iPhone 12 セラミックシールドガラスと二重イオン交換プロセス

iPhoneに限らずにスマホの画面は傷が付くもの。なので、iPhoneの画面に保護フィルムを貼り付けるのが定番となっていますよね。

そんな中で、iPhone 12以降のモデルはCeramic Sealed(セラミックシールド)と呼ばれる新技術を使って生成されたガラスを使っていることが明らかになっています。

もしかしたら、保護フィルムや保護ガラスは不要なものになるか…?!

個人的にものすごく気になるところでもあります。ここでは、iPhoneの前面ガラス(Ceramic Shield)について深掘りをしていきます。

iPhone 12の前面ガラスが強固になった

Ceramic Sealedで落下性能が4倍向上

Ceramic Sealed(セラミックシールドガラス)を採用したiPhone 12シリーズは従来のモデルと比べても落下性能が4倍も向上しています。

ガラス技術で世界をリードしているコーニング社と協力することで実現した新技術でガラスを超えた素材としていて、高温結晶化ステップを新たに加えることでガラス母材内のナノセラミッククリスタルをガラスに組み込んで強度を劇的に強化することに成功したそうです。

ナノセラミックは透明ではないため透明にするのがとても難しいそうですが、結晶の形や結晶化の程度を正確にコントロールすることで、高い透明度を維持しながらセラミックの強度を最大限まで高めることができたとのこと。

また、ガラスの素材だけでなくサイドフレームと前面ガラス、背面ガラスの高さを同じにしたことで強度が高くなっています。

ボディとフレームの高さが同じに

iPhone 11までは前面ガラスと背面パネルは少し盛り上がったかのような2.5D加工のガラスを採用していたので、地面に叩きつけられるとガラスが割れてしまう可能性が高かったわけです。

iPhone 11の2.5Dガラス
iPhone 11の2.5Dガラス

iPhone 12シリーズはガラスの素材と筐体設計を見直すことで耐落下性能を4倍も高めることに成功しています。

セラミックシールドガラスは他のどんなスマホのガラスよりも強度が高く耐久性がこれまで以上に高くなり耐落下性能を4倍も高くすることができたそうで、iPhone 12をポケットから落としてしまったとしても画面が割れない可能性が高くなるということですね。

[adiphone12]

二重イオン交換プロセスで傷が付きにくい

iPhone 12シリーズは前面ガラスには「二重イオン交換プロセス」を採用していて、擦り傷、引っかき傷の耐性を向上し日々の磨耗からガラスを保護しています。

この「二重イオン交換プロセス」ですが、iPhone 11シリーズから前面ガラスに採用していたので、iPhone 12シリーズの擦り傷、引っかき傷の耐性はiPhone 11とほぼ同じと見ていいでしょう。

ただ、iPhone 12は2.5Dガラスではなくフラットガラスになったので画面の四隅に付いてしまう擦り傷はかなり減るのではないかと期待しています。こちらはiPhone 11に付いてしまった擦り傷です。

iPhone 11の画面に付いた擦り傷

iPhone 11は普段そんなに持ち歩く端末ではなかったので、画面に擦り傷はそんなに入っていなかったのですが、画面の四隅が丸みを帯びている影響からポケットの出し入れをするたびに細かい傷が入ってしまってるのがわかります。

2.5Dガラスは隅っこが傷つきやすい

フラットガラスになったiPhone 12シリーズはこのような画面の端っこの傷はかなり減るのではないかな…と予想しています。これは、実際に使って長期間使ってみないと分からないのでなんとも言えませんが。

iPhone 13をノー保護フィルムで使ってみます

ということで、実際に傷が付きにくくなったかどうかをiPhone 13 miniで試してみました。ケースなし、保護フィルムなしでしばらく運用してみたところ…

傷は以前のモデルと比べると付きにくいなってます。

細かい引っ掻き傷はどうしても付着してしまうものの、使い方によっては保護フィルムを貼らない状態でもある程度のキレイさを保つことが可能となっているようです。

ただ、落としたりすると傷はどうしても付いてしまうので皆さんは普通に保護フィルムや保護ガラスを貼ってiPhoneを楽しんだ方がいいかと思います。

おすすめはPDA工房の保護フィルム。ガラスフィルムじゃないので本体の厚みを抑えることができるのでスマートに画面を守りたい方におすすめのフィルムです。

保護ガラスはNIMASOのやつがおすすめ。質感高くて好きです。

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