらくスマートフォンF-53Eはカメラに拘りがあって、arrows We2 Plusよりもカメラスペックが上なんです。

つまり、らくらくスマートフォンの操作性のまま写真や動画撮影を拘ることができる。それは「らくらくスマートフォンF-53E」なのです。

なお、カメラボタンはカメラボタンだけでなく他の機能に割り当てが可能で「d払い」の決済用のボタンにしたり、その他のアプリを起動するためボタンとして使えます。

らくらくスマートフォン F-53E マイクボタン割り当て機能

音声アシスタントのGeminiに割り当てするとカメラボタンを長押しで起動できます。

ただし、ワイモバイル版のらくらくスマートフォンaではシームレスにGeminiが起動して声で質問できますが、ドコモ版 F-53EはGeminiアプリが起動しマイクボタンを押してから質問する流れでシームレスではありません。

Geminiはシニア世代の人にとっては意外と便利な機能だと思うので、音声アシスタントをストレスなく使うならワイモバイル版のらくらくスマートフォンaの方がおすすめです。

音量ボタンと電源ボタンは端末左側に集約されています。

らくらくスマートフォン F-53E 音量ボタン + サイドボタン

最近のスマホの多くは端末右側にボタンが配置されてるので違和感ありますが、ドコモのらくらくスマートフォンは10年以上前の初代モデルからこの配置を採用しているので、既存ユーザーに配慮してのボタン配置なんでしょうね。

「変わらない安心」がドコモ版のらくらくスマートフォン F-53Eにあるので少し前のモデルから機種変更しても同じように使えます。

生体認証は画面下のホームボタンに指紋認証センサーを搭載してるので指を登録しておくことで画面ロック解除ができます。

らくらくスマートフォン F-53E ホームボタン式指紋認証

顔認証にも対応してるので指が乾燥して指紋認証が使えないという人も安心です。

らくらくスマートフォン F-53E 顔認証

この辺りの使い勝手は普通のスマホと変わりないですね。待機画面の時計表示が大きくて見やすいですし、歩数計の数値もわかりやすく表示してくれてます。

端末下に充電ポート(USB Type-C)を搭載しています。

らくらくスマートフォン F-53E USB-Cポート + 3.5mmヘッドフォンジャック

3.5mmヘッドフォンジャックも搭載してるので有線イヤホンを使って音楽を聞いたり、FM Radikoもプリインストールされてるのでにラジオを楽しめます。

らくらくスマートフォン F-53Eは防水防塵はIPX5 / IPX8 / IP6Xに対応しています。

IP規格の等級
  • IPX5:約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水
  • IPX8:水深1.5mのところに機器を沈めて約30分間放置
  • IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない(8時間)

雨で濡れたり、水深1.5mくらいある水の中に水没しても耐えられる防水性能で水回りでも安心です。また、MIL-STD-810H対応で耐久性にも強いスマホとなっています。

MIL-STD-810H

ハンドソープによる丸洗いやアルコール除菌もできるので清潔を保つことができるのも嬉しい仕様ではないでしょうか。

有機ELディスプレイを搭載してる

らくらくスマートフォン F-53Eは5.4インチの有機ELディスプレイを搭載し、解像度は(2,160 × 1,080ピクセル)でFHD+に対応しYouTubeなどの動画もフルHD画質(1080P Premium)で楽しめます。

縦持ち時も解像度があるので高精細に動画視聴できるのいいですよね。

ワイモバイル版のらくらくスマートフォンa(A401FC)は画面が6.1インチと大きいのに解像度がHD画質(1,560 × 720ピクセル)でしたが、フルHD画質のF-53Eはワンランク上のパネル品質となっています。

有機EL vs 液晶ディスプレイ 正面
F-53E ⇄ A401FC
有機EL vs 液晶ディスプレイ 斜め
F-53E ⇄ A401FC

有機ELディスプレイなので斜めから見ても減光しにくく、外での視認性が良くて小さいながらも画面は見やすくなっています。

また、アプリ使用中にカメラボタンを押すと「拡大モード」になってコンテンツをズーム表示できます。

らくらくスマートフォン F-53E 拡大モード

文字が小さくて見えにくい情報も物理ボタンで感覚的にズームできて、もう一度ボタンを押すと元の大きさに戻るので小さい文字が見えないという人も安心して使えます。

やっぱり、物理ボタンで拡大できる機能があると使いやすさが違いますね。スマホの文字が見えにくい人も安心して使えるのではないでしょうか。

押し込み式タッチ操作に対応

らくらくスマートフォン F-53Eは「らくらくタッチ」こと「押し込み式タッチ操作」に対応しています。

F-53E らくらくタッチ

アイコンに触れるだけでは反応せずに物理ボタンと同じようにグッと押し込むことでアイコンをタップできるモードです。

らくらくスマートフォン F-53E 押し込み式タッチ操作

過去のiPhoneに搭載されていた3D Touchのような操作感とでも言うべきでしょうか。ガラケーをずっと使っていて押し込む癖で通常のタッチ操作ができない人向けですかね。

デフォルトで「らくらくタッチ」は有効化されてますが、設定からOFFにできるので好みで使い分けできます。

お馴染みの独自らくらくUIを搭載

らくらくスマートフォンF-53Eは、伝統の独自パネルUI「簡単モード」がデフォルト設定されていて必要な機能が大きくパネル状に表示されてアクセスしやすいデザインとなっています。

らくらくスマートフォン F-53E  独自UI

らくらくスマートフォンは2012年から続く歴史あるスマホで以前から使っていた人にとってはらくらくスマートフォンを使う大きな理由の一つではないでしょうか。

過去モデルから見ると微妙にデザインが変更されてたりしますが、基本的には旧型モデルから同じスタイルを維持していて、覚え直す必要がないのはいいですよね。

文字入力もケータイ入力 + 2タッチ入力に対応しています。

らくらくスマートフォン F-53E 2タッチ入力

ケータイ入力は「あ」を3回連続タップすると「う」が入力される方法でガラケーの入力方法で、2タッチ入力は「な行」をタッチすると上に「なにぬねの」が表示するので初めてのタッチ操作も違和感なく使えそうです。

また、手書き入力にも対応しています。

らくらくスマートフォン F-53E 手書き入力

手書きで「あ」と書くと入力されるので直感的に文字を入力できて、予測変換もしてくれるので意外と素早く検索して情報を得ることができそうです。

ホーム画面のUIデザインを変更できる

基本的にらくらくスマートフォンはパネルUIを使うのがいいと思いますが、AndroidのUIに慣れたい場合は「シンプルモード」に切り替えが可能です。

らくらくスマートフォン F-53E シンプルモード

これは同社のエントリースマホ・arrows We2のシンプルモードと同じUIデザインなので分からないことがあった時に家族や友人が切り替えて教え合うことができます。

らくらくスマートフォン a フリック入力

シンプルモードの文字入力はフリップ入力がデフォルト設定となってるので戸惑うこともないでしょう。また、一般的なスマホのUIに慣れる第一段階としてシンプルモードにして使ってもいいかもです。

シンプルモードに慣れれば次に選ぶスマホはらくらくスマートフォン以外から選べるので選択肢の幅が広くなると思うんですよね。

ステレオスピーカーを搭載

F-53Eの内蔵スピーカーはステレオに対応しています。

らくらくスマートフォンでありながらステレオで音楽を楽しんだり、動画視聴が可能。音質もまあまあ良いのでイヤホンがなくても端末だけでそれなりに音楽を楽しめます。

もちろん、3.5mmヘッドフォンジャックも搭載してますしワイヤレスイヤホンで音楽を楽しめます。高音質コーデックはLDACのみ対応でaptX Adaptiveは非対応となっています。

健康管理機能を搭載

らくらくスマートフォン F-53Eは、健康を見える化する機能をたくさん搭載しています。

らくらくスマートフォン F-53E 自律神経センサー

「ララしあコネクト」を起動してリアカメラの下にあるセンサーに触れると自律神経パワーの計測ができます。心身のコンディションの把握ができます。

自律神経パワー

自律神経パワーが高いと心身ともに調子がいい証拠となるそうで、この日は30歳という若々しい体調でした。この数値がどうなのかは、あまり理解できてないのですが日々の心身の目安とはなりそうです。

自律神経パワーについてはFCNTがTopicsとして紹介してるのでご覧になってください。(→ セルフケアの新常識「自律神経パワー」

また、歩数も計測できます。

ララしあコネクト

心拍数の計測もインカメラを使って可能です。

心拍数計測

カメラを見てるだけで計測できるのでお手軽です。さらに、血圧の計測結果を記録も可能。結果の記録ですが血圧入力時にカメラを起動して読み取れるのはいいですね。

SoC:スペックと性能

らくらくスマートフォン F-53EのSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 6 Gen 3を搭載しています。

Snapdragon 6 Gen 3

Snapdragon 6 Gen 3はTSMCの6nmプロセスで製造されたSoCでSnapdragon 4 Gen 1の後継チップと見ていいでしょう。

性能・スペック 比較
モデル F-53E A401 FC
SoC Snapdragon 6 Gen 3
(TSMC 6nm)
Dimensity 7025
(TSMC 6nm)
CPU Cortex-A78 ×2
Cortex-A55 ×6
GPU Adreno 619 IMG BXM-8-256
メモリ 4GB LPDDR4X
ストレージ 128GB 64GB
外付け microSDカード
最大1TB
バッテリー 4,000mAh 4,500mAh

メモリは4GB、ストレージは128GBを搭載しているのでワイモバイル版のらくらくスマートフォンaよりもアプリをたくさんインストールしたり動画撮影を楽しめます。

Antutu(v10)のスコア計測しました。

らくらくスマートフォンF-53E Antutuスコア
Antutuによる性能比較
モデル らくらくスマートフォンa(A401FC) らくらくスマートフォンa(A401FC)
SoC Snapdragon 6 Gen 3 Dimensity 7025
メモリ 4GB LPDDR4X
128GB
4GB LPDDR4X
64GB
総合 597883 439966
CPU 210252 151426
GPU 135350 74943
MEM 120607 99479
UX 131674 114118
発熱 計測不能 31°(3°上昇)
バッテリー 計測不能 4%消費

F-53EはA401 FCよりもトータル性能が30〜40%ほど高くて全体的にサクサクと動作する印象です。実際にブラウザ、X(Twitter)を動作させるとどれくらいの操作感か動画にしました。

普通に快適に動作します。ブラウザ、SNSなど普段使いのアプリはストレスなく使えます。アプリの切り替えもスムーズですね。

また、軽めのゲームも快適に動作するのでパズルゲームやメメントモリのようなゲームであれば問題なく遊ぶことができるでしょう。

パズルゲームやモンストなどちょっとしたアプリなら十分動かせるでしょう。

ちなみに、原神などの負荷の高いゲームも普通に動作します。こちらは最高画質の60フレームに設定して動かしたモノです。

普通に動きます(笑)すごい。さすがSnapdragon 6 Gen 3を搭載してるだけあります。

ストレージも128GBあるのでゲームをたくさんインストールも可能ですしメモリが4GBなのでたまにコマ落ちしますがちゃんと遊べます。

らくらくスマートフォンで原神がここまで動いてしまうことに少し驚きでもあります。

また、「情報・娯楽」の中にある「ゲーム」から…

脳トレ、ナンプレなどのブラウザゲーム最初から遊べるようになっています。

F-53E 簡易ブラウザゲーム

ブラウザゲームなのでPlayストアからアプリをインストールしなくてもいいので、アカウントって何?パスワードって何?ってなっても遊ぶことができます。

このようにらくらくスマートフォンは何も設定しなくてもある程度のアプリは最初からプリインストールされてるので、誰でも気軽に使えるのが最大のメリットだったりします。

電池持ち:普段使いなら十分使える

らくらくスマートフォン F-53Eは4,000mAhのバッテリーを搭載しています。どれくらい電池が持つのか比較してみました。

バッテリー容量
モデル らくらくスマートフォン F-53E らくらくスマートフォン a(A401FC)
容量 4,000mAh 4,500mAh
YouTube 60分 7%消費 8%消費
原神(中30)30分 12%消費 9%消費
原神(最高60)30分 17%消費 13%消費
メメントモリ 30分 10%消費 7%消費
8時間待機 4%消費 3%消費
充電 USB-C USB-C

バッテリー容量がA401 FCよりも少ないこともあって電池持ちは少し劣ります。YouTubeなど軽めのアプリだと差はほぼないですが、ゲームになるとF-53Eは電池の減りが速くなる傾向です。

ただ、普通に使うなら問題のないバッテリーライフなので1〜2日は充電しなくても十分使えるバッテリー持ちではないでしょうか。

カメラ:画質がとても良い

らくらくスマートフォン F-53Eはリアカメラに広角と超広角のデュアルカメラを搭載しています。

F-53Eの広角カメラは50MP(1/1.95型)とA410FCの50MP(1/2.76型)よりも大型センサーを搭載。arrows We2 Plusの50MP(1/2.76型)よりも良いセンサーを採用してるのは驚きですよね。

カメラのUIもボタンが大きくて分かりやすいです。

らくらくスマートフォンF-53E カメラアプリ

カメラボタンをシャッターボタンとして使えるのでカメラのように構えて撮影できるのもF-53Eの大きな魅力になるのではないでしょうか。

フロントカメラは視線をカメラに注目させる機能を搭載しています。このアニメーションを注目させることでカメラ目線になるってやつですね。

らくらくスマートフォン F-53E インカメラ

動物とかいろんなキャラクターを設定できるのも面白いところですね。

らくらくスマートフォン F-53Eのカメラで撮影していました。

F-53E 広角×1:公園のフェンス

F-53Eの広角カメラはセンサーサイズが大きめなので被写体に寄った時に雰囲気ある感じで背景がボケてくれます。らくらくスマートフォンa(A401FC)と比べるとだいぶ異なります。

F-53E 広角×1:水道の蛇口
A401FC 広角×1:水道の蛇口
F-53E ⇄ A401FC

花に寄って立体的に柔らかい雰囲気で撮影が可能となっています。画質も5000万画素の高画素センサーなのでとても良い感じです。

F-53E 広角×1:紫の花

さらに、50MP(1/2.76型)の広角カメラを搭載しているarrows We2 Plusのデジタルズーム2倍で撮影し比べると..

F-53E 広角×2:紫の花
A401FC 広角×2:紫の花
広角×2:F-53E ⇄ arrows We2 Plus

センサーサイズが大きいF-53Eの方がめちゃくちゃキレイですよね。arrows We2 Plusはだいぶ無理してる感じがありますが、F-53Eは白トビすることなく高精細に表現できています。

F-53E 広角×2:水滴

暗所もHDRがしっかり効くので白トビを抑えながら撮影できます。

F-53E 広角×1:夜の街

F-53Eの広角カメラは画角が広め(というか普通のスマホと同じ)なので広めに撮影可能で、A401 FCは少し特殊な画角なので少し狭いんですよね。

F-53E 広角×2:夜の街
A401FC 広角×2:夜の街
広角×2:F-53E ⇄ A401FC

まあ、暗くてもそれなりに撮影できます。

F-53E 広角×1:タクシーとバス
広角×2

大画面で見るとノイズが多かったりしますがスマホの小さい画面だと普通にキレイに見えるので特に不満に感じることはなさそうです。

画質もセンサーサイズが少し大きいF-53Eの方が上となっていて、暗所でも普通にキレイに撮影が可能で寄った時の光の玉ボケもしっかり演出可能です。

F-53E 広角×1:光玉ボケ

A401 FCと比べると余裕がある感じがしますよね。

F-53E 広角×1:夜の花
A401 FC 広角×1:夜の花
広角×:F-53E ⇄ A401FC

色鮮やかで自然な表現なので撮影はとてもしやすいと思います。

F-53E 広角×2:タクシー乗り場
A401 FC 広角×2:タクシー乗り場
広角×2:F-53E ⇄ A401FC

また、F-53Eは8MP(1/4型)の超広角カメラも搭載しています。

F-53E 超広角カメラ:夜の街

800万画素のセンサーで小型センサーなのでノイズは出やすいですが色味はいいので使える超広角カメラではないでしょうか。

ハムさんもふんわりした感じで撮影ができます。

F-53E 広角×1:ハムさん

ただ、小刻みに動く被写体だとブレが生じてしまうのでハムさんをキレイに撮影するのは少し難しいです。大人しめのワンちゃん、猫ちゃんなら十分キレイに撮影できそうです。

食レポは少し色味が濃い感じですがも色鮮やかで美味しそうに撮影ができます。

端末価格:5万円くらい?

らくらくスマートフォンF-53Eの価格はまだ未定ですが、2022年モデルのF-52Bは5万円くらいだったので、おそらくF-53Eも同価格になる可能性がありそうです。

端末価格
  • ドコモ F-53E:5〜6万円?
  • ワイモバイル A401 FC:31,680円(MNP 9,800円)

ワイモバイル版らくらくスマートフォンa(A401 FC)よりも少し高い価格設定ですが、有機ELにSnapdragon 6 Gen 3、ストレージが128GBでスペックが高いのでワンランク上のモデルが欲しいなら選択肢としてアリではないでしょうか。

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らくらくスマートフォン F-53E レビュー:まとめ

らくらくスマートフォン F-53E

らくらくスマートフォン F-53E メリット・デメリット

F-53Eのメリット
  • 5.4インチ、小型軽量で扱いやすい端末
  • 機能が一目でわかるシンプルな表示
  • 有機ELディスプレイで視認性が向上
  • 顔認証 + ホームボタン指紋認証を搭載
  • Snapdragon 6 Gen 3で処理性能が高い
  • ストレージが128GBと大容量
  • カメラのシャッターボタンを搭載
  • 自律神経、歩数、心拍数の計測ができる
  • 血圧の数値をカメラで取り込み可能
  • 迷惑電話対策、サポートが充実してる
  • 防水防塵IP68・MIL対応で耐久性が高い
  • ステレオスピーカーを搭載
  • 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
  • おサイフケータイ(Felica)に対応
F-53Eのデメリット
  • スマホ世代には取っ付きにくく
  • 聞かれても人に教えにくいかも
  • ゲームすると電池減りが少し速い

らくらくスマートフォン F-53E おすすめな人は

基本的にらくらくスマートフォン F-53Eがおすすめな人は既存ユーザーからの乗り換え先として、ガラケーからの機種変更をしたい人です。

らくらくスマートフォン F-53Eがおすすめな人は
  • 旧型らくらくスマホから乗り換えたい
  • フィーチャーフォンから乗り換えたい
  • シニア世代で単身で暮らしている
  • ゲームをたくさん楽しみたい
  • 写真、動画撮影にも少しこだわりたい
  • 健康管理をしっかりしたい

とくに家族と住んでいない単身シニア世代の人はらくらくスマートフォン F-53Eにすることでメーカーからのサポートを受けられるので困った時に役立ちます。

らくらくスマートフォン F-53E

家族がいて使い方を教えてくれるならarrows We2arrows We2 Plusがいいですが、そうでないシニアの方も多いと思うんですよね。

らくらくスマートフォンは10年以上の歴史あるモデルです。既存ユーザーで使い方を覚え直したくないという人もF-53Eに機種変更するだけで動作が快適になるはずです。

また、F-53Eは性能が高いのでPlayストアにある普通のゲームもちゃんと動作します。ストレージも128GBあって動画撮影もできるのでお孫さんなどと楽しめるのではないでしょうか。

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