サムスンのハイエンドスマホ・Galaxy S24が2024年4月11日に発売しました。本体サイズそのままに画面サイズが6.2インチと少し大きくなったブラッシュアップモデルで先代からの進化は控えめですがSamsung公式サイトでSIMフリーモデルが購入可能です。
これは嬉しい。しかも、意外と安いという…!Galaxy S24もついにSIMフリーモデルを気軽に購入できる時代です。
この記事ではGalaxy S24をレビューしました。実際に使ってどうかメリット・デメリットも書いたので参考にしてください。
- 片手で使える小型ハイエンドスマホ
- 120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy を搭載
- バッテリー持ちが先代より少し改善
- 顔 + 画面内指紋認証で快適に使える
- カメラの画質が自然になっていい感じに
- Galaxy AI(囲って検索、文字起こし、リアルタイム翻訳、画像処理など)
- DeXモードでパソコンとしても使える
- アップデート保証7年に対応した
- SIMフリーモデルが発売される
- 先代からの進化は少ない
- 顔認証がマスクに非対応
- microSDカードに非対応
- ホワイト系のカラーがない
※ ここでレビューしてるのは香港モデルのマーブルグレーです。
この記事の目次
Galaxy S24の特徴
- 6.2インチ 有機EL(最大120Hz、HDR 10+、2,600nits)
- 解像度:2,340 × 1,080ピクセル(19.5:9)416ppi
- SoC:Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy(4nm)
- メモリ:8GB LPDDR5X
- ストレージ:256GB / 512GB(UFS 4.0)
- 広角カメラ:50MP(1/1.56型)F/1.8
- 超広角カメラ:12MP(1/2.55型)F/2.2
- 光学3倍望遠カメラ:10MP(1/3.9型)F/2.4
- インカメラ:12MP・F/2.2
- 生体認証:顔 + 画面内指紋認証
- スピーカー:ステレオ対応
- 充電:USB-C(25W) & ワイヤレスQi(15W)対応
- 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E、5G/4G
- バッテリー:4,000mAh
- NFC :Type A/B/(国内:おサイフケータイ対応)
- サイズ:147 × 70.6 × 7.6 mm、重量:167 g
- 防水防塵:IP68、Gorilla Glass Victus 2 + アルミ
- 発売日:2024年4月11日(木)
Galaxy S24は0.1インチ大きくなった6.2インチの有機ELディスプレイを搭載しマット仕上げのフラットアルミフレームを採用してデザインが刷新されたコンパクトで軽量なスマートフォンです。
S23も完成度の高いモデルでしたがGalaxy S24はベゼルの幅を狭くして本体サイズをほぼ変えることなく画面が大きくなって、さらに画面のピーク輝度が1,750 nitsから2,600nitsと明るく視認性の高いディスプレイに進化しています。
没入感が向上して小さいながらも見やすい画面になってるように感じます。
SoC(システムオンチップ)はTSMCの4nmプロセスで製造されたSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを採用しトータル性能が向上。メモリの規格がLPDDR5X、ストレージもUFS 4.0に対応しゲームの読み込みが高速化しています。
リアカメラは広角が50MP(1/1.56型)、超広角が12MP(1/2.55型)、光学3倍望遠が 10MP(1/3.9型)と3世代続けて同じスペックのカメラを採用しています。
へ?全く同じ?ってなりますが、SoCが刷新されて画像処理エンジンが変わって画質がS23よりも自然な仕上がりの撮影ができます。意外と写し出される写真の質感が変わっています。
個人的にはGalaxy S24のカメラは結構好きな画質でいい感じです。
Galaxy S24はとてもコンパクトな筐体で本体重量も167 gと軽量で片手操作しやすいスマホです。小さいのに高性能で万能で完成度の高い端末に仕上がっています。
Galaxy S24 レビュー
本体デザイン・サイズ
Galaxy S24は6.2インチのフラットディスプレイにサイドフレームもフラット化したことで全体的に角張ったフラットなスタイルを採用しています。
サイドフレームの素材は引き続きアーマーアルミニウムを採用していますが落ち着いた光沢フレームに変更されて落ち着きのあるマットな質感に変更されています。
サイドボタンと音量ボタンは端末右側にあってSIMカードスロットは端末左下に搭載しています。nanoSIMが1枚入れられるシングルスロットでeSIM対応でデュアル環境を構築可能となっています。
背面はマットガラス(Gorilla Glass Victus 2)で傷と割れに強いパネルを採用しています。サラサラとした手触りで質感はとても良いのが特徴となっています。
本体サイズは(147 × 70.6 × 7.6 mm)で片手で操作しやすいサイズに収まっており重量も167 gと軽量で全部入りの端末なのに操作性は最高なスマホに仕上がっています。
カメラレンズのデザインは先代のS23と同じく直付のシンプルなスタイルで全体的にスッキリとした見た目になってるのがとても良きです。
また、S24シリーズもGalaxyのロゴではなく「Samsung」ロゴが刻印されて、キャリア版もauはSIMフリーモデルと同じ、ドコモ版のみ背面中央に「docomo」のロゴが刻印しています。
本体カラーはコバルトバイオレット、アンバーイエロー、オニキスブラックの3色から選べます。
ここでレビューしてるGalaxy S24は海外(香港)モデルのマーブルグレーです。いわゆるシルバーですが今回は日本国内モデルにシルバー、ホワイト系のカラーラインナップがないのは残念ですね。
ただ、ケースを装着して使うなら本体カラーは関係なくなるので気にしなくてもいいのかもしれません。ちなみに、純正ケースを取り付けるとこんな感じの見た目となります。
グリップを内蔵し引っ張ることでスマホリングの代わりとして使うことができます。さらに、スタンドモードにして本体を縦かけて使うことも可能で汎用性の高いケースとなっています。
- フラットでシンプルな筐体デザインカッコいい
- アルミフレームがマット調になった
- 全体的に指紋が付着しにくい
- 純正ケースがカッコいい + スタンドになる
- シルバー、ホワイト系の本体カラーがない
ディスプレイ
Galaxy S24の画面サイズは6.2インチと先代の6.1インチよりも0.1インチ大きいです。たった0.1インチですが本体の横幅を変えずにベゼルの幅を狭くして大型化を実現しています。
まあ、0.1インチ差なのでほぼ同じですが、Galaxy S24の方が画面の没入感があってフラットパネルなので操作性もとても良いいです。
ディスプレイ解像度は2,340 × 1,080ピクセル(416ppi)、リフレッシュレートは1 – 120Hzの可変式を採用しスクロール時は残像を抑えて滑らかに操作可能です。
画面のピーク輝度は先代の 1,750 nits から 2,600 nits と明るくなっています。
S23でも十分明るいディスプレイでしたがGalasy S24はさらに明るくなって太陽下など明るいところ使っても画面が見やすいパネルに進化してるのがわかります。
- フラットパネルで没入感が向上
- 1 – 120Hzリフレッシュレート対応
- ピーク輝度が高くて画面が見やすい
- とくになし
生体認証:顔 + 画面内指紋認証
Galaxy S24は顔と画面内指紋認証のデュアル生体認証に対応しています。仕様としては先代のS23と同じで顔を向けるだけで画面ロック解除可能です。
簡易型の顔認証なのでマスクを装着してたり暗いと認識できませんが、そのようなシーンにおいて画面内指紋認証で画面ロック解除ができるので困ることはないです。
画面内指紋認証は超音波式を採用しノーストレスですしスリープ時の画面がOFF状態でもセンサーのある部分に指を当てれば画面ロック解除ができるので使いやすさは抜群です。
ガラスフィルムを貼っても画面内指紋認証は使えますが認証精度が少し落ちることはあります。ただ、設定からタッチ感度を高められるので気になる場合は有効化しておきましょう。
- 顔+指紋のデュアル生体認証に対応
- 超音波式画面内指紋認証の精度は抜群
- スリープ中(真っ暗画面)でも指紋認証できる
- マスクしてると顔認証が使えない
オーディオ:ステレオスピーカーを搭載
Galaxy S24はステレオスピーカーを搭載しドルビーアトモスに対応し広がりあるサウンドを視聴可能で、端末下に搭載してるスピーカーの形状が穴から横穴に変更されています。
音質はS23と同じ傾向ですがGalaxy S24の方が音圧がわずかに高くなって迫力が増したように聞こえます。といっても、そこまで音質が良くなったわけではないですけどね。
低音の鳴りがやはり弱いのでiPhone 15 Proに比べると内蔵スピーカーの音質は劣ります。ただ、イコライザーを使って音調整ができるのである程度は自分好みの音に合わせることは可能です。
また、ワイヤレスイヤホンの高音質コーデックはLDACのみ対応でaptX Adaptiveは非対応です。
SnapdragonのSoCを搭載してるのにSnapdragon Soundに対応しないのはExynosチップを採用した海外モデルがあるために合わせてるのでしょうか。
- ステレオスピーカー搭載(ドルビーアトモス対応)
- イコライザー調整ができる
- 高音質コーデック・LDACに対応
- 音質は少し軽め(低音弱め)
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- 高音質コーデック・aptX Adaptive 非対応
DeXモード
Galaxy S24は外部モニターへ画面出力ができるだけでなくDeXモードに切り替えてパソコンモードにしてAndroidアプリを外部モニターに表示してマルチウィンドウで作業可能です。
スマホ本体をトラックパッドにして操作可能でBluetoothでキーボードやマウスを接続してパソコンのように操作してOfficeや動画編集、写真編集を広大な画面で作業できるのは強いです。
また、画面解像度はGalaxy Storeで「Good Lock」をインストールして「MustiStar」の「外部ディスプレイの高解像度表示」をオンにすると4K(3,840 × 2,160)で出力できます。
これは大きな進化です。ただし、等倍モードがないので文字が細かくなりすぎる弊害もあるので単純に文字を使った作業をするなら標準のFHDモードが使いやすいです。
- 外部モニターに接続してパソコンとして
- 性能が向上しより快適に作業できる
- 4K解像度に対応(MustiStar)
- 4K解像度だと文字が小さくなりすぎる
性能:Snapdragon 8 Gen 3でゲームも快適
SoC(システムオンチップ)はTSMC 4nmプロセスの「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載し先代の「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」より処理性能が向上しています。
機種 | Galaxy S24 | Galaxy S23 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy |
CPU | Cortex-X4 × 1 Cortex-A720 × 5 Cortex-A520 × 2 |
Cortex-X3 × 1 Cortex-A715 × 2 Cortex-A710 × 2 Cortex-A510 × 3 |
GPU | Adreno 750 | Adreno 740 |
メモリ | 8GB LPDDR5X | |
ストレージ | 256GB・512GB | 256GB |
バッテリー | 4,000mAh | 3,900mAh |
充電 | USB Type-C(最大25W) ワイヤレス(最大15W) パワーシェア対応 |
さらに、集積液体タイプの熱界面材料を使用した大きな最新ベイパーチャンバー(放熱用の金属パーツ)を採用し放熱性能が向上しています。
どれくらい処理性能が高くなったかAntutu(v10)でスコアを計測してみました。
ビックリするくらいスコアが向上しています。CPUが20%、GPUも20%ほどスコアが伸びていてトータルで(154万 → 190万)と20%ほど処理性能が向上しています。
さらにGPUグラフィック性能を計測できる3D mark(Solar Bay)を20回ループしてみました。
ベストスコアは(5610 → 9023)と1.7倍も向上してますが発熱によるスコア低下は顕著でS23の安定性は71.3%なのに対してGalaxy S24は57.6%と処理性能が落ちやすいです。
とはいえ、処理性能が落ちてもGaalxy S24は最低スコア(5196)とS23の(4002)よりも1.3倍も処理性能が高いので処理性能が落ちても安定したゲーム体験を得られるのは強いですよね。
3D markを回して負荷がかかった後に原神を(最高画質・60フレーム)に設定してプレイしても58〜60fpsでプレイが可能でした。かなり快適です。
長時間プレイ(気温にもよるが20分くらい)になってくると55fpsくらいにレートが落ちてモタつきが出ることがあります。ベイパーチャンバーが1.5倍大きくなっても端末が小さいので限界があるのでしょうね。
原神を10分間ほどプレイした状態で端末の発熱を計測しました。
Galaxy S24は放熱用のベイパーチャンバーが1.5倍に大きくなったことで端末全体に熱が行き渡って結果的にSoCのある部分の発熱S24がMax(39.3℃)でS23がMax(42.9℃)と2.5℃ほどでした。
処理性能を向上させつつ発熱をある程度抑えられて安心してゲームを楽しむことが可能です。
電池持ち:さらにバッテリーライフが長く
Galaxy S24 のバッテリー容量は4,000mAhと先代のS23の3,900mAhよりも物理的に100mAhほど容量が増えてますが、実際にどれくらい電池持ちか比較しました。
(Android 14、One UI 6.1で比較)
モデル | Galaxy S24 | Galaxy S23 |
---|---|---|
容量 | 4,000mAh | 3,900mAh |
YouTube 60分 | 5%消費 | 7%消費 |
PUBG 30分 | 6%消費 | 7%消費 |
原神 30分(中30) | 7%消費 | 8%消費 |
原神 30分(最高60) | 13%消費 | 16%消費 |
8時間待機 | 4%消費 | 3%消費 |
充電 | USB-C(25W)、Qiワイヤレス(15W) |
電池持ちはほぼ同じですが、ちょっとしたアプリや軽めのゲームならバッテリー容量が物理的に大きいGalaxy S24の方がバッテリーライフが長くなることが多いです。
Galaxy S24はUSB Type-Cを搭載し有線接続なら25Wの急速充電に対応し、さらにワイヤレス充電(Qi)にも対応しています。
新規格のQi2にはまだ対応してないのは残念ですが、PITAKAのMagez Case4 for Galaxy S24を装着することでMagSafe周辺機器が使えます。
ケース側でMagSafeが使えるようになるのは便利でとても良きケースですよ。
- ストレスのない快適な性能
- SoCの性能が20%ほど向上した
- 発熱で性能は落ちやすい(が、8Gen 2より性能が高い)
- 電池持ちは先代とほぼ同じ
Galaxy AI:なぞって検索、文字起こしなど
Galaxy S24は新たにGalaxy AIを搭載しており今まで出来なかったAIによる処理が可能となりました。
「かこって検索」はGoogleの検索機能を活用したもので画面下のナビゲーションバーを長押し(3ボタンの場合はホームボタンを長押し)で機能を呼び出して検索したいモノを囲います。(タップしても被写体を囲ってくれます。)
すると自動的に被写体を認識して検索して結果を表示してくれてわざわざブラウザから検索しなくていいので便利で。
SNSなどに掲載されてる画像だけでなくカメラアプリで被写体を撮影しなくてもすぐに「かこって検索」を起動して検索ができるのでレスポンスはいいです。
また、Galaxy AIはボイスレコーダーからの文字起こし機能にも対応しています。
ボイスレコーダーに録音したデータを文字起こししてくれて、さらに要約にまとめてくれるので議事録なんかをまとめる時にも便利に使えるかもしれません。
精度は完璧ではないので修正は必要になりそうですが。
また、Galleryアプリで写真の被写体を移動させる機能も搭載し被写体を囲ってから長押しで移動できます。何に使うのか謎ですが少し修正したいときに使える機能ではないでしょうか。
ぱっと見は違和感は少ないですがよく見ると背景の手すりの形状が破綻してたりします。ちなみに、クラウドで処理してるのでインターネットの接続は必要となるので注意です。
カメラ :画質が自然な表現になった
Galaxy S24は広角、超広角、望遠3倍のトリプルカメラを搭載しています。今回もレンズ直付のすっきりとしたデザインを採用してるのが特徴ですね。
スペックは同じです。S22からずっと同じセンサーとレンズを採用してるのでスペックとしては3世代同じカメラとなっています。
機種 | Galaxy S24 | Galaxy S23 |
---|---|---|
広角 | 光学1倍(24mm) 200MP(1/1.3型)・F/1.7 |
|
超広角 | 光学0.6倍(16mm) 12MP(1/2.55型)・F/2.2 |
|
望遠 | 光学3倍(70mm) 10MP(1/3.9型)・F/2.4 |
|
インカメラ | 12MP・F/2.2 | |
動画 | 8K@24/30fps, 4K@30/60/120fps, 1080p@30/60/240fps, 1080p@960fps, HDR10+ | 8K@24/30fps, 4K@30/60fps, 1080p@30/60/240fps, 1080p@960fps, HDR10+ |
まさかの3世代同じカメラを搭載するとは…となりますが、SoCの世代が新しくなって、強化された画像処理エンジン「ProVisual engine」で表現が自然になり同じカメラですが処理が変わりました。
色味が異なるのもそうですが解像感がGalaxy S24が悪くいうと劣っていてS23のがクッキリとした画質になっていて、とくにクロップズーム2倍以上だとその差をしっかり見て取れます。
Galaxy S24はくっきりした感じが低減したことで自然な表現に変わった感じですね。この変化をどう見るかです。高精細なクッキリした画質が好きならS23の方がいいと感じかもしれません。
ただ、個人的にはソフトウェア補正が強い写真は苦手なところがあるので自然に表現できるGalaxy S24のが使いやすいカメラだなと感じております。
また、Galaxy S24はコントラストも弱めで平坦な画質に見えることまるかもしれません。S23のが画質を含めて全体的にしっかりした絵作りとなっています。
この辺りの表現はGalaxy S23の方がしっかりしていて良いようにも見えるので、進化してるのか退化してるのか、表現の方向性が変わった感じがあるので判断が難しいところ。
まあ、どうでしょうね。比較すると画質が変わったのは分かるのですが比較しないなら違いは分からないかも。基本的に同じスペックのカメラを搭載していてソフトウェアの処理が変わっただけです。
とくに癖もないですし広角カメラもしっかり被写体に寄って撮影できてクロップズームを組み合わせるとマクロっぽい撮影も可能です。
Galaxy S24は色味も先代より落ち着いた感じになったでしょうか。今後のアップデートで変わる可能性はありますが、色鮮やかになりすぎることがなくなったので個人的には使いやすいカメラになった気がします。
暗所撮影も比較してみました。
こちらもS23の方がクッキリとした画質に仕上がっていて、Galaxy S24は自然な表現に変わっていますが、S24の方が不自然さがなくて写真としての仕上がりは良いのではないでしょうか。
暗部のノイズも減ってるので暗所の画質も向上してるように見えます。
AIによる処理が強化された画像処理エンジン「ProVisual engine」によって暗所部分のノイズの処理は上手くなってるのかもしれません。ただし。、Galaxy S24はHDRの効きが弱くS23よりも白トビしやすい傾向があります。
解像感も甘くなってるのでデジタルズーム5倍など高倍率ズームをすると画質がS23よりも劣って見えることがあるので、この辺りは今後のアップデートで改善されることに期待したいですね。
全体的に見ると暗所でも十分キレイで自然な写真に仕上げられてます。また、ナイトモードを使うことでより高精細に明るく撮影することも可能です。
シャッター時間は少し長くなりますがノイズも減って解像感が向上するので、1/1.56型のハイエンドスマホにしては小さめのセンサーの弱点を補うことができます。
食レポの美味しそうに撮影できるのでパッと撮影してそのままSNSにアップすることもできます。ハムさんの毛並みも自然でいい感じですね。
動画は8K30fps、4K HDR 60fpsの撮影に対応しています。
画質に差はないですが手ブレ撮影時の微ブレがしやすくなったように見えます。カメラの構造は同じはずなのでソフトウェアの詰めがまだ甘いのかも。今後のアップデートに期待したいところです。
- 画質が自然な表現になった
- 動画の音声が向上して聴きやすく
- S23の方が解像感高い(クッキリしてる)
- HDRの効きが弱く白トビしやすい
- 動画撮影中に微ブレが出ることがある
Galaxy S24 レビュー:まとめ
最後のどんな人におすすめかまとめます。
- ハイエンドな小型軽量スマホが欲しい
- ゲームも高画質に快適にプレイしたい
- 囲って検索などGalaxy AIを使いたい
- SIMフリーモデルで気軽に機種変更したい
- 長く使いたい(7年アップデート対応)
Galaxy S24は6.2インチディスプレイにSnapdragon 8 Gen 3を搭載したコンパクトで軽量なハイエンドスマホでGalaxy S23の後継機種でさらに完成度が向上しました。
わずかですが画面サイズが大きく没入感が向上してるのでゲームも快適に遊べます。たった0.1インチですが筐体の横幅を維持したままベゼル幅を狭くして大きくしてるの努力を感じますね。
正直なところ、先代のGalaxy S23と比べても大きな進化があるわけではないのでS23を選んでもいいですが、Galaxy S24はSamsung公式サイトからSIMフリーモデルを購入可能です。
しかも、価格が安いので手にしやすいのがいいですよね。
モデル | Galaxy S24 | Galaxy S23 |
---|---|---|
米国価格 | 799ドル〜 | 799ドル〜 |
日本価格 | SIMフリー・256GB:124,700円 ドコモ・256GB:145,970円 au・256GB:144,800円 |
ドコモ・256GB:136,620円 au・256GB:114,800円 楽天モバイル・256GB:147,700円 |
海外発売日 | 2024年1月31日 | 2023年2月17日 |
日本発売日 | 2024年4月11日 | 2023年4月20日 |
Galaxy S24(256GB)はSIMフリーモデルが124,700円なので最新ハイエンドにしては価格は控えめではないでしょうか。
Galaxy S23は、au(256GB)が114,800円で乗り換え前程なら22,000円の割引が入って92,800円と最も安くて費用を抑えながら小型ハイエンドが欲しいなら先代のGalaxy S23も視野に入ります。
長く使うことを想定するならGalaxy S24は7年間のOS/セキュリティアップデートに対応し2031年まで最新OSを使えます。
S23は4世代OS/5年間セキュリティアップデートなので2028年までで1世代差なのにOS対応の3年分の差があります。
7年間だとバッテリー交換は必須になりそうですが、とにかく長く使いたいならGalaxy S24はとても良さそうです。
→ Galaxy S24 Ultraを詳しく見る
s23はauへの乗り換えで9万円台でミドルハイくらいの価格でハイエンドが買えるって考えたら23の方がコスパ良機としてありなのかも。