ついに発売されたドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてですが、ドラクエ1と2のセーブ機能として使用されていた「ふっかつのじゅもん(復活の呪文)」が使えるようになりました。
実際にどのような機能として使用することができるのか紹介したいと思います。
この記事の目次
ドラクエ11の復活の呪文を試してみた
ふっかつのじゅもんとは
簡単に言えばセーブ機能のこと。ファミコン世代の人なら誰もが知っているでしょう。
教会の神父さんにふっかつのじゅもんを教えてもらいメモをし、次に遊ぶときに同じふっかつのじゅもんを入力することで、前回遊んだところに復帰することができるシステムですね。
30年以上前のバックアップ機能を搭載していなかったファミコンソフトではスタンダードなセーブ機能で、ドラクエ1・2ではふっかつのじゅもんとして登場しました。
ドラゴンクエスト1は20文字、ドラゴンクエスト2は52文字で構成されており、入力することで主人公の名前、経験値、所持金、持ち物、物語の進行などを復活させ、続くを遊ぶことができます。ノートへの記入ミスで復活できなかったという苦い経験を持っている方は多いと思います。
そして、ドラクエ3からバックアップ用のSRAMと電池(SRAMは電源を切るとデータが消えるので電池が必要)をカセット内に搭載したことでメモリの中にセーブデータを保存することできるようになり「ぼうけんのしょ(冒険の書)」が初めて登場することになります。
ちなみに、初代ファイナルファンタジーはドラクエから数年遅れての登場だったのでFF1からバックアップ機能を搭載していました。
ドラゴンクエスト11のふっかつのじゅもん
わざわざパスワードを入力して復活するなんてクラシックな方法を30年の時を経て復活させたのはとても面白い試みですよね。
ドラクエ11では、ふっかつのじゅもんを使用することでPS4と3DSのクロスプレイを可能にします。
また、過去作(ドラクエ1・2)にあった呪文を入力することも可能となっており、アイテムを持って状態、レベルが高くなっている状態でスタートすることができるなど、スタートダッシュしたい人にとっては嬉しい機能となっています。
- PS4 ⇄ 3DS ⇄ Switch間のクロスプレイ
- 過去作の復活の呪文を入力するとレベルが高い状態でスタート可能
ただし、ドラクエ11のふっかつのじゅもんは、30年前とフラべてもデータ量の肥大化により全てのデータを復元させることができません。
- 主人公の名前
- 物語の進行(おおよその場所)
- レベル、所持金、所持している道具、武器、防具、アクセサリーはあらかじめ用意されたものに置き換わる
- スキルパネルの割り振り、クエストクリア状況、モンスターリストはリセットされる
つまり、「ここまで物語が進んでいるからあなたのレベルはこれだけで所持品はこれですね。」といった感じで一生懸命集めた道具などはリセットされてしまいます。
実際に試してみました。
3DSからPS4にクロスプレイしてみた
3DS側にて教会のシスターにふっかつのじゅもんを聞いて、PS4側でそのふっかつのじゅもんを入力します。今の時代はスクリーンショットやカメラなどで文字をカンタンに保存できるのでノートを用意する必要もなく楽になりましたね。
同じデルカダールの丘・導きの教会からスタートすることができました。
ほほ〜、これは凄いですね。気分や状況によって3DSとPS4を行き来するにはとても便利なのかも。
所持品の確認
道具の確認をしてみます。
大金をはたいて購入した「どうのつるぎ」は引き継がれていました。引き継がれたのか、最初から設定されていたのかは分かりませんが。「どうの大剣」も持ってるということは引き継がれたわけではないのかも?
3DSをメインで遊んでいたので薬草や夢見の花などをフィールドで拾ったりしていましたがふっかつのじゅもんでスタートしたPS4では薬草などの道具はすべてリセットされてしまうことに。
その代わり、3DSでは「おなべのふた」と「バンダナ」を装備していたのが、PS4では「皮の盾」と「皮の帽子」にグレードアップしていました。
「道具袋」の中も壮大にリセットされていますね…。
フィールドで拾った道具屋で購入することができないアイテムは全部消えてる。ちょっと寂しすぎるかも…。
「だいじなもの」については同じでした。まあ、まだ序盤なので大事なものが少ないので本当に100%互換なのかは不明。ストーリー上、必要なものに関しては消えることはないでしょう。
レベルやスキルポイント
レベルについては3DSはレベル5でしたがPS4ではレベル6に上がっていました。
これってこの物語の進行具合だとこのレベルが適正ってことですよね。定期的にふっかつのじゅもんを入れてみることで、進行によるレベルが適正かどうか判断することもできそうですね。
あと、レベル上げが面倒くさい時にも便利なのかも。
ちなみにスキルパネルの割り振りもリセットされるので、ふっかつのじゅもんで復元した後にスキルポイントを割り振りするという作業が必要となってきます。序盤はいいとしても後半になると、かなり厳しくなってきそうですね。
また一生懸命クリアしたサブクエストのクリア状況なども引き継ぎができないので、本当に物語の進行とレベル程度しか、復元することができないということになります。
有名なふっかつのじゅもん
データの引き継ぎだけではなくドラクエ1・2のふっかつのじゅもんを入れることで好条件でプレイスタートすることが可能となります。
ドラクエ2のふっかつのじゅもんで有名なのがこれですね。
ゆうて いみや おうきむ
こうほ りいゆ うじとり
やまあ きらぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ
ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ
堀井雄二さん、鳥山明さんの名前が入っており、すぎやまこういちさんの名前がないのがちょっと残念な呪文ですね。ドラクエ11で入力することで名前がもょもと、レベル18、イシのつるぎ、布の服、イシの大剣、福引券、2767Gを持った状態でスタートすることができます。
ドラクエ1で有名なのがこれ。
ほりい ゆうじ えにつく
すどら ごくえ すとだよ
名前おっ゜て、レベル15、イシのつるぎ、布の服、イシの大剣、おうじょのあい、しのくびかざり、2767Gを持った状態でスタートできる。
他にも数多くのふっかつのじゅもんがあるので、色々と試してみるのもいいのかもしれません。
まとめ:復活の呪文を使うなら序盤
ドラクエ11のふっかつのじゅもんは本当に一部のデータしか引き継ぐことしかできないので使用する場面はかなり限られてくるのかなと思います。
実際に使える場面を考えてみましたが…
- 外で3DS版、家でPS4版をいつでもどこでもクロスプレイしストーリーだけ純粋に楽しむ(キャラクターを育てたりコレクター要素は楽しまない)
- 過去作の呪文を入力してスタートダッシュする
これくらいしか思いつかなった。
キャラクターを育てるのがドラクエの醍醐味だと思うんだけど、これを放棄するってどうなんだろう。過去作の呪文を入れてスタートダッシュするのも…ねえ。
もし、3DS版とPS4版の両方を持っているのならば、どちらかのハードを軸に置いて、たまにふっかつのじゅもんを使ってサブの方のハードに呪文を入力して「こっちのハードだとどういう風になるのか。」を楽しむのはいいのかも。
あと、ふっかつのじゅもんを使うなら序盤ですね。後半で使うと今までの苦労がゼロになってしまいます。
ちなみに、ドラクエ11のすべてのデータを引き継ごうと思ったら2万文字くらいのふっかつのじゅもんが必要になると堀井雄二さんがコメントしていました。ドラクエ3でも800文字くらい必要と言われているそうで、2万文字くらい本当に必要なんでしょうね…。
僕は今のところ3DS版を軸にプレイをしています。理由はどこでも気軽にプレイできるから。
でもPS4版をたまに遊んでみると、画面がめちゃくちゃ綺麗でストーリーに深く浸かることもでき楽しいですよね。やっぱり、PS4版に軸を置こうか、どうしようか。とりあえず、どちらかクリアしたらプレイしていない方を楽しむこともできるので、とにかく時間がありません。
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