AirPodsが欲しいけど少し高くて手が出ない…!
そんな方に嬉しいAirPods Proっぽいスタイルの完全ワイヤレスイヤホン・Belkin SOUNDFORM Freedom(サウンドフォームフリーダム)が2021年6月21日に発売となりました。
SOUNDFORM FreedomはApple「Apple Find My(探す機能)」に対応するサードパーティー唯一の完全ワイヤレスイヤホンですが、ウリはそれだけでなく音質もメリハリのあるキレのあるサウンドを楽しめます。
ここでは、Belkin SOUNDFORM Freedom 完全ワイヤレスイヤホンのデザイン・サイズ・音質についてレビューしております。AirPodsが欲しいけど少し高いのでリーズナブルなイヤホンを探している方は参考にしてみてください。
※製品をメーカーさんに提供していただき記事にしております。
この記事の目次
SOUNDFORM Freedomの特徴
- カナル型の密閉タイプのイヤホン
- PEEK+TPUドライバーでメリハリのあるサウンド
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- Bluetooth 5.2、SBC・AAC・apt-Xに対応
- Apple Find My(探す機能)に対応
- 最大8時間連続使用(ケース込みで36時間)
- IPX5の防滴性・耐汗性に対応している
- 充電ポート:USB-C
- 端末価格:9,980円
SOUNDFORM Freedomはスティックタイプのカナル型のイヤホンでノイズキャンセリング機能には非対応ですが、耳にねじ込むタイプのイヤホンなのである程度の騒音を物理的に掻き消すことができます。
また、この価格帯のイヤホンとしては音質は良くて、メリハリのあるキレのある迫力のサウンドを楽しむことができ、アップテンポの音楽を聴くのに向いているのかなと感じます。
SOUNDFORM Freedomは、Apple Find Myに対応しiPhoneの「探す」機能を使ってSOUNDFORM Freedomを落としても探し出すことができます。サードパーティ製のイヤホンで「探す」機能に対応しているのは2021年7月現在でこのモデルだけなのでiPhoneで使うのなら安心を手に入れることもできます。
また、IPX5の耐水性能を持っているので雨に濡れたり、運動の汗をかきながら音楽を楽しむことができます。
端末価格は9,980円とお手頃価格なので、AirPodsの代わりにSOUNDFORM Freedomを選ぶのもいいかもしれませんね。
Belkin SOUNDFORM Freedom レビュー
パッケージと付属品
SOUNDFORM Freedomのパッケージはbelkinのコーポレートカラーであるライトグリーンをアクセントにした白地をベースとしたものとなっています。
SOUNDFORM Freedomの本体カラーは今回レビューしているホワイトの他にブラックも選ぶことができます。AirPodsは白色しかないので黒色のスティックタイプのイヤホンが欲しいという方にもいいかもしれません。
同梱品は充電ケース、シリコンイヤーチップ(3サイズ)、USB-A to Cケーブル、説明書となっています。
充電ケーブルは付属していますが、電源アダプタは付いてこないのですでに持っているスマホの電源アダプタを使うか別途購入する必要がありますが、USB-C PD充電にもしっかり対応しているのでiPadやMacなどを使っているのであればUSB-Cケーブルを使って充電も可能となっています。
少し前に発売されたBelkin SOUNDFORMの充電ケースのポートはマイクロUSBを採用してましたが、SOUNDFORM FreedomはしっかりとUSB-Cポートを採用したのはよかったです。使い勝手が全然違いますよね。
Belkin SOUNDFORM Freedomは耳の大きさに合わせたイヤーチップを選ぶことができます。
最初から装着されているイヤーチップはMサイズとなっていますが、他にもS・Lに交換することが可能となっています。まずはMサイズのチップで音質を確認して低音域がスカスカの場合はチップが小さいのでLサイズのチップに交換するのがいいでしょう。
イヤーチップは手で簡単に取り外しできます。
ワイヤレス充電に対応した充電ケース
Belkin SOUNDFORM Freedom の充電ケースのサイズは52 × 55 × 30mm、重量は約60gとコンパクトで軽量となっています。小さくてコンパクトな充電ケースでありながら、ワイヤレス充電のQiに対応しているのでケーブルなしでバッテリーを補給することも可能となっています。
iPhone 12シリーズがMagSafeに対応したことでワイヤレス充電を使っているという方も増えているかと思いますが、この価格帯のワイヤレスイヤホンでワイヤレス充電に対応したのも心強い進化です。
SOUNDFORM Freedomの充電ケースの蓋を開けるとイヤホン本体がこのように収納されています。
充電ケースの外装は光沢のあるプラスチック素材となっていますが、内装はマット調となっているので汚れは付きにくく、目立ちにくいように配慮されています。また、凹凸も少ないので掃除もしやすそうです。
SOUNDFORM Freedomはイヤホン単体で連続8時間の再生ができて、充電ケースも含めると最大38時間長時間再生ができて、外出時も安心して使うことができるのではないでしょうか。
イヤホン本体のデザイン・サイズ
Belkin SOUNDFORM Freedomのイヤホン本体のデザインはAirPods Proを彷彿とさせるカナル型のスタイルとなっており、スティック部分の「belkin」のロゴがなかった見間違えてしまうことがあるかもしれません。
イヤホンの外側筐体の素材には光沢のあるプラ素材を採用していますが、内側はマット調のプラ素材を採用されているので、指先から滑り落ちにくいなどの扱いやすさも考慮されているのがナイスなところです。
意外と質感もいいので、いいと思います。
また、イヤホン筐体の表面はタッチセンサーを内蔵しているので指でタッチして音楽をコントロールすることができます。
- 左をタップ:音量下げる
- 右をタップ:音量上げる
- 左 or 右を2回タップ:音楽停止・再生・受話対応
- 左を3回タップ:前の曲に戻る
- 右を3回タップ:次の曲に進む
- 左 or 右を2秒長押し:通話禁止
タッチすると「ピッ」と音がして反応するのでわかりやすくていいですね。スティックタイプのイヤホンなのでタッチセンサー部分に無闇に触れることもなく、誤動作は少なく扱いやすいイヤホンになっていますよ。
耳への装着感は自然で良好
Belkin SOUNDFORM Freedomイヤーチップを装着して使うカナル型イヤホンで、本体重量は11gと軽量なので付けていることを忘れさせてくれるサイズ・重量感となっています。
カナル型なので耳への密着度は高いイヤホンですが装着感は自然で圧迫している感じは全くありません。イヤホンの装着感は個人差がありますが個人的には装着感の良いイヤホンに分類されるかと思います。
2〜3時間ほど連続で使用しても耳が痛くなることはありませんでした。
SOUNDFORM Freedomはノイズキャンセリング機能を搭載していないですが、カナル型イヤホンということもありイヤーチップが物理的に周囲の騒音をカットしてくれるので、意外と気にはならないかもですね。
なお、SOUNDFORM Freedomはイヤホンを自動再生機能に対応しています。イヤホンを耳から外すと音楽が停止、耳に装着すると音楽が再生してくれます。
SOUNDFORM Freedomの音質
Belkin SOUNDFORM Freedomは迫力の低音とクリアな高音を楽しむことができるメリハリのあるサウンドとなっています。
SOUNDFORM FreedomはPEEK+TPUの二層構造の7mmドライバーを採用し重厚な低音とクリアな中高音を奏でることができるとしています。
実際に音質を確認してみたところ、SOUNDFORM Freedomは迫力の重低音にクリアな高音のメリハリのあるサウンドを楽しむことができます。ドライバーを分けることでクリアなサウンドを再生できるようになっているのでしょう。
二層構造のドライバーになったことで駆動に余裕があるのかアタック感の強い元気のあるサウンドを楽しむことができるので、テンション上げる系の音楽との相性はいいように感じます。
下位モデルのSOUNDFORMよりも明らかに音質は向上していて、高音域は少し刺さる感じはあるものの全体的にクリアな音質になっています。この価格帯のイヤホンの中では上位に入るほどの音質を実現しています。
ただ、全体的にクリアなサウンドになっているものの中音域はあまり期待しない方がいいでしょう。音質コーデックはSBC/AACとapt-Xに対応しているのでAndroidスマホで使うことで、より高音質サウンドを楽しむことができます。
専用アプリがないのでイコライザー調整はできないですが、Androidスマホならイコライザー調整できる端末もあります。
また、動画と音声の遅延もないので安心してYouTubeを楽しめます。ゲームだと遅延をほんのわずかあるかもしれないですが動画閲覧といった使い方であればほぼ問題はないレベルとなっています。
SOUNDFORM Freedomは通話時のマイク性能も良好です。
デュアルマイクを搭載しているだけでなくQualcomm cVc8 アルゴリズムにより周囲の雑音を低減しながら通話をすることができます。実際に試してみましたが、しっかりと通話が可能だったので、テレワーク用のイヤホンとしても使えそうです。
IPX5の防水仕様で濡れても使える
Belkin SOUNDFORM FreedomはIPX5の防水仕様となっているのである程度濡れても使うことができます。
- あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
- 小雨、汗などに耐えることができる
トレーニングをするためにイヤホンを付けたまま外を走ったりすることがあるかと思いますが、突然の雨に振られたとしてもそのまま使うことができますし、家事などで濡れた手でイヤホンを触っても壊れることがないので安心して使うことができます。
SOUNDFORM Freedomの接続方法
Belkin SOUNDFORM FreedomはBluetooth接続でスマホ、タブレット、パソコンと接続して使うことができます。充電ケースを開くと自動的にLEDインジゲーターが青色に点灯し、ペアリングモードに切り替わります。
スマホ側ではBluetooth接続先の一覧に「SF Freedom – Find My」が表示されるので選択すると接続が完了します。一度、ペアリングしておけば使用するときにイヤホンから取り出すだけで自動的に接続してくれます。
Apple Find My(探す機能)に対応
SOUNDFORM Freedomはサードパーティ製の製品としては初めてApple Find My(探す機能)に対応しました。
もし、SOUNDFORM Freedomをどこかに落としてしまった、忘れたとしてもiPhoneのApple Find My(探す機能)を使って他人が使っているApple製品の膨大な位置情報を駆使することでAirTagと同じように位置情報を割り出すことができます。
「探す」アプリを起動したら「新しい持ち物を追加」から「その他の対応している持ち物」を選択します。
すると、「持ち物を検索中…」と表示されるので、SOUNDFORM Freedomの充電ケースのボタンを3回連続して押します。
すると「SOUNDFORM Freedom」のイヤホンのイラストが表示されるので「接続」をタップして続けます。
Apple IDの「復旧キー」を発行していない場合は「アカウントのセキュリティをアップグレード」という項目が表示されて、Apple Find Myを使うことができないので注意です。(AirTagは問題ないのにね..?)
Apple IDの「設定」→「パスワードとセキュリティ」から「復旧キー」を有効にしてください。ただ、iCloudの復旧キーをどこかに鍵をかけたメモ帳などに保管して無くさないようにしないといけないので注意してくださいね。
あとは流れに沿って設定するだけで「Apple Find My(探す)」を使ってSOUNDFORM Freedomの在り処を探し出すことができます。
AirTagと同じように「経路」をタップすることでSOUNDFORM Freedomが落ちている場所まで正確に案内してくれるだけでなく、「サウンドを再生」をタップすることでSOUNDFORM Freedomの充電ケースから音を「ピー、ピー」と鳴らして探し出すこともできます。
「紛失モード」にも対応しているので、どうしても探し出すことができなかったときに、ペアリングロックをかけたり、検出時にiPhoneに通知してくれたり対応することができます。
ただし、SOUNDFORM Freedomの「Apple Find My(探す)」はイヤホン単体ではなく充電ケースに対応しているため、イヤホン単体で無くしてしまった場合は探し出すことができないので注意してください。
Belkin SOUNDFORM Freedom レビュー・評価:まとめ
SOUNDFORM Freedomのメリット
SOUNDFORM Freedomはスティック型の完全ワイヤレスイヤホンで、9,980円で手に入れることができるコスパの良い端末となっています。AirPodsは割高感があるので、SOUNDFORM Freedomを選ぶという選択肢もアリかもしれないですね。
- AirPodsの代替えイヤホンとしていい
- イヤホンの質感は意外と高くていい
- 迫力の重低音とクリアな高音を楽しめる
- で運動時の汗も気にならない
- Apple Find My(探す)で落としても安心
- ワイヤレス充電ができる充電ケース
SOUNDFORM Freedomの音質はAirPods、AirPods Proとは全く異なりますが、メリハリのある音質となっていて迫力のサウンドを楽しみたいならSOUNDFORM Freedomはいい選択肢となりそうです。
SOUNDFORM Freedomのデメリット
SOUNDFORM Freedomはノイズキャンセリング機能を搭載していません。
- ノイズキャンセリング機能に対応してない
- イヤホン単体で「探す機能」が使えない
近年は1万円以下のワイヤレスイヤホンでもノイズキャンセリング機能に対応してるモデルも増えてきたので、簡易タイプでも搭載してたらよかったかもですね。
(ただ、個人的には簡易タイプのノイキャンは効果があまりなく必要性を感じていないので必要ないかなとも思う。)
また、イヤホン単体で「探す機能」が使えないのもデメリットではありますが、充電ケースだけでも置いてある場所がわかるだけでも大きな手がかりになると思いますし、この価格なので十分すぎるようにも思います。
下位モデルのSOUNDFORMはこちらです。
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