マイクロソフトがSurface Pro 6を2018年10月16日に発売しましたが、今回のSurface Proは「6」が付いてナンバリングが復活しました。
Surface Pro 6は内部スペックが強化されたマイナーアップデートとなっており、メインメモリの標準容量が8GBになり良アップデートとなっているようです。そして、ブラックモデルが登場し選択肢の幅が広がりそう。
ということで、Surface Pro 6とSurface Pro 5の違いについてスペックの比較をしてみたいと思います。
この記事の目次
Surface Pro 6・Surface Pro 5 スペックの違いを比較
本体デザインは同じ、ブラックカラーモデルが追加
Surface Pro 6の本体デザインはSurface Pro 5と同じでタブレットとして使ったりスタンドを立てて作業をすることもでき、キーボードを接続することでPCとしても使うことができる2in1スタイルを実現しています。
そして、Surface Pro 6では本体の色をシルバーに加えてブラックカラーを選ぶことができるようになりました。
これはなかなかカッコイイですね。MacBookなどのスペースグレイとは違い本当のブラックカラーなので黒好きにはたまらない配色といえそうです。
なお、新型モデルとなるSurface Pro 7とSurface Pro Xが発表されました。Surface Pro 7はSurface Pro 6の正統後継機となっており、Surface Pro Xは新世代のSurface Proとなっています。
とはいえ、Surface Pro 6もまだAmazonなどで買うことができセールなどで安く買うことができる可能性もあるので、まだまだ狙い目の端末と言っていいでしょう。
12.3インチPixelSenseディスプレイを搭載
Surface Pro 6は12.3インチのPixelSenseディスプレイを搭載しており、これはSurface Pro 5と同じ仕様のものとなっています。
Surface Pro 6 | Surface Pro 5 | |
ディスプレイ | 12.3インチPixelSenseディスプレイ 2,736 x 1,824ピクセル PixelSense Acceleratorカスタムチップ |
|
OS | Windows 10 Home | Windows 10 Pro |
サイズ (mm) |
292 x 201 x 8.4 | |
重量 | i5: 775 g i7: 792 g |
m3: 766 g i5: 786 g i7: 786 g |
バッテリー駆動時間 | 約13.5時間 |
本体サイズ、重量、バッテリー駆動時間も同じなので使い勝手はほぼ同じといって良さそうです。
ただ、Surface Pro 6はCPUプロセッサの性能が大幅に向上しているので、Surface Proで作業をガッツリしているユーザーにとっては嬉しいアップデートとなっています。
クアッドコアのCPUを搭載し性能が大幅に向上した
Surface Pro 5のCPUプロセッサはデュアルコアでしたが、Surface Pro 6は第8世代Coreプロセッサを搭載することでクアッドコアにCPUのコアが増えました。
Surface Pro 6 | Surface Pro 5 | |
CPU | Intel 第8世代 Coffee Lake クアッドコア Core i5, i7 |
Intel 第7世代 Kabylake デュアルコア Core m3, i5, i7 |
GPU | UHD Graphics 620 (i5) UHD Graphics 620 (i7) |
HD Graphics 615 (m3) HD Graphics 620 (i5) Iris Plus Graphics 640 (i7) |
RAM | 8GB,16GB | 4GB,8GB,16GB |
ストレージ | 128 GB, 256 GB, 512 GB, 1 TB |
Appleの13インチMacBook Proも第8世代のCoreプロセッサを搭載することで2コアから4コアにCPUコアが増えたことで処理速度が大幅に向上しました。
Surface Pro 6も同じようにCPUのコア数が増えたことで性能が67%高速化をしているとのこと。CPUの刷新に合わせて冷却性能を見直しされているそうです。
また、CPUの種類は前世代のSurface Pro 5はCore m3/Core i5/Coire 7の3つのモデルがありましたが、Surface Pro 6はCore i5/Core i7の2つのモデルから選ぶことになります。
メインメモリ(RAM)容量が8GBに
Surface Pro 6のメインメモリ(RAM)の容量は標準で8GBを搭載しており、上位モデルを選ぶことで16GBに増設も可能となっています。
前世代のSurface Pro 5は4GBで上位モデルにすることで8GB/16GBにRAMを増設することができましたがSurface Pro 6は一番安い低価格モデルで8GBの容量となっているのは嬉しい仕様といえるでしょう。
追記:2019年モデルのSurface Pro 7は再びメインメモリ4GBが標準容量になっています。その代わり、価格が10万円くらいで購入できるモデルとなっています。
USB-Cポートは非搭載
Surface Pro 6はUSB-Cポートは非搭載となっており従来のType-AのUSBポートが搭載されています。
これはちょっと残念な仕様ですね…。
Surface Pro 6 | Surface Pro 5 | |
ポート | フルサイズ USB3.0、Mini DisplayPort、microSDカードスロット、3.5mmヘッドセットジャック、カバー用端子、SurfaceConnect(充電・拡張用)、Surface Dial に対応 |
低価格モデルのSurface GoにはUSB-Cポートが採用されているだけにプロ向けのデバイスにUSB-Cポートが搭載していないのは少々辛いような気がします。
少し前ならUSB-CよりもUSB-Aの方が歓迎されていたのかもしれませんが、Androidスマホを中心にUSB-Cポートの普及が進んできているので、プロ仕様のSurface Pro 6にはUSB-Cに対応していないのは少し痛いです。
カメラ、スピーカー、ワイヤレス通信など
Surface Pro 6のカメラ、スピーカー、ワイヤレス通信などの仕様についてはSurface Pro 5とほぼ同じとなっています。
Surface Pro 6 | Surface Pro 5 | |
カメラ | 8.0メガピクセルのリアカメラ (オートフォーカス対応) 5.0メガピクセルのフロントカメラ |
|
スピーカー | ステレオ(Dolby Audio Premium) | |
センサー | 光センサー 加速度計 ジャイロスコープ |
|
ワイヤレス通信 | 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth 4.1 |
Surface Pro 6のリアカメラは800万画素、フロントカメラは500万画素となっており、Windows Helloに対応しているので顔認証による画面ロック解除をすることができます。
Surface Pro 6の端末価格
Surface Pro 5の標準モデルはCore m3プロセッサとなっていましたが、Surface Pro 6はより性能が高いCore i5プロセッサとなり価格はほぼ据え置きなのでお得感がありますね。
ただし、Surface Pro 5はWinodws 10 Proなのに対しSurface Pro 6はWInodws 10 HomeなのでWinodws 10 Proにしかない機能を使っている方は注意しないといけないです。
- Core i5 + 8GB RAM + SSD 128GB:119,800円
- Core i5 + 8GB RAM + SSD 256GB:139,800円
- Core i7 + 8GB RAM + SSD 256GB:180,800円
- Core i7 + 16GB RAM + 512GB:224,800円
- Core i7 + 16GB RAM + 1TBモデル:268,800円
Surface Pro 6の最上位モデルはCore i7 + 16GB RAM + 1TBとなり268,800円となります。13インチMacBook Proで同じ仕様にすると319,800円となので、そう考えるとSurface Pro 6はリーズナブルなのかもしれません。
Surface Laptop 2も正式発表
マイクロソフトはモバイルノート型のSurface Laptop 2も2018年10月16日に発売することを発表しました。
Surface Laptop 2もInte第8世代Coreプロセッサを搭載し初代よりも85%も処理性能が高速になっているとのこと。そして、Surface Pro 6と同じようにブラックモデルが追加されています。
まとめ:Surface Goを買うならSurface Pro 6の方がいいかも
Surface Pro 6の下位モデルが価格ほぼ据え置きで「Core m3 + 4GB RAM」→「Core i5 + 8GB RAM」にスペックアップしたことでお買い得感がかなり増したのでSurface Goの上位モデルを買うよりもSurface Pro 6の下位モデルを選んだ方がいいような気がしますね。
Surface Pro 6の標準モデルとSurface Goの上位モデルとの価格差は4万円ほどとなっています。
- Surface Go(Pentium Gold + 4GB RAM + 64GB):64,800円
- Surface Go(Pentium Gold + 8GB RAM + 128GB):82,800円
- SUrface Pro 6(Core i5 + 8GB RAM + 128GB):119,800円
Surface Goは下位モデルだと性能的にかなり厳しいものがあります。
できることなら上位モデルを選びたいところですが、そうなると価格的にSurface Pro 6も視野に入ってくるので、サイズ的に12.3インチでOKで資金的に余裕があるならSurface Pro 6を選んだ方がいいのかも。
コンパクトなSurface Goのレビューについてこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてください。
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