iPhoneの買い替えのタイミングはいつ?

Appleのスマートフォン・iPhoneはとても高いデバイスです。

最新モデルを買うと10〜15万円以上のお金が羽ばたき去っていきます。それでも時は流れiPhoneは毎年新しい機種が発売します。

たった1年で型落ちのiPhoneになってしまう儚いものです。

…などと考えていると、iPhoneを買い替えるタイミングを失いますよね。ということで、この記事ではどのタイミングでiPhoneを買い替えるのがいいのか、シチュエーション別でまとめてみました。

今使っているiPhoneがそろそろ古くなってきたから買い替えをしたい…!と検討している方は是非参考にしてくださいませ。

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iPhoneはどれくらい使える?

昔の携帯電話は製品寿命が短くて2年ほど使うとボロボロになって性能も低かったことから「そろそろ機種変更しないとな…」と思わせてくれるものでした。

近年のスマートフォンは筐体にアルミやガラスを採用することが増えて劣化が少なく製品寿命が長くなり2年以上使っても本体はキレイで問題なく動作するものがほとんどです。

では、iPhoneの寿命はどれくらいあるのか?実際のどれくらいの期間を使えるのか気になるところです。

Apple公式では3年が寿命の目安

iPhoneの耐用年数はAppleの「環境のためのAppleの取り組み」という公式ページに記載されています。

1人目の所有者を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年にするモデルを採用しています。ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く…

つまり、iPhoneを含むiOSデバイスは3年は問題なく使うことができて、ほとんどの場合はそれよりも長い対応年数を持っていることになります。

iPhoneの耐用年数(Appleの公式見解)
  • iPhone・iPad・watch OSは3年間の使用を想定
  • 実際の耐用年数は3年よりも長い

実際に3年以上経過したiPhoneも問題なく動作していますし、iOSのサポートも受けることができるので実際は3年以上の寿命はあるといっていいでしょう。

実際に2017年のiPhone 8はiOS 16まで、2018年に発売されたiPhone XS、iPhone XRはiOS 18に対応しまだ現役で使えます。

発売から5年経過後の現在も最新のiOS 17を使えてバッテリー劣化はあっても不都合なく使えます。Appleがいう3年前のモデルになるとiPhone 12やiPhone SE(第3世代)は性能も高くまだまだ問題なく使えますよね。

iPhoneの寿命は何を指す?

では、iPhoneの寿命とは何か?まとめるとこんか感じではないでしょうか。

iPhoneの寿命とは?
  • 画面が表示しなくなった
  • バッテリーが持たなくなった
  • すぐに電源が切れる
  • 最新のiOSにアップデートできない
  • 動作が遅くてイライラするようになった

電池持ちが極端に悪くなったり快適にiPhoneを使えなくなった時が寿命を迎えたと判断できるかと思います。

画面が表示しなくなった

画面が表示しないのは不具合の可能性もあり、1〜2年で画面が映らなくなった場合は故障なのでAppleに修理をしましょう。

そうではなく、4〜5年ほどの使用で画面が表示しなくなった場合は寿命と見ていいので修理ではなく買い替えをする良きタイミングとなります。

バッテリーが持たない、電源が切れる

バッテリーの持ちが悪くなってきた場合は買い替えタイミングの目安です。

通常の使い方なら3〜4年は問題なく使えますが、毎日のようにゲームしたり動画視聴しているとバッテリー劣化が進んで、何もしなくても電池が極端に減ってくなど電池持ちが悪くなります。

もし、iPhoneを普通に使っ2〜3年ほどで電池持ちが悪くなった場合はバッテリーの交換がおすすめ。iPhoneのバッテリーの状態は「設定」→「バッテリー」から確認可能で85%を切ると電池持ちが悪くなってきます。

3年使ったiPhone 13 miniのバッテリーの状態

3年ほど使ったiPhone 13 miniのバッテリー状態は88%となっていました。まだ1日は持つので大丈夫ですが以前に比べて電池持ちが悪くなったと感じます。

また、バッテリーが膨らんできた場合は寿命です。

バッテリー交換してもいいですが、バッテリーパックが膨らむくらいになるモデルはiPhone 6sやiPhone 6など時間が経過した端末となるので新しいモデルに乗り換える目安になるでしょう。

最新のiOSにアップデートできない

iOSは定期的にアップデートが配信されてます。

最新のiOS非対応のiPhone 4sとiPhone 5

古い端末からサポートから外れてアップデートできなくなり新機能が使えなくなりますが最新iOSにアップデートできなくなったタイミングで乗り換えるのも目安となります。

iOS 17 サポート端末
  • 2018年以降:iPhone 15、14、13、12、11、XS、XR

ちなみに、iOS 17に対応していない旧モデルもセキュリティーアップデートは定期的に配信されてるのでバッテリーを交換して使い続けるのもできるのはiPhoneのスゴイところではあります。

iOS 16 サポート端末
  • 2017年以降:iPhone 14、13、12、11、XS、XR、X、8
iOS 15 サポート端末
  • 2016年以降:iPhone 13、12、11、XS、XR、X、8、7

現在、iOS 17が最新OSですが2018年以降に発売したモデルが対象で発売から5〜6年はサポートを受けられるので少なくとも発売から2〜3年経過したiPhoneを購入しても問題ありません。

2023年12月〜2024年4月頃までは2020年発売のiPhone 12を購入しても今後3年は問題なく使うことができる計算となります。

動作が遅くなってきた

iPhoneは月日が経過するとなぜか動作が遅くなってきます。ハードウェアの劣化やiOS新機能によるOSの肥大化など様々な要因があります。

実際にiPhone 8以前のモデルは動作はかなり遅くなってきてます。

iPhone 7

iPhoneの動作が遅くなってきた…ストレスを感じるようになったら初期化がおすすめ。iPhoneの初期化でOSの中身がキレイになって動作が速くなる場合があります。

ただ、初期化しても動作がモッサリしてる場合はiPhoneの寿命と見なしていいでしょう。内蔵ストレージなどハードウェアが劣化して限界である可能性があります。

実際のiPhoneの寿命

とにかく長く使いたいなら4〜5年

実は僕の妻は2014年に発売したiPhone 6を2019年まで現役で使っていて2018年のiPhone XRは2022年まで現役でした。バッテリー交換なしで4〜5年間使えるスマホって凄いですよね。

さすがに筐体がボロボロになったのでiPhone 13 miniに乗り換えましたが動作的には2023年現在も十分使える性能を持っていると思います。

ボロボロになったiPhone XR
流石にボロボロに

5年前のiPhone XRはA12 Bionicを搭載し動画はよく視聴していましたし普通にブラウジングしたり、SNS、メッセージ、電話と普通に使っていました。(ゲームはしない)

つまり一般的な使い方であれば5〜6年くらいはハードウェアは耐えることができることになります。

僕のような最新機種が好きだと「モッサリしてるなぁ…」と思いますが、普通の感性を持っている妻に動作速度のことを聞くと「普通に快適だけど?」と言ってきます。

マジかよって思うけど一般的な方は十分なんですよね。なので、動作速度など快適性を追求しないならiPhoneはiOSのサポートが切れるまで(5年ほど)使える…ということになります。

快適性を重視するなら3〜4年

個人的にはそこそこ快適にストレスなくiPhoneを使えた方がいいと思うので、3〜4年がiPhoneの買い替えするタイミングに良いといえるでしょう。

買い替えのタイミング
  • iPhone 5s(2013):すぐに新しいiPhoneに買い換えよう
  • iPhone 6(2014):すぐに新しいiPhoneに買い換えよう
  • iPhone SE/6s/6s Plus(2015):すぐに買い換えがおすすめ
  • iPhone 7/7 Plus(2016):すぐに買い換えがおすすめ
  • iPhone 8/8 Plus(2017):買い換えがおすすめ
  • iPhone XS/XS Max/XR(2018):そろそろ買い替え検討
  • iPhone 11(2019):メモリが多いiPhone 14がおすすめ
  • iPhone 12(2020):電池持ち悪くなってきたら15に
  • iPhone 13(2021):まだ使えるので16まで待って
  • iPhone 14(2022):まだ使えるので16まで待って

iPhone 8はさすがに古いので動作が遅くなってますが普段使いにおける動作はまだ使えます。ただ、さすがにハードウェアが古くモッサリしてるので新しいiPhoneに乗り換えてもいいです。

iPhone XS、11、11 Proは、まだ使える性能を持ってるので乗り換える必要性は少ないですが、Face IDがマスク対応してないのでiPhone 12以降に乗り換えもいいかも。

iPhone 12、13を使ってる方は乗り換える必要性はほぼありませんが重めのゲームを快適にプレイしたいならiPhone 15 ProまたはiPhone 15、iPhone 14に乗り換えてもいいかもです。

買い替えをするタイミング

2年サイクルで購入する(キャリア版)

iPhoneの買い替えのタイミングですが、現在のiPhoneをどこで購入したかも重要です。

もし、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアで購入した場合は2年経過後がiPhoneの買い替えのタイミングとなります。

現在の料金プランは縛りはないですが、分割購入すると24回または36回、48回の支払いで返却プログラムで24回、つまり2年で新しいiPhoneに機種変更するのが最良のタイミングとなります。

例えば、ドコモのiPhone 15は定価は149,490円ですが「いつでもカエドキプログラム+」で24ヶ月目に端末返却で実質負担は73,920円で済みます。

2年おきに新しいiPhoneに乗り換えるなら丁度いいタイミングですし月々3,285円で、例えばahamoなら2,970円で合計6,300円くらいでiPhone 15を使えます。

この金額で最新iPhoneを使えるのならアリですよね。

最新型が発売した直後で型落ちを狙う

iPhoneの最新機種はここ数年は9月〜10月に発売しています。新型iPhoneの発表と同時に型落ちの旧型iPhoneの端末価格が大きく値下げされて継続販売されるのが通例です。

2023年9月にiPhone 15シリーズが発売となりましたg、このタイミングでiPhone 14とiPhone 14 Plus、さらにiPhone 13が値下げされてます。

他にもiPhoneの買い替えのタイミングは季節ごとにあります。

SIMフリー版 iPhoneの買い替えのタイミング
  • 9月:新型が発売して型落ちモデルが値下げ
  • 11月:新型の売れ行き次第でキャリア版の値下げに期待
  • 3〜5月:入学新生活シーズンでキャリア版の値下げに期待

Apple StoreのSIMフリー版のiPhoneは一年を通して価格は変わりませんが、キャリア版のiPhoneに関しては状況に合わせて値下げすることがあるのでタイミングを見計らうのがおすすめです。

なお、ソフトバンク系の代理店・スマホ乗り換え.comならMNP乗り換え前提ならキャッシュバックがあるのでチェックしてみてください。

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おすすめの買い替えサイクル

iPhoneが快適に使うことができる期間は3〜4年です。

このサイクルで新しいiPhoneを買い替えるのがいいですが、最新機種を購入するか、型落ち機種を購入するかで買い替えサイクルを変えるのがおすすめです。

最新のiPhoneを3〜4年置きに機種変更する

9月に新型のiPhoneが出たらすぐに購入して3年後に新型モデルを購入していきます。仮にiPhone 15 Proを159,800円でPaidy あと払いで月々4,438円(36回)で購入するとこうなります。

最新機種を購入する場合
  • 2023年9月:iPhone 15 Proを購入する(4,438円 / 月)
  • 2024年9月:継続利用(4,438円 / 月)
  • 2025年9月:継続利用(4,438円 / 月)
  • 2026年9月:iPhone 18 Proを購入する(4,438円 / 月)

iPhone 15 Proを3年間で159,800円、1年間で53,256円なのでそこまで高い買い物ではないです。また、3年後に使ってたiPhoneを売却することで半額の7万円くらいの価値はあります。

ちなみに、3年前のiPhone 12 Proは最大59,000円で下取りしてくれるので下取りを使うならiPhone 15 Proを実質10,0000円で買うことができます。(12 Pro 発売当初:117,480円)

メルカリなど個人売買ならiPhone 12 Pro(128GB)が69,000円くらいなので3年経過しても半値になってないのはリセールバリューがいいですよね。

発売したてのiPhoneは型落ちよりも製品寿命が長く型落ちよりも長く使えますし、3〜4年置きに最新の技術にリアルで触れ合う楽しみができます。

旧型のiPhoneを2〜3年置きに機種変更する

9月に新型のiPhoneが出たら型落ちとなった旧型モデルを購入して2年後に同じように型落ちになったモデルを購入していく方法で中古を視野に購入してもいいでしょう。

例えば、iPhone 13を中古のイオシスで89,800円で購入するなら…

旧型iPhoneを購入する場合
  • 2023年9月:iPhone 14を購入する(94,800円)
  • 2024年9月:継続利用
  • 2025年9月:iPhone 16を中古で購入

94,800円を2年間使用で1年間で47,400円です。

2年後にiPhone 14を6万円で売却できたとして1年間で実質2〜3万円でiPhoneを使える計算なのでコスパいいですよね。

2〜3年置きに旧型iPhone買い替えサイクルが現実的

iPhone 15 Pro MaxとiPhone 11

iPhoneは生活必需品でありながら端末価格がし高いので価格の安い格安スマホに行きがちですが、長く使うならサポート期間が長くて使いやすいiPhoneはおすすめです。

2〜3世代前の機種なのに現役で普通に快適に使えるスマホってなかなかないですよ。

キャリアと格安SIM、どっちがいい?

家族がいるのかいないのか、一人で使うのか。などシチュエーションによって異なりますが、家族がいて自宅に光回線を引いているのなら同じキャリアにまとめた方がいいです。

家族がいないなら格安SIMでいいでしょう。

縛られることなくSIMフリー版のiPhoneを好きな時に買い替えすることができます。ただ、格安SIMならUQ mobileかY!mobileがおすすめです。

型落ちのiPhoneを買うことができて通信料金も非常にリーズナブル。しかも回線が込み合うこともほぼないので大手キャリアと同じ通信品質でiPhoneを使うことができます。

特にワイモバイルはApple StoreからSIMカードを購入することができSIM単体契約できて割引を受けられて、UQ mobileよりもお得なんですよね。

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