少し前にCanon EOS Kiss Mのレンズキットを購入しましたが、コンパクトなEOS Kiss Mをもっとコンパクトに持ち歩きたいなと思い立ち、薄型パンケーキレンズ「EF-M22mmF2 STM」を購入しました。
EF-M22mmF2 STMは焦点距離が22mm(35mm換算35mm)の少しだけ広角寄りの単焦点レンズで開放F2と明るめとなっています。
こんなに超薄型のパンケーキレンズなので、写真写りはどうなのかが気になるところですが、思っていた以上に綺麗な写真を撮ることができるのでビックリしました。中古で17,000円で購入したのでコストパフォーマンスはかなりいいのかなと思います。
ということで、EF-M22mmF2 STMの外観や使い勝手、解像感などレビューをしていきたいと思います!
この記事の目次
EF-M22mmF2 STM レビュー
レンズの外観・デザイン
EF-M22mmF2 STMの外観を見ていきます。デザインはEF-Mレンズ共通のすっきりとしたものとなっているので、当然ながらEOS Mシリーズのカメラにとても似合うデザインとなっています。EF/EF-Sシリーズと違って凸凹の少ないデザインが個人的に結構好きですね。
Mマウントの標準ズーム・EF15-45mmF3.5-6.3のマウント部分はプラマウントですが、EF-M22mmF2は金属製のマウントを採用しています。EF-M22mmF2は価格もかなり安いレンズで重量も軽いですが、マウント部分はしっかり金属製になっています。
パンケーキレンズなので、EF15-45mmF3.5-6.3 IS STMと比較してもかなり薄くなっているのが分かります。レンズの高さで半分くらいの差があり、とにかく軽いです。
レンズ | EF-M22mm F2 STM | EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM |
---|---|---|
最大径×長さ | φ60.9 × 23.7 mm | φ60.9 × 44.5 mm |
フィルター径 | 43mm | 49mm |
重量 | 約105g | 約130g |
EOS Kiss MにEF-M22mmF2を装着してみましょう。レンズキャップはレンズに対して少しだけ小さいタイプのものが採用されています。
レンズキャップを外すとこんな感じです。
レンズはとても小さいのでレンズキャップは外したままで使っても問題はなさそうな感じです。実際に僕はレンズキャップは片付けるとき以外は外した状態でバックの中に放り込んでいます。
EF-M22mmF2は沈胴式のレンズとなっているので、電源を入れるとレンズが少しだけ出てくる仕様となっています。
いやー、本当にEOS Kiss Mってめちゃくちゃコンパクト!
手のひらサイズなのに、APS-Cセンサーで画質が綺麗で、EVF(電子ビューファインダー)を搭載してるから真夏の太陽が降り注ぐような場面でもちゃんと撮影することができるし、オートフォーカスの速度がめちゃくちゃ速いから動き回る子供をバシッと捉えることができるのだから凄いです!
このサイズだと、そんなに大きくないショルダーバックの中に入れて持ち歩くことができるので普段使いのカメラとして使うことができそうですね。
スペックとAF速度について
EF-M22mmF2とEF15-45mmF3.5-6.3のスペックを比較してみましょう。
レンズ | EF-M22mm F2 STM |
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM |
---|---|---|
画角 | 22mm (35mm換算35mm) |
15-45mm (35mm換算21〜68mm) |
レンズ構成 | 6群7枚 | 9群10枚 |
最小絞り値 | F2 | F3.5-6.3 |
最短撮影距離 | 0.15m | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 | 0.25倍 |
手ぶれ補正機能 | × | ○(3.5段分) |
EF-M22mmF2 STMは22mm(35mm換算35mm)という普段使いのレンズとしては非常に使いやすい画角となっています。例えば、家の中で子どもたちを離れて撮ることもできるし、寄って撮ることもできるのでとても重宝しています。
最短撮影距離が15cmとかなり寄れるのでマクロ的な表現も可能となっています。(マクロは言い過ぎかなと思いましたが、公式の概要にそう書かれていたので引用しましたw)
手ぶれ補正機能は搭載してませんが、絞り開放がF2なので暗いところでも撮影しやすく、夜の部屋でも子どもたちを撮影したいというシチュエーションで開放にすることで、EF15-45mmF3.5-6.3よりもシャッター速度を速くすることができます。
また、ステッピングモーターを搭載しているのでオートフォーカス速度もかなり高速で、AFがめちゃくちゃ速いEOS Kiss Mとの組み合わせなら動き回る子ども達をピントを外さずに追従することが可能となっています。
子どもを撮影することを前提としていますが、EOS Kiss MとEF-M22mmF2 STMの組み合わせは本当にコンパクトなので抱っこ攻撃を受けても大丈夫です。とっても身軽に動くことができるので、どこにでも持ち出すことができる素晴らしいシステムだと思います。
画質(解像感)
単焦点レンズとはいえ超小型なパンケーキレンズなので画質は少し微妙なのかなーと思っていましたが、EF-M22mmF2は、解像感も高く、ボケ味もまあまあ綺麗なので、レンズキットのEF15-45mmF3.5-6.3を使っていてステップアップしたいという方にもお勧めです。
お馴染みとなった金沢の町並みを撮影してきました。
拡大してみましょう。参考までにEF-M15-45mmとの比較画像で比較してみます。絞りはF4で固定しています。
レンズ中央部分は、ほぼ同じですね。EF-M22mmF2のほうが少しだけ解像感は高いように見えますね。
レンズ周辺部分になるとEF-M15-45mmはかなり厳しい画質になってしまいますが、EF-M22mmF2の周辺はかなり頑張っている感じがします。
EF-M22mmF2は開放よりも少しだけ絞ったほうが解像感は良くなります。子どもを撮影するときもF4くらいに絞ったほうがボケ過ぎずいい感じの写真が撮れるように感じます。
ボケ味
EF-M22mmF2のボケ味を見ていきましょう。F2とF4でのボケ味と参考までにEF15-45mmと比較をしています。
絞りを開放F2で撮影できるのはやっぱり便利ですよね。夜の部屋でも普通に使うことができますし、単焦点レンズらしく綺麗にボケます。こんなにコンパクトなパンケーキレンズなのに、これだけ綺麗にボケれば十分満足です。
作例
EOS Kiss MとEF-M22mmF2 STMでいくつか撮影してきたので並べていきますね。
GW中に家族でのとじま水族館に行ってきました。ジンベイザメは何回見ても圧巻でしたよ。
動き回る小魚たちもバチっと捉えることができました。実はFUJIFILM X-H1でも撮影していたのですが、こういうAFの性能が必要な場面ではEOS Kiss Mのほうが圧倒的にピントがズレてない写真が撮れていました。
北陸にある水族館では初となるプロジェクションマッピング通路。なかなか凄かったです。都心とかの有名どころの水族館ではこんなのが普通になってるのかな?
知る人ぞ知る、石川県最大の遊園地である・手取フィッシュランド。色乗りもバッチリ綺麗だ。
逆さまになる回るジェットコースターはありません!でも、石川県の子どもたちにとってはここは夢の国なんだ。
まとめ:EF-M22mmF2は普段使い最強レンズ!
EF-M22mmF2 STMはEOS Kiss MなどEOS Mシリーズのミラーレスカメラを持っているなら一本持っていても損はしないレンズだと思います。何よりもレンズ価格が20,000円くらいなのでめちゃくちゃ安いのが良いですよね。
コストパフォーマンスは最強だと思います。
EOS Kiss Mのレビュー、EF-MレンズとEF-Sレンズの画質の違いなどを書いた記事があります。
EOS 9000Dのレビューもしていますので是非とも参考にしていただけたらと思います。
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