
XiaomiのスマホのPOCOブランドの新機種となる POCO X7 Pro が日本国内でも発売となりました。
POCO X7 Proは49,980円と価格の安いスマホーとフォンですが、SoCにハイエンドのDimensity 8400-Ultraを搭載し普段使いの快適さとゲームもしっかり遊べる鬼コスパモデルです。
この記事ではPOCO X7 Proをレビューしました。別製品ラインのXiaomi 14Tと性能やカメラの画質を比較しどんな違いがあるのか実際に使ってどうかメリットとデメリットも書いています。
- 他にない個性的な本体デザイン
- 6.67インチの大画面モデル
- 大画面で 195 / 198g と軽量
- 120Hzリフレッシュレートに対応
- Dimensity 8400-Ultraで性能が高い
- ステレオスピーカーを搭載している
- 顔 + 画面内式指紋認証を搭載
- 独自のAI機能もしっかり使える
- IP68 防水防塵規格に対応
- 49,980円〜と価格が安い
- Felica(おサイフケータイ)非対応
- eSIMに非対応(nanoSIM ×2)
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- aptX Adaptiveに非対応
- microSDカード非対応
この記事の目次
POCO X7 Pro レビュー

- 6.67インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:2,712 × 1,220ピクセル
- リフレッシュレート:1〜120Hz
- SoC:MediaTek Dimensity 8400-Ultra
- メモリ:8 / 12GB LPDDR5X
- ストレージ:256 / 512GB(UFS 4.0)
- 生体認証:顔 + 画面内式指紋認証
- 広角カメラ:50MP(1/1.95型)・ F/1.5
- 超広角カメラ:8MP(1/4.0型)・ F/2.2
- 望遠:×(デジタルズーム × 10)
- フロントカメラ:20MP(1/4.0型)・ F/2.2
- 防水防塵:IP6X / IPX8
- オーディオ:ステレオスピーカー
- 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 6、Bluetooth 6.0
- NFC:A / B / Felica(おサイフケータイ)
- ポート:USB-C(USB 2.0 / 480Mbps)
- ワイヤレス充電:×、バッテリー:6,000mAh
- サイズ:160.7 × 75.2 × 8.43 mm、重量:198 g
- 端末価格:49,980円〜
- 発売日:2025年2月12日(水)
POCO X7 Proは6.67インチ有機ディスプレイにSoCにDimensity 8400-Ultraを搭載しています。SoCを見るとハイエンド?ってなりますが49,980円と安いのが特徴です。

画面サイズはXiaomi 14Tと同じで操作感は変わりないですが、本体デザインが個性的です。とくにイエローとブラックとのツートンカラーでレンズリングも黄色にカラーリングされてます。

背面パネルとサイドフレームは樹脂素材でイエローはPUレザーを採用質感は意外と悪くない感じです。サイドボタンもギザギザ加工が施されて価格以上の質感を醸し出しています。
リアカメラは広角と超広角のデュアルカメラと大人しめですが画質はキレイでバランスの取れたカメラシステムで撮影しやすく全体的にまとまり感のあるスマホに仕上がっています。
Felicaは非対応でおサイフケータイは使えないのでSuicaなどの交通系カードを使ってる人はメインスマホになり得ないですが、処理性能が高くゲーム用スマホなどサブスマホとして最適な選択肢になりそうです。
価格は8GB+256GBが49,980円、12GB+512GBが59,980円とお手頃に購入が可能です。
本体デザインとサイズ
POCO X7 Proはフラットデザインを採用しブラックとグリーンは樹脂素材のパネル、イエローが「Xiaomi BioComfort PUレザー」を採用し特別感のあるスタイルです。

いずれもツートンカラーデザインを採用してますが、ブラックとグリーンは樹脂パネルを採用してることもあり指紋は付着しやすいようです。
イエローはPUレザーを採用し汚れにくいのでケースなしもまま使いたくなる質感となっています。

ブラックの部分とイエローの部分でPUレザーの形成が異なってるのがこだわりを感じます。サイドフレームはフラット形状で素材は樹脂フレームを採用し価格相応の質感になっています。

Xiaomi 14Tと比べると端末の形状は似ていますが、カメラの形状が大きく異なる感じですね。PUレザーの加工も異なるので意外と違いはあるなーといった感じです。

- POCO X7 Pro:160.7 × 75.2 × 8.43 mm、重量:198g
- Xiaomi 14T:160.5 × 75.1 × 7.8 mm、重量:195g
POCO X7 Proの本体サイズは(160.7 × 75.2 × 8.43 mm)とXiaomi 14Tとほぼ同じです。本体厚みは 7.8 mm → 8.43 mmとわずかに厚め。ただ、重量が 198g と大画面のわりに軽量で扱いやすいのが良いところです。
操作ボタンは本体右側に集約。上に音量ボタン、下にギザギザ加工が施されたサイドボタンを搭載しています。

端末上側にマイクを搭載し3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載です。スピーカーの穴も2つだけですが空いてるので意外と音のバランスが取れています。

端末下にSIMカードスロットを搭載しnanoSIMが2枚入る仕様です。eSIMは非対応ですが物理カードを2枚入れてデュアル環境を構築できます。

充電ポートはUSB Type-Cに対応し付属のXiaomi 90Wハイパーチャージによる急速充電に対応し最短で42分でフル充電することができます。

POCO X7 Proは6,000mAhの大容量バッテリーを搭載してるので高出力電源アダプタが使えるのは助かります。ただ、同梱の電源アダプタはシングルポートなので充電速度にこだわりがないなら他社製の他ポート電源アダプタを使うのもおすすめです。
POCO X7 ProはIPX8 / IP6Xの防水防塵に対応しています。
- IPX8:水深1.5mに機器を沈めて約30分間放置
- IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない
雨で濡れたり、水深1.5mくらいに水没しても耐えられる防水性能があります。(Xiaomi 14Tは水深2mまで)価格も安いですしお風呂スマホとしても良いですね。
ただ、イエローはPUレザーなのでお風呂スマホとして使うならブラックかグリーンにしたほうがいいと思います。
生体認証は顔認証に対応してますが、マスクしてたり暗所だと顔認証が使えないので画面内指紋認証を使うことになります。

基本的に顔認証をメインで使うのが快適でサクッと顔認証ができます。
顔認証の精度は良好で顔を向けるだけでサクッと画面ロック解除可能で、スワイプなしで通知画面をスキップする設定も可能で顔を向けると同時にホーム画面が表示できるのでレスポンスは最高です。

顔認証、画面内指紋認証のデュアル生体認証に加えてBluetoothデバイスによる画面ロック解除も対応し幅広い方法でスマホのロック解除も可能で幅広いロック解除機能が使えるようになっています。
- 大画面のわりに軽量なスマホ(198g)
- 顔 + 画面内指紋認証に対応
- IP68(水深1.5m 30分)で水回りもOK
- サイドフレームは樹脂素材
ディスプレイ:120Hz対応で快適
POCO X7 Proのディスプレイは6.67インチの大画面有機ELディスプレイを搭載してるので動画視聴、漫画を読んだり、ゲームを快適に楽しめます。

解像度は(2,712 × 1,220ピクセル・446ppi)で680億色、DCI-P3、HDR 10に対応した色鮮やかなパネルを採用しています。

リフレッシュレートは最大120Hzに対応。Xiaomi 14Tは144Hzなので差別化されてます。とはいえ、「AI画像エンジン」を搭載し品質の低い動画をアップスケーリングしたりして高クオリティな映像を楽しめます。

また、タッチサンプリングレートは480Hz、瞬間タッチサンプリングレートは2560Hzとゲームに特化したパネルといって良さそうです。(Xiaomi 14Tは480Hzタッチサンプリングレートのみ)
画面明るさ(輝度)はピーク時で3,200nitsです。

ピーク輝度が4,000nitsあるXiaomi 14Tには届かないですが、明るいところでもそこそこの視認性を維持していますが、太陽下は少し暗いかな?って感じることはあります。

また、POCO X7 Proはサイドメニューなど便利機能を搭載してるので画面サイズの大きいスマホですがアプリを切り替えをスムーズに可能で、2画面表示、ポップアップウィンドウなどマルチタスクにも強く大画面を活かすことができます。
- 6.67インチの大画面ディスプレイ
- 120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- 2560Hzの瞬間タッチサンプリング対応
- サイドメニューで簡単にアプリ切り替え
- Xiaomi 14Tより画面輝度は暗い
オーディオ:ステレオスピーカーを搭載
POCO X7 Proはステレオスピーカーを搭載しています。音質は全域でクリアで聴きやすく広がりのあるサウンドを楽しめます。

そこそこ音質がいいので価格以上のスピーカーになってると思います。Xiaomi 14Tと比べても遜色ないレベルで音楽を楽しめますし、ドルビーアトモスに対応しゲームの音も広がりがあって快適に楽しめそうです。

イコライザー調整にも対応してるので自分好みの音質に自由に調整して楽しむのも良さそうです。3.5mmヘッドフォンジャックは搭載してないので基本的にイヤホンはワイヤレスを使いますが、ハイレゾオーディオに対応しています。
- AAC、SBC
- LDAC、LHDC 5.0
高音質コーデックはLDAC、LHDCに対応。aptX Adaptive(aptX HD含む)はMediaTekのチップなので非対応です。また、LC3も対応していないので注意です。
- ステレオスピーカーを搭載
- 高音質コーデックLDAC、LHDCに対応
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- aptX Adaptiveに対応していない
- LE audioに対応していない
SoC:処理性能が大きく向上した
Xiaomi 14TはSoC(システムオンチップ)にMediaTek Dimensity 8400-Ultraを搭載。下位モデルのメモリ 8GB、ストレージ 256GB、上位モデルのメモリ 12GB、ストレージ 512GB となっています。

MediaTek Dimensity 8400-UltraはTSMC 4nmプロセスで製造されたSoCで先代の8300-Ultraよりも処理性能が向上しています。
モデル | POCO X7Pro | POCO X6 Pro |
---|---|---|
SoC | Dimensity 8400-Ultra TSMC 4nm |
Dimensity 8300-Ultra TSMC 4nm |
CPU | Cortex-A725:3.25GHz×1 Cortex-A725:3.0GHz×3 Cortex-A725:2.1GHz×4 |
Cortex-A715:3.35GHz×1 Cortex-A715:3.2GHz×3 Cortex-A510:2.2GHz×4 |
GPU | Arm Mali-G720 | Arm Mali-G615 MC6 |
AI | MediaTek NPU 980 | MediaTek NPU 780 |
メモリ | 8GB / 12GB LPDDR5X | |
ストレージ | 256GB / 512GB(UFS 4.0) | |
外付け | – | |
バッテリー | 6,000mAh | 5,000mAh |
Dimensity 8400-UltraはCPUコアは全てCortex-A725を採用しクロック周波数で高性能コア、高効率コアの役割分担をする構成に変わってCPUの性能が大きく向上したSoCとなっています。
POCO X7 Pro(Dimensity 8400-Ultra)とXiaomi 14T(Dimensity 8300-Ultra)でAntutuで性能を計測してみたところ…

モデル | POCO X7 Pro | Xiaomi 14T |
---|---|---|
SoC | Dimensity 8400-Ultra | Dimensity 8300-Ultra |
メモリ | 8GB LPDDR5X 256GB(UFS 4.0) |
12GB LPDDR5X 256GB(UFS 4.0) |
総合 | 1498677 | 1277923 |
CPU | 335934 | 245145 |
GPU | 537942 | 505061 |
MEM | 326159 | 285319 |
UX | 298642 | 242398 |
発熱 | 41.9℃(9.7℃上昇) | 40.7℃(9.6℃上昇) |
バッテリー | 8%消費 | 8%消費 |
処理性能がCPUが約40%、GPUが約8%ほど向上しトータルで15%ほどの性能アップしています。Xiaomi 14Tよりも端末価格が安いのにPOCO X7 Proの方が性能の高いチップを搭載してるのでゲーム性能を重視する人におすすめです。
Chrome、Xを動かしてみました。
一般的なアプリに関してはストレスフリーで動作可能です。リフレッシュレートが120Hzなのでぬるぬるサクサクで快適にブラウジングしたり、SNSを楽しむことができます。
ゲームですが、原神のデフォルト設定は「中」ですが、最高画質60フレームに設定してもしっかり快適に動作します。ただし、10分ほどプレイで発熱による制限が入って45fpsにフレームレートが落ちます。
↓ YouTubeで原神の実機レビューしてます。再生ボタンタップで該当の箇所から再生できます。
熱による管理が少し厳しい感じなので、もし45fpsの制限を解除したい場合はゲームモードをバランスからWild Boostにすることで50〜60fpsで動作するようになります。

45fpsの制限が少し気になるところではありますが、さらに負荷の高いゲームの鳴潮の場合だと逆に制限がかかった方が快適にプレイが可能のようです。
↓ YouTubeで鳴潮の実機レビューしてます。再生ボタンタップで該当の箇所から再生できます。
Xiaomi 14Tは制限が入らない代わりに20〜50fpsにレートが乱高下してプレイしにくいんですよね。POCO X7 Proは早い段階で45fpsに制限が入ることで発熱を抑えてレートの乱高下もなく意外と快適です。
フレームレートを15分計測しました。


Xiaomi 14Tはほんと乱高下って感じでPOCO X7 Proは端末発熱が39℃あたりに達した時点でわざと45fpsに制限することで極端にフレームレートが落ちることなく安定して遊ぶべます。
もちろん、ゲームモードをバランスからWild Boostにすることで制限を解けるのでプレイスタイルによって調整しながら遊ぶのが良いでしょう。鳴潮は負荷の高いゲームで35〜50fpsで動作してる感じで十分楽しめる性能を持ってるので、多くの人は満足できるスペックになってるように感じます。
ちなみに、今回はメモリ8GBのモデルで動かしていますが鳴潮を30分ほどプレイしてからアプリの切り替えをすると少し動作が落ちることがあるのでより快適に使いたいなら上位モデルの12GBがおすすめです。
端末の発熱はほぼ同じです。


わずかにPOCO X7 Proの方が全体的発熱を抑えられてます。タイトルにもよりますが長時間プレイも安定的に楽しむことができそうです。
電池持ち:より長く使えるように
POCO X7 Proのバッテリーは6,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。Xiaomi 14Tは5,000mAhなので物理的に容量が増えてより長いバッテリーライフを実現しています。
モデル | POCO X7 Pro | Xiaomi 14T |
---|---|---|
容量 | 6,000mAh | 5,000mAh |
YouTube 60分 | 7%消費 | 8%消費 |
原神(高30)30分 | 5%消費 | 8%消費 |
原神(最高60)30分 | 10%消費 | 14%消費 |
鳴潮(最高60)30分 | 10%消費 | 16%消費 |
メメントモリ 30分 | 5%消費 | 8%消費 |
8時間待機 | 3%消費 | 4%消費 |
充電 | USB-C | USB-C |
思ったほど電池持ちが向上してるわけではないですがDimensity 8400-Ultraが8300-Ultraより処理性能が向上したことで電力効率が少し悪化、それを補うために容量を6,000mAhに増加した可能性がありそうです。
動画レビュー中(2時間ほど使用)に電池持ちを比較したところ…

Antutu、原神と同じように使って14Tは27%、POCO X7 Proは25%消費とわずかに電池持ちが向上しています。とくにゲームしてる時の電池持ちが良くなってるので価格の安いゲーミングスマホとして最適かもしれません。
- 4.9万円でハイエンド並みの処理性能
- ゲームもそこそこ快適にプレイ可能
- メモリとストレージを選べる
- 電池の持ちがとても良い
- microSDカードに非対応
カメラ:デュアル仕様も画質はキレイ
POCO X7 Proは広角、超広角のデュアルカメラを搭載しています。Xiaomi 14Tは望遠カメラもあるトリプルカメラなおかつLEICAコラボカメラでPOCOとXiaomiブランドの大きな違いとなっています。

機種 | POCO X7 Pro | Xiaomi 14T |
---|---|---|
監修 レンズ |
– | LEICA VARIO-SUMMILUX |
広角 | Sony IMX882 50MP(1/1.95型)・F/1.5 |
Sony IMX906 50MP(1/1.56型)・F/1.7 |
超広角 | 8MP(1/4.0型)・F/2.2 | 12MP(1/3.06型)・F/2.2 |
望遠 | – デジタル × 10 |
光学 × 2(50mm) 50MP(1/2.76型)・F/1.9 デジタル × 20 |
インカメラ | 20MP(1/4.0型)・F/2.2 | 32MP(1/3.4型)・F/2.0 |
動画 | 4K60,FHD960fps | 4K60,FHD960fps 映画モード |
広角のイメージセンサーは50MP(Sony IMX882・1/1.95型)とXiaomi 14Tの50MP(Sony IMX906・1/1.56型)よりもセンサーが小さいですが、レンズがF/1.5と大きく意外とキレイな写真撮影が可能です。

POCO X7 ProとXiaomi 14Tで比較して部分拡大しても解像感はほぼ変わりありません。センサーサイズがPOCO X7 Proの方が小さいですが意外と画質はないんですよね。

レンズがF/1.5と明るく大きいこともいい影響を与えてそう。また、近接撮影によるクロップズーム時はXiaomi 14TよりもPOCO X7 Proの方が画質が上となっています。


Xiaomi 14TはLEICA監修によって解像感を抑えたレトロっぽい画質になってるのかもしれません。また、POCO X7 Proはセンサーサイズが小さいですがF/1.5の大口径レンズを搭載してるのでボケ感は意外と演出しやすいです。

被写体に寄った時の背景のボケ味はPOCO X7 Proもしっかり表現可能で解像感もXiaomi 14Tよりも高くて意外にもクロップズーム2倍の画質は良い感じです。


超広角カメラはPOCO X7 Proの方が色鮮やかな写真に仕上がります。Xiaomi 14Tは少し淡い感じというかレトロな雰囲気のある色味となっています。


超広角カメラは8MPの画素数ですがぱっと見が解像感が高くてキレイに撮影が可能。もちろん、部分的に拡大すると8MPの粗さがありますが、風景を撮影するくらいなら問題ない画質に仕上がっています。
2倍画角の撮影はPOCO X7 Proは広角カメラのクロップズーム、Xiaomi 14Tは望遠カメラ(光学2倍)での撮影となります


解像感はほぼ変わらずですね。ただ、3倍画角以上になると光学望遠レンズを搭載してるXiaomi 14Tの方が解像感が高くなる傾向があります。


とはいえ、POCO X7 Proも広角カメラのデジタルズームのわりに高精細でクッキリとした画質になっています。4倍画角以降のズームになると望遠レンズの有無の違いがわかります。


広角カメラでの高倍率のデジタルズーム処理になるPOCO X7 Proはぼやっとした画質になったり細かい描画は滲みが発生したりするので、広角カメラのズーム処理の限界といったところでしょうか。


ただ、POCO X7 Proのカメラは色味や雰囲気ともバランスの取れた画質で撮影が可能ですし、クセがないのであらゆるシーンで扱いやすいカメラに仕上がってるように感じます。

解像感が高くて高精細に表現可能です。

デジタルズーム4倍画角くらいなら違和感ない感じに仕上げられます。

大きなモニターで見るとデジタル処理が入ってるってわかりますが、ぱっと見はキレイですよね。

明るさ、色味も癖がないですしLAICAコラボの色味が少し苦手って人はPOCO X7 Proの方が実はいいかもしれませんね?
カメラ:暗所撮影にも強い
暗所撮影はセンサーが小さいで補正が強めでクッキリとしたが画質になる傾向はありますがキレイに撮影可能です。

センサーサイズが小さいPOCO X7 Proも健闘してるというか画質だけで見るとクッキリとしていて解像感が高いんですよね。実は。


部分拡大するとXiaomi 14Tはボヤッと自然な仕上がり、POCO X7 Proはクッキリとした仕上がりとなります。

さすがにセンサーサイズが小さいのでノイズは少し多く出る傾向はありますが、解像感が高いのでぱっと見はとてもキレイです。
望遠2倍画角も広角カメラのクロップズームですがノイズも少なく解像感も高くてキレイに撮影できています。


光の玉ボケもクロップズーム2倍撮影で表現可能です。

センサー小さいですがレンズが大口径なので意外と表現力高めですね。


イリミネーションの雰囲気はPOCO X7 Proは色味含めて上手に表現できてると思います。

ただ、4倍画角以降になると望遠カメラをしっかり搭載してるXiaomi 14Tの方が表現力が高くなってきます。


とはいえ、ぱっと見はキレイなんですよね。


10倍画角になると差は大きいですが。


普段使いにおいて4倍望遠以降のズーム撮影をすることが多いならXiaomi 14T、2〜3倍くらいまでしかズーム撮影をしないならPOCO X7 Proのカメラでも十分ということになります。

2倍撮影は望遠カメラがなくても全然大丈夫ですね。

暗所でもノイズ少なめでクッキリとした画質で撮影できます。

4倍画角になると若干画質がボヤッとしますがぱっと見はキレイです。

食レポは少し色味が淡い感じでしょうか。
AIカメラをONにすると食レポは少し色味が濃くなるので、料理を撮影するときはAIカメラをONにするのがいいかもしれません。(初期設定はAIカメラはOFFです。)
カメラ:動画もキレイに撮影可能
POCO X7 Proは動画撮影も強いです。最大4K60fpsに対応していて電子手ぶれ補正もしっかり効くので安定した動画撮影が可能となっています。
望遠カメラがないのでズームは弱いですが、十分すぎる動画撮影性能を持っていますし、そもそもPOCO X7 Proはカメラに特化したモデルではないので十分すぎるスペックではないでしょうか。
- 癖のない画質でキレイ
- 1〜2倍画角は解像感の高い画質
- キレイで手ブレの少ない動画撮影ができる
- 望遠カメラを搭載していない
- ズーム時の画質は荒くなる
端末価格:コスパ最強スマホ
POCO X7 Proの価格は以下のとおりです。
- 8GB+256GB:49,980円
- 12GB+512GB:59,980円
上位モデルの(12GB+512GB)でも59,980円で購入できるのでコスパ最強です。ゲームすることが多いならメモリの多いモデルがおすすめです。
POCO X7 Pro レビュー:まとめ

POCO X7 Pro メリット・デメリット
- 他にない個性的な本体デザイン
- 6.67インチの大画面モデル
- 大画面で 195 / 198g と軽量
- 120Hzリフレッシュレートに対応
- Dimensity 8400-Ultraで性能が高い
- ステレオスピーカーを搭載している
- 顔 + 画面内式指紋認証を搭載
- 独自のAI機能もしっかり使える
- IP68 防水防塵規格に対応
- 49,980円〜と価格が安い
- Felica(おサイフケータイ)非対応
- eSIMに非対応(nanoSIM ×2)
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- aptX Adaptiveに非対応
- microSDカード非対応
POCO X7 Pro おすすめな人は
POCO X7 Proは6.67インチの大画面ディスプレイにDimension 8400-Ultraの高性能なチップを搭載しつつ49,980円の低価格で購入できるコスパ最強スマホです。

最後にどんな人におすすめかまとめます。
- 個性的なデザインのスマホが欲しい
- 大画面で滑らかに動くスマホが欲しい
- 低価格で処理性能の高いスマホが欲しい
- とにかく購入費用を安く抑えたい
- ゲーム用としてサブ機端末として
- Felica(おサイフケータイ)は必要なし
POCO X7 Pro価格が安くて高性能なのでゲーム専用スマホとしては最適で、とくに負荷のかかるゲームを長時間遊ぶのに適しておりバッテリー劣化など気にせずに使い倒すのにおすすめです。
10万円以上するハイエンドスマホで使い倒すのはバッテリー劣化など躊躇しますがこの価格帯なら気兼ねなくPOCO X7 Proを使えそうです。
Felicaを搭載していないのでSuicaなどの交通系カードを使ってる場合はメインスマホにはできないですが、サブスマホとしてPOCO X7 Proを使ってみるのもどうでしょうか。
Felicaが必要って場合はXiaomi 14Tが同価格帯で購入できるのでおすすめです。
→ Xiaomi 14Tを詳しくみる
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