iPhone SE3とiPhone 7の違いを比較

AppleのiPhone SE(第3世代)は4.7インチのディスプレイにiPhone 13と同じA15 Bionicを搭載した小型ハイエンドスマホとなっていますが、iPhone 7からの乗り換えにおすすめです。

ホームボタンを搭載して同じ4.7インチサイズなので、ほぼ違和感なくiPhone SE(第3世代)を使いこなすことができるはずです。

この記事では、iPhone SE(第3世代)とiPhone 7のデザイン・サイズ・スペックの違いを比較しているので、iPhone SE(第3世代)への機種変更を検討してる方は参考にしてみてください。

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iPhone SE3とiPhone 7の違いを比較

デザインと本体カラーを比較

iPhone SE(第3世代)はホームボタンを搭載していて、iPhone 7と基本的に同じサイズとスタイルとなっています。

筐体
モデル iPhone SE3(2022) iPhone 7(2017)
カラー Product RED、スターライト、ミッドナイト ローズゴールド、ゴールド、シルバー、ブラック、(ジェットブラック、PRODUCT RED)
筐体素材 アルミフレーム + 背面ガラス アルミユニボディ
防水防塵 IP67(水深1m 30分) IP67(水深1m 30分)

iPhone 7はアルミ素材のユニボディスタイルだったのに対して、iPhone SE3はアルミフレーム + 背面ガラスの組み合わせとなっています。

iPhone SE3・iPhone 7 筐体素材
iPhone SE3・iPhone 7

背面パネルがガラスなので落とすと割れるリスクはあるものの、iPhone SE3はiPhone 13と同じ強固なガラスを採用し耐久性が向上しています。

防水防塵性能はiPhone SE3、iPhone 7ともにIP67に対応していて水深1mに30分耐えることができます。

筐体サイズの違いを比較

iPhone SE3とiPhone 7の筐体サイズはほぼ同じです。

iPhone SE3・iPhone 7 筐体デザインとサイズ比較
デザインとサイズ
 
モデル iPhone SE3(2022) iPhone 7(2017)
サイズ 138.4 × 67.3 × 7.3 mm 138.3 × 67.1 × 7.1 mm
重量 144 g 138 g

アルミボディとガラスボディという違いがあるため本体サイズがミリ単位で異なるものの、使用感としては同じと見ていいでしょう。

どちらも4.7インチのディスプレイで片手操作がしやすい大きさになっております。

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生体認証の違いを比較

iPhone SE3、iPhone 7は指紋のTouch ID内蔵のホームボタンを搭載していて、指でサクッと画面ロック解除したり、Apple Payによる電子決済ができます。

iPhone SE3・iPhone 7 ホームボタン
iPhone SE3・iPhone 7

どちらも感圧式ホームボタンを搭載しているので操作感は全く同じです。指紋の認証速度もほぼ同じですがiPhone SE3の方が高性能なSoCを搭載していることもあり認証速度はわずかに速いかもしれません。(ほぼ誤差範囲だと思う。)

指紋認証なのでマスクをしていても画面ロック解除できるので、いつでも、どこでも、しっかり使えるスマホとなっています。

ディスプレイの違いを比較

iPhone SE3とiPhone 7はどちらも4.7インチサイズの液晶ディスプレイを搭載していて基本スペックは同じです。

iPhone SE3・iPhone 7 画面比較
iPhone SE3・iPhone 7
ディスプレイの違いを比較
モデル iPhone SE3 iPhone 7
画面サイズ 4.7インチ
パネル 液晶(Retina HD)
解像度 1,334 × 750ピクセル(326ppi)
画面明るさ 625ニト
HDR ×
その他 広色域ディスプレイ(P3)、True Toneテクノロジー、触覚タッチ 広色域ディスプレイ(P3)、3D Touch

解像度は1,334 × 750ピクセル、画面の明るさも625ニトと同じですが、iPhone SE3は環境光に合わせて色合いを自動調整してくれるTrue Toneテクノロジーに対応しています。

また、iPhone 7は3D Touchが使えるのに対してiPhone SE3は触覚タッチしか使えません。といっても、現在のiPhoneは全モデルが3D touchが使えないので問題はないでしょう。

SoCのスペック・性能を比較

SoCはiPhone SE3はA15 Bionic、iPhone 7はA10 Fusionを搭載しています。

A15 BionicはiPhone 13にも採用しているSoCで4GBの大容量のメモリ、A10 Fusionは2GBのメモリを搭載しています。

Geekbench 5でA15 BionicとA10 Fusionの性能を比較してみました。

iPhone SE3・iPhone 7 Geekbench 5
SoC 性能比較
モデル iPhone SE3 iPhone 7
SoC A15 Bionic A10 Fusion
CPU 高性能2コア + 高効率4コア 高性能2コア + 高効率2コア
GPU 4コア(Apple GPU) 6コア( PowerVR Series 7XT GT7600 Plus)
Neural Engine 16コア(15.8兆回/1秒)
RAM 4GB 2GB
プロセスルール 5nm 16nm
トランジスタ数 150億 33億
シングルコアCPU 1720 711
マルチコアCPU 4551 1361
Metal GPU 11104 3102

5世代分の性能差があるので処理性能がかなり異なっており、CPUの性能はシングルコアで711 → 1720と2.5倍、マルチコアで1361 → 4551と3倍も性能が向上しています。

GPUも3倍以上も処理性能が向上しているのでグラフィックゲームもiPhone SE3にすることで快適に遊ぶことができます。

さらに、A15 Bionicは機械学習のニューラルエンジンも内蔵しているのでARが必要となるアプリもしっかり動かすことが可能となっています。

iPhone SE3とiPhone 7でどれくらい動作速度が違うのかSafariブラウザ、Twitterで比較してみました。

どちらもiOS 15で動作していますが、iPhone 7はブラウザを起動して画面が表示されるまで時間がかかるのに対してiPhone SE3はサクッと画面が表示しています。

Twitterの動作もiPhone SE3の方が軽やかに動かすことができています。A15 BionicはiPhone 13にも搭載しているSoCで3Dゲームも軽々と動かせる性能を持っています。

iPhone SE3に乗り換えるだけで使用感が向上することは間違いないでしょう。

バッテリー容量と電池持ち

バッテリー容量はiPhone 7は1960mAhなのに対して、iPhone SE3は2018mAhと多くなっています。

バッテリー容量
モデル iPhone SE3 iPhone 7
SoC A15 Bionic A10 Fusion
バッテリー容量 2018mAh 1960mAh
ビデオ再生 最大15時間 最大13時間
オーディオ再生 最大50時間 最大40時間
充電 急速充電対応
(30分で50%充電)

そもそもA15 Bionicは5nmという微細プロセスルールで設計されて電力効率がかなりいいSoCなので、iPhone 7からiPhone SE3にすることで電池持ちはかなり向上します。

iPhone 7のA10 Fuisonは発熱しやすいSoCで普通に使っても端末が熱くなることがありますが、iPhone SE(第3世代)に搭載したA15 Bionicは発熱も抑えられて端末が熱くなりにくいメリットがります。

ゲーム時は端末がコンパクトなこともあって発熱しやすいですが、それでもiPhone 13と同じ性能をこの端末で楽しめるのは大きなメリットとなります。

リアカメラとインカメラ

iPhone SE3、iPhone 7ともにシングルカメラを搭載しています。

カメラのスペックはiPhone SE3、iPhone 7ともに1200万画素(1/2.9型)、F/1.8のレンズと同じですが、SoCの画像処理エンジンがそれぞれ異なりiPhone SE3の方が高画質な写真撮影が可能です。

カメラのスペック
モデル iPhone SE3 iPhone 7
広角カメラ 1200万画素(1/2.9型)・F/1.8
インカメラ 700万画素・F/2.2
高画質技術 Deep Fusion、スマートHDR4、フォトグラフスタイル、ポートレートモード(人物限定)光学式手ぶれ補正 光学式手ぶれ補正
動画撮影 4K60P対応、QuickTakeビデオ、ナイトモードのタイムラプスステレオ録音 4K30P

iPhone SE3とiPhone 7でリアカメラの画質がどれくらい違うのか比較してみました。

iPhone 7は自動HDRにより白トビを抑える機能はあるものの逆光のあるシーンになると全体的に暗い写真に仕上がるのが、iPhone SE3はスマートHDR4によるAI処理によって白トビを抑えながら全体的に明るい写真に調整してくれます。

どちらもデジタルズーム5倍までの撮影ができますが、iPhone SE3だと逆光のあるシーンでも明るく自然な写真になります。

色もiPhone SE3の方が鮮やかでキレイです。

iPhone 7も雰囲気があって見たままの色合いですがSNSにアップするならiPhone SE3の方が色鮮やかでいいかもしれません。

どちらも1/2.9型の小さいイメージセンサーなので被写体に寄って撮影しても背景のぼけ味は小さいです。

ただ、iPhone SE3は人物限定でソフトウェア処理で背景をぼかせるポートレートモードが使えるようになっています。

夜間撮影でもiPhone SE3は看板のライトの白トビを抑えながらいい感じの写真に仕上げてくれます。

デジタルズーム5倍で撮影してみましたが、iPhone SE3はノイズが少なくクッキリとした写真に仕上がっています。

ただ、カメラのスペック自体はほぼ同じなのでiPhone 7も意外と頑張ってるようにも見えます。光学式手ぶれ補正も内蔵しているので夜間の光のあるところであれば普通に撮影はできます。

とはいえ、iPhone 7はライトの光の白トビはあるので、より自然な写真に仕上げられるのはiPhone SE3ということになります。同じイメージセンサーでも処理の仕方でこれだけ写真の画質に差が出てくるということですね。

本当に暗いところでもiPhone SE3、iPhone 7ともにこれくらいの明るさで撮影ができます。

iPhone SE3の方が全体的に明るくノイズの少ない写真になっていますね。残念なことにiPhone SE3は最新のSoCをもってしてもナイトモードには非対応です。ナイトモードが使いたいならiPhone 13 miniiPhone 12 miniなどを選ぶのがおすすめです。

動画撮影はiPhone SE3は4K 60fpsに対応、iPhone 7は4K 30fpsに対応しています。

iPhone 7は30fpsなので滑らかさがイマイチなだけでなく手ブレが少しあるので撮影のしやすさとしてはiPhone SE3の方が上となっています。また、iPhone SE3は音声もステレオでの録音が可能です。

通信性能の違いを比較

iPhone SE3とiPhone 7の通信性能を比較しました。

通信性能
モデル iPhone SE3 iPhone 7
Wi-Fi Wi‑Fi 6 Wi‑Fi 5
5G Sub-6
4G 4G LTE-Advanced
Bluetooth 5.0 4.2
NFC Felica、予備電力機能付きエクスプレスカード Felica

iPhone 7は5Gに対応していないだけでなくWi-FiやBluetoothの規格も少し前のものとなっています。iPhone SE3は5Gに対応しただけでなくWi-Fi 6やBluetooth 5.0に対応し安定感のある通信が可能です。

また、iPhone SE3はSuicaなどの交通カードを予備電源で使えるのでバッテリーが切れてもある程度の期間であれば改札を通ることができます。

iPhone 7からiPhone SE3に乗り換えるメリット

iPhone 7、iPhone SE3

iPhone 7からiPhone SE3に乗り換えることでどんなメリットがあるのかまとめました。

iPhone SE3にするメリット
  • 同じ操作感のまま操作性が向上する
  • 動作速度がめちゃくちゃ快適になる
  • 電池持ちが向上し長く使えるように
  • 写真・動画の画質が向上する

iPhone 7は2017年に発売して2022年で5年経過します。まだ、最新のiOS 15で使えるものの、動作速度は少し遅くなってきましたし長く使っている方はバッテリーの劣化もあって電池が持たないと悩んでいる方もいるでしょう。

それを、iPhone SE3に乗り換えること操作感はiPhone 7と同じまま操作性が向上することになります。全てのアプリの動作が速くなるだけでなく電池持ちも良くなります。

使い慣れたホームボタンありのiPhoneのまま性能を上げて快適になりたいならiPhone SE3はおすすめです。

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iPhone SE(第3世代)について

iPhone SE(第3世代)どこが安く買える?